何をやってもダメな1日~今年4度目の揖保川アマゴ釣り~

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今回は結論から先に言います。6年ぶりに、

ボーズでした。(゜Д゜;)

今回は何をやってもことごとくダメで、まぁこんな日もあるか、では済まないレベルでした。

正直記事としてUpするのもどうかとは思ったのですが、後日見返したときに「あぁ、こんな日もあったなぁ」と思えたらいいかなと思ったので、あえて記事にします(苦笑)。

ただ、幾つか勉強になることもあり、これから揖保川に限らずアマゴ釣りをする人の参考になればいいなと思い、記事の最後の方で、これまで得た情報を軽くまとめてみました

ベテランの皆様には、スルーしていただいて大丈夫な内容になっております・・・。 初心者の皆様。私の屍を超えて行け・・・・!!

前回の釣行の様子はこちら

成魚放流個体は残っていないのか?

第一入渓地点。

今回は朝9時前に入渓。本当はもう少し早く入る予定だったのですが、通勤ラッシュの時間と重なってしまい、思いの外時間がかかってしまいました。

前日ブログを触っていて寝るのが2時を過ぎてしまった為、30分余分に寝たのがまず本日の最初の失敗・・・。

とりあえずは当初のプラン通り、解禁日前に放流された居残り個体がいるかもしれない場所を狙い、揖保川本流から入ってみました。

放流場所よりだいぶ下流の地点ですが、よく揖保川に行かれる方なら、上の写真でどこなのかすぐに判るかもしれません。

実はこの場所、数年前に地元の方に教えていただいた場所で、「解禁して1カ月過ぎたくらいに放流個体と思しき個体が釣れた」というポイントです。

何本もの流れが合流する場所でかなり深くなっており、早い流れと緩やかな流れが交差し、あちこちにヨレができていますが、それでも水の透明度は抜群。非常に良い雰囲気です。

エサの川虫を採集していなかったので、この少し下流で軽くエサを探してみたのですが・・・。

羽化してしまったのか、はたまた水温のせいなのか・・・キンパクは僅か3匹しか採れませんでした。オニチョロやヘビトンボは多数入ったのですが、この時点でプランが崩れ始めます。

ともあれ、とりあえずイクラをあちこちから流してみますが・・・かなり風が強く、仕掛けがうまく扱えません。

ガン玉のサイズは3号、竿は5.3m(本流で短さを痛感しました)。まだまだ私の腕では捌ききれないようです。

仕方なくオモリを2号に変えて、探る深さを変えたり、場所を変えたりしてみたもののアタリはなし。

軽く抑え込んだような感触でエサが無くなるというのが1回ありましたが、強風のせいでアタリかどうかも判別出来ないありさま。

こりゃあ本流はまだ無理だ、と、ラスト1投のつもりでエサ箱を開けようとすると・・・開きません。よく見ると、劣化のせいで開け口が壊れているではありませんか!!

ペンチで無理やり開けて事なきを得ましたが、そのすぐ後に開け口のパーツが砕けてしまい、万事休す。近々新品を買うことを決め、フタをロックしないよう動くことに・・・。

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移動先ではタモが・・・。

第二入渓・・・地点?

太刀打ち出来ない本流を諦め、一気に移動。5年ほど前にツ抜けを達成した支流に入って、早速川に降りてみて・・・ビックリ。

過去に釣った時とは比べ物にならないほど地形が変わっており、渓流の様相は、最早ただの細流となっていたのです。

一応仕掛けを何投か流してみましたが、水深はかなり浅くなっていて底の状態も悪く、釣りになりません。

これにはガックリしつつ、車に戻ったところでタモを落としてしまい・・・ッパカラン!!と変な音が。

タ、タモよ、お前もか・・・・!!!(TдT)

餌箱と同じタイミングでタモまでやられるとは思っていませんでした。エサ箱は親父に(海の穴釣り用の中古で)譲って貰ってからおよそ16年、タモは6年愛用していました・・・。

ちなみに前回の釣行時に、ウエーダーの靴底が剥がれてきていたため、渓流釣りの道具に一気にガタがきてしまったようです。

この時点でかなり気落ちしたものの、また移動。本日は14時には家に着くよう帰らないといけなかったので、この移動が最後になります。

やはりボーズを避けるならココだろう、ということで、前回に引き続きホームウラウンドの支流へ。川虫の残量が心許ないので、いつもエサを捕獲する場所に降りて、川虫を探して・・・いる最中に足が滑り、

思いっきり転倒。(TДT)

ウエーダーを着ていたのでまだ良かったですが、左上半身はずぶ濡れ・・・竿を持っていたらと思うとゾッとします・・・。(この時に左腕を捻ってしまっていたこと、家に帰ってから気づきました。泣)

とりあえずなんとかエサ分は確保したので、今回はいつもと違うところから入渓しようとしたのですが、これがまた間違いでした。

川に楽に降りる場所が中々見当たらず、一番降りやすそうなところ(高さ約2.3m)から慎重に降りようとして・・・足がツルッ!!!

見事に転落。(TДT;)

幸い、右足を軽くひねる程度で済みましたが、危うくそのままもう一段下の所まで転落するところでした。まさしく泣きっ面にハチ状態・・・。

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救いを求めてホームグラウンドへ。

第三入渓地点。

とりあえず希望の場所には来れたので、折れたタモは左手に握りしめたまま釣っていきます。が、まさかの反応ゼロ・・・。

そもそも水量が前回よりもかなり減っており、あちこち流れが変わっているため、前回と同じ釣り方が通用しないのです。

流れが緩やかになっているので、ガン玉を4号までサイズダウン。

イクラの重さで沈めてみたり、キンパクを流すときは、風を利用したオバセ(糸フケ)で目印→オモリ→エサの順や、竿を倒してエサ→オモリ→目印という順に流れるようにしてみたり。

ガン玉を2号にして、底の方をイクラが転がるようにしてみたり。が、全く反応無し・・・。

前回ヒットしたポイントも全て釣れず、移動中は何度も風にあおられて、針があちこちに刺さって抜けなくなったり・・・。

そしてたまに足を滑らせてコケます。(ウエーダーの底のハガレのせいかも・・・)

あまりに釣れないので、ダメ元で2回目の時に釣れた流れ込みへ。

もうダメ。水が減りすぎて、前回ヒットしたところまで陸地になっていました。これが細い支流の辛いところ。

本流の場合はあちこちの支流から水が流れてくるため、ある程度の水量が確保されますが、支流の場合は雪解け水が流れたら、後は雨が降るのを待つのみ

ここ数日は雨があまり降っていない上、今年は全体的に降水量が少なく感じられるため、まとまった雨が降るまでは、この支流は厳しいと思われます。

一応この少し上も見に行きましたが、殆ど水溜まりレベルになってしまっていたため、泣く泣く納竿としました。

というわけで、冒頭に書いたように、随分久しぶりの丸ボーズを食らってしまいました・・・。(泣)

しかし。今回含む今年の四度の釣行で、(今までに集めた情報も含め)いくつか分かったことがあるので纏めてみます。

アマゴ釣りで判ったこと、まとめ

  1. 細い支流は水量頼み。雪解け水が流れる3月半ばまでか、大雨の後を狙いたい。
  2. エサとなる川虫は、河川によって水温が異なる為、発生状況がまるで違う。エサを採集できるマイポイントを幾つも用意しておくべき。(出来れば支流ごとに)
  3. 支流でのガン玉は、4~2号だけでは足りない。5,6号といった極小オモリも用意すべき。
  4. 仕掛けを流す流れを読む他、流す速度、流す層(タナ)を変えると同じ場所で複数ヒットする。目印の位置をこまめに調整。
  5. エサを複数持っておくと、ヒット率アップ。(イクラでダメでもキンパクでヒット多し)
  6. 本流等、川幅が5mを超える場合は5.3mでは全く歯が立たない。せめて6.1m。
  7. 逆に支流では、4.3mの竿でも長い場合があるので、3・8m以下を。仕掛け全長は3.6m程度が使いやすい。(長いかったり同じ長さだと絡みやすい、短すぎると竿の反発で扱いにくい。手のひら1枚分短いのがベスト(ただし状況による))
  8. 入渓時は、遠回りであっても安全に入れる場所から。(これ大事)
  9. 釣り終わり後、来た道を戻るのか、脇道に上がるのか、帰り道を予め決めておく。獣除けの柵に注意。
  10. 赤西渓谷周辺は熊の生息地として有名だが、実は揖保川流域全体に熊の出没記録があることを知っておく。

こんな感じでしょうか。また気づいたことがあれば加筆修正していきます。

2番ですが、支流でも上流の方と合流点近くでは水温や環境が全く違うため、下流側でエサが採れない(羽化してしまっている)時でも、少し上流に行くと採れます(逆も然り)

3月は里川っぽいところや、本流の中流域の、流れが速めの小石底が狙い目(掌くらいの石があればヒラタやクロカワムシも採れます)。これは長年トンボ&ヤゴ観察をしていて得た情報です。

3、4番ですが、軽い仕掛けを扱えた方が、釣果がグッと伸びます。最初は小さい支流で小さなオモリでの竿さばきを覚えると、後に役立ちました。

8、9番、これは本当に大事です。釣り上がった後脇道に戻る際、獣除けの柵が設置してあれば、かなりの苦労を強いられます。

沢登りは、登るのは比較的なんとかなりますが、降りるのが本当に辛いのです。

そのため、帰り道を確保するため、上流部側に車を停めて、登れることを確認。その後釣り上がる予定の一番下まで(途中でもリタイアできるか確認しつつ)移動して、入渓。

釣り終わり後はそのまま車に戻る、といった形です。

そして10番。クマに対する恐怖心が相当高めの私ですが、色々と調べてみたところ、なんとあちこちにクマ出没記録があったのです。

揖保川と引原川の合流点近くや、成魚放流ポイントとして知られる百千家満周辺東河内周辺スポーツ施設敷地内黒原周辺「まほろばの湯」のすぐ傍等など・・・。

共通している点は、早朝・夜間に集中していること、記録はほぼ5月以降の暖かい時期であること。そして、ツキノワグマの発情期である6月、エサを求めて活発化する9月以降が多かったように思います。

そして、エサとなる木の実がなる木が凶作と豊作の年によく発見される傾向にあるようです。また、たまーに昼の14時とかに普通に歩いていたりするそうです・・・恐ろしや。

揖保川の渓流釣りシーズンは3月~8月いっぱいですが、いつ遭遇するかわからない為、熊よけの鈴の導入を検討したり、熊の痕跡の確認方法などを勉強中です。

渓流釣りをされる皆様、ご注意ください!特に私のようにソロで渓流に行かれる方は気を付けましょう・・・!

さて、次回またアマゴに行くのは、月が替わってからになります。ホームグラウンドを諦め、今回は時間の関係で行けなかった、更なる上流部を攻めることになるかと思います。・・・クマに怯えながら。(苦笑)

今回のボーズや熊問題にめげず、頑張ろうと思います!(^^)

コメント

  1. カズキ より:

    おお
    ボーズ食らってしまいましたか!
    そんなに渇水状態になってしまっているのですね…
    第一入渓地点は有名なところですよね~
    放流魚が溜まりやすいとか…放流後しばらくはいつも人が入ってるイメージです。
    色々なポイントをご存知のようで羨ましいです!
    私は大体同じ支流にしか入らないので(^^)

    熊は怖いですよね。
    同行者が一度音水渓谷で見たことがあり、怖くなって音水渓谷には以後行っておりません。(笑)
    しかしそんなあちこちで確認されているのですね((+_+))

    • Angler Ogi Angler Ogi より:

      >カズキ様
      コメントありがとうございます!(^^)そうなんです、久しぶりにやってしまいました。(苦笑)
      >色々なポイント
      第一ポイント、放流日に行くとやはり釣れるのでしょうか。この近辺はポイントだらけで絞れません・・・。(^^;)
      ポイント探しは、あちこち支流に入ってみるのが好きなので、地元の方に聞いたり、カンで入ってみたりしています。大体外れますが(苦笑)、いい支流を見つけると楽しいですよね!
      >熊
      調べてみて驚きました。音水にもいるという情報も、本当だったんですね・・・。とにかく遭遇しないことを祈るばかりです!

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