こんにちは、Angler Ogiです。
9月1日以降は完全禁漁となる為、2021年のアマゴシーズンも残すところあと僅か。
禁漁となる前に少しでも渓流釣りを楽しんでおきたいので、8月26日にいつもの支流へと釣行。
お盆期間は殆ど雨だったこともあり、釣り人があまり入っていなかったのかあまり釣り荒れておらず、中々の釣果に巡り合うことが出来ました!
今回は地堀のドバミミズを用意
前回釣行の翌日から前日までの約2週間で、雨が降らなかったのは僅かに3~4日程度。
特にお盆期間の集中豪雨はすさまじく、宍粟市は48時間の雨量が300mm近くだった事もあったそうです。
その後は緩やかに天候は回復していき、水量も随分落ち着いたとは思われますが、雨後のアマゴ釣りと言えば、やはり定番となるのはキジ(ミミズ)。
普段は釣具屋で購入したキジを使用しますが、やはり採集ものの方が食いがいいため、前日の夕方に近所の山へと出向き、細目のドバミミズ(以下記事内ではキジと表記)を30匹確保しておきました。
当日に購入するブドウムシと併せて使用していきます。
釣り開始からいきなり良型登場!
いつもの支流へと入ったのは7時15分頃。
入渓ポイントについては直前まで悩んだものの、川の状態を見ると水量は多すぎず少なすぎず、かなり良い感じです。
源流部へ行くか、今年よく入渓している場所へ行くか迷ったものの、6月の頭に入渓したポイント周辺の水量・環境が非常に良い感じだったため、この場所から入渓することにしました。
今回の仕掛け↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.6m
- ライン・・・0.25号通し、2.6m
- 目印・・・糸タイプ目印3点もしくは4点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン1号
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・ドバミミズ細目(キジ)・ブドウムシ
今回は頭上に木があるエリアのどこかに入渓するつもりだったので、竿が4.5mの時に全長がやや短くなるようにした仕掛けを10セット用意。
さらに、水流を考えてジンタンは1号と重め。
結果的にこの日は1号のみで通すことになります。
目印は普段3点ですが、この日は試験的に薄暗い場所で4点とし、使用感を試してみることにしました。
まずは本命ポイントに入る前に、オモリの具合を確認するためブドウムシを付けて目の前に投入してみると・・・いきなり目印が走るではありませんか!
流石にビックリしてアワセミスをしてしまいましたが、入渓場所でアタるなんてことは想定していません。
驚きつつも、再度同じ場所に投入してみると・・・
12㎝程のアマゴが元気よくヒット!
いつも入渓する場所を選ぶときは「どうかな~」と思いながら入るので、小ぶりとはいえいきなり結果が出ると嬉しいものです。
このアマゴをリリースした後、意気揚々と本命ポイントへ。
6月に20㎝のアマゴをヒットさせた場所、相変わらず良い雰囲気です。
流れが強く水深もある為、キジを刺して白泡の立つ場所から流し込んでいくと・・・流れが緩くなった瞬間、目印が流心の方へ引っ張られました!!
すかさずアワセると、ズン!という感触、そして中々に強烈な引き!!
どうやら元気いっぱいのようです。
引きを楽しみながら下流側へと誘導しつつ、タモに収めたのは・・・
鼻が少し曲がり始めている、立派な体躯の雄アマゴでした!
この支流では22㎝までしか釣った事がありませんでしたが、こちらのアマゴは・・・23㎝!!
今年足しげく通ったこの支流で、ようやく22㎝の壁を越えた瞬間です。(苦笑)
この後同じ場所で2度ほどアタリが出たものの、フッキングには至らず。
どうやら1匹釣った場所でも警戒心は薄めの様です。
続いては、このすぐ上にある、流れが大岩にぶつかる場所。
流心を流しても反応はありませんでしたが、岸側の反流点へとブドウムシを放り込み、ゆっくりと流れに乗せていくと・・・目印がピタっと止まりました!
アワセもばっちり決まると、相手は一気に流心へ!
サイズは先ほどよりは小ぶりなものの、流れの強さも相まって、結構な重量感です。
しかし、流れを抜ければこちらのもの。
一気に浮かせてタモでフィニッシュ!
こちらは21㎝ほど。
開始後15分程度で20㎝オーバーが2匹、実に順調です。
目立つ場所で確実に追加していく
しかし、そこはやはり簡単ではない渓流釣り。
この後は木がオーバーハングしている場所で掛けバラシを食らったり、水深のあるエリアでカワムツの猛攻を受けたりと、ずっと順調にはいきません。
さらに、水流が強いという事は、アワセミスや根掛かり回収に失敗すると、すぐに仕掛けがグチャグチャになってしまうのです・・・。
そんな困難を乗り越え、カワムツが多くいたエリアの流れ込み部分に、キジを投入。
ここなら流れが強いため、アマゴしかいないだろうと思ったら・・・予想通り、目印が吹っ飛びました!
底へと潜る抵抗を楽しみながら、浮いてきたところをゴボー抜き!
20㎝程の、銀色が目立つアマゴでした。
(水の中に浸けて撮影すれば感じが出るかと思ったのですが・・・苦笑)
この次は、同じ場所にブドウムシを流したら12㎝程のチビアマゴがヒット。
エサによるアタリの出方の違いというよりかは、底近くを流れやすいキジに対してブドウムシは浮力がある為、水深がある場所では上の層にいるチビが先に食ってしまうようです。
そこで、水深がある場所ではキジをメインに流していくと・・・また目印がピタっと止まりました!
ヒットした場所が落ち込みと落ち込みの間だったため、一気に竿を立てて引き抜きます!
20㎝程の雄アマゴです!
やはり水量が多いせいで警戒心が和らいでおり、いつもより圧倒的にアタリが判りやすい状態です。
ラインブレイクがあってもまた掛かる
次にやってきたのは、6月頭の釣行で21㎝が出た場所。
期待していたのですが、水量が多い上に流れがキツく、以前の様に仕掛けを流すのは難しそうです。
そこで、少し大きめのキジを付けて、大岩の水際から落とし込み、底近くまで沈めてから手前へと引き、流れに乗せてみると・・・瀬尻で目印がギュン!と突っ込みました!!
頭上に木があったため、斜めにアワセを入れると・・・中々の引き味!
しかし、上に引き抜くことは不可能なので、取り込むには早い流れを突っ切らないといけないのですが・・・予想通り、流れのせいですんごい重さ。
サイズは20㎝くらいだろう・・・と思っていたら、あろうことか、プチッ!っとラインが切れてしまったのです!
飛びぬけて大きくないとはいえ、やはりラインブレイク(しかも水量によるもの)は悔しいもの。
急いで針を結び直し、ダメもとで再度キジを流してみると・・・なんとまだアタリが出ます!
2度目のアタリで今度はしっかりフッキング!
先ほどよりも抵抗が大きく感じます、良型の気配!
やはり上には抜けないので、岩を回り込んで一度下流側へと誘導し、そこから水面を走らせるようにして寄せて、タモでフィニッシュ!
ヒヤヒヤものでしたが、なんとか取り込んだこちらのアマゴのサイズは23㎝!
思っていた以上の良型でした!
朱点の斑点がやや濃くパーマークが薄めのこの個体は、おそらく稚魚放流個体が大きくなったアマゴだと思われます。
そして帰宅してから知るのですが、このアマゴの腹から、なんと先ほど切れた針が見つかりました。(笑)
ハリスを切った後にもう一度食ってくるアマゴ、いるんですね・・・。
このすぐ上の流れ込みも非常に良い感じだったので、またキジを流してみると・・・目印がモゾモゾっと動きました。
今度は木も無いので思いっきりアワセると、ギュンギュン暴れまわります!
この瞬間がたまりません!
落ち着いた頃合いを見て、一気に寄せてネットイン!
8匹目となるこの個体は22㎝、やはり朱色の斑点の色が濃い目でした。
アタリが少ないエリアもある
連続でヒットしたエリアを抜けると、水深が少し浅いエリアへ。
落ち込みが少なく、ふんだんはチャラ瀬になっているような場所です。
こういった場所ではキジだと釣り辛いので、ブドウムシをメインに流していきますが・・・時折ヒットするのはカワムツばかり。
念のためキジを流してみても、やはりカワムツがヒットしてきます。
さらに、連日の大雨の爪痕があちこちに残っており、所々足場が崩れていたり、すごく良さそうなポイントに木の枝が多数溜まっていて、中々思う様に釣りができません。
時々太ももまで水に浸かりながら進み、木などが沈んでいない良い感じの場所へ到達。
水深があって流れも強く良い感じですが、写真左側の瀬尻の方ではカワムツが泳いでいるのが見えます。
写真右側の泡が立っている辺りにキジを投入し、そこから底流れを捉えてゆっくり流していくと・・・突然目印が上流側へ!
即座アワセると、驚いたアマゴが一気に下流側へズドーン!!と走ります!!
竿でためて止めつつ、流れに乗ると重さで切れてしまうため、下流側へ倒しながら手前へと寄せていき、浅瀬まで誘導してタモでフィニッシュ!
よく太った、21㎝のアマゴでした。
ここぞと思った場所では必ずと言っていいほど良型がヒット。
これだけ読みや釣り方が当たると、楽しくて仕方ありません。(笑)
この後同じ場所・同じ釣り方・ブドウムシでヒットした10匹目は、13㎝程のチビアマゴ。
どうもこの日はキジの方が相性が良いようです。
次の場所は複数の落ち込みがぶつかり合う複雑な場所。
さらに頭上には木、足場は大きな岩で最悪という状態ですが、実にいい雰囲気。
早速キジを流してみると、一発目は12㎝程のチビアマゴ。
そして、腕を目いっぱい伸ばした辺りに仕掛けが流れた瞬間、手元までゴンゴン!!という感触が!!
伸び切った腕を起こすようにしてアワセると、中々の引き味・・・ですが、
取り込み方が判りません。(゜Д゜;) (苦笑)
なんせ頭上にはガッツリ木、足場は最悪。
そもそも水面まで結構な高さがあり、ヒットしたのは体を前傾にして腕を伸ばした状態・・・。
足元は小さな滝壺の様になっており、降りるのは勿論不可。
そして暴れまわるアマゴ・・・。
見た感じだとそこまで大きくはないので、一か八か竿を横にスイング、一気に引き抜くと・・・すごい勢いでアマゴがこちらに飛んできます!
苦し紛れに伸ばしたタモに、奇跡的に一発で収まりました!
サイズは17㎝ほど、ヒットしたのがこのサイズで良かったと心底安心しました。
勿論、仕掛けはグチャグチャになって糸くずワインダー へ。(苦笑)
進んだ先で順調に追加→どんどん小型化
先ほどのエリアはそのまま進むことが出来なかったので、川を渡って反対側から移動。
少々時間はかかりましたが、無理してけがをするよりはマシです。
そして辿り着いたポイントで、やはり目印が吹っ飛びます!
こちらも18㎝とはいえ、引き味は結構強烈で楽しいものですが、2匹続けてサイズダウンしているのが気になります。
次の場所は、大岩の間を強めの流れが抜けていく場所。
深く抉れていたので、しっかり底流れに乗せると・・・目印が止まりました!
アワセると、底に潜りながら下流へ向かって突っ込んでいきますが、こちらも負けじと竿を立てて対抗。
足元まで高さがあったので、浮いてきた勢いそのままにゴボー抜き!
尾鰭が立派なこの雄アマゴは21㎝。
実にカッコイイ顔つきをしています。
パッと見は細く見えますが、別角度から見ると、
この分厚さ!実に良いコンディションです。
この次の期待ポイントではアタリは無く、少し水深が浅いエリアへ。
この先はあまり深い場所がないのでどうかな~と思っていたら、次にヒットしたのは14㎝。
この後18㎝くらいのアマゴをカケバラシしてしまい、進んだ先でヒットしたのは13㎝。
キジも残り僅かになってきたので、脱渓前最後のポイントでヒットしたのは・・・11㎝のチビアマゴ。
どんどんサイズダウンしていきます。(苦笑)
ここまで蒸し暑い中を遡行してきて結構疲労していた上、気が付くと脱渓しやすい場所まで来ていました。
少々速い時間ではありますが、11時半頃に納竿としました。
この日の釣果&纏め
最終釣果は、23㎝までのアマゴが17匹(うち20㎝オーバーが8匹+18㎝、17㎝が1匹ずつ)。
いつもはチビアマゴの方が良型より多いのですが、この日は増水で警戒心が薄れていた事もあり、上々の釣果となりました。
また、地堀のキジ(ドバミミズ)はやはり抜群に食い込みが良く、アタリも判りやすいものがほとんど。
いつもとはいきませんが、やはり餌は(川虫含め)出来る限り自分で用意した方が良いようですね。
さて、禁漁がすぐそこまで近づいてきていますが、実は禁漁に備えてもう1日休みを取ってあるので、もしその日に天気が良ければ、今年最後の渓流釣りに行こうと考えています。
名残惜しいですが、来年も同じように楽しませてもらうために、禁漁期間というのは欠かせないもの。
ルールを守って、皆様も残りわずかな期間の揖保川渓流釣りを楽しんでくださいね。
今までの渓流釣行はこちら↓
コメント