こんにちは、Angler Ogiです。
5月9日、昼前から引原川本流へと釣行し、幅広な良型を含む7本のアマゴをゲットしてきたので、その様子を書いていきたい・・・のですが。
今回の釣行でのアクシデント、そして釣行予定がずれこんだ理由を、来年以降の自分のため、備忘録として残したいと思います。
お時間ある方だけお付き合いください。(^^;)
元の釣行日は5月1日だった・・・
話は、前回の投稿を行った4月30日まで遡ります。
この日はGWという事で、家族で楽しく潮干狩りを楽しみました。
大漁の貝の処理、そして道具の洗浄などを終えた私。
睡眠不足と疲労もあり、窓を閉めようとした際にうっかり・・・
左手中指を思いっきり窓に挟みました。(゜Д゜)
左手の指先から、なにやら「コキョ!」という小さな破砕音のような物が聞えたかと思うと、すぐさま強烈な痛み。
急いで氷水で冷やした後に湿布を貼ったのですが、何を隠そう私、本職はギタリスト。
そして5月3日に姫路駅前広場でライブを控えている身だったのです。(苦笑)
当然のごとく、釣行は中止。
3日間は指の静養に充てて、当日は痛み止めを飲み、なんとか演奏をやりきりました。(苦笑)
そして運悪く?というか、ライブ前日の5月2日頃から、今度は肺の様子がおかしいことに気づいた私。
元々重度の喘息もちなので、自分の体調にはかなり敏感です。
5月3日のライブ当日はちょくちょく咳が出ており、「黄砂や花粉を吸い過ぎたのか」と思っていたのですが、日に日に咳はひどくなっていきました。
そして5月6日、まさかの発熱。
普段から平熱は低く、滅多なことで発熱しないのに何故・・・?と疑問は募るばかり。
そして5月7日、かかりつけの病院を受診したところ、気管支炎か肺炎か判断が出来ない状態に。
(発熱者はまだ院内に入れないのでレントゲンが撮れません。憎きコロナ。)
とりあえず飲める分だけの薬と吸入器を一式持ち帰って様子を見ていたら、熱が38.6度まで跳ね上がる始末・・・。(泣)
毎日悲惨な咳と喘息で寝れずに苦しんだものの、幸い5月8日の午前には熱が下がり、後はひどい咳と重度の喘息が残るのみとなりました。
ただ、血痰が出たり肺の痛みが出ているので、今回はどうやら運悪く肺炎だったようです・・・。(苦笑)
とはいえ、さすがに家でじっとしているのもしんどくなり、どうせ10日からは仕事なので、リハビリにでも行くか・・・という事で、5月9日の昼前から釣行(むしろ強行)する事にしました。
中指はまだかなり痛い上に内出血も残っているので、ヒビでも入っていたのかもしれません。(苦笑)
ヒラタが小さい!!
中指負傷&肺炎というトラブルを乗り越え、現地にやってきたのは午前9時頃。
道中の気温計が11度を示していた通り、この日は結構冷え込みました。
とりあえずエサとなるヒラタを採るわけですが、前回釣行時にヒラタが採りにくかった事もあり、今回はやや下流でエサ採りをやってみます。
幸い網には割と沢山のヒラタが入りますが・・・いかんせんサイズが小さい!
5mmに満たないサイズが殆どで、1cmを超えるサイズがなかなか採れません。
しかも水、超冷たい・・・体感で9度くらいでしょうか。(苦笑)
朝の気温のせいで水温も下がっているようです。
とりあえず30分程頑張ってみたもののあまり芳しくないので、一度場所移動。
引原本流のエサ採り場でもやってみましたが、こちらは数が少なく苦戦。
幸い良いサイズが10匹程採れたので、貴重な時間を無駄にしないよう、急いでポイントへと向かいますが・・・残念ながら目星をつけていた場所には先行者が。
仕方なく引き返し、本命ポイントその②へと入ることに決めました。
急いで支度を整えて入渓します。
- ロッド・・・シマノ・弧渓ZM M61
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・0.3号通し、3.7~4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号~4B(B号メイン)
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・ヒラタ
購入したライン、不良品だった。
時刻は既に10時を過ぎており、実にいい天気。
これならすぐに水温も上がってくるはずだと期待しつつ、気になるポイントに仕掛けを通していきますが・・・反応がありません。
本来5月半ばともなれば、この日のように多少の増水(15cm~20cmくらい)であっても瀬や落ち込みの筋内で食ってきますが、アタリが無いのです。
こうなってくると、季節がやや逆戻りした状態と仮定し、4月頃に攻めていた場所が有効だと判断。
一気に歩を進め、大きめの淵へとやってきました。
まずは、実績のあるウケになっている大岩へぶつかる流れへと仕掛けを入れ、じっくり底の方を流しますも、反応がありません。
流す筋を変えて、緩やかな場所を探ってみたり、流れに引き込む前に底に落とし込んでみても、結果は同じ。
ならばこれはどうだ!と、オモリを2Bに変更。
完全に流れが無い淀みで一気に沈み込ませ、流心脇の流れにゆっくり引き込んでいきます。
そして仕掛けが流れ始めたと同時に竿を傾け、ややドラグドリフト気味に仕掛けを通していくと・・・目印がクンッと入りました!
アワセを入れると、キュキュっと小気味良い引き味!
場を荒らさないように、素早くネットイン!
1匹目のアマゴはジャスト20cm。
既に体高が出ていい感じですが、元気なのでリリースします。
一応針とラインをチェックしようと、軽く引っ張ってみると・・・プツッ!と切れました。
あ~チェックしてよかった、と思いながら結び直したのですが、実はこれ、予兆だったのです。
手早くエサを付け替えて、オモリはB号にサイズダウン。
先ほどよりもエサがやや早く流れるようにしてから、同じように流していくと・・・本流筋に合流する直前に、目印が小刻みに震えました!
これは良型特有のアタリ!と確信を持ってアワセたところ、
ズンッ!! プチッ!!!
という無常な感触・・・・・・・。
反転したサイズは優に25cmを超えていたので、思わずその場で崩れ落ちました・・・。
仕掛けを回収してみると、オモリの下辺りで真っ二つ。
仕方がないので一度仕掛けを全て回収し、新しい物へと付け替えました。
そして次の1投でも同じ場所でアタリが!やっぱり一か所に固まってる日だ、と確信をもってアワセたら、
今度は天井糸と目印の間でプチン!!
あまりの出来事に呆然自失。
そんな事があるのか、とショックを受けつつ、また仕掛けを付け直して・・・異変に気付きました。
新しいはずの仕掛けが、簡単に切れるのです。
なんと3本連続で、接続の段階で切れてしまったので、これはやや古いライン(解禁前に購入)を使ったせいか?と落胆。
とりあえず4本目は接続しても切れなかったので、釣り続行です。
同じように流せばきっと良型が来ると思っていたのですが、
ヒットしたのは18cmほどのアマゴ・・・違う、君じゃないんだ・・・。
素早くリリースした後、再度オモリを2Bに変更。
投点を替え、ポイントに流しいれる向きを変えつつ流していくと、また目印が震えます!
今度こそ!とアワセを入れると、ゴンッ!!という強烈な感触!!
ようやく来た!と喜んだのも一瞬、またしてもプチンッ!!と切れる糸。
なんやねーーん!!!と絶叫しながらラインを確認してみると・・・やはりプチプチ切れてしまうのです。
おかしい、この仕掛け以降はつい最近(4月)購入したばかりのラインのはずだ・・・と呟きつつ、手持ちの弧渓 ZM 用の仕掛けを全てチェックすると、まさかの全滅でした。
さらには、仕掛けをその場で作れるよう持参している2つのスプール分も全滅。
まだ40mくらい残ってるのに・・・!!(泣)
あまりの出来事に絶望し、一度竿をたたんで車へ。
リュックの中にある新品のラインを取り出して、使うべく確認すると・・・なんとこちらも不良品!!
そう、当日持参していた0.3号のライン(スプール3つ分)は全滅。
予備としていた0.4号(2年前購入)と0.25号(2月に購入)も、紫外線劣化でダメになっていました・・・。
よくよく考えると、今回持参していた0.3号のライン3つは、アマゾンのセールでまとめて購入したもの。
釣具店で購入すると1000円前後する渓匠シリーズ ですが、700円程度で購入できたので喜んでいたのですが・・・在庫一掃セールか何かで、古いものを購入してしまった感が否めません。
使う仕掛けも無い、新しく仕掛けを作ることもできない・・・。
絶望した私は、一度小国釣具店さんまで戻るか、帰宅するか・・・と考えたのですが、ここで「天平用(5.3m)の仕掛けは違うスプールのラインで作った」事を思い出しました。
一度釣り場に戻って天平用の仕掛けを取り出してみると、やはりラインは問題ありません!
これならなんとか釣りになると、心底ホッとしました。
随分無駄な時間を過ごしてしまいましたが、再度同じ場所へと仕掛けを入れてみても、流石に反応無し。
そりゃこれだけアワセ切れすればダメになるよね・・・と落ち込みつつ、遡行を再開します。
皆さん、アマゾンのセールでラインを購入する際は、くれぐれもご注意くださいね・・・!
テッパンポイントに固まっていた!
水量が増えたことによりあちこち良い雰囲気になっていますが、そこはやはりGWを過ぎた後。
あちこちに足跡が残っていたので、この辺りはかなり釣り荒れているようです。
それならばと、期待していた大淵に来てみたのですが、こちらは水量が増えすぎて、ポイントへ仕掛けが届きません。
立ちこむ場所も腰以上の水深になっており、どう考えても危険。
さらに、流れ込みは強烈になっており、とても仕掛けが馴染む雰囲気ではありません。
少しやってみた後、諦めてさらに遡行していき、やってきたのは私的テッパンポイント。
少々目立ちにくいところにある小さな流れ込みなのですが、意外とそこは深く流れが複雑なため、いつもアマゴがヒットするお気に入りポイントです。
正直、今日はここで釣れなきゃもうダメと思っていたので、まずは2Bのオモリ+小さめのヒラタ2匹掛けで、流れ込みの尻から狙っていきます。
流れ終わりの辺りで小さなアマゴが目印を引っ手繰っていきましたが、これはスルー。
今度は流れ同士がぶつかるラインを通していきます。
しかし、2Bだと流れ込み周辺は良い感じですが、この流れがぶつかるヨレでは重すぎたよう。
なんだか仕掛けがモッタリしてる気が・・・。
ならばと、オモリをBに変更。
流れ込みの奥へとキャストして馴染ませ、流れの影響を受けにくいよう避けるように引っ張ってきて、流れがぶつかる場所へと誘導すると、良い感じで馴染みました!
これは来るぞと確信を持って待ち、ここっ!!というポイントに入った瞬間、狙い通りに目印が引き込まれました!
アワセを入れると、ズンッ!という重量感のある手応え!そして反転するのは分厚い体高のアマゴ!
流れに乗って一気に下流へと突っ込みつつ暴れまわり、時にグルングルンローリングしますが、私が持っている竿は弧渓 ZM 。
竿のパワーがすごいので、ヒヤヒヤすることなく、実にどっしり引きを受け止めてくれます。
ある程度暴れてアマゴが疲れてきたであろう頃合いで竿を立てて空気を吸わせ、一気に水面へ。
そのまま水面を滑らせるようにして、余裕を持ってタモで掬い取りました!
ネット内のアマゴを見てみると・・・
とんでもない体高です!
しかもこの日から27cm枠(変形して28cmくらいになってる)に変更したタモ枠と良い勝負のサイズ感!
これぞ本流で釣れる最高のアマゴ、と言わんばかりの体高で、先日釣った28.8cmよりもぶっといんじゃないかというくらいのメタボアマゴです。
ヒレの上端がやや欠けていましたが、それでもサイズは堂々の26cm!!
今シーズン第4位(暫定)のサイズでした!
このアマゴを掛けた瞬間、流れから出て下流に突っ込んだこともあり、「このポイントにまだいるんじゃね?」と思った私。
目印の位置をやや上にずらし、先ほどよりも奥へと投げ入れ、ゆっくり引き込みながら底流れへと流し込むと・・・先ほどと少しずれた位置で目印が抑え込まれました!
やっぱりおった!とアワセを入れると、ゴンッ!という感触と共にアマゴがヒット!
こちらもかなり暴れまわりましたが、竿のパワーでたやすくいなし、難なくゲット!
こちらのアマゴは22.5cm。
サイズのわりに体高がバチバチで、よく引いてくれました。
さらにさらに、もう1匹良そうな気がしたので、今度は目印を浅くして、上層を漂わせるように流してみると・・・また目印を一気に引き込みました!
アワセを入れると同時にピョーンとアマゴがジャンプ!
着水と同時に暴れますが、そこはやはり竿のパワーが一枚上手。
一気に引き抜いてタモでキャッチ!
こちらは22cmありましたが、やや細身なためか、先の2匹より小さく見えました。
この場所はこれで打ち止めでしたが、すぐ傍にある流れ込みでは、
18cmほどのアマゴがヒット!
やはり流れが強い場所よりも、緩流帯に多くいるような感じです。
釣り下って1匹、別場所でバラシ・・・。
この先もしばらく釣り上がるか、という場所に来たのですが、餌のストックが心許なくなったので、一度車の近くまで戻ります。
そしてそこから再入渓し、川の石をひっくり返して、30分程で30匹程のヒラタを確保!
最初からここでエサ採りすればよかった説、あります。(苦笑)
戻るのも面倒だったので、今度はここから少し釣り下がってみたところ、2回素針を引いてしまいました。
それでも、狙っていたここぞ!という、岩の間へ強い流れが来ている場所で、目印を引き込むアタリが!
アワセると、ゴンッ!という良型特有の感触!
開けた場所で掛けたため、思う存分引き味を楽しむことが出来ました。
最後は流れが緩やかな場所へと誘導して、タモでフィニッシュ!
こちらのアマゴは23cm。
この写真だとあまり体高があるように見えませんが、角度を変えると・・・
この腹回り!!
やはりこの時期のアマゴはメタボが多いように思います。
これでこの場所は終了となりました。
一度車へと戻ると、時刻は既に14時前。
最後に、やや下流にあるお気に入りポイントへと車を走らせます。
手早く身支度を整えて入渓し、テッパンポイントへと仕掛けを通していきますが、ここではアタリが出ません。
何度か流していくうち、少々予想していなかった流れがぶつかる場所で、突如目印が小刻みに震えました!
慌ててアワセを入れると、反転した魚影は・・・デカイ!目測で28cmくらいあります!!
が、残念ながら一瞬でフックアウト。(泣)
膝から崩れ落ちました・・・もう何回目か判りません。(苦笑)
その後、また一度エサを補給しつつ、大きな淵2か所をやってみたのですが、1回アタリがあって素針を引いただけ。
15時に納竿としました。
纏め
最終釣果は、18cm~26cmまでのアマゴが7匹。
キープは22cm、22.5cm、23cm、26cmの4匹です。
どのアマゴも内臓脂肪まみれで、超メタボ!
実に美味しそうです。
総数は7匹と、数だけ見るとツ抜け出来ませんでしたが、釣行時間が10時~15時という事、先行者がいて本命ポイントに入れなかったこと。
そして何より、ラインの不良品トラブルによるライン切れが4回あったり、肺炎と喘息と睡眠不足で絶不調だった事を考えれば、まぁ良しという事にしておきます。(苦笑)
改めて、渓流釣りはエサ採りから遡行まで、とんでもない運動量だったんだという事を喘息により思い知りました。(白目)
今回感じたのは、雨後の好条件であったという事もありますが、GW開けにもかかわらず良型のストック量が思ったより多かったということ。
確かに数は例年より少ないかもしれませんが、最後にバラした良型もかなりのサイズでしたし、引原本流にはまだまだ良型が潜んでいそうな気配です。
ただ、何度も仕掛けを流した後、流し方を変えた瞬間ヒットしたり、なんて事も多いので、仕掛けの流し方・釣り方の引き出しは、数多く持っておきたいところ。
特にオモリの使い分けが今のところ好釣果を生み出しているので、今後はこれまで以上にオモリの使い方を研究していこうと思います。
そして次回釣行時には、新品のきちんとしたラインで仕掛けを組んで持参します。(苦笑)
ライン不良品トラブルが無ければ、今日の釣果も普通にツ抜けでしたしね・・・。
さて、次回はまた来週半ばに釣行予定なので、体調と仕掛けと対策をバッチリ整えて、朝イチから挑みたいと思います!(^^)
揖保川のアマゴ釣り、随時更新中!↓
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