こんにちは、8月までは渓流師、9月からはカワハギ師のAngler Ogiです。
8月31日に渓流釣りが禁漁を迎えたので、これからしばらくはカワハギ釣り!!
という事で、9月4日に生徒のIさんと共に、姫路の的形遊漁センターへと釣行。
午前中だけで、見事43枚のカワハギをゲットしてきましたので、詳しく書いていきます。
2022年のカワハギは釣れ始めが早かった
毎年9月頃から釣れ始め、10月に数のピークを迎える姫路・明石界隈のカワハギ釣り。
今年はどうかなとお盆頃から釣果情報を漁っていたところ、なんと8月20日頃から的形で釣れているではありませんか!
しかも数が尋常ではなく、その数日後には3桁を超す釣果情報がアップされていました。
これは間違いなく当たり年!!
そして平磯や明石周辺ではお盆前から釣れていたりと、2022年のカワハギは釣れ始めが早い上に数が多いようです。
これはいてもたってもいられない!と、8月31日に釣具屋でヒロキュー社のアサリを2パック購入し、バクバクソルト を使って塩アサリを用意。
こちらのアサリ、サイズ感は手ごろですがやはり水分が多く、身は柔らかい印象です。
ちなみに、
こちらが昨年浸けた業務スーパーのアサリ。
昨シーズン中に使いきれなかった分が冷凍庫に残っていたので、どちらが釣れるか検証しようと思います。
6時開園のハズか・・!!
9月4日当日、開園時刻である6時に合わせて5時50分頃に的形遊漁センターに到着したら・・・
とんでもない数の車が。(゜Д゜;)
流石は日曜日、第一駐車場は既に満車になっており、その手前の第二駐車場も半分以上埋まっています!
釣り座を見てみると、既に多くの人がズラっと並んで釣っているではありませんか!
昨年11月の釣行でもそうでしたが、的形の開園時刻はアテにならないようですね・・・。
焦って仕度をしていたら、お隣の車から生徒さんのご家族であるKさんが登場、軽く雑談の後お兄ちゃんと共に一足先に釣り座へ。
そしてここで私もIさんと合流、急いで釣り座へ。
しかし既に先端近くは満員の為、我々の釣り座は真ん中より岸寄り/西向きとなりました。
先端近くでは早くもカワハギが釣れているので、急いで仕度します。
今回のタックル↓
- ロッド・・・極光テトラ1.1m
- リール・・・シマノ・クラブデミ+PE0.8号
- 仕掛け・・・幹糸3号の自作胴付き3本針仕掛け+ナスオモリ5号
- 針&ハリス・・・カワハギ針4号+ハリス2号
- 餌・・・自作塩〆アサリ
昨年11月17日の釣行時、長年愛用していたクラブデミ と穴釣り竿は海の中へ引きずり込まれてサヨウナラ。
今年から新しい相棒として極光テトラ と、二代目クラブデミ を用意しておきました。
極光テトラの使用感は抜群だったので、詳しく紹介した記事を書きました!
是非一度ご覧くださいね。
開始早々入れ食い!!カワハギ爆湧き状態。
3本針に業務スーパーアサリとヒロキューアサリをセットし、足元へ仕掛けを落とします。
着底して糸フケを取った後に軽く持ち上げてみると・・・なんとすぐにアタリが!!
本アタリまで少し待ってからアワセを入れると、バッチリフッキング!
一瞬フッと軽くなった後竿を叩く感触、そして横走りをするこの引きは・・・!
本命のカワハギです!
事前情報では10㎝クラスが多いようでしたが、いきなり16㎝がヒットしてくれました。
素早くバッカンに移した後、仕掛けを投入すると・・・またすぐにアタリ!
12cm程のやや小ぶりなカワハギです。
さらに次の1投でも、
本命のカワハギが!!3投で3匹、文字通りの入れ食い状態!!
4投目、通例通り急にアタリが小さくなり、本アタリを見分けるのが少し難しくなりましたが、数分後に難なく4匹目をゲット。
しかし、この短時間(約10分)に4匹釣られたのが堪えたのか、アタリは一気に小さくなりました。
この間に、Iさんに的形でのカワハギの釣り方をお伝えし、再開。
エサを盗られるまでのスパンが非常に早くなりましたが、6:42~6:50の間に5匹を追加。
アタリがより小さくなる中、たたき釣りやゼロテンといった技術を駆使してアタリを捉えていき、
時折カワハギをバッカンからスカリに移しつつ、
7:49、遂に20匹に到達!!
たたき釣りについてはこちらで詳しく解説してます!↓
あまりの入れ食いっぷりに私が一番驚いていましたが、周囲の方から驚きを持って声をかけて頂きました。
Iさんもこの辺りでコツを掴み始め、カワハギを連発!入れ食いモードを堪能しておられます。
底でダメなら上で釣れ。
途中、明らかにアタリの数が減ったり、小さくなったりする時間もありましたが、少し離れた場所から新しい群れがやってくるのか、
急にアタリが大きくなったりする瞬間も。
サイズとは関係ありませんでしたが・・・。(苦笑)
しかし、これだけ纏めて釣られて警戒したのか、底付近ではアタリが出てもエサの硬い部分が残るようになってきました。
これは釣り方を変えるべきか・・・と思っていたら、水面を覗き込んだIさんが、
「先生、水面近くまでカワハギが仕掛けを追ってきてますわ!」
の一言。
覗いてみると、確かに水面近くを上下するエサの周りに、結構な数のカワハギが見えます。
それならばと底まで仕掛けていた仕掛けを一気に持ち上げ、仕掛けが水面から見えない程度のタナで止めてみると・・・大きなアタリが連発!
8:29~8:35の僅か6分の間に、ダブル2回を含む7匹のカワハギの纏め釣りに成功!
もう笑いが止まりません・・・!!
仕掛けが見えている深さでは警戒して食ってきませんが、こちらから見えなくなる深さを理解しているのか、仕掛けが見えなくなると急にアタリが出始めるのです。
この日私の体感では、水面にオモリを付けてから1・5~2.5秒程度沈めた所でアタリが連発して、8:42に30匹に到達。
警戒されてアタリが小さくなれば、少し沈めて釣ってみたり、着底させてたたき釣りをしたりして数を伸ばし、
9:26、遂に大台の40匹に到達!!
これなら20年ほど前に作ったカワハギの数釣り記録(アジュール舞子にて47匹)を超えられるんじゃないか・・・。
そんな期待をしていたのですが、睡眠不足が3時間弱と短かった上、この日はとんでもない日差しの強さと結構な暑さがあり、集中力が切れてきました。(苦笑)
水分補給をしたり食事をしたりして気を紛らわせますが、一度切れた集中力は中々復活しません。
さらに、潮止まりを迎えた事で潮の動きは目に見えて緩やかになり、底付近ではアタリも散発的に。
水面近くではよくアタるものの極小アタリになっていまい、エサを掠め盗られる事が多くなってきた上、エサのストックが怪しくなってきました。
ヒロキューアサリを2パック分、業スーアサリを170gほど持ってきていたのですが、カワハギが多すぎてエサの消費がハンパないのです。
消費を抑える為アサリの水管を使ったりしながら、、
40分程かけて3匹のカワハギを追加。
ここでIさんはエサ切れで強制終了となり、私もエサが完全になくなるまで粘ったものの、この後は追加することが出来ず、11時にエサ切れ。
納竿としました。
業スーアサリとヒロキューアサリの検証結果ですが、食い・掛かりはほぼ変わりませんでした。
強いて言うなら、業スーアサリはエサもちが良く、ヒロキューアサリは食い込みが良いという感じです。
状況に応じて使い分けると良いかもしれません。
的形でのカワハギの釣り方とは
納竿後、スカリに活かしていたカワハギをバッカンに移して数えてみると、合計数は43匹。
数が多すぎて、なんだかよく判らない写真になってしまいました。(苦笑)
ここから小さいカワハギは全てリリースし、15㎝以上を目安に20匹キープ。
キッチリ〆て持ち帰ります。
さて、的形でのカワハギ釣りですが、1つ大きなポイントがあります。
それは、
各釣り座周辺に一定間隔である、この鉄柱周りを釣ること。
この鉄柱周りは潮の流れが複雑になっており、且つ底付近がエグれたりして隠れ場所が多くなっているので、カワハギが付きやすいのです。
半面、底付近で粘っていると根掛かりも多くなるので注意が必要ですが、カワハギ釣りは基本的に竿を手持ちで釣る為、問題ありません。
鉄柱の間でも釣れなくは無いですが、この鉄柱周りに比べるとアタリは極端に減るので、釣り座を構えるときの目安にしてみてくださいね。
後は、
- 基本的にはベタ底で釣る
- 底で釣る場合はたたき釣りが有効
- ゼロテン(ゼロテンション)でアタリを待つと掛けやすい
- 活性が高い時は底からリール2巻き程度/水面から2~3mがタナとなる
これらを意識しながら釣ると間違いなく釣果は伸びますので、是非実践してみてくださいね。
詳しくはこちらの記事で解説しています。↓
カワハギの美味しい食べ方
帰宅後手早くカワハギを捌き、
嫁さんのリクエストでカワハギの握りを作りました。
こちらの透き通る美しい身に、紅葉おろし・浅葱・湯通しして叩いたキモを乗せてポン酢をかければ・・・
カワハギのチリポン握りの完成です。
もうビックリするぐらいの美味で、一人前13カンほど握ったのですが・・・瞬殺でした。
手間はかかりますが、握りや刺身にする場合は身の表面の薄皮もしっかり剥いだ方が圧倒的に美味しいので、頑張る価値が十分にあります。
煮つけも大変美味で、息子も大喜び。
私の煮つけのレシピはこちら。↓
- カワハギは皮・内臓・エラ・脳みそを丁寧に取り除き、肝は別に除けておく。
- カワハギの身に熱湯をさっとかけてから、残りの内臓や血を丁寧に掃除する。
- 除けておいたキモをカワハギの腹の中に(はみでないように)戻す。
- 日本酒・味醂・濃口醤油をそれぞれ50mlずつと、水80mlを鍋に入れ、ざらめ(大さじ1・5杯)とショウガを投入し、沸騰直前まで加熱してザラメを溶かす。
- 4のタレにカワハギを投入し、落し蓋(クッキングペーパーでOK)をして15分、中弱火でコトコト煮る。
このレシピは関東風の濃いめ・甘めの味付けなので、濃いめの煮つけがお好きな方は是非試してみてくださいね。
薄口醤油(分量同じでOK)で作っても非常に美味しいのでオススメです!
纏め
さて、2022年のカワハギ釣りシーズンはまだまだ始まったばかり。
的形遊漁センターだけでなく、日の出渡船や中島埠頭、大蔵海岸、アジュール舞子、垂水漁港辺りでも多数の釣果が出ているようなので、ポイントには困りません。
当たり年である今年、頑張ってカワハギを釣っていきたいと思います!
昨年の11月は良型が出ました↓
爆釣!塩アサリの作り方はこちら↓
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