こんにちは、Angler Ogiです。
3月1日の解禁日から楽しませてもらった揖保川のアマゴ釣りも、8月31日を持ってシーズン終了となりました。
その前日にあたる8月30日、朝イチから引原本流と揖保川支流へ。
釣り荒れていた事もあり苦戦を強いられましたが、何とか良型のアマゴ1匹を含む二桁の釣果を得ることが出来たので、書いていきます。
早朝から本流に入るも・・・
この日現地周辺に到着したのは午前6時半頃。
シーズン最終釣行であるこの日ばかりは嫁さんが息子を自転車で送ってくれる事になり、その代わりに「美味しい大きいのを釣ってきて」と仰せつかったのです。(笑)
元々ハナから支流へ行くつもりだったのですが、「数は釣れなくても良いから大きいのを釣ろう」と向かったのは本流。
道すがら川を覗く限りだと、五十波を過ぎた辺りでは平水でしたが、引原川はやや増水傾向だったので、これは釣れそうな雰囲気!
前回帰り道に良い雰囲気だと感じていた実績場からスタートします。
本流仕掛け↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・0.3号通し、3.3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2~3号
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・キジ
今回もエサは高井釣り具さんで購入したキジのみでいきます。
(釣り中に川虫も探してみたのですが、全く捕れなかったため)
今回入渓場所に選んだ実績場は、5月11日の釣行で良型が連発した場所。
水量もGW頃渇水になる前の状態くらいまで戻っていた上に先行者もいないような時間なので、「さぁ連発するぞ」と思いきや・・・アタリがありません。
以前良型が釣れた場所や、流れの緩み・瀬落ち・エグレ、さらには大岩や流れ込みで出来た反転流など隈なく攻めていきますが、どこも反応がありません。
これは入渓する場所を間違えたか・・・と思っていたら、流心の脇でようやく小さなアタリ。
12㎝程とリリースサイズのチビアマゴでしたが、最終日にボーズとならないだけマシ!と言い聞かせてリリースします。
来年も頼むよ~~!!
しかしこの後はビックリするほどアタリが無かったので、早々にこの場所は見きって上流部へ。
前回27㎝を釣ったエリアも少し気になったのですが、これだけ水量があると危険と判断。
いつも渓流師らしき車が停まっていて入れない場所がこの日は空いていたので、初めてですが入って見ることにしました。
しかしこの場所、流石に人気ポイントだったようで、あちこち足跡だらけ。
確かに渓相も非常に良く、良型が溜まっていそうな雰囲気です。
嫌な予感は的中し、ここぞと思われるポイントではアタリの一つもありません。
ようやくアタリが出たのは、木がせり出している部分のエグレでした。
14cm程なので、残念ながらリリースです。
↑のように雰囲気は非常に良いのですが、この前の土日で釣り荒れてしまったのか、それとも既に釣り切られてしまったのか、はたまたウデが良くないのか・・・。
この後も大分釣り上がりましたが、結局アタリゼロのまま脱渓する羽目になりました。
唯一の収穫と言えば、個人的に大好きなオオルリボシヤンマが大きな淵の上を飛び回っていた事ぐらいです。(トンボ家でもある私にとっては一大事)
この時点で結構時間は経っていたのですが、この日は釣り開始が早かったこともあり、まだ移動先でも充分に釣れそうな時刻。
本流での釣行は諦めて、通い慣れた揖保川支流へと向かう事にしました。
支流も釣り荒れ?スレ方がすごい
いつもの支流へと到着したのは9時半頃。
川の状況を見ると、引原川とは打って変わって渇水となっており、正直かなり苦戦しそうな雰囲気です。
竿を本流用のシマノ社の天平 から支流用の3WAY 渓蘭 に持ち替えて入渓。
支流での仕掛け↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.2m
- ライン・・・0.3号通し、3.3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2~4号(4号メイン)
- 針・・・忍ヤマメ5・6号
- エサ・・・キジ
念のため軽く川虫を探してみますが、やはり全く捕れません。
渇水な上に濁りも無かったので、キジではなく川虫で釣りたかったのですが、こればかりは仕方ありません。
お気に入りの場所から入渓して釣っていきますが、やはり渇水状態のせいか中々アタリがなく苦戦を強いられます。
所々シカの足跡に混ざって人の足跡もあったので、渇水だけでなくこちらもかなり釣り荒れているようです。
それでも、本命と目論んでいた場所でようやくチラホラチビアマゴのアタリが出始めたので、集中して釣っていると・・・流れ込みがぶつかる場所で目印が引っ張られました。
ようやく掛かったのは10㎝ほどのチビアマゴ。
キジの場合は端の方を引っ張るだけで中々食い込んでくれないので、アワセも一苦労。
まぁそもそもそういったアタリは大半がこのサイズなんですがね・・・。
とはいえ支流でもアマゴの顔が見れたことにホッとしつつ釣り上がって行き、迎えた本命ポイントが3カ所釣らばっている場所で・・・二度掛けミスをするという大失態。
しかも両方20㎝クラスが水面下で反転するのが見えていただけに悔やまれます。
その後はここぞという場所を全てアタリゼロで通過してしまい、迎えたのは木がオーバーハングしている深み。
流れも強く、以前邪魔していたツタも無くなっているので、ここはいるはずと気合を入れて流していくと・・・目印が逆方向へ引っ手繰られました!
アワセを入れると、水面でギラっと反転する魚影、目測で22~23㎝ほどある良型です!
よっしゃ・・・と思ったのも束の間、まさかの針ハズレ。
そしてそのまま仕掛けは頭上の木に絡まりグッチャグチャに・・・。
意気消沈しつつも、まだまだ良いポイントは続くので頑張って釣り上がって行きますが、なんとバラシ3連発。(22cmクラスの良型1匹含む)
実は前日中々寝付けず、この日の睡眠時間は2時間弱。
仕事の疲れもありヘロヘロな中、朝イチから渓流を登り続け、時刻は既に10時半・・・集中力がもう無いのです。
やはりこれだけスレた状態の渓魚相手には、ベストコンディションで挑まなければ勝てませんね・・・。(泣)
チビサイズ確定のアタリは意図的にスルーしつつ、いつもなら脱渓する場所に到着しましたが、このままもうしばらく釣り上がることに。
しかし私が脱渓するこの場所から入渓する方が多いのか、あちこち足跡が見受けられ、全くアタリが無いまま時間だけが過ぎていきます。
2年ぶりに訪れた場所で良型が飛び出す!
7月17日に来た時良型にラインを切られた場所では、足元の大岩から22~23㎝のアマゴがす~っと出てくるも、何故かキジを見てUターン。
その後はラインを0.25号に落として流してみても出てくる気配は無かったので、やはり渇水期はキジだと厳しいのかもしれません。
そのまま次に脱渓しやすい場所に到達しましたが、なんとなくこの先が釣れそうな気がしたので、2年ぶりに先に進んでみることにしました。
ちなみに2年前に来た際は浅場が続いていたせいか小型のアタリばかりだったので、特に期待していなかったのですが、足跡が全くありません。
これはひょっとして・・・と思っていると、目印が逆方向へ!
場荒れしないよう、一気に引き抜きネットイン。
実に美しいこちらのアマゴは16㎝ほど、なんとかアマゴらしい1匹に出会えてホッとします。
このすぐ上の落ち込みでもチビアマゴを1匹追加。
やはり最近人が入っていなかったのでしょうか。
が、やはり2年前に訪れた時と環境はあまり変わっておらず、割と浅いポイントが続いており、狙い場所に困ってしまいます。
それでも、浅いポイントが続く中での・・・
こういった場所は良型が居ついている事が多いのも事実。
特にこのすぐ上に流れ込みがありますし、頭上は木で日陰となっているのもグッド!
ここで釣れなきゃ今日はダメと思い、小さめのキジをセット。
アワセを入れる際に木にぶつからない角度を見つけ、そこから写真右側の飛び出した石の奥辺りへとキャスト。
仕掛けを馴染ませてから流れに乗せて、エサ先行でゆっくり流していくと・・・写真の中央付近で、目印がピタっと止まりました!
想定していた場所でアタリが出たので、これはモラッタ!とアワセを入れると、
ゴンッ
という良型特有の手応え!そして反転する魚体は・・・デカイ、25㎝くらいあるように見えます!
素早く立ち位置を後ろに下げ、竿を立てようとしたら、暴れる暴れる!!
下流へと突っ込んで竿を根元からひん曲げたかと思ったら、今度は水面を何度もジャンプ!!
さらにテールウォークまで披露してくれるのですが、こちらとしては先ほどラインを0.25号に変えた身。
暴れないで~~切れる~~!と心の中で叫びつつ、さらに後ろに下がって竿を斜め方向に立てますが、竿がしなるだけで全く寄ってきてくれません。
竿を真っすぐ立てるには木が邪魔なので一度竿を縮めてみるものの、そうすると流れがある下流方向に思いっきり走って行きます。
それならいっそ近づいてしまえと思い、竿を横に倒しつつ暴れる魚に近づいていくと、驚いたアマゴは突如こちらに向かって水面をテールウォーク!!(笑)
そしてあろうことか私の横を通りすぎ、岸近くの岩の間にズボッ!!と体を突っ込んで・・・止まりました。(笑)
これはチャンス!と糸を緩めないように急いで近づき、岩の出口付近にネットを構えて、軽くラインを引っ張ってやると、アマゴはそのまま自分からネットの中へ猛スピードでダイブ!!
ネットを持ち上げる最後の瞬間まで、水面で大暴れしてくれました。
こんなにエキサイティングなやりとりをしたアマゴは過去にいるか!?
というレベル、シーズン最終日にふさわしい最高の1匹となったこちらの雄アマゴ。
メジャーを当ててみると、24.7㎝。
前回釣った27㎝程のサイズではありませんでしたが、堂々の今シーズン第二位のサイズです!
このアマゴ、パッと見は朱点がほぼ見えなかったのですが、よくよく見ると薄っすらと入っていました。
それと、同サイズで比較すると雌アマゴよりも雄アマゴの方がよく暴れて、引き味も遥かに強いように思います。(実際どうなんでしょう?)
これに気を良くし、次の落ち込みでも・・・
16㎝程のアマゴを追加。
さらに14~15㎝程のアマゴも立て続けに2匹追加し、チビらしきアタリも結構ありました。
良型こそ出なかったものの、やはりこのエリアはしばらく人が入っていなかったのかもしれません。
しかし、道に面した場所を通り過ぎたあたりから急にアタリがストップ。
雨も降り始めて釣り辛くなり、しばしアタリが出なかったのですが、
道から離れた場所にある深みでこちらのチビアマゴを1匹追加。
これでめでたくツ抜けとなりました。
この辺りで雨足がやや強くなってきたので、13:40頃納竿です。
纏め
この日の最終釣果は、24.7㎝までのアマゴが10匹。
20㎝オーバーこそ1匹だけだったものの、支流での記録更新となるサイズが釣れただけでなく、シーズン最終日にキリ良く2桁のアマゴを釣ることが出来たので、大満足となりました。
睡眠時間がもう少し確保出来ていて、集中力が持続していたならば・・・良型がもうあと3~4匹釣れていたはずではありますが、これは来年以降の宿題としたいと思います。
さて、大雪が降った後の3月1日から始まった2022年の揖保川釣行も、今シーズンはこれにて終了となります。
ここまでいつもアマゴ釣りの記事を見てくださった皆様、本当にありがとうございました。m(_ _)m
昨年に引き続き今年もシーズン総括記事を用意しましたので、そちらもお付き合い頂ければ幸いです。
どんな場所で釣ったかや、今年やってみてよく釣れた釣り方等公開しますので、皆様の参考になれば幸いです。
来年の3月1日の解禁日までアマゴ釣りに行けないのは本当に寂しいところですが、私は9月以降、得意且つ美味しい魚であるカワハギとタチウオ狙いにシフトチェンジしていきます。
特に今年はカワハギが大の当たり年の様で、各地で釣れまくっているだけに、こちらも期待したいところ!
秋は海釣りが楽しい時期なので、海釣りの記事もよろしくお願いいたします。(^^)
昨年のシーズン総括記事はこちら↓
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