こんにちは、Angler Ogiです。
禁漁期が目前に迫ってきた8月24日、今シーズンまだ仕留めていない25㎝以上の良型を求めて、引原川本流へ釣行。
昼前後の3時間ちょっとの釣行で僅か2匹に終わりましたが、目標としていた今シーズンイチのグッドサイズをゲットすることが出来ました!
さっと書いていきます。
水量は平水程度に回復中
この日も息子を送り出した後に高井釣り具さんでキジを購入してから、10時過ぎに現地へ。
道中川の様子を確認しつつ車を走らせますが、ここ最近はちょくちょく雨が降っている事もあり、揖保川本流は水量が多く濁りが入っているエリアもありました。
引原川はというと平水程度で、特に濁りが入っている様子は見受けられません。
雨雲レーダーで見ても局所的な雨が多いこともあり、三方方面の方が降水量が多いのでしょうか。
どのエリアも状況的には悪くなさそうなので、どこから入渓するか迷ったのですが、今シーズン幾度となく24㎝クラスが出ている実績場へと入ることにしました。
この日の仕掛け↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5mと2m
- ライン・・・0.3号通し、3.3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2~3号(3号メイン)
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・キジ
この日はいつも携帯している熊鈴 を自宅に置いてきてしまった為、入渓前に念のためホイッスル を鳴らしておきます。
今シーズン、宍粟での熊の目撃情報は驚くほど少ないですが、熊鈴やホイッスルは用意しておいた方が無難です。
入渓時刻が遅かったこともあり、足跡や草の踏み跡などで先行者の有無を確認しますが、どうやらこの日この場所から入渓するのは私が初めてのよう。
とはいえ、あちこち入渓者がいたであろう痕跡は見受けられたので、この場所もかなり釣り荒れているかもしれません。
一先ずキジをセットして、瀬落ちやエグレ、白泡が立っている付近など目ぼしいポイントを流していきますが・・・反応は無し。
ならばと、過去に実績のある複数の流れ込みがぶつかる場所へ仕掛けを流すと・・・目印が止まりました!
が、一瞬フッキングしたものの、すぐにバラしてしまうという最悪のスタート。
20㎝程度の魚影でしたが、そもそも1匹を釣るのが大変な時期なので意気消沈・・・。
ですが、このポイントのすぐ下にあるエグレで、目印がクルっと一回転!
今度はきちんとフッキング、場を荒らさないようにブッコ抜いたのは・・・
本日1匹目、19㎝の美しいアマゴです。
先週は支流で釣りましたが、やはり本流のアマゴの方が体高があって大きく見えます。
この感じなら今日は結構釣れるか!?と期待しましたが、この後に出てくる好場所では全くアタリが出ません。
2回ほど想定外の場所(ただの緩みと落ち込みの上)でアタリが出て、18㎝程度のアマゴをバラしてしまうというミスはあったものの、総じてアタリが少ないのです。
そもそもバラしたアマゴもきちんと針まで食っていたかと言われると怪しい状態で、キジの先の方を咥えて引っ張っているだけのようにも感じられます。
事実、2度ほどチビアマゴがキジの先を咥えたまま水面を飛び出してポチャン!なんていう事があったので、食い込みの良い川虫を採集する時間があったなら・・・と悔やまれます。
今の時期、そもそも採れるかどうか怪しいですがね・・・。
水量も良い感じなのに、この後は全くアタリが無いまま時間だけが過ぎていき、今シーズンまだ一度もヒットしていない大きな淵へとたどり着きました。
ついに出た、今シーズンイチの良型!
その淵は、いつも訪れる際に「めっちゃ釣れそう」と思い割と長時間粘るのですが、アタリの一度も無いという(私にとって)鬼門の場所。
水深がかなりある為、オモリを重くして底近くを探ってみたり、軽めのオモリで表層から中層も探ってみたり。
様々なエサも試してみましたが、唯一「立ち位置だけはいつも同じ場所」で釣っていたことに気づきました。
そこで今回は、立ち位置をいつもとは違う場所に陣取る為、場を荒らさないようかなり手前の位置から(水深の深さに冷や汗をかきつつ)川を切って対岸へと移動。
そして、いつもは立ち位置のすぐ近くとなる流れ込み付近へと仕掛けを投入し、様子を見てみます。
しかし、見た目はゆったり流れているように見えたこの場所、底へ向かう流れは意外と強かったようなので、ジンタンを3号から2号へと変更。
エサも大きめのキジに変え、今度は直接流れ込みへと投入せず、流れの無い流心の脇へと投入→ある程度仕掛けが沈んで馴染んだ後、仕掛けをスススッと流れのある方向へと誘導。
すると想定通り、エサがす~~っと底の方へと引き込まれていきました。
次の瞬間、目印がプンッッと弾けるように揺れるアタリ!
エサが大きいので、ほんの少し間を置くように様子を見ていると、そのまま目印が流れ込みの方向へと動きました!!
これは良型だと確信し、思い切って強めのアワセを入れた瞬間、
ズンッ!!
という衝撃!そして伝わるグングングンっという頭を振る感触!
手に伝わる重量感は、5月11日に目測で尺近いサイズにラインを切られた時以来、今シーズンで二番目のサイズ感です!!(苦笑)
水中深くで反転する魚影は、25㎝は確実に超えているサイズ。
掛けた場所は割と開けた水深のある場所なので、慌てる必要は無さそうです。
落ち着け~と言い聞かせつつ竿を持ち上げようとしますが、相手も非常に引きが強く、グングン底の方へと潜ろうとして、中々浮いてきません。
立ち位置を移し、竿を思いっきり立てても浮いてこないので、
「ひょっとして竿を縮めて釣ってたのか?」
と思いチラッと確認しますが・・・竿はフルズーム状態で、満月のようにしなっています!そりゃ浮いてきませんよね・・・!
それならばと、開けた場所である事を活かして竿を斜め方向に倒し、潜ろうとしていたアマゴの反対側である陸地側へ引っ張ります。
この状態でも激しく抵抗していたアマゴですが、疲れてきたのかようやくこちらへと向かってきました。
足元に寄ってきた後もバシャバシャと抵抗し、一度目の網入れは失敗したものの、二度目の網入れで無事にランディング成功です!
実に素晴らしいコンディション!尾鰭もピンとして美しく、胴回りはぶっとい良型アマゴです!
周りに人がいないことを良いことに、「うおっしゃあああ!!!」と叫んでしまいました。(苦笑)
今回使用しているシマノのタモ枠は27㎝で、取り換え済みの替網 は枠30㎝用のもの。
そこから考えても、自己記録(27.5㎝)前後のサイズである事は間違いありません。
針を外そうと口元を見てみると、
上顎の硬い部分にガッチリとフッキングしていました。
正直アワセまで結構待った感じがありましたが、丁度良かったようです。
サイズを測る為、意気揚々と平たい岩を探してメジャーを出して計測して、
28、いや、27、
二十七、
にじゅう・・なな・・・てん・・・
27.0㎝。(゜∀゜;)
何度計測しても、反対向きにしても、結果は27㎝ジャスト。(苦笑)
自己記録を超えたと思わせてくれるほどの体高&厚みだったので、期待したんですが・・・どうやら自己記録更新はまた来シーズンに持ち越しのようです。(泣)
もうこの1匹で大満足状態でしたが、考えてみればまだ2匹しか釣っていないので、もう少し釣り上がることにしました。
魚の数自体が少ないのか・・・?
この次のエリアでは一度良い感じのアタリが出たものの、フッキングには至らず。
割と広い場所でしたが、このアタリを逃しただけで反応は無くなってしまいました。
さらに、この次の場所では結構な良型(22,23㎝くらい)が目印の下で反転したのが見えたのですが、アワセは空振り。
やはりキジの先を咥えていただけで、完全には食っていなかったようです。
それならば次はじっくり待って・・・と考えたものの、この先のエリアでは一切アタリ無し。
なんだか魚影自体が凄く薄いように感じられたので、一度少し下流へと移動して入渓します。
が、昨年や今年の5月によくアタリが出たエリアだったにも関わらず、アタリのアの字も無いまま時間だけが過ぎていきます。
ようやく流心脇の巻き返しでアタリが出たかと思ったら、チビアマゴが2匹釣れただけ。
このままではマズイと思い、大場所である落ち込みに来る前に川底の岩を蹴飛ばし、川虫を探し回ってみると、なんとかクロカワムシとオニチョロ(小)が捕れました!
これで釣れると息巻いたものの、期待の大場所ではまさかのカワムツ二連発・・・。
苦労して採集した川虫がアッサリ無くなってしまいました。
時刻も既に13時半を回っていたので、これで納竿としました。
この日の釣行の纏め
最終釣果は27㎝と19㎝のアマゴが1匹ずつ、チビアマゴが2匹の計4匹。
数こそ貧相ですが、今シーズン追い求めていた25㎝以上のアマゴを釣ることが出来たので、十分に満足です。
釣れた場所は「絶対にいるはず」と信じて通い続けた場所であり、釣り方からアワセ、フッキングした針の位置等全てが想定通りという会心の1匹となりました。
さて、今シーズンも楽しませてもらった揖保川の渓流釣りシーズンも、残すところあと一週間ほど。
来週にもう一度釣行できそうなので、そこで今シーズンの有終の美を飾りたいと思います!!
揖保川のアマゴ釣り、随時更新中!↓
自己記録(27.5㎝)が釣れた釣行↓
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