こんにちは、揖保川のアマゴ釣りをこよなく愛するAngler Ogiです。
2022年の揖保川解禁まであと少し!!
皆様は渓流釣り解禁前の準備、進んでいますか??
今回の記事では、渓流の解禁が待ちきれない私・Ogiがオススメしたい渓流解禁前にやっておくことを詳しく書いていきます!
釣り具(大物)のチェック
最も大事な事はやはり大切な釣り具をチェックすること。
渓流の漁期は各河川によって違いますが、私が通う揖保川の場合は毎年3月1日~8月31日まで。
その他の河川でも大抵9月末には禁漁となる為、半年程度は渓流の道具を触っていないことになります。
チェックするべき釣り具はこちら。↓
- 渓流竿(予備竿も含む)
- ウェーダー(長靴を使用する場合は長靴も)
- ネット(ランディングネット(+エンドロープ)、川虫捕獲用)
- ビク
- 渓流ベスト
- 防寒着/フィッシンググローブ
- 偏光サングラス
- エサ箱
一つずつ見ていきましょう!
渓流竿のチェック
真っ先にチェックすべきなのはやはり竿。
渓流釣りでは穂先が数センチ折れるといったトラブルが多いため、穂先を中心に、
- 細かな傷がついていないか
- 穂先(回転トップ・リリアン部)に異変が無いか
- 糸絡み等を起こしていないか
これらを見ておきましょう。
この時、メインとなる竿だけでなく予備の竿のチェックも忘れずに!
特に、久しぶりに触る延べ竿は伸ばすときにカタくなっていたり(安価な竿に多い)、穂先が脆くなっている事もあるため、必ずチェックしておきたいところ。
もし竿を新調する必要があった場合、注文~手元に届くまで1~3週間程度かかることも十分に予想されるので、早めに確認しておきたいですね。
私は昨年から宇崎日清社の3WAY 渓蘭 を愛用していますが、今年もこの竿がメイン竿として大活躍してくれるはず!今から楽しみです。
3Way渓蘭についてはこちら↓
ウェーダーのチェック
続いてはウェーダー。
秋~冬の時期にリバーシーバスやサーフでのヒラメ釣り等を頻繁にされる方でなければ、大抵は物置や玄関にて保管されているのではないでしょうか。
渓流釣りでよく使用されるのはチェストハイタイプのウェーダー ですが、ウェーダーのチェック項目がこちら。↓
- 穴が開いていないか
- 肩ひも・腰ひもを調整する部分はバカになっていないか
- ソールの部分にハガレなどは無いか
- 内側がカビたりしていないか
穴が開いているかどうかをチェックするために一番判りやすいのは、やはり水没させる事。
ご家族の許可が得られるならお風呂の浴槽にぶち込むのが手っ取り早いですが(笑)、衛生面も気になります。
河川に持って行って着用し、流れが緩やかな場所で実際に入水してみるのがオススメです。
この時にヒモの部分の緩み・内側のカビ等も同時にチェックしておきましょう。
もし穴が開いていればウェーダー補修ボンド を使って穴の修復を行うか、新調する必要があります。
その他、ソール(靴底)が剥がれている場合は、川の中の岩に引っかかったりして大変危険です。
専用ボンド等を用いて自分で修復する他、保証期間内であればメーカーや釣具屋さんで補修してもらうのも一つの手。
特にダイワ社やシマノ社のような大手メーカーの場合は、ソールの貼り換え等も行ってもらえます。
私が愛用しているのはDAIWA社のパワーウェーダーPW-4206R ですが、こちらは非常に丈夫で傷がつきにくく、靴底部分もしっかりしていて動きやすいのでオススメです。
ウェーダーは使用ごとにしっかり干さないと、あちこちカビが生えて大惨事になります。
外側だけでなく内側もひっくり返して干しておきましょう!
カビていた場合は新調するしかありませんね・・・。
ランディングネット(渓流ダモ)のチェック
掛けた魚を取り込む際に活躍してくれるのがランディングネット 。
渓流釣り師必携のアイテムともいえるこちらは、
- ネット部分に破れやホツレがないか
- 軽く引っ張ってネット部が千切れたりしないか
- 軸(持ち手部分)がガタついていないか
これらをチェックしておきましょう。
また、紛失防止のためのエンドロープ(特に連結部)も併せてチェックしておきたいところ。
私はシマノ社のエンドロープ を愛用しています。
大物を取り込む時に涙を流さないで済むよう、チェックは慎重に・・・!!
渓流ダモを取り扱っている店はかなり少ないので(私の地元・姫路ではほぼ取り扱いが無い)、購入する際は通販がオススメ!
ビクのチェック
こちらは、私のように「釣った魚を美味しく食べたい」派の方々にとって大事な項目。
私はこのタイプのビク にペットボトルを凍らせた氷を1つ入れて釣り歩いていますが、気が付くと愛用歴は20年を超えました。
ビクは使用する前に、
- チャック部分がきちんと閉まるか
- ヒモの連結部がバカになっていないか
- フタはきちんと閉まるか
これらをチェックしておきましょう。
渓流ベストのチェック
「タックルボックスを着る」感覚で着用したいのが渓流用フィッシングベスト 。
私は学生の頃に使用していた海用のフローティングベストを未だに愛用しています。
ノーマルなベストタイプが主流の渓流用フィッシングベスト ですが、私は川の中で転倒した際に何度かこのフローティングタイプに助けられていますので、今年も着用予定。
ベストを着用して渓流釣りをされる場合は、
- 各ポケットに穴が開いていないか
- ファスナー部分が壊れていないか
これらを確認しておきましょう!
防寒着とフィッシンググローブのチェック
解禁直後の渓流はあちこちに雪が残り極寒です。
揖保川流域は毎年氷点下まで冷え込み、酷い年の最低気温は-6℃でした。
早朝から入渓する際、朝の平均気温は4月頭頃まで毎年-2℃前後のため、いくら動き回る渓流釣りと言えど、防寒対策は必須。
防寒着は勿論、繊細な手指の感覚を守るフィッシンググローブ を必ず着用しましょう。
川を移動する際は木や壁を掴むことも多いので、思わぬ場所にダメージが入っている事も。
- 掌部分に穴などが開いていないか
- 指の部分の布地が薄くなっていないか・ホツレなどはないか
- 手首部分が緩んで脱げやすくなっていないか
これらを確認しておきましょう。
偏光サングラス
私が渓流釣りにおいて「買ってよかったNo.1」を決めるとするならば、それは間違いなく偏光サングラス になります。
昨年導入したこのVanq X F-1763 のおかげで、ありとあらゆる面が快適となり、釣果は飛躍的にアップ。
詳しくはこちら↓
チェックしておく項目は、以下の3つ。
- 各パーツ(特に留め具)にゆるみが無いか、フィットするか
- ラバー部分が劣化していないか
- レンズ部は綺麗になっているか
竿が用意できたならば、次は偏光グラス!と言っていいほど重要な道具になりますので、渓流釣りには必ず持参したいところです。
エサ箱
快適に渓流釣りを楽しむならば、エサ箱は欠かせません。
私は長年クールベイト を愛用しています。
内部が2部屋になっているので、広い部分には湿ったコケや落ち葉と川虫を(共に現地採集)、プラカップ部にはイクラやブドウムシを入れています。
夏場の暑い時期には上部のスペースに保冷剤を入れることが出来ますし、内側のプラカップ部を取り外せば、キジ(ミミズ)80匹程度が普通に入るスグレモノ。
このタイプのエサ箱でチェックしておく項目は以下の3点。
- フタがきちんと閉まるか(嚙み合わせ)
- ヒモが劣化していないか
- 各部にヒビや割れ等が出ていないか
特に噛み合わせ部に土や小石を噛んでいるとフタの開閉が困難になる為、きちんと洗浄しておきましょう!
釣り具(小物)のチェック
上記大物のチェックが終わったら、次は実際の釣行時にキモとなる以下の小物をチェックしましょう。
- 小物ケース(針/オモリ/目印)
- ライン(天井糸/水中糸)
- 仕掛け巻き/ストック仕掛けの用意
- ハサミ/ペンチ/針外し(フックリリーサー)
特に消耗品は気を付けておくべきポイントがあるので、詳しく見ていきます。
小物ケース
私が昨年から愛用するのは、MEIHO VERSUSの小物ケース 小物ケース(写真左下)。
ケース内に収納しているのは、以下の3つ。
- 針(複数種類を使い分け)
- ジンタン5号~1号を多めに、B・2Bサイズも用意
- 目印
私が今年使用する針は、昨年までの釣行で色々と試した結果、今年は忍ヤマメ をメインフックとし、春先はカッパ極 やナノヤマメ も使用するつもりです。
針に関する考察はこちら↓
ここでチェックしておくべき最重要項目は、針の在庫。
渓流釣りは針の消費が結構激しいので、それなりにストックを用意しておく必要があるのですが・・・。
私の地元・姫路で渓流針の取り扱いがある店舗は非常に少なく、特に忍ヤマメ に関してはフィッシングカンパイ揖保川店でしか見かけません。
近隣で一番大きなフィッシングエイト玉津にも取り扱いがありませんでした・・・。(泣)
さらに、元の在庫数が多くないこともあり、店まで出かけても在庫切れで入手できないこともあるので、針の種類によっては解禁前のこのタイミングで通販で入手しておくことをオススメします!
ジンタンはどの釣具店でも入手できるので気楽なもの。
あらゆる状況を想定して、各サイズが1袋ずつあれば安心です。
後は目印ですが、こちらは川釣りの道具を取り扱っている釣具屋さんであれば、グリーン やピンク といったスタンダードなカラーが比較的簡単に入手できます。
ライン
私がいつも使用しているのは、ヤマトヨテグス社のナイロンライン、渓匠シリーズ 。
水中糸として使用するラインは、今のうちにストックを多めに用意しておきましょう!
何故なら水中糸(特に0.2号)は、
解禁直後は大抵あちこちで品薄になります。
元々在庫が多くない小規模釣具店は勿論、0.2号の水中糸に関しては、解禁直後はアマゾンでも「入荷まで数週間待ち」となることも少なくありません。
特に私も愛用する渓匠シリーズ は人気なのか、昨年の3月~5月は0.2号だけでなく0.25号も入手できず苦労しました。
解禁前のタイミングならまだ普通に入手できるので、多めに用意しておきましょう!
年末~2月頃までは在庫処分等があるため、格安で入手できる可能性もありますよ!
仕掛け巻き/ストック仕掛け
仕掛け巻きも、在庫を確認しておきたいものの一つ。
可能であれば、釣行時に使用する仕掛けを30セット程度作っておけば、3月は週一ペースで快適に釣行できるはず。
私は昨年夏ごろから↑写真の鮎仕掛けマット ハード24 を使用し始めましたが、こちらは薄型で嵩張らない上に丈夫なため、渓流釣りの仕掛け巻きとして最適。
その他、春から使用しているがまかつ社 仕掛巻 も併せて使用します。
このようにミニボックスに入れてベストの胸ポケットに収納しておけば、仕掛け交換も楽々です。
ハサミ/ペンチ/針外し
アングラーならば必ず持ち歩いているであろうハサミ やペンチ は、忘れず渓流ベストに入れておきたい必需品。
私は昨年までハサミタイプのラインカッター&ラジオペンチタイプのペンチ を使用していましたが、今年からアイテムを新調。
まずはラインカッターですが、
こちらの爪切り型のタイプとピンオンリール のセットを導入することにしました。
針を結び直す機会が多い渓流釣りでは、こちらの方が何かと便利です。
ただハサミ タイプの物も、切れ味を確認したうえで(目印をカットするために)ベストに入れて持参します。
そしてペンチ/針外しですが、今年新たに導入したのは・・・
フォーセップ タイプのペンチ(ベントタイプ)。
You tubeで多くの渓流アングラーが針外しとして使用していたのを見て欲しくなり、買ってしまいました。
フォーセップ タイプは様々なメーカーから発売されていますが、私がアマゾンで購入したのは安心安定のダイワ社のもの。
このフォーセップ ペンチは先端がかなり細くなっており、渓流魚に針を呑み込まれたときに重宝します。
昨年まではノーマルタイプのフックリリーサー を使用していましたが、呑み込まれた際に取り辛い事も多々あったため、こちらを導入することを決めました。
また、大きめのラジオペンチだと小さいジンタンを留める際に扱いにくかった為、今後は針外し兼ペンチとして、このフォーセップ タイプが活躍してくれるはずです。
以前購入してハサミをセットしていたシマノのピンオンリール にはフォーセップ プライヤーをセットし、ベストに装着。
これでより快適に釣りを楽しむことが出来ます。
その他、渓流釣りで便利な小物グッズは以下の記事に纏めていますので、良かったら覗いてみてくださいね!↓
絶対に忘れてはいけない遊漁券
渓流釣りを楽しむにあたり、最も重要とも言えるのが各河川の遊漁券。
今年も揖保川の年券は7200円で、揖保川流域にある各釣具屋さん・アユのオトリ店ほか、フィッシングカンパイ各店舗でも取り扱っています。
漁協が管理している大河川では遊漁券が無いと釣りができないケースが大半なので、解禁当日にスムーズに釣りをする為にも、必ず事前に購入しておきましょう!
また、年券は顔写真が必要となるケースが多いので、各漁協のフォーマットに従い用意しておくことをオススメします。
多くの河川の遊漁券では、3回以上釣行するなら日券よりも年券の方がお得になるように作られています。
現地の降雪状況の確認
私の地元・姫路市の市街地はほぼ雪が積もらず、多くの方が年中ノーマルタイヤを使用しています。
ですが、揖保川のある宍粟市に入るとその様相は一変。
渓流釣りのポイントとなる各河川は山奥に位置している為、結構な雪が降ります。
年によっては全く雪が降らず路面凍結もありませんが、こればかりは2月下旬を過ぎて見ないと何とも言えません。
例えば2019年は非常に暖かい年で、
解禁日である3月1日は戸倉峠の一部を除き、ほぼ全面雪はありませんでした。
さらに、
2020年の解禁日の支流も気温こそ0℃だったものの、雪や凍結は無し。
そして2021年の解禁日も2℃と暖かく、
雪・路面凍結も無く快適な釣りができました。
が、ここで安心するのはまだ早いのです。
この写真は、大寒波がやってきた2016年の解禁日に道の駅南波賀裏で成魚放流ものを釣った時の写真なのですが、ご覧の通りガッツリ雪がありました。
この日は最低気温が氷点下6℃、最高気温が1℃に、峠を除く平地で20cm~25㎝の積雪。
最早タチの悪いギャグかと思うほどの寒さ・・・。
丁度この日、釣行中に漁協の方に写真を撮って頂いてHPに掲載されたのですが、
ご覧の有様です。(苦笑)
そして私はこの2016年までノーマルタイヤで釣行していたため、この日峠道でスリップして悲惨な目にあい、この事をきっかけにスタッドレスタイヤを使用し始めました。
揖保川漁協のHPによると「今年(2022年)は積雪が多い」との事ですので、訪れるエリアによっては凍結や積雪があるかもしれません。
そのため、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを用意できる場合はしておいた方が無難です。
もしもノーマルタイヤで釣行する場合は、事前にしっかり天候を確認しておき、積雪や凍結の無いエリア・時間帯を選んで釣行しましょう。
揖保川周辺の積雪状況を直に確認できる方法があります!
揖保川流域の各所には河川ライブカメラという物が設置されており、その映像を確認することで、今現地の雪の具合はどれくらいなのかというのをリアルタイムで確認できます!!
こちらを2月12日現在確認したところ、引原川上流の鹿伏辺りは大豪雪状態。
百千家満や福知、公文周辺といった各支流では、日陰となる部分に雪が残っていました。
逆に草木川の合流地点周辺や引原川杉田橋周辺では、雪は殆ど確認できない等、やはり場所によってかなり差があるようです。
また、雪の量が多い場合は運転の面だけでなく、釣りの面でも以下の様に多くの影響が出ます。
- 水量が多くなり水温は下がるため、オモリを重くして底近くを探る必要がある
- 元々水量が多かったエリアは増水により遡行不可になる可能性がある
- そもそも雪のせいで立ち入ることが出来ないエリアが出来る
- 水温低下により流れの緩やかなエリアや深場に魚が溜まりやすくなる
- 元々水量が少なかった小規模な支流で良い釣果に恵まれることがある
- 源流部よりも水温が安定しやすい、やや下流のエリアや里川などで好釣果が期待できる
そのため、積雪状況を的確につかんでおくことで、釣れる河川・ポイントへ入渓できる可能性が上がるだけでなく、安全性もアップ。
事前準備で用意する仕掛けに関しても、状況に応じたものを用意することが出来ます。
私が考える対処方法はこちら。↓
- 普段の釣りよりもワンサイズ小さな針を使用する(3号や4号)
- 食い込みの良い柔らかいエサ(イクラ1個掛けやヒラタ)でシルエットを小さめに
- 細仕掛け(0.2号以下)を使用する
- 深場を狙う際は重めのジンタン(Bや2Bなど)でしっかり沈める
- ここぞと思ったポイントではアマゴにエサを見せるイメージで何度も流す
こういった手間を惜しまないことがより良い釣果に結びつきますので、是非参考にしてみてくださいね。
渓流解禁前の準備、まとめ
いかがでしたでしょうか。
渓流釣りは大自然を満喫できる釣りである分、自然の影響をモロに受ける釣りでもあります。
そして渓魚との一期一会の出会いをより良いものにする為にも、このような事前準備は欠かせません。
解禁日に最高の一日を過ごせるよう、しっかりと準備して解禁日を待ちましょう!!
渓流餌に関する考察はこちら↓
針とアワセについての考察はこちら↓
渓流釣りにピッタリのミニテーブル、見つけました!↓
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