こんにちは、Angler Ogiです。
11月9日、良型のカワハギを求めて、ぶらっと灘浜へ釣行。
序盤は全く釣れず苦戦しましたが、昼過ぎに場所を移動してからカワハギがいるポイントを見つけ、15時前の納竿までに良型ばかり8枚の釣果に巡り合うことが出来ました。
さっと書いていきます。
最近の姫路のカワハギ事情
前週は風邪をひいてしまったために釣行を自粛した私。
その間に釣果情報を調べまくっていたのですが、ここ最近は姫路周辺のカワハギの釣果情報が目に見えて減っており、そろそろシーズン終盤か・・・という雰囲気。
シーズン初期に絶好調だった的形遊漁センターも、9月末頃絶好調だった中島埠頭でも、良い釣果は聞こえてきません。
どちらもおそらく釣り荒れの圧によるもので、カワハギの数自体が一気に減っただけでなく、相当に学習してスレてしまっているようです。
それもそのはず、今年はどこに釣行しても大勢のカワハギ師がおられ、明らかに「今年から始めました」といった方々も多数。
実際今年のカワハギの好調ぶりは目を見張るものがあり、即席でルアータックル+市販胴突き仕掛けにイソメなんかで狙ってみても普通に釣れるレベルです。
これを機にカワハギの楽しさ・食味の良さを知ってもらえてうれしい反面、「釣る」という観点では少々複雑な気分・・・。
こうなってくると、元々アングラーが多い両ポイントでは好釣果を望めないので、個人的に攻略難易度が高いと感じている灘浜周辺へと釣行してみることにしました。
橋の真下は好ポイント・・・なのか?
現地に到着したのは午前10時前。
昨年の11月末に良型を、今年の9月15日に2枚の釣果をあげた灘浜ですが、いかんせんテトラ帯を狙うので根掛かりが非常に多い上、ピンポイントに仕掛けを操作しないといけません。
ですが、「橋の下でカワハギが釣れた」という情報を2つキャッチしたので、この日は試しに橋の真下へと釣行してみました。
狙いの場所は人が入っていたので、そこから距離を開けて入釣。
この場所は過去に何度かやった事はあるのですが、一度も良い釣果を得ることが出来なかったので、半信半疑でセッティングを開始します。
足元用タックル↓
- ロッド・・・極光テトラ1.1m
- リール・・・シマノ・クラブデミ+PE0.8号
- 仕掛け・・・幹糸3号の自作胴付き3本針仕掛け+ナスオモリ5号
- 針&ハリス・・・カワハギ針5号+ハリス2号
- 餌・・・自作塩〆アサリ
一先ず足元用をセッティングして放り込み、様子を見てみますが・・・・特にアタリが出る気配はありいません。
というか、浅い・・・水深が浅いのです。
目測でおそらく3mあるかないか程度。
今年は浅場でもカワハギが釣れている為、まぁこのくらいあればなんとかなるのかもしれません。
これだけでは不安だったので、チョイ投げタックルも用意。
チョイ投げ用タックル↓
- ロッド・・・エギングロッド8ft3in
- リール・・・アルテグラ1000番+PE1.2号
- 仕掛け・・・市販のチョイ投げカワハギ仕掛け+5号固定テンビン
- 針&ハリス・・・キツネ針3号+ハリス2号
- 餌・・・自作塩〆アサリ
こちらも適当な場所に放り込んでからシモリ周辺まで寄せて置き竿にします。
この置き竿を用意し終わった頃に、足元用のタックルに小さなアタリが。
ですが明らかにカワハギのアタリではなく、エサ盗り達の雰囲気・・・。
いやいや先入観を持つのは良くない!と、試しにアワセてみると・・・思いの外良い引き味で、
18㎝程のチャリコが登場・・・勿論リリースします。
これだけではなく、カジカジ・・・ブルッみたいなバリコ特有のアタリが出始めて、ここからバリコ3連発。
どうもカワハギらしきアタリはほぼ無いように思えます。
ではチョイ投げはどうかと、あちこちキャストして探ってみますが・・・ヒットしたのはデカいキュウセン1匹のみ。
そうこうしていると、すぐ左隣やその向こうにどんどん釣り人が増えてきます。
皆さん、同じ釣果情報を目にしたのかもしれません。
しかし、本来は時合いとなるべき11時頃に差し掛かっても、カワハギらしきアタリは出ず、足元で根掛かりが連発。
この橋の下は水道になっている上、足元には敷石が入っているので、油断するとすぐに根掛かりしてしまうのです。
これでは厳しいため、思い切って移動してみることにしました。
私が道具を片付け始めた瞬間、ワラワラと3名の釣り人が何も言わず私のポイントに入ってキャストしていました。
こういったマナー、どうにかならないものでしょうか・・・。
移動は大正解だった!!
昼過ぎにやってきたのは灘浜のテトラ帯。
1番~5番まで満遍なく人が入っている状況で、私が初めに入ろうとした場所は既にフカセ師とサヨリ師が。
そこで、実績のある2番目の候補ポイントに入ろうとしたら、丁度その場所も穴釣りをしておられる方の姿が・・・。
その反対側は空いていたので、過去に全く実績が無いものの、物は試しと入ってみることにしました。
このテトラ帯では足元用タックルが役に立たないので、チョイ投げタックル1本で挑みます。
そして仕掛けにも少し細工。
3本針胴突き仕掛けの1番上の針をキツネ3号にし、一番下の針をカワハギ4号としました。(真ん中はカワハギ5号)
これは昨年の釣行の経験から、
- 仕掛けがテトラに引っかかるのは1番上の針が最も多い→フトコロの狭いキツネ針に
- 次いで引っかかりやすい1番下の針は針サイズを小さくし、エサを大きめに付けて針先を隠す
- ハリスを短くしておく
このようにすることで、ほんの少し根掛かり回避率をアップすることが出来るだけでなく、上針に食ってくるカワハギはエサを吸い込むように食べるものが多いという理由からです。
また普段私の仕掛けは、1番上のハリスが短くなるように2~3㎝、真ん中が3~5㎝。
一番下はやや長く取り5~6㎝としています。
カワハギの性質から、こうすることでよりアタリが出やすく取りやすくなるのですが(船カワハギでは一般的)、今回は根掛かりし辛いよう、全てのハリスを1~2㎝短くしておきます。
足元から5mくらいの範囲には目に見える沈みテトラがあり、その向こう5m~10mほどは目に見えない沈みテトラが入っているのが、灘浜のテトラ帯の特徴。
カワハギはこの沈みテトラの間がやや広く空いた、少し深くなる場所に多く居るはずなので、その場所を探して扇状にキャストし、探っていきます。
気になる場所があったら一度仕掛けを止めて待ってみたり、根掛かりしない程度に仕掛けを揺すって誘っていく・・・といった事を繰り返して、僅か3投目。
竿先にカツカツッっというカワハギ特有のカタイ感触のアタリが!!
スレていないのか、そのまま竿先をクっと押さえ込む判りやすいアタリが出たので、根掛かりしないよう垂直にアワセを入れると・・・乗りました!
ちょっとでも操作を間違えるとフッキングしている針以外の針やオモリがテトラに引っかかる為、出来る限り真上に向かってリールを巻きますが・・・かなり強烈な引き味!!
根掛かりしないよう恐々巻き上げると・・・浮いてきたカワハギは、かなり良いサイズです!!
慎重に抜き上げて・・・
ゲットした瞬間思わずでか!!と口にしてしまったこちらのカワハギ、サイズは22㎝ありました。
やはり灘浜のカワハギはでかい・・・!!
こちらのカワハギはスカリに入れて生かしておき、同じポイントにキャスト。
するとやはりすぐにアタリが出ます。
2回ほどエサを盗られた後、今度は竿先をスッと持ち上げるアタリ!
これはカワハギではなく、
20㎝ほどのウマヅラハギ、こちらはリリースします。
まだまだいる気配がしたので、また同じ場所に投入。
するとまだまだカワハギがいるのか、頻繁にアタリが出ます。
細かいアタリで針掛かりしないため、根掛かりに気をつけながら竿先を細かくシェイク。
そしてすっと竿を持ち上げると、竿先がグイっと入りました!
またしても中々強烈な引きで、
19㎝のカワハギをゲット!
これは完全に潮止まり直前の時合いのようなので、手早くエサをセットして投入すると・・・またアタリ!
竿先をしっかり見極めて、軽く引っ張られた瞬間にアワセを入れると、バッチリフッキング!
20㎝、またしても良型です!
さらにさらに、同じ場所でまた良い感じのアタリが出て、
19㎝のカワハギを追加!
5分で3枚の良型が連発して、笑いが止まりません・・・!
しかしさすがにこの場所のカワハギを釣り切ってしまったのか、この場所でのアタリはピタっとストップ、エサも残ってくるようになりました。
足元がダメなら軽くキャストして狙う
こうなってくると、またカワハギが溜まっている場所を探り直す必要があります。
そこで、足元から扇状に仕掛けを(20mほど)キャストして、誘いを入れながら足元近くの沈みテトラ周辺まで寄せてきます。
すると、ちょっと仕掛けが引っかかり始めた場所で竿先が一気に舞い込みました!
間違いなくエサを吸い込んだ時のアタリです。
仕掛けがテトラに対して斜めになっているため、一瞬待ってから垂直にアワセを入れると、一瞬軽くなる感触。
その後一気に横走りをしてくれるおかげで、根掛かりするエリアを見事回避、そのまま一気に抜き上げたのは、
21㎝の良型カワハギ!
潮止まりの時間を過ぎているにもかかわらず、多少潮が流れていたので、まだ時合いは継続中の様です。
次の1投でもこのポイントを探りましたが、掛けバラシ2連発・・・。
下針にフッキングした感触の後、真ん中の針が根掛かり、そのまま外れてしまうというパターンでした。
ただ針先が伸びて仕掛けをそのまま回収できているので、逃げられたのは悔しいものの、針を付け替えるだけで対処できるのはありがたいところ。
このバラシのせいかこの場所でのアタリが無くなったので、また違う方向にキャストしてみると、仕掛けが引っかかりまくる場所で本命のアタリが!(苦笑)
これはキャッチできるか判らんなぁと思いつつアワセを入れると、バッチリフッキング・・・したものの、やはり仕掛けがテトラに引っかかってしまいます。
アワセは決まった感触があったので、慌てず魚の動きに合わせていると、ラッキーな事にテトラから仕掛けが外れました!
ここぞとばかりにゴリゴリ巻いて、
18㎝のカワハギを無事追加することが出来ました。
ここで潮の流れが一気に緩んだ影響か、アタリは驚くほどピタっと止まりました。
潮が動けばアタリが出る
潮が動かない間もあちこちキャストして探っていると、時折ガシラや25㎝くらいある巨大キュウセンがヒットし、退屈はしません。
そして大潮であるせいか、30分もしないうちに潮が再び流れ始めます。
このチャンスを逃さないよう、しっかりとエサをセットして、先ほどまでカワハギのアタリが出ていた場所を中心に探っていくと、本当に微かな感触が手元に伝わってきました。
間違いなくカワハギがエサを齧る感触だったので、その場でエサを大きく動かしてアピール。
そのまます~っと誘い上げると、焦ったカワハギがガッガッとエサを食い始めました!
少し送り込んでから大きくアワセを入れると、強烈に突っ込む引き味!
一瞬軽くなった後、水面を横走りして暴れます!
引きを堪能しつつ、そっと抜き上げたのは・・・
デカイ!!今日一番のサイズ、22.5㎝ある良型のカワハギです!
この感じなら2桁いくんじゃないかと思っていたのですが、これだけ釣ると流石に周辺のカワハギも学習するようで、中々フッキングしない時間が続きます。
それでも納竿間際、小さなアタリが断続的に続く中で本アタリを見極めてフッキング!
テトラに巻かれながらも慎重に巻き上げて、
21.5㎝のカワハギをゲット!
この後もまだアタリは出ていましたが、残念ながら時間切れ。
14:55に納竿としました。
釣ったカワハギは一度スカリからバッカンに移し、〆てから海水氷でしっかりと血抜きを行って持ち帰ります。
この日の釣行の纏め
最終釣果は18㎝~22.5㎝のカワハギが8枚、20㎝のウマヅラハギが1枚。
うち5枚のカワハギが20㎝オーバーの良型で、大満足の釣行となりました。
カワハギを捌いてみると、
血抜きは完ぺきに成功していたようで、キモはこのように真っ白!
この状態のキモが抜群に美味いのです。
そしてこの日はカワハギを天ぷらにして家族に振舞うと大絶賛!
頭は煮つけ、身は天ぷらと刺身にして、しっかりと堪能することが出来ました。
さて、もうそろそろカワハギは終了かと思っていたら、まだまだ釣れそうな気配です。
冷凍庫にまだ自作塩〆アサリが残っているので、今シーズン中に後2回はカワハギ釣りに行ける計算!
という事で、時間さえあればカワハギ釣りに出撃したいと思います!
2022年のカワハギ釣り、随時更新中!↓
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