こんにちは、堤防カワハギ釣りを愛してやまないAngler Ogiです。
2022年、未だかつてないカワハギフィーバーに湧いている瀬戸内海。
しかし、エサ盗り名人であるカワハギを連発で掛けるというのは至難の業で、中々釣果を伸ばせないと悩んでおられる方も多いのではないでしょうか。
特に竿選びが非常に重要なのですが、穂先感度が良いものを用意したいものの、高級品はちょっと・・・と思っておられる、
そこのアナタ!!
ありますよ、
安くて使いやすい。
最高の堤防カワハギ竿。
その竿にベストマッチなリールと併せてご紹介します!
近年のカワハギブームは凄まじい
私がカワハギ釣りを始めた20年前は、堤防からのカワハギはそれほど人気のあるターゲットではありませんでした。
ところがここ最近は、シーズンに入ると釣具屋さんで専用仕掛けや針が軒並み売り切れとなってしまい、なかなか入手できない状態に・・・。(!)
フィールドに出てみると、そこかしこでカワハギ釣りをしているアングラーを見かけるようになった事も驚きです。
特に2022年はアタリ年という事もあり、エグイ程の人気ですね・・・!
私が3年ほど前に執筆した堤防カワハギ釣りを徹底解説した記事も、お陰様で当サイトのアクセス数No.1にまで上り詰めてしまいました!
この記事を書いた段階ではまだ最高の竿にたどり着いておらず、当時メインで愛用していたのは安価なテトラ竿 とエギングロッド 。
リールは既に(今回ご紹介する)クラブデミ という最高の逸品にたどり着いていましたが(後述します)、これぞという竿にはまだ巡りあっていませんでした。
そして、2021年11月の釣行で愛用のテトラ竿がコブダイらしき獲物により海に引きずり込まれてしまうという事件が発生・・・。
これが、今回ご紹介する竿と出会うきっかけになったのです。
カワハギ専用竿と言っても良いレベルの極光テトラ
こちらが昨年末に購入し、2022年シーズンに大活躍している私の愛竿。
その名を極光テトラ と言います。
長さは何タイプかありますが、私は110㎝のM を選びました。
この竿の素晴らしいところは沢山あり、堤防からのカワハギ釣りで求められる以下の5つの事に見事に対応しているのです。
- 堤防の際を狙う
→取り扱いやすい短く軽いものが良い - 潮の速い場所を釣ることもある
→オモリ負荷が重要 - 逆光・曇天時でも繊細なアタリを捉えたい
→感度の良い先調子+視認性が求められる - 時折良型やコブダイ等も掛かる
→コシの強さや丈夫さがある程度必要 - 出来れば求めやすい価格帯が良い
順に見ていきましょう。
極光テトラはとにかく軽い
カワハギ釣りはずっと手持ち竿で釣るので、持ち重りしない・疲れないことが非常に重要となります。
また、たたき釣りに代表される激しい動きのサソイをかける際に、軽いというのは大きなアドバンテージ。
その点、この極光テトラ110㎝のM は、竿自体の重量が約71gと驚きの軽さ!
丸1日誘い続けても全く疲れません。
さらにサイズ展開も90㎝ ・110㎝・130㎝ と3サイズ存在。
また、コンパクトに収納できる振り出しタイプには150㎝ と165㎝ もあるので、好みの長さを選べるというのも大きなポイント。
堤防からのカワハギ釣りであれば110㎝のM や130㎝ がベストと私は考えます。
極光テトラはオモリ負荷の幅が広い
カワハギ釣りで最もよく使用するオモリといえば、ナスオモリや釣り鐘オモリの4号~6号。
ところが、良型が釣れる姫路的形遊漁センターでは潮が流れると4・5号程度では釣りにならないので、時に7号や8号を使用したくなります。
激流と名高い垂水一文字に至っては、レギュラーサイズが8号、時に10号が無いと話にならない事も・・・。
かたやカワハギのアタリを取りやすいとされるイカダ竿はチヌ釣りメインで考えられている為、どうしてもオモリ負荷が1号~3号と軽めなのがネック・・・。
一般的なテトラ竿も穴釣り使用がメインの為、5号程度が限界です。
しかし!極光テトラ のMシリーズは、なんと1号から10号までのオモリに対応。
実際3号~7号程度のオモリはなんの問題も無く、10号を付けてもしっかりと操作できました。
130H になれば5号~20号まで対応できるため、相当な激流でも耐えられると思われます。
極光テトラは竿先の感度が抜群でナイスなカラーリング
こちらが極光テトラ の穂先。
テトラ竿にしては珍しく黄色の穂先となっているのですが、この色味は海(海上・釣り場)において類似する物が無いカラー。
その為、曇天や雨天だろうが晴天だろうが、逆光になろうがサングラスを掛けていようが、全く問題なく竿先を視認できるのです。
この見やすさには本当に驚きました。
ガイドを留めている場所が黒くなっているのもアタリの捉えやすさに一役買っており、全く無駄のないカラーリングと言えます。
そして最重要ともいえる穂先の感度ですが、
指先で軽~くテンションを掛けてみるとこの通り!
ガッツリ先調子となっています(8:2程度)。
ある程度張りがありつつも実に素直に曲がってくれるため、カワハギ釣りで多用するゼロテン時でも違和感なくアタリを出してくれます。
ゼロテンとは、オモリが着底した後に糸を張らず緩めずにする、所謂ゼロテンションの状態。
誘いをかけた後にゼロテンにして、アタリを取りに行くのが一般的な釣り方です。
ガイドはこのように寝かせた状態になっており、このまま使用するのですが、使用後はしっかり洗わないと錆びそうなので、釣りの後の手入れは欠かさず行いましょう。
唯一の懸念点として、振り出した際にリール側から2つ目のガイドが引っかかることがあります。
そういう場合は、竿の振出し時に引っかからない程度にガイドを寝かせておくことをオススメします。
極光テトラはコシが強く非常に丈夫
極光テトラ はオモリ負荷が10号まで、という時点で心配はしていませんでしたが、実際に使用してみると驚くほどコシが強い竿でした。
10月17日にアジュール舞子で使用した際、2匹の小コブダイがヒットしたのですが。
アジュールは海面までの距離が4m以上あり、かつ柵がある釣り場。
通常ならラインを持って抜き上げるかタモを使うような獲物でしたが、あえて途中までリールをグリグリ巻いてから、波止の上まで竿でゴボー抜きしても問題なかったのです。
以前使用していたテトラ竿は27㎝程度のコブダイをゴボー抜きした際に軋んでいたので、極光テトラ のコシの強さには驚きを隠せません・・・!
そして、
10月19日の中島埠頭釣行では23㎝のサンバソウがヒットしたのですが、この時も綺麗にしなってコシの強さで受け止め、余裕のある良いやり取りが行えました。
カワハギ釣りでヒットするであろう2大ゲストに耐えたので、コシの強さは全く問題ないと言えますね!
また、多少テトラや堤防に竿先が当たっても、折れる気配はありません。
堤防に直接置いたりしてもガッツリ傷が入ることもありませんし、安心して使用することが出来ます。
極光テトラは安い!
気になる極光テトラ のお値段ですが・・・
メーカー希望小売価格は3200円(2021年当時)となっていますが、どういうわけか姫路近辺の釣具屋で取り扱っている店を見た事がありません・・・。
そこで私はアマゾンで購入してみたのですが、2021年の秋は驚異の1500円程度でした。
今現在は値上げ等もありましたが、それでも2000円程度で入手できます。
この価格なら、フトコロが傷むことをそれほど気にすることなく購入することが出来ますね!!
極光テトラに合うリールはシマノ・クラブデミ
では、ここまでご紹介してきた極光テトラ にピッタリ合うリールはなんなのか。
その答えは、昨年まで使用していたシマノ社のクラブデミ (10RL)でした。
残念ながら初代は海の藻屑と消えましたが、あまりの使用心地の良さに、私は昨年また全く同じものを購入したのです。
このような箱で販売されており、取り出すと・・・
このような形になっています。
こちらのクラブデミ は非常にコンパクトなサイズで、糸巻き量は10RLでナイロン1.5号/100m。
ですがそもそも堤防カワハギ釣りでは、そんな長さは必要ありません。
ぶっちゃけPEライン の0.8号や1号が40~50m巻ければ充分なので、このサイズ感で良いのです。
それよりも操作性や軽さが重要なので、(ライン抜きで)90gという自重が特筆すべきポイント。
これなら極光テトラ と組み合わせても僅か160g程度なので、片手操作も楽々!
丸1日使用しても全く疲れません!
しかも値段は3500円程度と比較的リーズナブルなのも嬉しいですね!
ラインを巻くときも、非常に簡単!
- 上写真中央部の凹みにラインを通す
- サルカンを結ぶように結わえ付けて端糸をカット
- そのままハンドルを巻いていく
たったこれだけ!
私は下糸等は巻かず、エギングで使い古したを直接50m程巻いて使用しています。
こんな感じでジャストフィット。
リールシートにガタつき等は見られず、しっかり固定されています。
持った時の感触も非常に指馴染みが良く、クラッチも親指一つで簡単操作。
サミングで糸の出る量を調節しつつ、サソイをかける際も非常にスムーズです。
この組み合わせなら食い渋ったカワハギのアタリもしっかり竿先と手元に伝わるので、より攻める釣りができる事請け合いです!
極光テトラ+クラブデミ、実釣での成果は
この最強コンビを2022年より導入。
初戦となった9月4日の的形遊漁センターでは・・・
釣り開始時からアタリに当たりまくり、結果午前中だけで43匹という好釣果に恵まれました。
19.5㎝の良型を含め、
良型ばかり13枚のカワハギゲットに成功。
さらに、10月17日にはアジュール舞子へと釣行し、
18.5㎝を頭にカワハギ23枚、ウマヅラハギ12枚という釣果。
こんな小さなリリースサイズのカワハギのアタリもバッチリ捉えてくれた上、バリコとカワハギのアタリの違いも感度の良さのおかげで鮮明に判ります。
10月27日の釣行では、この写真のような20㎝クラスも普通に釣れています。
おそるべし・・・。
この極光テトラ とクラブデミ のコンビに、自作の塩〆アサリをカワハギのいる場所で使用すれば、もはや釣果は約束されたようなもの!
纏め
いかがでしたでしょうか。
これからのカワハギは数がぐっと減ってくる代わりに、当たれば良型が増えてきます。
その分学習の雨量苦も非常に高くなっており(つまりスレている)、掛けるのがより難しくなってくることも事実。
そんなカワハギとの知恵比べに、是非極光テトラ とクラブデミ のコンビを使用してみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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