こんにちは、Angler Ogiです。
今回の釣行は何を狙うか非常に迷ったのですが、たまにはボーズ覚悟の一発大物狙いもいいかな?と思いつつ、淡路島に行ってみました。
豆アジがお土産に釣れればボーズではない!と言い聞かせての釣行です。(苦笑)
また、今年の3月に (採集OKの場所で) ワカメを採っていた際、約20年使っていたタモの柄が折れてしまうという悲劇が。
そこで、この日立ち寄った釣り具屋で念のため4・5mのタモを購入しておいたのですが・・・この判断は後に英断となりました!
どのポイントに行くか熟考(瀬戸内海の釣況)
この日考えた選択肢はこんな感じです。釣果情報はOgi独自リサーチによるものです。(笑)
- チョイ投げキス・・・淡路の東浦(浦港、サンビーチ、津名港、炬口、洲本)辺りでキスがよく釣れているようです。20cmオーバーも混ざるとか。
- 豆アジ&マイワシ・・・今年は神戸周辺でサビキが好調なようで、イワシの回遊に引き続き豆アジが回ってきているようです。
- ツバス・・・南芦屋浜をはじめ、神戸ポートアイランド周辺でよく釣れています。
- 大サバ・・・武庫川の方で良く釣れているのも気になりますが、明石海峡周辺(大蔵海岸、アジュール舞子周辺)で早くも夜釣りのサバが開幕した模様!
- 春アオリ・・・神戸周辺、淡路島でも開幕したようで、キロアップ報告があちこちから出ています。
どれも非常に魅力的ですが、朝に弱い私としては早朝のツバスや武庫川のサバ辺りは厳しいところ・・・。
また、「釣れているところで釣っても記事として面白くない」という謎のブロガー魂も発揮され(笑)、上記に挙げた場所と釣り方をすべて放棄。
淡路島の漁港でも豆アジやイワシは釣れるだろう!
→それを追いかけて、大物が漁港内に入っているのでは?
と考え、のませ釣り(泳がせ釣り)をするために夕方から出かけてみることにしたのです。
エサとなる豆アジ調達に大苦戦
暑い時間を避け、東浦の某漁港に到着したのは16:30頃。早速飲ませ釣りのエサ兼お土産確保ということで、サビキ釣りを開始します。
また、明るいうちはカレイ(いるかな?)、暗くなってからはアナゴが釣れたらいいなー程度の考えで、アオイソメを付けたブッコミ仕掛けを放り込んで・・・
根掛かりして即ラインブレイク。(゜Д゜;)
1投目で切れてしまったことに意気消沈。一旦サビキ釣りの方に集中することにします。が・・・
海の中はオセンパラダイス。おびただしい数のオセンがやってきて、ひっきりなしに仕掛けに掛かってきます。
40匹くらいまでは数えていたのですが、あまりに釣れて面倒くさくなったために無言で仕掛けを回収→即リリースを繰り返します。
そして、肝心の豆アジが全く回ってこないのです。情報が出ていない場所なのである程度覚悟はしていましたが、これでは泳がせ釣りどころではありません。
それでもひたすらにエサを撒き続けていると、ようやくカタクチイワシが水面近くを回遊してきました!が、
1度目のチャンスでゲットしたのは、カタクチイワシ2匹、小サバ1匹。
群れが非常に小さい上、サビキ釣りをしているのは私だけ=エサを撒くのは私だけという状況のため、群れを足止めすることが出来なかったのです。
それでもなんとかエサは釣れたという事で、急いで飲ませ仕掛けをセッティングします。
今回の仕掛け
今回の私の飲ませ釣りタックルはこんな感じです。
- 竿・・・シーバスロッド(シマノ: ディアルーナ S809LST)
- リール・・・シマノ:アルテグラ1000+PE1.5号+フロロカーボン4号5m
- 仕掛け・・・電気ウキ3号+オモリ3号(ウキ下3ヒロ)
- 針+糸・・・フロロカーボン4号1ヒロ+チヌ針3号と6号(孫針仕掛け)
非常にライトなセッティングとなっています。
シーバスロッド(3g~18gに対応)を使用する理由は、軽くて感度も良く、長さも2.6m程度で扱いやすいから。不意の大物にも十分対応できます。
リールが1000番と小型なのは、ライトなタックルでやり取りした方が面白い、というそれだけの理由です。(笑)
ちなみに私はいつもPEラインにフロロカーボンを5m程繋いでウキ釣りをやっていますが、タチウオやアオリイカのウキ釣りの際、竿先でアタリを取りやすいので気に入っています。
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メインの仕掛けは、ウキ+オモリ+針2本という、非常にシンプルなもの。普段私が泳がせ釣りを(波止から)やる時は、針は1本で、スズキをメインターゲットとしてやっています。
しかし、この日はカタクチイワシがエサとなったためにヒラメ狙いとし、孫針仕掛け(間は3cm程)を採用。これが後に吉と出ます。
久しぶりの飲ませ釣りでヒラメ登場!
18時30分頃、早速イワシを取り付けてのませ釣りの第1投・・・その直後、水面にまたしてもカタクチイワシの群れが!!
これを逃すとエサが釣れない気がしたので、仕掛けを置いて急いでサビキに切り替えます。結果、1投で5匹のカタクチイワシ(5連!)をゲット!!
そして飲ませ仕掛けを1度回収し、即座にイワシが回遊している場所の後ろの方に仕掛けを投入、馴染ませたところで・・・ウキに違和感が。
ウキが立ち上がった後、ヒュッと海中に入り、そのままジワァ~~~~っと入っていったのです。
イワシが元気に泳いでるだけかと思いつつも妙に違和感があったので、一度糸を送り込みます。するとジワジワ糸が出ていくではありませんか!!
そのまま糸フケが無くなっていき、糸が張り始めたところでグンッグンッと魚が頭を振る感触。落ち着けと言い聞かせつつじっくり待っていた・・・次の瞬間!
ギュィイイイイイイイイイイ!!!!
すごい勢いでドラグから糸が出始めました!さらに竿にはすごい重量感!!
一呼吸おいてアワセを入れると・・・ノりました!底の方に突っ込んでいきつつ、頭を振っている感触が伝わります!!掛けるのは実に15年ぶりとなる、ヒラメの感触そのものです。
かなりの重量感で中々水面に浮いてこず、その分引きを存分に楽しめます。
しばらくして、ユラ~っと水面に浮かんだ影は、やはりヒラメ!!ひょっとしたらと思って購入し、セッティングまでしていたタモが本当に役に立つとは・・・などと考えつつ網に入れようとして・・・
大苦戦。(゜Д゜;)
ヒラメは水面で空気を吸うと強く暴れる為、水中でタモ入れするのがベストです。しかし、ライトタックルにヒットしたヒラメの重さは結構なもので、タモを取る際にヒラメが水面に出てしまって大暴れ。
針は飲み込んでおらず口元に掛かっていたためヒヤヒヤしつつも、無事タモ入れ成功!!
やりました!!念願のヒラメゲットです!(^^)
この写真を撮ったとたん、暴れて外れる針。本当に危ない所でした・・・。
自宅でサイズを計測したところ、ジャスト50cm。波止から、しかも漁港内でこんなヒラメが釣れるとは・・・おそるべし淡路島。
この後、しっかり血抜きをし、さらには「大物釣れるかも?」なんて淡い期待で持ってきていた神経〆の道具も活躍!きちんと活〆が出来ました。
その後はどの釣りも鳴かず飛ばず。
この後、なんと次の1投でもアタリが!!1分ほど待ってみたのですが、全く走ることなくそのまま。仕掛けを上げてみると・・・
イワシが真っ二つに・・・。これもおそらくヒラメでしょう。短時間に2度もヒラメのアタリが出る事自体、かなり珍しいと思われます。
しかし、この後パッタリとアタリが止まったまま日没。一応タチウオが回っていないかワインドをやってみたり、シーバスが回遊していないかメタルバイブをキャストしてみたり。
さらにはアナゴを求めてアオイソメのブッコミ釣りをやったり、一応エギングなんかもやってみましたが、アタリは一度もありませんでした。
22時過ぎ、暇つぶしでウキ釣り(アオイソメ)をやっていたところ、3度ウキが沈みましたが、どれもフッキングまで至らず。
小型のメバルか何かかと思いますが、姿を見られず残念・・・。23時に納竿としました。
ヒラメを食す。
1時過ぎに自宅でヒラメを出してみると、
まな板からはみ出てしまいました。(苦笑)しかも大出刃は実家にあり、手元にあるのは(最近研いでいなかった)小出刃包丁だけ。
久しぶりの大物に四苦八苦しながら、
30分ほどかかってなんとかこの状態になりました。(^^;)
・安心安定のお刺身
頭や骨はから揚げにするため取っておき、身の一部をお刺身に!
真夜中に食すヒラメの刺身は抜群の旨さでした。特にエンガワはクルマエビのような甘さと食感で、最高に美味でした!
・カルパッチョサラダ
さらに翌日の昼間。
カルパッチョサラダにしてみました。無限に食べれるのではないかと錯覚するほど美味しかったこちらは、ドレッシングがポイント。
- オリーブオイルと酢を1対1で混ぜ、醤油を数滴。クレイジーソルト、岩塩、コショウで味を調える
野菜とヒラメを盛り付けて、このドレッシングをかけるだけという手軽さですが、とてもオススメです。本当はレモンが欲しかったのですが、家に無かったので割愛・・・。(苦笑)
・ヒラメといえば昆布締め
昨晩のうちに、昆布締めも仕込んでおきました!
こちらも超簡単!作り方は、
- 薄めの昆布に酒を満遍なく塗り、広げておく
- ヒラメは薄造りにして塩を振り、10~20分ほど置いて、水分を拭き取る。
- 昆布の上にヒラメを並べ、また①の処理をした昆布で挟む。
- ラップで包んで冷蔵庫へ。12~24時間で食べごろ。
子供のころ、寿司屋の板前さんに教えてもらった手法です。
重しをして圧迫する作り方もありますが、この作り方の方が身の食感が失われず、上手くいきます。当然、圧倒的な美味さでした。
その後、もう少し寝かせたもの(17時間)を夕飯に。
うまみがさらに強く、やや飴色に。食感はねっとりもっちりした感じになっていました。私はこちらの方が好みです。味が全然違う物になるので、是非お試しください!
・骨せんべい
捌いた時に出た骨は、全て骨せんべいに!塩を振って10分ほど寝かせ、水分を拭き取って揚げるだけのお手軽料理ですが、味は抜群!!
ヒレの骨は10分、中骨は17~18分揚げています。初めは骨から気泡が沢山出るのですが、出なくなった頃が食べごろです!(油ハネにご注意ください!)
・〆の天丼
最後は天丼。しつこくならないよう、卵無しの衣でサックリ揚げてみました。
麺つゆ(4倍濃縮)に砂糖を足したものに、ショウガのみじん切りを加えたタレにくぐらせ、ゴハンに乗せるだけ!!
身はフワッフワで最高、さらにエンガワの天ぷらも絶品です。是非一度お試しください!
釣行を振り返って
今回は値千金のヒラメをゲット出来ましたが、飲ませ釣りはボーズも多いうえ、エサが確保できなければ1日が終了というリスクのある釣りです。
ただこれからの時期は、10月半ばまでは安定してエサとなる小鯵が釣れるため、抜群の飲ませ釣りシーズンではないでしょうか。
ちなみに淡路島では東浦でも西浦でもヒラメが釣れるようで、10月~11月は西浦がアツいようです。
ボーズは嫌ですが(笑)、今年は大物を釣りたい欲求が強い為、ボーズを恐れずに大物狙いにもどんどんチャレンジしていこうと思います!
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