バレーコードの省略コード12種を大公開!

比較的良く使われる、Bm7の省略コードです。
この記事は約14分で読めます。

こんにちは、Angler Ogiです。

突然ですが皆さま。アコギのバレーコード、苦戦しておられませんか??

ギターを始めた方のうち、およそ半数の方がバレーコードを鳴らすことが出来ず挫折していくと言われており、最初の壁として皆さまの前に立ちはだかるのです。

しかしなんと!!

そのバレーコード、省略できます。

今回の記事では、バレーコードを使用しなくてもコードが成立する、画期的な省略コードの数々をご紹介!是非、参考にしてみてくださいね!!

↓今回の記事はこんな内容です↓

  • バレーコードについて詳しく解説!どこがつらいのかに注目!
  • バレーコードはイヤだ!出来れば避けたい、簡単な方が嬉しいという方向け。
  • 有名なFやBm7の省略から、Bsus4やC♯m7といった少しコアなところもご紹介!
  • バレーコード以外の押さえ方に興味がある方へ向けて、省略フォームを多数公開!

それでは早速見ていきましょう!

【今回の記事に登場する省略コードは!?】

  • F関連・・・ F、F7、F△7、Fm、Fm7、Fsus4、F♯m7
  • B関連・・・B(B♭)、Bm7、B7、Bsus4
  • 番外編・・・Cm
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そもそもバレーコードって?

バレーコードというのは、FBがその代表格。人さし指を5~6本の弦にまたぐように配置し、一度に全ての弦を押さえる(ように見える)コードの総称です。

私はプロギター講師をおよそ10年ほどやっておりますが、アコギ初心者の方から、必ず受ける質問があります。それが・・・

先生!バレーコードが鳴りません!

簡単な押さえ方、ありませんか!?手が辛いです。

というものです。

実際バレーコードは非常に辛いコードですし、ずっと弾いていると左手が疲れるため、何とかして楽をしたいものです。

しかし実際には、Fコード=1・2・6弦Bコード=1・5弦のみを人さし指で押さえているため、厳密には全ての弦を指1本で押さえているわけではないのです。

ただ現実的には、指で弦を覆うようにしないと押さえるのが不可能なため、結果として「人さし指で弦を6(5)本押さえる」なんていう事がおこるのですが、この人さし指が問題となります。

徐々に体勢がしんどくなったり、指がつりそうになったり、そもそも全然鳴ってくれなかったり・・・。

心が折れるのが先、という方が後を絶ちません。

そこで登場するのが、今回ご紹介する省略コードの数々。実はバレーコードにこだわらず、下記3点に重きをおくのです。

  • 和音を構成する音がきちんと入っている
  • コードの働きが似たものに置き換える  
  • 異弦同音を上手く利用する(1弦の開放弦と、2弦の5Fなど)

そもそもコードとは、日本語で言うと和音のこと。コードFであれば、構成しているのはファ、ラ、ドの3音。Bmであれば、シ、レ、ファ♯の3音。

実は、この構成音がきちんと入っていれば、バレーコードを解除できるのです!!

また、コードには1つずつ働きが存在するのですが、同じ働きのコードであれば置き換えてもそれほど違和感がありません。

また、アコギの場合は開放弦を上手く利用することで、バレーコードの恐怖から逃れられるのです。

では、どんな押さえ方になるのか?次の項目で見ていきましょう!

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☆Fの一族~省略コード~

最もよく出てくるバレーコードと言っても過言ではない、Fコード。
また、F△7(Fmaj7/FM7)やFm、Fsus4あたりもかなりの難敵です。

省略コードであれば、以下のような形に変化します。

〇F(メジャー)

通常のF(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ・ド・ファ・ラ・ド・ファ
省略コードの押さえ方は2つあります。

Fその1(高音が目立つ)
実際にミュート(消音)する場所に×を書いています。

こちらの押さえ方であれば、構成音は低音からファ・ラ・ド・ファとなります。
4弦=薬、3弦=中、2・1弦=人さし指(セーハ)で押さえます。

ポイントは以下の3つです。

  1. 親指をネックの上から出すようにして、2フレット辺りで6弦をミュート。
  2. 薬指(4弦)はやや上の方を押さえるようにして、指先で軽く5弦に触れてミュート。
  3. グーをキュッと握るように、手のひら全体で力を加える。
Fその2(低音強め)
ミュートの人さし指はややカーブする。

こちらの押さえ方の構成音は、低音から ファ・ド・ファ・ラとなります。
6弦=人、5弦=薬、4弦=小、3弦=中指で押さえます。

ポイントは以下の2つです。

  1. 親指はネックの裏から押すようにする。
  2. 人さし指の指先で6弦を押さえ、人さし指のお腹部分で1・2弦をミュート。

〇F7とF△7

F7は省略コードがハイポジションとなる為、最初のうちはF7そのものを省略し、Fで代用しても構いません。

・F7(Fセブンス)

こちらの押さえ方の構成音は、低音から ファ・ラ・ミ♭・ファとなります。
5弦=薬、4弦=中、3弦=小、2弦=人さし指で押さえます。

ポイントは以下の4つです。

  1. Cのコードをそのまま移動させ、薬指が8フレットに来るようにする。
  2. 親指は7フレット辺りで上に出して、6弦をミュート。
  3. 人さし指を軽く寝かせ気味にして、1弦をミュート。
  4. グーを握る感覚で軽く力を加える。

・F△7(Fメジャーセブンス)

楽譜によってはFmaj7FM7と表記されているものもありますが、プロミュージシャンの間ではF△7で通っています。

爽やかな響きが特徴で、Fと働きが似ている為、Fの代わりに用いることも出来ます。(メロディとぶつからないように注意が必要です)

一般的なF△7はバレーコードではありませんが、押さえるのが非常に大変です。
その構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ・ド・ファ・ラ・ド・ミ

こちらの押さえ方は、構成音は低音からファ・ラ・ド・ミ
4弦=薬、3弦=中、2弦=人さし指で押さえます。

ポイントは、以下の3つ。

  1. 親指をネックの上から出すようにして、2フレット辺りで6弦をミュート。
  2. 薬指(4弦)はやや上の方を押さえるようにして、指先で軽く5弦に触れてミュート。
  3. 人さし指は立て気味にして、グーを握るように力を加える。

ちなみに、1弦の音が鳴らなければ、それはファ・ラ・ドという構成音となり、Fとなる点も面白いところ。

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〇FmとFm7

この2つのコードは働きが非常に近い上、響きもかなり似ている為、慣れないうちはどちらか片方でも大丈夫です。

・Fm(Fマイナー)

通常のFm(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ・ド・ファ・ラ♭・ド・ファ

省略コードの場合は ファ・ラ♭・ド・ファ 4弦=薬、3~1弦=人でセーハ、となります。

ポイントは以下の4つです。

  1. 親指は2フレットの上辺りから出し、6弦をミュート(5弦までミュートも可)。
  2. 薬指(4弦)はやや上の方を押さえるようにして、指先で軽く5弦に触れてミュート。
  3. 人さし指は1フレットの近くに配置。
  4. 親指の付け根をネックに押し当てるようにして力を加える。

・Fm7(Fマイナーセブンス)

通常のFm7(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ・ド・ミ♭・ラ♭・ド・ファ

省略コードの場合は ファ・ミ♭・ラ♭・ド・ファ6弦=親、4~1弦=人でセーハ、となります。
省略コードであっても押さえにくい為、手が小さな方はFmのフォームを利用してみてくださいね。

Fm7のポイントは以下の3つです。

  1. 親指と人さし指で輪っかを作るイメージでネックに巻き付ける。
  2. 親指か人さし指、届く方の指で5弦をミュート。
  3. 手のひらをネックに押し付けるようにして力を加える。

〇Fsus4(Fサスフォー)

Fの手前に入っていることが多い、クッションの役割を果たすコードです。
これがないと少々味気ない感じになるので、是非ともマスターしたいところ。

通常のFsus4(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ・ド・ファ・シ♭・ド・ファ

押さえ方は2つあります。

Fsus4その1(高音が目立つ)

こちらの押さえ方であれば、構成音は低音からファ・シ♭・ド・ファとなります。
4弦=薬、3弦=小、2・1弦=人さし指(セーハ)で押さえます。

ポイントは以下の3つ、F(1つ目)と同じです。

  1. 親指をネックの上から出すようにして、2フレット辺りで6弦をミュート。
  2. 薬指(4弦)はやや上の方を押さえるようにして、指先で軽く5弦に触れてミュート。
  3. グーをキュッと握るように、手のひら全体で力を加える。
Fsus4その1(低音強め)

こちらの押さえ方の構成音は、低音から ファ・ド・ファ・シ♭となります。
6弦=人、5弦=中、4弦=薬、3弦=小指で押さえます。

ポイントは以下の3つです。

  1. 親指はネックの裏、真ん中よりやや下にして押すようにする。
  2. 人さし指の指先で6弦を押さえ、人さし指のお腹部分で1・2弦をミュート。
  3. 人さし指以外の3本の指は、出来るだけ近づけるように。

〇F♯m7(Fシャープマイナーセブンス)

曲のキー(メインとなるコード)がDやAの時、比較的よく見かけるコードです。
コイツさえいなければ!という風に思われた方も多いはず。

通常のF♯m7(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(6弦)から順に、ファ♯・ド♯・ミ・ラ・ド♯・ファ♯

省略コードの押さえ方は2つありますが、純粋なF♯m7から。 (F♯mと働きが非常に近いので、F♯mの時も使えます)

純粋なF♯m7

こちらの押さえ方の構成音は ファ♯・ラ・ミ・ラ・ド♯・ミ6弦をミュートにすればAのコードとまったく同じになります。

押さえ方は2パターンありますので、使いやすい方を選んでくだいね。
ちなみにどちらとも、5弦がミュートになってしまっても大丈夫です。

  • 6弦=親、4弦=中、3弦=薬、2弦=小。親と中で輪っかを作る感じ。
  • 6弦=人、4弦=中、3弦=薬、2弦=小。親を下げておき、他の指は纏める。
オシャレなF♯m7(F♯m7(11))

YUIのGood bye Daysのイントロでも使用されている、F♯m7(11)というコードです。

6弦をミュートするとAadd9というコードのフォームと一致
2弦の開放弦が入ることで、独特の響きになるため、愛用するアーティストも多くいます。

こちらの押さえ方の構成音は ファ♯・ラ・ミ・ラ・シ・ミ
こちらの押さえ方も2パターンありますので、使いやすい方を選んでくだいね。

このコードも、5弦がミュートになってしまっても大丈夫です。

  • 6弦=親、4弦=中、3弦=薬。親と中で輪っかを作る感じ。
  • 6弦=人、4弦=中、3弦=薬。親を下げておき、他の指は纏める。
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★Bの一族~省略コード~

Fと双璧を成すバレーコード、Bコード。

正直なところ、私がギターを始めたときは、Fよりも圧倒的な難関でした(特にBsus4)。
早速見ていきましょう。

〇B(メジャー)

正直なところ、このコードは画期的な押さえ方はありません

一応開放弦を利用して鳴らす方法はあるのですが、こちらも少々押さえにくいのです。

通常のB(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(5弦)から順に、シ・ファ♯・シ・レ♯・ファ♯

省略コードの押さえ方は2つあります。

ほぼバレーと同じB
1弦ミュートは小指で。

1弦を弾かない以外は、通常のバレーと同じになるフォームです(構成音も同じ)。
ただ、これだけでも随分負担が軽減されるので、比較的オススメなやり方です。

押さえ方は、5弦=人、4弦=中、3弦=薬、2弦=小指で押さえるか、4~2弦までを薬指や小指でセ-ハしてもOKです。

ちなみにこちらのフォーム、人さし指が1フレットに来るように押さえればB♭6フレットに来るようにすればE♭になったりと、応用が利くフォームでもあります。

押さえ方のポイントは以下の3つ。

  1. 人さし指は5弦と6弦の間に置くイメージで、6弦をミュート。
  2. 中・薬・小は出来るだけ纏めて、スタンプを押すようなイメージで弦をとらえる。
  3. 親指はネックの裏に回し、押すようにして力を加える。
Bのローコード

開放弦を利用し、かつ5フレット以下で押さえるコードをローコードと呼びます。

実はBにもローコードが存在します。それがこちら。

同業の講師達も知らない人がいたりする押さえ方で、スタジオミュージシャンの方がたまにフィンガーピッキングで使用するフォームです。

構成音は低い方(5弦)から、シ・レ♯・シ・ファ♯
少々変わった印象になりますが、こちらは3弦のミュートが比較的難しいので、ご興味ある方はチャレンジしてみてくださいね。

押さえ方はどの指でも大丈夫ですが、5弦=中、4弦=人、2弦=薬指が比較的押さえやすいと思います。(4弦がミュートにならないよう注意が必要です)

押さえ方のコツは、以下の3つ。

  1. 中指の先端で6弦、人さし指の腹で3弦をミュート。
  2. 中指はアーチ状に、人さし指はやや寝かせ気味にする。
  3. 手首を軽くひねるようにして力を加える。

〇Bm7とBsus4

比較的よく見かける難敵2つです。

特にBm7は使用頻度がかなり高いので、Bm7をクリアすれば一気に弾ける曲が増えます!

・Bm7(Bマイナーセブンス)(B7も追加)

通常のBm7(一般的なバレーコード)の構成音は、低い所(5弦)から順に、シ・ファ♯・シ・レ・ファ♯

押さえ方は、5弦=中、3弦=薬、1弦=小指です。
5弦を人さし指にする方法もありますが、よく似たコードであるB7の際、4弦1フレットに人さし指を置くことになる(下記参照)ので、5弦は中指でいきましょう。

押さえ方のポイントは以下の4つ。

  1. 親指を2フレットの上の辺りに持ってきて、6弦をミュート
  2. 親指と中指で輪っかを作るようなイメージで。
  3. 6弦以外の開放弦は全て鳴るように、指をアーチ状にする。
  4. 親指が届かない場合は、中指の先端を5弦と6弦の間に置くようにし、6弦をミュート。

・Bsus4(Bサスフォー)&応用でC♯m7(C♯マイナーセブンス)

おそらくバレーコードの中でも一、二を争う難敵、Bsus4。
その理由は通常のバレーフォームが2~5フレットを使用するところにあります。

ところが、そんな難敵にも、シンプルなフォームがあるのです!!それがこちら。

このフォームを知った時、私は感動に震えました。(笑)

通常のBsus4の構成音は、低い所(5弦)から順に、シ・ファ♯・シ・ミ・ファ♯
こちらの押さえ方の場合は、 シ・ファ♯・シ・シ・ミ

そう、2弦と3弦が同じ音になるのです。

使用する指は僅か3本
5弦=人、4弦=薬、3弦小指。エレキギターで使用するパワーコード(厳密にはomit3と言います)に、開放弦が追加された形です。

押さえるポイントは、1,2弦の開放弦が鳴るように指を立てるくらいで、非常に押さえやすいフォームです。

ちなみに、全ての指をそのまま2フレット分(人差し指が4フレットに)移動させると、C♯m7となるのも見逃せません。

通常のC♯m7の構成音はド♯・ソ♯・シ・ミ・ソ♯ですが、この場合は ド♯・ソ♯・ド♯・シ・ミとなり、2,3弦の高低関係が逆転、非常にカッコいい響きとなります。

その特徴的な響きから、Bsus4とC♯m7をセットにして、miwaDon’t cry anymoreのサビでも使用されている他、秦基博さんの “Q&A”のイントロサビなどでも使用されています。

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番外編・Cm(Cマイナー)にも省略フォームがある!

あまり知られていないのですが、実はCmにも省略フォームがあることをご存知でしょうか。

そもそも登場する機会が少ないCmですが(多くはカポタストで対応できるキーで登場する)、知っておいて損はありません。

今回は特別にご紹介!!

こちらがCmのフォームです。

通常のバレーコードのCmの構成音は、低い音(5弦)から、ド、ソ、ド、ミ♭、ソ
こちらだとド・ソ・ミ♭・ソとなります。

押さえ方は、5弦=人、2弦=薬、1弦=中指となります。

押さえ方のポイントは以下の3つ。

  1. 手首をヘッド側に張り出すようにし、手のひらは顔の方を向くようにする。
  2. 人さし指を5弦と6弦の間に配置し、斜めに突っ立てるようにして、先端で6弦をミュート。腹で4弦をミュートする。
  3. 親指は2フレットと3フレットの間辺りに配置しておき、グーを握るようにする。

ごく稀に、カポを使っていないときにCmは登場しますので(キーGの時に多い)、その際に使用してみてくださいね。

最後に

いかがでしょう、皆さんが困っておられるバレーコードの省略フォームは見つかりましたか??

今回ご紹介したフォームは、私のレッスンでもよく利用する、いわばプロ講師の虎の巻の一部です。

今曲が弾けずに困っておられる方は、一度バレーコードを置いておき、省略フォームで曲を弾いてみてはいかがでしょうか。

こういった省略フォームで練習しているうちに、徐々に手が鍛えられ、そのうちバレーコードは鳴るようになります。

それでは、楽しいギターライフを!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

↓私はこちらの教室でレッスンをしています!↓

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