こんにちは、Angler Ogiです。
GW真只中の4月30日、息子の学校の振休を利用して、家族で潮干狩りに行ってきました。
今回私は、海が綺麗であることが判っている的形海水浴場/潮干狩り場を訪れてみたのですが、環境的にも素晴らしく、家族で大変楽しめたので、レポートしていきたいと思います!
当日の潮汐(的形)=満潮/4:01(149cm)、12:54(96cm) 干潮/11:43(94cm)、20:30(12cm)
潮干狩りに必要な道具
子供の頃に一度だけ潮干狩りを楽しんだ事があるような、ないような・・・私・Ogiですが、普段は渓流釣りや昆虫観察を楽しんでいる圧倒的アウトドア派。
必要な道具を考えてみたところ、以下のようになりました。
まず訪れてみて判りましたが、濡れてもいい恰好は必須。
勿論浅瀬や陸地を掘るだけでも採れますが、大粒のアサリ・ハマグリはやはり沖の方で採れました。
仮に大潮の干潮時のような好条件時であれば必要ないかもしれませんが、今回私達家族が訪れた日は小潮の干潮前で、潮位は100cm前後と高め。
そこで私は、渓流釣りで愛用しているチェストハイタイプのウェーダー を着用しました。
大変目立ちましたが・・・!(笑)
さらに、深い場所で採集した際に貝をストックしやすいよう、こちらも渓流釣りで大活躍のウエストクリール も持参しました。
紐を短くして使用したのですが、正直欠かせないレベルで便利だったかも・・・!
ちなみに、こちらが気を付けていても子供たちがバシャバシャと走り回っているので、普通に水しぶきが飛んできます。(笑)
そういう観点からも着替えを持参しておきたいですし、海の日差しは強烈なので、帽子・日焼け止めクリーム・タオルといった日焼け防止グッズも必需品!
休憩場で使用するレジャーシート/ブルーシートも用意しておくと助かるはずですし、海水を汲んで帰るためのペットボトルも用意しておきましょう!(2ℓサイズ2~3本くらい)
採集した貝は洗濯ネット(専用ネットもアリ)に入れて、クーラーで冷やし過ぎないようにして持ち帰りたい所です。(15Lクーラーに500mlペットボトル氷×2くらい)
そして実際に貝を掘る際に使用する道具はこちら。
回を掘るための熊手は、通称「忍者クマデ 」と呼ばれるタイプを事前に購入。
特に柄の長いタイプ が大活躍で、小学生の息子も長い方が使いやすかったようです。
そして採集した貝をストックするバケツ(100均でOK)、水を取り替える際に使うザル(こちらも100均)、手を保護するための軍手。
後は家庭菜園に使用しているハンドシャベル(スコップ )も持参しましたが、こちらも大変使いやすかったのでオススメです。
ちなみに的形潮干狩り場では、全長50cmを超える道具は使用できませんのでご注意くださいね!
さらに、もしマテガイがいれば塩をかけると飛び出してくるため、100均でオイルボトルを購入し、サラサラの塩を詰めておきました。
ただ残念ながら今回はどれだけ探してもマテガイの巣穴は見つからなかった為、残念ながら未使用となりました。
潮の満ち引きが大きな日であれば狙える可能性が高いかも・・・!?
的形潮干狩り場の料金・持ち帰り制限は?
的形潮干狩り場の料金ですが、私が訪れた2024年4月30日段階の情報です。
- 駐車場=1日500円
- 潮干狩り料金=大人1500円、子供(4歳~小6まで)900円
- 開場時間=9:00~17:00
- 期間中(4/1~6/30)は無休(荒天時を除く)
驚いたことに、的形潮干狩り場には持ち帰り制限はありません。
実質採り放題ですが、ぶっちゃけそんなに山ほど採れるわけではありませんが、事前に貝を撒いてくれている事もあり、全く採れないという事もないはず。
良いバランスなのかもしれませんね。
的形潮干狩り場の設備
的形潮干狩り場には、1000台収容の大型駐車場(料金500円)があるため、車で訪れる事が可能です。
また、何よりありがたいのが屋根付き大型休憩場の存在。
うちの家族も休憩でお世話になりました。
出入り口付近には男女別お手洗い、砂を落とせる水道(脇にシャワーホースも完備)の他、シャワー(温水は有料)や更衣室もあります。
さらに、貴重品を置いておくためのコインロッカー、冷たい飲み物を補充できる自販機、ゴミ箱、軽食を食べるための売店も。
仮に買いを掘る道具等を忘れたら、こちらで用意することも可能!
大変充実しています。
実際に掘ってみる
という事で、道具を全て揃えたうえで、我が家は9時15分頃に現地に到着。
平日という事もあり、第二駐車場には車が1台もおらず少々焦りましたが、第一駐車場には既に結構な数の車が!
入り口で係の方に4400円(家族3人分+駐車料金)を支払い、手早く身支度を済ませて、いざ海へ。
潮干狩りの鉄則は、「人がいない所には貝もいない、採れている人の傍で行う」と多くの有識者が語っていたので、その通りに人気のポイントで軽く掘ってみると・・・すぐにアサリを発見!
幸い息子でもすぐに採集できるレベルで、嫁さんは一発目からいきなりハマグリを掘り出したりと、家族でおよそ6時間ほど楽しみました。
私はウェーダーである事を利用し、やや沖合の底を掘ってみたところ、大型のハマグリやアサリが退屈しない程度に採れます。
1つ採れればその近くに必ず2~3個ありますし、アサリは5cmほど、ハマグリは10cm~15cm程度掘れば採集できるので、これが実に楽しい!!
また、波打ち際や人工島のようになっている場所でも普通に採れるので(ハマグリも!)、小さなお子さんでも安心ではないでしょうか。
結果、
100均バケツに半分程度の貝が採れました!
アサリが2~3キロくらい、ハマグリは39個と大漁!!
ちなみにこの日は潮位が終始高かったこともあり、我が家は大量だった様子。
他の方が持ち帰るネットを見ていると、1キロ程度の方が大多数でした。
帰る前に名物の貝飯を頂き、洗浄場で砂を洗い落とした後、採集した貝は新品の洗濯ネット(100均)へ入れて、クーラーに放り込みます。
さらに、海水を汲むための水道が西の端の方にあるので、こちらで新鮮な海水を汲んでから帰路につきました。
駐車場入り口付近から海水の水道までは、歩くとかなりの距離がありました。
この場所専用の駐車場があるので、採集後に車で立ち寄るのがおススメです!
帰宅後の貝の処理
さて、疲れて帰ってくるとこれが大変なわけですが、我が家では私の仕事。
という事で、100均で用意したスノコ付きタッパー を用意。
これだけでは足りなかったので、生魚用のスノコ付きタッパー や通常のタッパーも用意して、いざ貝を出してみると・・・!?
とんでもない量でした。(苦笑)
汲んできた海水を貝がヒタヒタになる程度に注ぎ、上からアルミホイルを被せておけば、後は自然に砂を吐いてくれます。
その際の注意事項がこちら!↓
- 砂と一緒に海水を吐きまくるので、濡れてもいい場所(風呂場)等を利用するか、容器の下に雑巾を強いておく
- スノコ付き容器の方が圧倒的に砂を噛んでる率が低かったので、出来るだけスノコ付きを利用
- 6~8時間程度で酸欠になり死に始めるので、5~6時間を目安に水替えを行う
- 海水が切れたら、(砂吐きは圧倒的に悪くなるものの)塩分濃度3%の塩水(500mlの真水+大さじ1の塩)でOK
- 死んでいる貝は大変臭い(ドブ臭い)ので、必ず最初に匂いを嗅いで取り除いておく
特に予想外だったのが、とんでもない量の海水を吐きまくること。
おかげで最初に用意した新聞紙はビッチャビチャになってしまったため、(暗くする目的で)アルミホイルを被せた上で雑巾をしっかり敷いて対処しました。
皆様もご注意くださいね!
砂出し時間はどれくらい?
砂出し時間について調べてみると、内容はバラバラ。
4時間程度で終わるという方もいれば、丸1日という方もいて、何が正解か判りません・・・!
今回私が検証してみたところ、以下のような感じでした。
- スノコ容器で4時間→まだ少し砂を噛んでいたが食べれなくはない
- スノコ容器で水替えしながら丸1日→1個だけ死んだがほぼ砂噛みなし。時々ジャリ。
- スノコなし容器で4時間→普通に砂を噛んでいた
- スノコ無し容器で水替えしながら丸1日→まだ少しジャリ。
色々試してみた結果、おそらく潮干狩りのアサリ・ハマグリの砂出し時間は、スノコ付きタッパー で6時間~12時間程度行った方が良さそうです。
また、海水から手作り塩水に変えると途端に活性が悪くなったため(特にハマグリ)、海水は多めに用意しておきましょう!!
採ってきた貝で夕食!
こうして採ってきた貝たちは、我が家の夕食に!
まずはアサリの酒蒸し。
当日と翌日、2回にわたって楽しめました。
そして欠かせないのがアサリの炊き込みご飯!
(ちょっと申し訳ないですが)売店の物より圧倒的に美味かったです・・・!(苦笑)
アサリご飯の上に載せているのは、アサリの佃煮。
これが大変美味で、家族にも大好評でした。
一方のハマグリは、
冷蔵庫で2時間程度塩抜きをしてから、まずは王道のお吸い物。
そして、ツマミがてら手間のかかる煮ハマグリ!
これが本当に美味かった・・・!
さらに、
大型の物はトースターを使用して、バターをプラスした焼きハマグリにしたのですが、腰が抜けるくらいの旨さでした。
こうしてフルコースを堪能すると、残ったのは砂出し済みアサリが40個だけ・・・!
こちらは重ならないようにジップロックに生きたまま入れ、金属バットに載せて急速冷凍。
これで次回料理する際も、解凍などせずそのまま酒蒸しなどに利用できます!
是非ご活用くださいね!
纏め
今回は訪れた日が小潮で、しかも潮がほぼ引かないタイミングという事で少々心配でしたが、実にたくさんのアサリとハマグリを採る事が出来ました。
おそらく大潮の引き潮時であれば、潮はさらに遠くまで引いていたはず。
そうなればもっと簡単に、沢山の貝が採れたはずです。
初心者や小さなお子さんでも楽しめる潮干狩り、GWの思い出作りに行ってみてはいかがでしょうか。(^^)
コメント