こんにちは、Angler Ogiです。
6月5日から6月6日にかけて随分久しぶりに纏まった雨が降ったので、6月7日に引原川へ釣行してみました。
当日も雨が降ったり止んだりを度々繰り返す中、良型のアマゴを仕留めてきましたので、詳しく書いていきます。
渓流タモの補修と渓流用ホイッスル購入
長年使用していたシマノ製の渓流タモ(27㎝径)は、とうとう補修が出来ないほどにネット部分が破れてしまいました。
昨年からダイワのランディングネット も使用していますが、こちらはタモ枠が25㎝と少し小さいために支流向き。
そこで、
前日にアマゾンにて替網 を注文。
500円程度の安い網ですが、30㎝枠タイプなので27㎝にもギリ使えます。
開いてみるとちょっとカタいのが気になりますが、これならサイズも何とかなりそう。
渓流タモの枠の部分を外して破れたネットを取り去り、ネットを通して枠を取り付け直せば・・・
ちょっとカラーリングがイマイチではありますが、普通に使えそうなネットとして蘇りました!
多少網の部分が余っているものの、この程度なら特に問題ありません。
そしてこれからの時期は熊の出没が増える為、ホイッスル を購入。↓
こちらも価格はアマゾンにて500円程度。
「音がデカイ」という触れ込みでしたが、実際渓流にて吹いてみると・・・もう爆音です。
強く吹くと周囲の空間に響き渡り、近くの木に止まっていた鳥たちも驚いて飛び去っていました。(笑)
その音量は、耳を塞いでから吹かないと自分の耳すらもやられるんじゃないかというレベル!
これは良い買い物をしました。
先日も山菜採り中に遭難された方が笛の音で助かるという記事も目にしましたので、今後の渓流釣りには必ず持参しようと思います。
水量は少し回復傾向
現地周辺に到着したのは、いつもよりやや早めの7時頃。
川の状況を見てみると、ここ2日ほど降り続いた雨のおかげで平水よりやや下くらいまで水量は回復。
とはいっても先週はドが付くレベルの渇水だったため、まだまだ水量は少なく感じますが、これならある程度釣りができるエリアも増えそうです。
まずは前回入りそびれた場所から入渓しようと車を走らせていると・・・元々小雨だった雨足が、徐々に強くなってきました。
そしてポイントに着くころには・・・結構な雨量に。
これでは流石に釣りができません。
スマホの雨雲レーダーを確認すると通り雨のようなので、仕方なくのんびり準備開始。
これからの時期はハチにアブ・ブユ、マダニにヤマビルと警戒すべき相手が沢山いるので、しっかりと虫よけ剤を塗っておきます。
幸い7時15分頃に雨は止んだので、これ幸いと入渓。
先週までは川幅が半分程度になっていましたが、今回は普段の川幅くらいまで戻っていたため(先週より+20㎝くらい)、これなら普通に釣れそうです。
今回の仕掛け↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.2mと2m
- ライン・・・0.3号通し、3.3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉B~4号(3号メイン)
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・ブドウムシ、川虫(オニチョロ・クロカワムシ)
今回は川虫をまだ採集していなかったので、とりあえず前回の残りのブドウムシをセットし、5月5日の釣行で24㎝がヒットした付近へ仕掛けを投入。
1投目は水量の関係で思っている筋に仕掛けが流れなかったので、もう少し流心に近い場所へと再投入。
以前ヒットした場所を少し通り過ぎた瞬間、目印がグイっと動きました!
アワセるとバッチリフッキング!
元気いっぱい暴れまわりましたが、水量が多くないこともあり、割とすぐにネットイン。
この22.5㎝の個体、アマゴの特徴である朱点が全く見えず、釣れた瞬間は「これまさかヤマメか?」と思いましたが、帰宅後に捌いていると薄っすらと1~2個の朱点がありました。
顔つきも微妙にアマゴっぽくないですが、一応アマゴのようです。
兵庫県の場合、日本海にそそぐ川にヤマメ、瀬戸内海にそそぐ川にアマゴと棲み分けられていますが、放流事業の影響もあり混生している川もあるとか。
何はともあれ2投目で1匹釣れたので、「流石雨後、今日はいけるぞ!」と息巻いたのですが・・・この後のポイントでは全く反応がありません。
エサが良くないのかと思い、近くで川虫を探してみますが、やはりオニチョロは羽化の時期を過ぎた事もあり数が激減。
クロカワムシも、ほんの数匹しか採れません。
なんとか2匹採集できたオニチョロ(小)を針にセットし、好ポイントを流してみるものの、たまに目印がピョン!と動いて、
こんなチビアマゴが悪さをしてくる状況。
ブドウムシでもオニチョロでもチビアマゴしか反応してくれないので、仕方なく移動することにしました。
次の場所は先行者の後だった
次のポイントは、ここ最近必ずアマゴが釣れているエリア。
この場所も水量が良い感じだったので、釣果はカタイだろうと思っていたのですが・・・既に車が停まっています。
この時期ならアユ師かもしれないと思い、雨が降り続く中入渓。
浅場で川虫を探してみますが、やはりほんのわずかしか採れません。
これは厳しいかもと思いながら釣っていくと、やはり反応があるのはチビアマゴのみ。
かなり開けた瀬でもチビアマゴの反応がありました。
前回まで魚影が見えていたポイントでは、一切魚の姿が見えず、連発した淵でもまさかの反応ゼロ!
これはやっぱり先行者の影響か・・・と思っていたら、やっぱりありました。
渓流釣り師と思しき、ウェーダーの真新しい足跡・・・。(苦笑)
これでは流石に無理があるので、気になる場所だけサクサク攻めながら遡行していき、先日テンカラ師の方とすれ違ったエリアに到着。
今回この場所は誰もおらず足跡も見当たらなかったため、クロカワムシをセットして深く抉れているところを中心に探っていきます。
すると、草むらのすぐ下の辺りで小さなアタリが!
残念ながらこちらは取り逃しましたが、
そのすぐ上にある少し開けた場所(奥のエグレ)を流すと、目印がピタっとストップ!
アワセると、強烈なローリング!そして下流側へ突っ込んでいきます!
流れに乗せると厄介なので、やや強引に竿を立てていると、小ジャンプを何度も繰り返すアマゴ。
その都度距離を詰めていき、無事にネットイン!
実に美しいこちらのアマゴは23.6㎝。
24㎝には届きませんでしたが、楽しませてくれました。
この後もかなり上流までどんどん釣り上がって行きましたが、残念ながら既に釣り人が入っていたようでアタリゼロ。
中々思うように数が伸びなかったので、また移動することにしました。
分厚い25㎝の壁・・・。
次に入渓しようと思った場所には車が停まっており、アングラーの姿も見えたので断念。
先ほどもこの方の後を釣っていたのかな・・・と思いつつ、さらに移動します。
そうしてやってきたのは、前回良型が連発したエリア。
水量も良い感じなので、ここなら数を伸ばせると思い入渓します。
予め仕掛け全長を4.8m程度に調整しておき、浅場で数匹の川虫(やっぱりここも少ない)を確保して遡行。
前々回24.3㎝が釣れたエリアへ来てみると、相変わらず素晴らしい環境です。
以前よりも木がせり出している印象だったので、今回はブドウムシをセットし、オモリを2号にして2度流してみますが・・・反応しません。
いやここは絶対にいる!なんて変な確信があったので、思い切ってオモリをジンタン4号に変更し、落ち込みへ直接投入します。
底流れを捉えるというより、エサが流れに巻き込まれた後に浮き上がってくるイメージで流してみると、突如仕掛けが上流方向へ引っ張られました!
木を避けるように斜めにアワセを入れると、今日イチ強烈な引き味と重量感!
一旦流れ込みに向かって突っ込んだと思ったら、今度は下流側へと突っ込み、中々浮いてきません。
竿を立ててタメた後に寄せてみると、今度はアマゴがこちらに向かって突っ込んできました!
慌ててタモを構えたら、その横を猛スピードで通過していくアマゴ!(笑)
しかし、その先は岩が連なって行き止まりになっていたので、落ち着いてネットイン。
腹回りが随分どっしりしたこちらのアマゴ。
ネットインした瞬間から「微妙なサイズ感」だと思いつつ、祈るような気持ちでメジャーを当てると・・・
24.6㎝。(゜∀゜;)
何度計測しても、当然結果は同じ。
目標の25㎝に4mm足りないのです!
流石にこれには「うそやろ~~~・・・」と崩れ落ちてしまいました・・・。(苦笑)
それでも良型であることには変わりないので、気を取り直して遡行再開。
以前も「釣れるかも」と思っていてアタリが無かった場所では、今回も当たりませんでした。
しかしこのエリアは、「ここはいる」と確信を持てる場所が幾つかあるので、そのうちの一つに貴重なオニチョロを流してみると・・・やはり一発でアタリが出ました!
強烈な流れの中で掛けたために重たく感じますが、それほど大きくなかったため、慌てることなくネットイン!
随分スマートかつ小顔の綺麗なこのアマゴ、20.5㎝でした。
非常に綺麗だったので、撮り方を変えようと思ったら思いっきり飛び跳ねて浅瀬へとポチャン。
せめてもう少し撮ってから!と慌てて捕まえようとしましたが、とんでもなく元気だったようで、そのまま突っ込むように川に帰っていきました。(苦笑)
もう1匹確保できれば家族の夕飯分になると思っていた矢先だったので少々ショックでしたが、キープするならもう1サイズ大きいアマゴが欲しいところ。
候補になる場所が幾つかあるので、そこを目指しつつ釣り歩いていき、
時折貴重な川虫にアタックしてくるチビアマゴを丁寧にリリースしつつ、
こんな場所に到着。
ジンタンをB号にし、早い流れの中を通すようにクロカワムシを流しますが、反応がありません。
それならばとジンタンを3号に変更し、エサにはブドウムシをセット。
また流れの中で巻き込まれるようなイメージで流していきます。
本命と目していた場所では当たらなかったものの、流れが一瞬緩くなるエリアに到着した瞬間、目印が上流へ向かってビュッと走りました!
アワセを入れるとガッチリフッキング・・したのですが、いかんせん流れが非常に強いエリアの為、かなりの抵抗が。
しかも足場も悪く、ヒットポイントのすぐ下には落ち込みがあります。
一旦竿を立てながら足場の良い場所へと移動し、落ち込みへと向かうアマゴをなんとか止めると、アマゴは大ジャンプ!!
以前ならヒーヒー言っていた状況ですが、このところ慣れてきたのか、楽しむ余裕も出てきました。
流れの緩やかなエリアに抵抗してからも頭を振って抵抗していたアマゴですが、無事にネットイン。
先ほどの24・6㎝とほぼ同サイズだったので、これもきっと25㎝無いんだろうなぁと思いつつメジャーを当ててみると・・・予感は的中、24.3㎝でした。
やはり25㎝の壁は相当に厚く、今シーズンはまだ超えることが出来ていません。
この後もう少し釣り上がってみたのですが、この後のポイントで1回20cm程のアマゴを掛けバラしてしまった他はアタリ無し。
12時半頃に納竿としました。
この日の釣行の纏め
最終釣果は、20.5㎝~24.6㎝のアマゴが5匹と、チビアマゴが7匹。
数だけ見れば二桁ですが、中々25㎝アップや良型アマゴ2桁という釣果に巡り合えていません。
とはいえ、これだけ良型のアマゴを揃えることが出来ているというのは、去年と比べると雲泥の差。
昨年までは支流がメインで、今年は本流がメイン。
釣果の差は、やはり釣る場所によるという事を非常に強く感じます。
この時期の良縣アマゴはしっかり脂が乗っていて、個体によってはサーモンのような肉質。↓
塩焼き・ムニエル・天ぷら・ちゃんちゃん焼きと家族で堪能していますが、どの調理法もとても美味しいので、本当に釣りがいがあります。
しかし。
翌日、ウエーダーを裏返して干していると、ウエーダーの中からヤマビルが1匹見つかりました。
足に噛まれた痕跡も見つかりましたが、幸いタイツを着用していたこともあり軽傷で済んでいました。(というか噛まれた前後で気づかなかった事にビックリ)
雨の日はどこから侵入してくるか判らないヤマビルですが、長袖+タイツ、虫よけ剤にタオル(首元に巻く)、帽子に偏光サングラス と完全防備にすることで、多少は防げて・・・いるのかな?(苦笑)
これからの時期はヤマビルと熊の最盛期に入るので、きっちりと対策を講じて渓流釣りを楽しみましょう!
揖保川のアマゴ釣り、随時更新中!↓
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