こんにちは、Angler Ogiです。
8月30日、禁漁目前のため、今シーズン最後となる揖保川へ。
結果、全く想定していなかった大爆釣となり、大満足の1日となりました。
詳しく書いていきます。
この1カ月、私Ogiは・・・
およそ1か月ぶりの更新となる今回の記事。
当ブログの読者様の中には、
「おい!前回の記事末で、実家帰省ついでに8月頭に奈良県の天川に行くって書いてなかったか!?」
と思われる方もおられるかもしれません。
勿論当初はそのつもりだったのですが、釣行直前、早朝に遊漁券を販売してくれる福西豆腐店さんが水曜定休であることを知ったのです。
兵庫県民である私は事前に遊漁券を入手する手立てもなかったため、仕方なく早朝から和歌山の田ノ浦漁港へとカワハギ&アジ狙いで釣行したのですが、
唯一この18.5cmのカワハギがヒットした以外は、
よく掛かったなと思うようなベビーサイズのカワハギばかり。
アジも中々回遊してこず、10時半頃にダメ元で外海向きへと移動した後にようやく入れ食いとなり、30分で30匹ほど確保して納竿となりました。
なんせ気温35度の中、日陰の無い堤防で釣るのは危険すぎますね・・・(苦笑)
そして翌週、揖保川へと釣行する予定だったのですが、
まさかのコロナ感染。(〇Д〇)
周りでも随分流行っているので、いつかは来るだろうなと思っていたのですが、どうやらどこかで感染してしまったよう。
幸い高熱は1日半で下がりましたが、味覚障害、腰痛、むせ込む咳、ひどい倦怠感により、盆前のお休みを棒に振ってしまいました。
さらに、本職である音楽教室の発表会が10月21日に迫っているのですが、コロナにより楽譜作成が全く進まなかったせいで、お盆明けのお休みは仕事漬け。(いや最早休みではない・・・)
そしてさらに翌週(8月24日)は悪天候で釣行できず、気が付けば禁漁(9月1日)が目前に迫っているではありませんか!!
ありがたいことに嫁さんから「禁漁前に丸1日行っておいでよ」と送り出してもらい、8月30日、随分久しぶりに釣行と出来たのです。
では本編、どうぞ。↓
真夏なのに平水、最高!
ここ最近にわか雨が多かった影響もあり、前週末は結構な増水。
釣行するタイミングはちょうどいい感じで引き水となり、揖保川周辺はほぼ平水です。
6時過ぎに高井釣具店さんに立ち寄り、キジ(ミミズ)とブドウムシを購入。
今年お世話になった挨拶を済ませて、ポイントへと向かいます。
引原川はダムの放流もあったのか水量多めだったので、2023年シーズンの〆は、通いなれた三方川方面の支流へと向かうことにしました。
どの場所から入渓するか少々迷いましたが、4月の釣行で良い経験ができた場所をチョイス。
22cm~23cmくらいのが3匹程度釣れたらいいなと目標を立て、手早く支度します。
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.3号通し、3.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号~ガン玉4B(Bメイン)
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・キジ、ブドウムシ
見た感じ、水量は平水より5cm程度高めと実に良い感じなので、1か所目からバンバン当たることを期待して仕掛けを流していきますが・・・予想に反して全くアタリがありません。
この時点での気温が曇りで26度はいえ、暑い時期なので流心にいるはず・・・と思っていたのですが、どうやら流心にはいないようです。
それなら、脇の流れの緩い場所はどうか・・・と考えて流してみますが、こちらもアタリ無し。
入渓する場所を間違えたのかと考えていたら、足元に新しいウェーダーの足跡があるではありませんか!!
入渓時刻から考えて、先行者がいるとは考えたくないので(苦笑)、前日に入った人のものだろうと思い込むことにします。
なんにせよ荒れている事は間違いなので、作戦を変更。
「釣れそうな場所」ではなく「竿抜けになりそうな場所」にフォーカスし、流しにくい場所を率先して流していくと、
すぐにリリースサイズがヒット!
やはり判りやすいポイントよりも、釣り辛いポイントには魚が残っているようです。
いる場所さえ判れば、メインポイントだけでなく竿抜けになりそうな場所を丹念に攻めるだけ。
次は流れが緩くて浅い「えっここ!?」というような場所で、目印がモゾモゾと動きました!
頭上の木を気にしつつ斜めにアワセを入れると、グンッという良い感触!
そこから一気に下流に向かって突っ込みます!
足場の良い場所へ移動して竿をしっかり立てたら抵抗しつつも浮いてきたので、流心を横切らないよう一気に引き抜き、タモでキャッチ!
タモに入った魚体を見ると、ゴボー抜きできるギリギリのサイズでした。(苦笑)
サイズは22.5cm、キープサイズが釣れて一安心です。
しかし、ここからしばらくはアタリ無し。
そもそも魚が居つきそうな場所が少なく、少々苦戦します。
ですが、ある程度移動してくると、リリースサイズがセオリーの場所でもアタリ始めました。
ただ、
このサイズは来年以降に大きくなるはずなので、出来るだけ素早くリリースを心掛けます。
レギュラーサイズで釣れるのは、
15cm~17cmといったところ。
しかし時折、
一回り大きい18cm~20cm程度のアマゴも混ざります。
開けた場所ではあまりアタリが出ず、頭上に木があるような場所と、日陰になるような場所がこの日の狙い目。
エサはブドウムシの方が反応が良いように感じます。
ある程度順調に数も出ていたので、この調子ならいつか更なる良型も来るかもしれないと思いながら遡行していたら・・・!!
足元にカブトムシがいるではありませんか!!
揖保川に通って10年以上経ちますが、カブトムシは初めて見ました。
すぐ近くにヤナギの木があったので、そこから落ちてきたのかもしれません。
連れて帰りたい衝動を抑え、木の上に逃がしておきました。
実績場で飛び出す良型!!
この先にはいくつかの実績場があるので、期待しつつ釣っていきますが、掛けバラシをやってしまったり、22cmクラスの良型をバラしたりと、なかなか波に乗り切れません。
それでも、木の真下に多少水深があればアマゴが溜まっているようで、アタリは頻繁に出ます。
じわじわと数を伸ばしながらたどり着いたのは、4月の釣行で良型をバラした場所。
4月に訪れた時と少々地形が変わってはいますが、木の下が大きな淵になっており、雰囲気は十分です。
まずは下流側から仕掛けを流していくとアタリが連発するも、
思うようなサイズではありません。
それならばと、メインのポイントに仕掛けを流しますが、特に反応無し・・・
反応無し!?(゜Д゜♯)
「いやそんなはずはない、釣り方を間違えてるだけ!!」
と謎の確信を持った私は、ジンタン1号から、オモリを思い切って4Bに変更。
この時期の支流では暴挙ともいえるオモリサイズですが、針の40cm近く上に打ち、エサはブドウムシをチョイス。
流れの始まりとなる場所のサイドのヨレに投入し、底付近まで仕掛けを沈めた後、オモリから先のブドウムシが底から吹き上がっているようなイメージで、エサ先行で流していきます。
3つある目印をあえて2つ沈めて水流を受けつつ、仕掛けが押し流されるような形で流れていくと、大岩の間の辺りで目印がモゾモゾっと動きました!
アワセを入れると、ゴンッ!!という良型特有の感触!!
水深がある場所なので、下流に突っ込むこともないだろうと考えていたら、予想通りその場でグネグネと身を捩じらせて暴れています!
しかし、手もとに伝わる感触はそこまで強くなかった上、水深のせいで最初の感触が大きかっただけで、実はそこまで大きくないのか?と思っていたのですが・・・
浮いてこねぇ。(゜Д゜)
いくら水圧があるとはいえ、ず~っと同じ場所で身を捩じらせているのです。
これはひょっとして・・・と、竿を傾けて寄せにかかると、少しずつ浮いてきました!
想定していたよりも良いサイズであることに驚きつつ、流心に呑まれないよう左腕を思いっきり伸ばし、タモで掬い取ることに成功!!
魚体を間近で見て思わず「いやデカイやん!!!」と独り言ちてしまったこちらのアマゴ。
計測してみると、サイズは25.2cm!!
なんと、支流で25cmアップが釣れてしまいました!
このアマゴが13匹目だったのですが、もうこの時点で大満足!!
シーズン最後に、良い釣行になったなぁとしみじみ感じていたのですが、
この日はこれだけで終わらなかったのです。
納竿か、移動か。
良型を釣った場所のすぐ上にも幾つか本命ポイントがあったので、期待しながらブドウムシ・キジを流していきますが、時折リリースサイズが釣れるだけ。
ただ、キジの端っこを引っ張るようなオチビのアタリがかなり多いので、来年も期待できそうではあります。
15匹目のアマゴの針を外そうと、沢のようになった場所で屈んだら、足元にエリンギを発見。
・・・エリンギ??(゜∀゜;)
よく見ると鹿の骨でした。(笑)
こういった事も含めて、渓流釣りは楽しいもんです。
そしてこの場所、小型が固まっていたのかアタリが連発し、
このアマゴで18匹に到達。
良型が釣れて数も出て、十二分に満足できました。
そしてこのタイミングで雨が強くなり、どんより曇り空。
脱渓ポイントのすぐ傍の陸地まで移動して雨宿りしつつ、どうするか判断に迷います。
時刻は11時前だったため、普段なら納竿するような時刻。
気温も上昇しており、久しぶりの渓流釣りですでにヘロヘロ。
しかし!!
この日は禁漁直前のため、シーズン最終釣行日。
ここで止めたら、後に後悔するような気がしたので、ご飯を食べてから移動することにしました。
が、次に入渓する予定だった場所には既に車が。
さらに、その少し先にも車が停まっています。
上流側まで移動したら、そこにも車・・・やはり禁漁前なので、平日でもアングラーがやってきているようです。
ならばと、先に見つけた車から700m程度距離を開けて入渓、後に見つけた車の辺りまでの区画を釣ることにしました。
幸い雨も上がり、なんとかなりそうです。
再入渓場所は先行者の後だったが・・・?
手早く身支度を整えて入渓し、エサの支度をしていると・・・少し離れた道路の上の上流側から、2人のアングラーが降りていくではありませんか!
という事はまさか!と思って足元を見てみると、あちこちにウェーダーの跡。
岩場もあちこち濡れています。
まぁ先行者が釣り歩いた後に入る方が、迷惑を掛けず気も楽なので、釣れてくれたらラッキーくらいのノリで釣りを開始。
すると、早々に目印が引き込まれます!!
流心の脇、ヨレている場所に重めのオモリ(この時はB号)でエサ(キジ)を沈ませ、仕掛けを流れに引き込んで、エサが流れによってブワっと吹き上がるタイミングでアタリが出ました。
普通に流すより、こういった工夫をした方が、この日はアタリが多かったように思います。
その後もポツポツと追加していきますが、
小ぶりなサイズが多くて、中々良いサイズが釣れてくれません。
ここまでの遡行で疲労も溜まってきており、暑さも相まって、集中力もそろそろ限界。
面白いことに、日光が出ると(暑さのためか)日向のポイントでは一切アタリが無く、陰になっているポイントではよくアタリが出ます。
奇跡が起こった。
この調子なら、昨年の最終釣行日に24.7cmの良型が出た場所周辺が期待できそうだと思い、足早に移動。
久しぶりに訪れる場所ですが、1年経ってどうなっているかと思ったら、以前より10mほど下流側が深くえぐれており、良型が出た場所は石や砂が流れ込んで浅くなっていました。
これなら下流側の方が本命になるかと思い、丹念に仕掛けを流していきますが・・・釣れるのはハヤのみ。
目測が外れましたが、良型が出た場所はどうかと見てみると・・・想定以上に浅く、水深が30cmもありません。
これはさすがに・・・と思いつつ、ダメ元でなんとなく流してみると・・・目印が引っ手繰られました。
驚きながらも手首を返して合わせた瞬間、
ゴンッ!!
という鈍い感触!!それとほぼ同時に、
プツッ
という無情な感触・・・。
仕掛けを回収してみると、オモリのすぐ真下でラインが切れていました。
仕掛けが絡まった→新しいものに交換、針を飲み込まれた→針を結びす、といった工夫をしていたのですが、今回の釣行はオモリ交換回数がいつもより多め。
それにより、オモリ周辺のラインが少々傷んでしまっていたようです・・・これは痛すぎる・・・。
見えた魚体が明らかに25cmクラスだったため、多大なるショックを受けながらも、仕掛けを新品に交換します。
経験上、ラインブレイクしたらもうその一帯はダメになるのが渓流釣り。
それでも奇跡を信じて、再度小さめのキジをセットし、同じ辺りに流してみたら・・・仕掛けが突如上流側へ!!
ウソやろっ!?と思いつつ下流方向へアワセを入れると、
ゴンッ!!
とまたしても良型の感触!!
そしてフッキングに成功した直後、ヒットしたアマゴは縦横無尽に泳ぎ回って、強烈な抵抗を見せます!
昨年の経験があるので、素早く足場を陸地へと移し、やや広くなっている下流方向へ誘導しようとしたら、流れのある方へ一気に突っ込んでいきます!
ここで竿を上流側に倒してタメると、アマゴは一気に水面へと浮上!
仕掛けは新品、しかもラインは0.3号!とはいえここで気を緩めるとテイルウォークを喰らうので、やや強引に引っ張って寄せてみると、空気を吸って少し大人しくなりました。
竿は弓なりにしなっており、頭上にも木があるので、竿を持つ手を伸ばしてアマゴへ近寄っていき、素早くタモで掬い取りフィニッシュ!!
デカイ、明らかに先ほど釣った25.2cmよりも大きく見えます!
1日に25cmアップ2匹は初の経験だったので、思わずガッツポーズ!
しかしまさか、ラインブレイクした後で同じようなサイズが掛かるなんて・・・と驚きながら上あごに掛かった針を外し、撮影のためにアマゴを掴むと・・・!!
なんと針がもう1本!!
そう、このアマゴ、先ほど私のラインを切っていったアマゴだったのです!!
ポイントが狭かったので、このサイズのアマゴが2匹いるとは確かに思えませんでしたが、ラインを切って逃げおおせたにも関わらず、わずか数分後に再度流れてきたエサを食べるとは・・・。
相当な猛者か、それともただ間が抜けているだけなのか・・・この経験も初めてです。(苦笑)
2本目の針も外して回収しておき、改めて記念撮影。
本流アマゴのようなガッチリした体格に、模様も美しく、実に立派なアマゴです。
これは26cm超えたかな・・・と思ってメジャーを当ててみると、惜しくも25.5cmでした。
それでも、十分すぎるほどに満足です。
この後はいくつかの小場所を釣り、15cmほどのアマゴを3匹追加。
まだ釣れる気もしたのですが、仕掛けが引っかかってグチャグチャになったので、13時半に納竿としました。
帰り道、車の近くに大好きなトンボが静止していたので、素手で捕獲。
複眼の色と尾の形が超カッコイイ、オナガサナエです。
釣果が充実しているだけでなく、カブトムシとオナガサナエに出会えるなんて最高かよ・・・!!
この日のまとめ
最終釣果は、25.5cmを頭に30匹。
持ち帰りは、25.5cmと25.2cm、22.5cm、20.5cmを含む9匹。
シーズン最終日という事もあり、ムニエル用の18cmクラスも2匹キープ。
さらに、針を飲み込んでしまった16~17cm程の3匹もいます。
サイズ、匹数とも、大満足の釣行となりました。
さて、2023年シーズンの揖保川釣行は、これにて終了です。
今年1年も本当に楽しませてもらえた渓流釣り、私は来年もまた揖保川に通い続けることでしょう!!
例年の通り、後日「揖保川の2023年揖保川釣行まとめ」の記事もアップ予定ですので、ぜひそちらもご覧くださいね!!
揖保川のアマゴ釣り↓
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