こんにちは、Angler Ogiです。
前回釣行時に28.8cmの幅広アマゴをゲットし、見事4年ぶりに自己記録を更新したのですが、またしても奇跡が起きました。
4月25日、二週連続で自己新記録をゲットしてしまったので、その様子を詳しく書いていきます!
ヒラタが・・・あれ?
実は本来は24日(水)(雨天でしたが)に釣行予定だったのですが、23日(火)に食あたりを喰らってしまい、しばらく上げ下しが止まりませんでした。
幸い息子はなんとも無かったのですが、嫁さんも同じ症状でダウン。
ですが幸い丸一日で二人とも症状が快方に向かったので、予定通り釣行(強行?)することに。
午前中だけの釣行の為4時半に目覚ましをセットしたところ、前回よりもスッキリ目が覚めたので、予定通り出発します。
餌採り場に来てみると・・・あれだけ繁茂していたカワシオグサがほぼありません!
これは餌を採りやすくて助かる・・・と思いきや、何故かあまりヒラタが採れないのです。
火曜・水曜と連日雨が降っていたため多少増水気味で、水温もかなり下がっている印象でしたが、それにしてもおかしい・・・と、あちこち攻めてみると、なんとかパラパラ採れます。
しかし、私がいつも餌採り場としているポイントは全種類の川虫が採れるオールラウンドな場所。
そのため、ヒラタに特化しようとすると大変効率が悪いのです・・・。
キンパクは玉砂利の流れ、クロカワムシやオニチョロは岩を蹴とばし、スナムシは淀みの砂利を掘り、ヒラタはツルツル岩をタオルで撫でて、網で受けます。
これは次回から餌採り場を変える必要があるなと思いつつ、1時間近く川の中を歩き回り、水の中に手を突っ込んで、なんとか70匹程のヒラタを確保。
小粒なものが多いのが気になりますが、時間がもったいないので、急いでポイントへと向かいます。
ちなみに今年は既にスナムシが羽化のピークを越えてしまったようで、2匹しか網に入りませんでした・・・。
最初のポイントで速攻ボーズ逃れ
最初のポイントは、毎年良型が釣れている区画。
しかし今シーズンはまだ掛けバラシがあっただけで1匹も釣れていないため、早くこの場所で1匹釣っておきたい!と思いながら入渓します。
川の様子を見てみると・・・どうやら引原川にはまだカワシオグサが繁茂しているようで、あちこちワサワサ。
それでも以前よりは(前日の増水のせいか)マシになっているように感じつつ、急いで支度開始!
この日のタックル①下
- ロッド・・・シマノ・弧渓ZM M61
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・0.3号通し、4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号、B号、2B
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・ヒラタ
とりあえずは1匹を釣るため、超テッパンポイントへと仕掛けを流し込んでみますが、どういう訳か反応がありません。
あちこち立ち位置を変えながら流してみたりもしたものの、結果は同じ。
さらに、この周囲でも一切アタリがありません。
一度岸に戻ると、ありました!新しい足跡。(苦笑)
入渓時刻から考えると、前日にアングラーが入っていたのかもしれません。
こうなると小場所は全て魚が不在だと考え、この先にある大場所、大きな淵へ。
まずはジンタン2号で流心脇へと投入し、丹念に探っていきますが、こちらも反応無し・・・。
そんなはずはない!と、立ち位置をやや上流側へと移動。
目印の位置をぐっと上げ、オモリを2Bに変更します。
さらに、先ほどよりも投入点を3mほど上流側へとずらし、同じラインでありながら流すレンジと角度を変えて流してみると・・・目印がフッと止まりました!
アワセを入れると小気味良い引き!
ですが、竿のパワーがありすぎてアッサリ浮いてきたので、そのまま引き抜いてタモでキャッチ。
サイズは20cmジャスト、シラメ(銀毛/スモルト)化しているカッコイイアマゴです!
こちらは海に降ってまた帰ってきてくれることを期待し、リリースしました。
どうやら流れに対して直角に流すより、やはり餌先行でやや斜めに流した方が反応が良い様子。
大場所なのでまだ来るはずと思い、もう一度同じように流していくと・・・目印がフっと止まったのですが、残念ながら一瞬掛かって掛けバラシ。(ワンサイズ大きいくらい)
アワセが弱かったかと悔やみつつ再度流してみたのですが、残念ながら反応が出ません。
それならばと、今度はオモリをB号に変更。
投入点をややずらして石裏で馴染ませて引き込み、流心の底流れに乗せてみると・・・目印を抑え込みました!
アワセを入れると、ゴンッという感触と共に小気味良い引き!
強い流れの中存分に楽しんで、最後は抜き上げてキャッチ!
こちらのアマゴは21.5cm。
それにしても弧渓 ZM のパワーはやっぱりすごいですね・・・!
ただただ竿を立てるだけでス~っと魚が寄ってきてくれるので、20cmクラスなら楽に取り込めます。
いつかこの竿で取り込みに苦戦するサイズを釣りたい・・・。(苦笑)
残念ながらこの後はアタリが出ず、もう1つある淵でも完全に不発。
早々に見切りをつけて移動することにしました。
次の場所はなぜか不発
次に訪れたポイントは、過去に25.5cmの良型が出たエリア。
さらに、以前この場所を訪れた際に巨大な魚影を目撃しています。
今回も期待しつつ、実績のある大きな流れ込みや淵を攻めてみたのですが、何故かアタリのアの字もありません。
やや下流側へ降りて流心の脇を探ってみたり、大岩周辺を攻めてみたりもしましたが、残念ながら不発。
やはり元々入渓しやすい場所なので、既に釣り荒れているのかもしれません。
一度入渓地点近くまで戻り、上流側に広がっている大きなヒラキや瀬も丹念に攻めてみたのですが、やはりここでもアタリゼロ。
残念ながら釣果は得られませんでした。
悩んだ末前回と同じ場所へ
先の場所である程度釣果を見込んでいたため予定が大きく狂ったのですが、一先は事前の予定通りに次の入渓予定ポイントへ。
が、このポイントは(予想通りではありますが)カワシオグサまみれ。
これではちょっと釣りをするのがしんどい状態です。
ならばやはり前回釣行時に最高の結果が出たポイントへ行くべきだろう!という事で、前回と同じ場所に到着。
幸い先行者もいないので、これ幸いと入渓します。
この日のタックル②↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.3号通し、3.6m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2号~2B
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・川虫(ヒラタメイン)
前回釣行時、良型が掛かった際に竿が根元からブチ曲がり、取り込みに大変苦労したことから、今回の仕掛けはいつもより10cmほど短くしてあります。
意気揚々と入渓してみると、
目の前を飛び去っていく鵜。(゜∀゜♯)
もうこの時点でこの周辺は釣れないことが約束されたわけですが、実に腹立たしい・・・!!
釣れないと判っていても、とりあえず目ぼしい場所に仕掛けを流していきます。
予想通り何のアタリもないまましばらく遡行していき、やってきたのは前回良型がヒットした場所。
今回も当然いるだろうと思って同じように2号オモリで流してみると、
17cmほどのアマゴがヒット、即リリースします。
この後15cmほどのアマゴも釣れたのですが、良型はあいにく留守のよう。
どんどん遡行しつつ、前回アタリがあった場所を丹念に攻めていくと、いつも裏切らない大岩の陰で良い感じのアタリが!
しかしこれはアワセミスをしたばかりか、仕掛けが跳ね上がってグチャグチャに。
どうしても竿が柔らかい分強めにアワセないといけないので仕方ないのですが、やっぱり硬めの5mクラスの竿が欲しいところですね・・・。
渓峰 尖 の硬調57が欲しいなぁ・・・。(苦笑)
この後しばらく釣り上がったのですが、16~17cmのアマゴを2匹追加したのみ。
どうも良型はこの周辺にはいないようです。
それでも私は焦りません!
この先には、前回24.7cm、26.7cm、28.8cmを釣ったポイントが控えているのです。
きっと良型が出るはず!と信じて、その場所まで遡行します。
動画撮ってたら逃げてった。
そうしてやってきたのは、前回24.7cmが釣れた場所。
この場所は前回より10cmほど水量が少ないようですが、それでもいい雰囲気です。
早速仕掛けを岩の裏に入れると、なんとまさかの落ちパク!!
慌ててアワセを入れたら掛からず、それどころかまた仕掛けがグチャグチャに・・・。(泣)
手早く仕掛けを取り換えて、その周辺を探ってみましたが・・・なんとこの後素針3連発。
1回はアワセが弱く、2回は完璧なタイミングで強めのアワセを入れたにもかかわらず掛からないのです。
どうも既にかなりスレているようで、こういったケースでは軽いオモリで違和感なく流せるよう、流し方を工夫しないと大きなアタリを出してくれないよう。
・・・と、前日観た動画で名手の千島克也さんが言っていました。(笑)
このタイミングで思い出し、一度軽いオモリに変えてみたりもしたのですが、時すでに遅し。
残念ながらこの場所では良型をゲットできずに終わりました。
しかし!このすぐ傍には大きな落ち込みが連なっており、その中の一つが超・本命ポイント。
前回の26.7cm含め良型の実績がある上、かなり難易度の高い場所なので、期待度はMAX!
早速2Bのガン玉をセットして流してみますが、この場所は水量が平水くらいになると流れが強くなるという、やや変わった場所。
案の定流れが強くなっており、中々思うように流れてくれません。
それならばと流す位置を変えることにし、なんとなくアタリが出る予感がしたので、ターポリンポーチ 内のスマホの動画スイッチをONに。
そして流すこと3度目、流れ込み通しがぶつかるヨレから底流れに乗った瞬間、目印を強く抑え込むアタリが!!
確信を持って強くアワセると、ゴンッ!という感触!!
頭上の木に気を配りながら一度下流側へと下げ、そこから上流側へと誘導します。
そして狙い通り足元までやってきたアマゴを一気に救い取って、無事にキャッチ!!
ここまでは良かったんです。えぇ、ここまでは。
とりあえず岸に戻ろうとしたら、仕掛けが目の前の木にガッツリ引っかかっているのが見えたので、その場で手早くラインを切って余りを全て回収し、岸へと移動。
ターポリンポーチ からスマホを取り出し、アマゴの美しさを撮影してから、一度スマホの録画を切ろうと思ったら・・・不具合で動かないのです。
丁度一年前に支流で水没させてから調子悪いなぁ、などと思いながら、一度魚の入ったネットを地面に置いて・・・と思ったら、その瞬間ネットのアマゴがピョン!とジャンプして、
そのまま帰っていきました。(苦笑)
美味しそうな塩焼きサイズ、しかもまだちゃんと検寸してないのに・・・!!
と悔やんでも後の祭り。
動画から切り出したアマゴのスクショがこちらです。(苦笑)
ちょっと小さく見えますが、網の中で折れ曲がっていたので、おそらくサイズは24cmをちょい超えるくらいの、結構な良型。(苦笑)
まぁちゃんとキャッチは出来たし、この子はリリースだ!と割り切ることにしました。
まさかの自己新記録、現る。
この後は前回も良い反応を得られなかったエリア。
さらに終了時刻が近づいていることもあり、やや急ぎ足で遡行します。
そうして辿り着いたのは、この場所の大本命である大きな淵。
相変わらず良型が居そうだなぁ、と思いつつ新品の仕掛けに取り換えようとしたら5.3m用の仕掛けが底をついていたので、急遽天井糸を1mにカットし、全長4.1mの仕掛け(弧渓用)の仕掛けをセット。
さらにオモリはこのポイントでベストだと考える2Bに、目印の位置はかなり上へ。
大型サイズのヒラタは既にいなかった為、中型サイズを2匹針にセット。
そうして、前回自己記録サイズを釣った時と全く同じ場所へと投入して仕掛けを馴染ませ、穏やかな底流れへと仕掛けを乗せていきます。
流れが前回より弱い分、じっくり目に仕掛けを流していくと・・・カケアガリの手前で流れるのが速くなり、そろそろ仕掛けを回収か・・・というタイミングで、目印が小さく上下に震えました!!
これどっかで見たことあるやつ!!と思いながら、躊躇せずに思いっきりアワセをいれると、
ズゴッウゥン!!!!
という強烈な衝撃!!
そして手元まで伝わる強烈な引き味!!!
竿が根元まで曲がり、(古いせいもあり)あちこしキシキシ(キュンキュン?)言っていますが、そんなものはどこ吹く風。
なんせ前回特大サイズを釣っているため、流石にそこまでは大きくない!余裕あるぞ!といった感じです。
幸い取り込み方や取り込む場所もバッチリ覚えていたので、一段低い場所へ。
下流への流れに乗ると一気に大変になるため、自分が魚の下流側になるように移動します。
そして浮かせた瞬間にテールウォークされると大変なので、竿のしなりを目いっぱい利用しつつ、水面近くに浮いてきた瞬間、一気にタモで掬い取って・・・無事にキャッチ!!
で、デカイ!!けど前回のサイズより細い!!!
というのが最初の印象でしたが、落ち着いて(逃げられない陸地へ)移動して、もう一度撮影。
体側に、鳥に襲われたときに出来たであろう大きな傷があるこちらのアマゴ。
それも相まって風格、貫禄がすごいです。
改めてネットから取り出してみると・・・
デカイ!!いや、長い!!(笑)
前回の28.8cmと比べるとかなりスリムではありますが、長さはとんでもないものがあります。
これは遂に尺行ったか!?いや、前回のやつの方が大きいのか!?と興奮しながらメジャーを当てますが、
撮影してたらアマゴの尾鰭側がズルズル落ちてきて、ちゃんと計測できません。(苦笑)
しかもまた平坦な場所で計測していないことに気づきました。
それでも、この画像を拡大してみると・・・?
なんだか30cm近くあるように見えます!!
改めて平坦な場所で、より丁寧に計測してみたところ・・・!!
29.2cmありました!!(^^)
僅か一週間で自己新記録を更新した喜びが半分、文字通りの泣き尺という事で悔しさ半分。
なんとか尺ないかなと思い、浅ましくも口を思いっきり開けて計測してみたら29.7cmだったんですが(笑)、当然これじゃ違反なので意味が無いんです。
しかも違反しても泣き尺のまま。(苦笑)
とはいえ、こんなサイズがシーズンで2本釣れただけでもビックリなので、素直に喜びたいと思います!
ちなみにこの後、全く同じ流し方で、
体高のある17cmほどのアマゴを追加。
さらにこの次の大場所では反応が無かったのですが、脱渓する直前のポイントで2度素針を引いた後、3度目は見事にフッキング!!
反転した魚体はかなりデカく、目測で25cm~27cmくらいの良型!!
これはファイトシーンを動画に納めたい!と思って撮影しようとしたら、
ラインブレイクでバラしました。(泣)
仕掛けが劣化していたことに加え、流れの強いエリアでヒットしたこともあり、水流の重さがラインに乗ってしまったよう。
悔しがりつつも、違うラインを攻めてみると、
15cmくらいのアマゴが遊んでくれました。(苦笑)
このポイントはこれにて終了です。
昼過ぎには帰宅しないといけないため、一瞬納竿するかどうか迷ったのですが、先ほどスルーした入渓予定だった場所が気になり、試しに入ってみることに。
しかし、やはりこの場所は特にカワシオグサがひどく、一面真っ青な状態。
これでは釣りにならないという事で、12時前に納竿としました。
この日の纏め
最終釣果は、29.2cmまでのアマゴが10匹。
ギリギリツ抜け達成です!
ただそれよりもやはり、自己新記録サイズが衝撃でした。
次に更新するのははたしていつになることやら・・・。
帰宅後、持ち帰った2匹を捌くためにクーラーから取り出したところ、デカアマゴの腹の傷が改めて目に入りました。
おそらくは一度腹側から咥えられたにも関わらず、ケガをしたままなんとか逃げ延びたんでしょうね・・・。
捌いてみると、この部分だけ骨がゴツく太くなっていました。
真鯛の鳴門骨と同じ原理かもしれません。
鳴門骨とは、激流に抗って泳いでいる最中に自然骨折し、そのまま自然治癒した際に骨が大きく太く変化したもの。天然の真鯛によく見られます。
特筆すべきは、28.8cmと全く同じ場所・同じ流し方・同じ餌で食ってきたということ。
アマゴは過去の実績場に必ず良型が付くと言われますが、これほど判りやすい例があるでしょうか。
ちなみにこの場所、(前回の記事でも書きましたが)2024年8月24日に27cmも釣っているため、よほど良い条件が重なっているのかもしれません。
今でこそ、こうして良型を仕留められるようになってきましたが、それ以前はどの場所も「アタリ無いな・・・」と通り過ぎていた場所なので、これはきっとうまく仕掛けが流せるようになってきたという事だと受け取っています。
通い続けて、渓流釣りの動画をいくつも見直し、帰宅してから記録をつけ続ける事の意味を実感している次第です。
さて、次回釣行はGW期間中のどこかになる予定ですが、GWともなるとアングラーが集中しそうなので、実にタフな状況になるかもしれません。
それでもなんとか釣果を上げて、ブログを書いていきたいと思います!(^^)
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