短時間釣行で思いがけぬ好釣果!2021年8度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

月曜日に雨が降り、火曜日の仕事が夕方からという事で、5月25日(火)の昼前後に揖保川支流で竿を出してきました。

前回アワセミスを連発した事もあり、今回はちょっとした対策をして挑んだ結果、ヒット率もやや向上。

見事、良型含め22匹もの好釣果を得ることが出来ました。

詳しく書いていきます。

雨の後は多少無理してでも釣行すべき?&今回の仕掛け

仕事が金曜始まりの私にとって火曜日は「週末」に当たる為、釣行するかどうか少し悩んだものの、何と言っても梅雨時の好天はとても貴重。

特に、前回釣行時に見つけたポイントは釣り人に見落とされやすいのか、結構魚が溜まっている印象がありました。

そして前日の月曜にまとまった雨が降ったため、土日のプレッシャーはある程度改善されているはず。

しかもこの日の仕事は夕方からというオマケつき。

これらの条件がそろうことは少ないので、一区画だけを4時間程度で釣り切る、という目標を立てて、釣行することにしました。

仕掛けはフッキング率を考え少し改良

今回の仕掛けですが、幾つか改良を施しました。↓

  • ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1・6m
  • ライン・・・0.2号通し&0.25号通し、2m~2.7m
  • 目印・・・糸タイプ目印(グリーン→ピンク→グリーンの3点)
  • オモリ・・・ジンタン2号メイン(状況によって使い分け)
  • 針・・・忍ヤマメ6号
  • エサ・・・キジ

まず天上糸

今まで使用していたニチリン社の物は取り出してすぐに使える1m(チチワ付き)で便利だったのですが、長さが調整できるオーナー社のスプールタイプの物(太目)に変更しました。

理由は以下の2つ。

  • 仕掛け交換=道糸全てを交換となる都合上、どうしても廃棄するラインが長くなり、勿体ない
  • 竿先周辺が木に絡むトラブルが起こった際、天井糸を引っ張ると(強いため)外しやすい

これにより、廃棄するラインの60㎝分を無駄にせずに済みますし、木に引っかかった時も多少強引に引っ張って回収、という事が可能に。

逆に1.6m以上の長さになると深みを攻める際不便ですし、風の抵抗を受けて流しにくくなることが予想されたので、1ヒロ分である1.6mとしました。

Angler Ogi
Angler Ogi

木に引っかかる時は針周辺が引っかかるか、天上糸&穂先周辺が絡むケースが大半。
実際今回の釣行で、仕掛けの回収率はかなりアップしました。

続いて道糸。

水流に乗って下流に突っ込まれても、0.25号なら多少強引に引き抜いても大丈夫という事で、流れの強いエリアでは0.25号を使用します。

使用するラインは、愛用の渓匠シリーズ シリーズ(ナイロン)です。

そして目印。

今年はイーズグリーンの偏光サングラス を導入したこともあり、ずっとピンク グリーン →ピンクでやっていたのですが、私は最近真ん中の目印でアタリを取ることが多いので、一番見やすいピンクを真ん中に持ってきました。

最後にハリ。

今年一番フッキング率が高く感じているのはオーナー社の忍ヤマメ という針なのですが、キジを使用する際は大きめの針の方が良さそうなので、今回から6号を導入することに。

前回も4号→5号に変更してから多少フッキング率が改善したので、エサのサイズ的にも6号がベストなはず!

針の考察についてはこちら↓

エサは今回もキジオンリーでいきます。

ポイントに入ってすぐアタリラッシュ!

現地に到着したのは10時半頃。
太陽がしっかり出ているため、23度といえどかなりの暑さです。

前回と同じように、普段川虫を採集している所から入渓。
取り込みやすい場所なので、まずは0.2号の仕掛けを使用します。

水量が良い感じになっている場所を手当たり次第に攻めていくと・・・3カ所目で、目印が引き込まれました!

一瞬フッキングしたものの、残念ながら魚が反転して針外れ。

いきなり20㎝近いアマゴが反応したことに驚きつつ、良い雰囲気の場所をあちこち流していき・・・

チビアマゴ3連発。

1・2匹目は写真を撮ることもやめて急いでリリースするようなサイズ(7㎝くらい)で、

8㎝くらい?

3匹目がこちら。
これも10㎝ありません。(苦笑)

チビアマゴと思しきプルプルしたアタリは何度もあったのですが、チビアマゴと判るものはこの先極力スルーすることに。

少しでも良い型がいそうな場所を攻めていくと・・・日陰になっている深みで、目印がストップ!

頭上に気を付けながら、開けた場所まで誘導してネットイン!

タモに収まったのは18㎝程のアマゴ。
厚みと体高があり、実に綺麗です。

次の場所は里川といった雰囲気の場所ですが、流れが強い筋があり、底は抉れて少し深くなっています。

その筋を通すように流すと・・・目印が判りやすくグイッと引っ張られます!

アワセがバッチリ決まると、右へ左へ大暴れ!

サイズは先ほどのアマゴとほぼ同じですが、物凄いメタボ体型!
この時期のアマゴは元気いっぱいです!

さらに投点を5~6mほど上流側へずらすと、流し始めてすぐに目印を引っ手繰るアタリ!

・・・でしたが、こちらはまたもチビアマゴでした。(苦笑)

しかし、次のポイントでは、

流れの緩やかな場所で18㎝がヒット!

そのすぐ後、今度は流れの強い流心から瀬尻に流し込んで、

幅広な17㎝のアマゴがヒット!

思っている以上に魚影は濃いようです。

この調子なら20匹はカタイ!と思いつつ、深くなっている大岩の縁を攻めていると・・・目印がピタっと止まりました!

アワセを決めると、本日一の引き味と重量感!!

・・・だったのですが、またしても反転と共にバラシ。
アワセが不十分だったか・・・と思ったら、ハリスが切れていました。

劣化していたのか、それとも岩や流木に擦れたのかもしれませんが、これでは先行きが不安。
ここから先は0.25号の仕掛けを使うことにしました。

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良型&ゲスト登場!

この後2か所で3度のアワセミスと1匹のチビアマゴ(12㎝くらい)をリリースした後、ふと目に入ったのはこちらの場所。

水量が増えて水深は深く、右横と奥に大きな倒木。
写真左側には沈んだ流木があり、流すのはかなり難しそうです。

それでも、この場所に居ついているのはほぼ確実と判断。
仕掛けのロストに気を付けつつ、奥の反転流を狙って仕掛けを投入します。

竿を4.5mから4mにし、竿のジョイント部を持って丁寧にコントロールしていると・・・グイィッ!と、流心に向かって目印が動きました!!

慌ててアワセると、流芯の中でギラつくアマゴ!!
仕掛けが周囲に絡まないよう竿を倒しつつ、最後は思い切ってブッコ抜き!!

綺麗にネットインできたのは・・・

先ほどまでのアマゴ達より小さく見える?

朱点の綺麗なアマゴでした!
ややスマートだったので、少し小さいかと思ったら・・・20㎝ありました。(苦笑)

やはり体高の有る・無しで、随分サイズ感が違って見えます。

この時点で、時刻はまだ11時46分。
開始して1時間半も経たないうちに二桁に到達したことに驚きつつ、さらに上流へと遡行し、

アワセミス2連発・・・。

ここまでは(チビアマゴ確定アタリを除いて)5割程度のフッキング率だったのですが、どうも仕掛けを太くしてからフッキング率が下がったように感じられます。

もしくは、仕掛けを新しくした場所周辺がちょうど入渓しやすくなっていたので、土日に人が入っていたのかもしれません。

とはいえ、ここから先はより流れが強くなるエリアなので、このまま0.25号を続けて使用していきます。

辿り着いたのは、前回22㎝の良型が釣れた大場所。

・・・だったのですが、瀬尻で2回、流心部で2回のアワセミスをやってしまい、なんとこの場所での釣果はゼロに!

かなり落胆しつつも、アタリの出方は先ほどまでのエリアとそれほど変わらず判りやすかったので(単に私がヘタなだけ)、気にしないようにしつつ次の場所へ。

開始早々、流れの強い場所でヒットしたものの、なんとスレ掛かり!!

重量感だけ感じつつ取り込んでみると、サイズは19㎝。
エラに掛かっていたのか血を吐いていたので、ごめんねと言いながら素早く〆てキープしておきます。(写真は自粛)

この後良型をバラして良い場所をダメにしてしまい、ショックを受けながらもこの場所へ。↓

前回は写真奥の辺りで良型アマゴを仕留めましたが、今回は少し水量も減っているため、手前から探っていきます。

すると、岩の間を探るように流した1投目で、仕掛けがストップ。
アワセてみると、底に潜るような、頭を振るような変な感触が!!

一度は下流側に走られてヒヤヒヤしましたが、浮いてきた魚体をみてビックリ!!
驚きつつもネットイン!

随分久しぶりに見るこの背中は、

まさかのイワナでした!しかも21.5㎝、体高もしっかりあります。

今までこの支流でイワナが釣れたことはなく、ましてや普段はここよりも数キロ上流で釣っているにも関わらず、イワナに出会った事はありませんでした

にも関わらず、この場所でイワナが釣れたことに頭の中はハテナだらけ。
ヒレもピンピン、完全な天然個体なので、この場所に棲息していると考える方が自然です。

昔放流された物がこの場所で世代を繋いでいたのかもしれませんが、これも渓流釣りの楽しみの一つですね。

この後、もう1本別の筋を流したら20㎝弱のアマゴが掛かったのですが、残念なら下流に突っ込まれてバラシてしまいました。

しかし、同じ場所を流してみると、今度は16㎝程のアマゴを無事にゲット。
相変わらずアタリの数は多いので、楽しみつつ釣り上がっていきます。

そうこうしつつ、岩がゴロゴロしたエリアへ到達。
ここならまたイワナがいそうだなぁと思いながら流してみたら、

焦って尻尾が見切れてしまった。

やっぱりいました、イワナ!サイズが14㎝程だったので、サっと写真を撮って、素早く逃がします。

次の場所はこちら。↓

前回多くのアマゴが見えましたが、今回もチラホラ魚影が見えます。

まずは手前の方でチビアマゴ2匹(10㎝と13㎝くらい)が遊んでくれ、その後瀬尻の方に仕掛けを流してみると、すごい勢いでアマゴがキジにアタック!

フッキング時の勢いのままブッコ抜きます。

18㎝ほど。

やはり体高があって良いコンディション。
この辺りはエサが豊富なのかもしれません。

この次の場所ではまた良型がヒットしたものの、すぐに針外れ。
序盤に比べて、フッキング率が落ちてきてしまいました。

新たに入渓するエリアで良型が!

前回はこの辺りで時間切れだったので、ここから先は初めてのエリア。
大きな岩が多いので、慎重にルートを決めつつ進んでいきます。

途中、頭上に木がせり出したエリアで竿を出してみるも、アタリが出た時に上手くアワセることが出来ず素針。

その後も2か所で同じことをやってしまったものの、次の小場所では15㎝クラスが2匹ヒット。
相変わらずアマゴは多く潜んでいるようです。

少し苦労しつつも、頑張って遡行していくと・・・

やや開けたエリアへ。
丁度目の前が深く抉れており、これは良い雰囲気です。

右側の大岩の辺りに仕掛けを落とし、底付近をじっくり流していくと・・・左側の岩の手前で、目印が反対方向へ!!

確信を持ってアワセると、強烈な引き味!!
頭上の木に気を付けつつ、竿の角度を気にしていると・・・アマゴは一気に下流側へ!!

この向こうは大きな落ち込みになっているので、逃げこまれたら一発アウト!
冷や冷やしつつ竿を寝かし、右側に歩くことで何とか回避。

ハリスもいつもより太目なので、この辺りで思い切ってブッコ抜き、ネットでキャッチすることに成功!!

13:48にヒット。

目標としていた20匹目にして、実に貫禄のある面構え!そして良い感じの体高!!

これは23~24㎝くらいあるだろう!と思って、メジャーを当ててみたら・・・

22㎝。(゜∀゜;)

体高のせいで大きく見えていただけで、前回の最大サイズと同じ大きさでした。
23㎝の壁は厚い・・・。(苦笑)

Angler Ogi
Angler Ogi

昨年も27.5㎝という自己記録を釣った以外では、最大サイズは8月に釣った22㎝でした。
私にとっては23㎝越えが当面の目標です。(苦笑)
6/23に本流で27㎝をゲットしたほか、この支流では8/26に23㎝をゲットしました!

この個体に気を良くしつつ、先ほどの写真で奥に見えていたエリアにも仕掛けを流してみると・・・こちらも岩の裏側で目印がストップ!!

顆粒に向かって走るのをこらえつつ、流れの強い場所で慎重にネットイン!

丸々と太った、19㎝のアマゴでした。
やはり体高があるせいで、サイズ以上に引きが強く感じられます。

しかし。

この後日陰に当たるエリアに入ると、良い場所はあるのに急にアタリの数が減りました。
チャラ瀬で13㎝程のチビアマゴを追加した物の、大きな流れ込みや水深のある場所でアタリが出ません。

ようやく流れのきつい流芯で大きなアタリが出ましたが、これは残念ながら素針。

なんだか雰囲気が変わったなぁと思ったら、少し先に入渓しやすい開けた場所がありました。

やはりこういった場所は、土日の間にかなり釣り荒れてしまったのかもしれません。

念のためもう少しだけ釣り上がってみましたが、結局ハヤが2匹釣れただけ。
気が付くと時刻も14時半となったため、ここで納竿としました。

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この日の釣行纏め

最終釣果は、22㎝までのアマゴが20匹と、イワナが2匹(21.5㎝と14㎝)でした(キープはイワナ1匹・アマゴ8匹)。

リリースサイズのチビアマゴも多かったものの、いつもより短い時間で20㎝前後のアマゴが数多く釣れたので、大満足です。

ちなみに、どのアマゴもお腹がパンパンに膨らんでいたのですが、胃の中からは・・・

  • 小型のクモ・カゲロウ系・小型のカナブンのような陸生昆虫
  • ブユの幼虫と思われるイモムシ
  • 小型のオニチョロのような水生昆虫
  • 丸のままのブドウムシ(!)

これらが沢山出てきました。
やはりこの時期のメインは落下昆虫のようで、陸生昆虫がメイン。

そのせいか、日陰のエリアよりも日向のエリア(頭上がやや開けた所)の方が食いが活発だったように思います。

驚いたのは、後半釣ったアマゴの胃の中からは未消化のブドウムシが合計5匹登場したこと。(!)

やはり予想通り、アタリが少なかったエリアは釣り荒れていた(ブドウムシで釣っている方がいた)ようです。

とはいえ、結局アタリ自体は合計60回近くあり、そのうち確実にチビアマゴと判るものは(釣った分も含めて)20回程度。(勿論ハヤのアタリは除外)

釣りの対象となる16~17㎝以上と思われるアマゴのアタリの回数は40回程度あったので、魚影の濃さはかなりのレベルだと思われます。

また、今回の最終的なフッキング率は4割程度と、3割程度だった前回より改善が見られました。

やはりキジを使う時はエサそのものが(川虫などよりも)大きいため、少しだけ大きめの針を使用した方がフッキング率は上がるような気がします。

6号の針でも7~10㎝くらいのアマゴがバンバン掛かるのには驚きましたが・・・。

10割とは言わないまでも、今後は6割くらいのフッキング率を目指し、さらに腕を磨いていきます!!

熊の出没は怖いですが、もう少しだけアマゴ釣りにお付き合いください。(^^)

前回は13匹でした↓

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