超渇水の引原川本流を攻略!2022年10度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

5月19日、良型を狙おうと朝から引原川へと向かったのですが、川はビックリするほどの超渇水状態!

あまりの状況に一時はボーズや早上がりも考えましたが、6本の良型アマゴをゲット!詳しく書いていきます。

今回の餌は川虫のみ

いつものエサ採り場(揖保川の支流)に到着したのは6時半頃。

いつもはキジやブドウムシを用意してから川虫を採りますが、このところ川虫の圧倒的食いの良さを目の当たりにしている事もあり、川虫のみでいこうと決意。

採れない場合が怖いなぁと思いつつ川に入ると、やはりクロカワムシはちゃんと採れますが・・・明らかに以前より数が減っており、一度にワサワサ捕れるという事はありません。

30分程度でクロカワムシ40匹程とオニチョロ数匹を確保出来たところで、餌採り場を変更することにしました。

次にやってきたのは引原川の本流。
このところ釣り場でよくオニチョロが採れるので、その少し下流で採ってみようと思い立ちました。

が、最近は雨量が少ないこともあり、そもそもとんでもなく水量は少なめ。
入った場所が悪かったのか、オニチョロは数匹しか採れませんでした。

あまりエサ採りに時間をかけすぎるわけにはいかないので、後はポイント周辺で採集しながら釣っていく事にします。

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第一ポイントは水量こそあるものの・・・

この日の第一ポイントに入渓したのは7時半頃。

前回釣行時に訪れた引原川本流ポイントの少し上流に当たる部分で、以前から航空写真で目星をつけていた場所です。

揖保川との合流地点に比べると多少水位はマシですが、足元はあちこちコケだらけ。
流れも思っていたほど変化が無く、攻めるべき場所はほんの数か所といった感じ。

この時期は浅い場所にも出てきているはずなので、とりあえず仕掛けを準備します。

  • ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
  • ライン・・・0.3号通し、3.2~3.5m
  • 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
  • オモリ・・・ガン玉2号~5号
  • 針・・・忍ヤマメ6号
  • エサ・・・川虫(クロカワムシ・オニチョロ)

前回淵で大物にぶった切られた事もあり、今回は0.3号のみを使用。

そして、

購入した針の一部。

フィッシングカンパイ揖保川店と楽天で、忍ヤマメ をまとめ買いしておきました。
これでしばらくは安泰です。

Angler Ogi
Angler Ogi

渓流釣りは針を呑みこまれたり根掛かりして針先が鈍ったりと、針の消費が激しい釣り。
軸が折れる事もあるので、針は多めに用意しておきましょう。

まずは様子見という事でクロカワムシを針にセットし、気になるポイントを一番下流側から流していきますが・・・特に反応はありません。

ジンタンは4号を使用し、出来るだけ自然に流すように心がけますが、それでも流れが緩やかな事もあってちょくちょく根掛かりします。

時折、水面付近を飛んでいる川虫の成虫を捕まえてエサにしてみたりもしますが、結局この場所ではアタリゼロ。

次のポイントへと移動することにしました。

本命ポイントその①は無残に散る。

次に訪れたのは、前回良型が連発したり、前々回24㎝が釣れたエリア。

個人的に何度も良い思いが出来ている良ポイントのため、今回特に期待しているポイントの1つです。

が、釣り場に降りてみると・・・川の幅が半分程度になっているではありませんか!

普段入水して釣る場所は干上がって陸地になっており、辛うじて深場のエリアが川になっているといったレベル。

流れもサラサラ~~っと弱々しく、これではアマゴが定位できそうな場所がほぼありません・・・。

釣れないだろうなと思いつつ、とりあえずは貴重なオニチョロを針にセットし、目ぼしい場所を流していきますが、予想通りアタリゼロ。

釣り上がって行った先にある深みは、流れが弱くなったせいで池のようになっており、淀みでハヤが遊んでいるのが見える始末・・・。

さらに、前回良い思いが出来た淵も、同じく池のような淀みになっていて、全くアタリはありませんでした。

流れが無いせいで、この場所は水深が3m以上あるという事が知れたのは収穫でした。

釣果が無いまま、また移動です。

本命ポイントその②で良型連発!

次の場所は、前回良型にラインブレイクを食らったポイントを含むエリア。

しかし、こちらも水深が浅くなっているだけでなく川の幅が減少するほどの渇水。
枝分かれしていた1本の流れは水が消えています。

とりあえず前回1本釣った場所を含めて探り歩きますが、やはりアタリ無し。

これはこのポイントがダメならボーズで早上がりかな・・・等と考えつつ、前回掛けバラシを食らった場所に到着。

ここは水深があるからどうかな・・・と思いつつ川を見てみると、数匹のアマゴ(20㎝くらい)が泳いでいるのが見えます!

その後ろには15㎝ほどのアユが群れており、コケを食んでいるのか盛んに動き回っているのが見えました。

これならアマゴが釣れるかもと思い、仕掛けを流していくと・・・先頭にいた20㎝無いくらいのアマゴがエサに向かってアタック!

ようやくヒットかと思ったものの、一瞬掛かってすぐに針外れ。

これはやばい・・・と思ったら、案の定ここからは完全無反応となってしまいました。
ようやくのアタリだったのに・・・。(泣)

アマゴがいる事は判ったので、どんどん釣り上がって行き(勿論アタリ無し)、前回大物がいた場所へと到着。

しかし、前回良い流れがあったエリアは止水状態で釣りにならなかったので、その少し上流部を見てみると・・・またしてもアマゴが見えています!

これは千載一遇のチャンスという事で、早速オニチョロ(小)を付けて上流側へ投入すると、仕掛けが馴染むなり目印がツイ~~っと移動しました!

素早くアワセを入れると、結構な重量感!

流れが強くないので十分余裕のあるやり取りが出来ますが、それでも下流へと猛スピードで突っ込む引きはたまりません!!

空気を吸わせてから、無事にネットイン。

9:14にファーストヒット。

この日1本目のアマゴは23.5㎝の良型!!

最近良型が良く釣れているので、いつものダイワのランディングネット (25㎝径)ではなく、数年前まで使用していたシマノのネット(27㎝径)を修理して持参したかいがありました。

この1本で釣り場がダメになるかと思われましたが、定位する場所が少ないせいか、まだアマゴの姿は普通に見えています!

念のため同じ餌で警戒されないようクロカワムシをセットし、仕掛けを流していきますが、アマゴ達は知らんぷり。

そこで、ジンタンを3号から1号に変えて、出来るだけ早く底の方に送り込むようにすると・・・また目印がツツツッと動きます!

素早くアワセを入れ、魚が溜まっていないエリアの方へ竿を寝かせてやり取り。
水面に出てきたところをネットイン!

9:28にヒット。太い。

このアマゴは体高が太くて大きく見えましたが、サイズは20.5㎝でした。

やはり流し方ひとつでアマゴの反応は変わるんだという事を実感したので、今度はエサをオニチョロ(大)にし、ジンタンは4号へと変更。

ジンタンの位置も普段は針から25㎝くらい上にセットするのですが、今回はエサが水流で舞うよう、エサから35㎝程離してセットします。

先ほどまでよりも上流に仕掛けを打ち、エサがヒラヒラ舞いながらポイントへと流れていき、ここぞという場所で流れに巻き込まれた瞬間、目印がグイー!っと引っ張られました!

素早くアワセると、先ほどまでよりもグイグイ強烈に引き込む引き味!

また魚がいないエリアへと誘導し、無事にネットイン!

9:40にヒット。

両体側に大きな傷があったこのアマゴは22.5㎝ありました。
やはり狙い通りの流し方でヒットした1匹というのは感無量ですね。

同じ場所で3本釣れたので、流石にもう釣れないかなと思っていたのですが、ポイントを見てみると、まだ1匹のアマゴが定位しています!

これは普通に流しても釣れる気がしたので、ジンタンを3号に戻し、オニチョロ(中)を流してみると・・・見えていたアマゴがパク!っとエサを捕食!!

一瞬間をおいてからアワセを決めて、やり取りを楽しみつつネットイン。

9:50にヒット。

最後に釣れたこのアマゴは21㎝でした。

このアマゴを釣り上げると、流石に見えているアマゴはいなくなり、アタリも出なくなりました。
連発したのはこんな場所。↓

おそらく元の水量は岩に着いた線のあたり?

全体の流れは緩くなっていますが、岩盤に挟まれているせいもあり、この場所の流れは多少強め。

すぐ上流にやや大きな流れ込みがあるので底は深く抉れており、水深は2m近くあります。

こういった場所はエサが豊富に流れてくるのか、釣れた個体は皆お腹が川虫でいっぱいでした。
だから複数個体が定位できるのかもしれません。

この少し上流部はいつも入渓する場所なので、しばし釣り上がってみたのですが、残念ながらそこには二人のテンカラ師の姿が。

この500mほど先のエリアも攻めるつもりだったものの、追い越した先から入渓するのも気が引けたので、一度下流へと移動することにしました。

Angler Ogi
Angler Ogi

数百m間隔を開ければ問題ないと言われる渓流釣りですが、やはりお互い気分よく釣りたいもの。
こういう時はポイント探しも兼ねて場所を大きく変えたい私です。

→まさかの当ブログの読者様で、わざわざお礼のご連絡を頂きました!
ご丁寧にありがとうございました(^^)

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過去の実績場はどうか

次のポイントは、際程入渓した場所よりも数百mほど下流に降りた場所。

昨年25・5㎝の良型を釣った場所は水が引かないと入れない場所のため、この日は入れるだろう!と入渓してみると・・・やっぱり川幅は半分くらいになっています。(苦笑)

これ幸いと川を横断し、実績場へと入ってみますが・・・昨年から大きく地形が変わっており、且つ水量が少ないせいで雰囲気が良くありません。

とはいえ、流れが巻くエリアもあるので、ある程度期待しつつ仕掛けを流してみましたが、残念ながら無反応。

最近釣り人が入ってしまったのかもしれません。(脱渓時、少し離れた場所に足跡がありました)

それなら上流方向はどうだと思い、水深の浅いエリアを横切っていたら、なんと3mほど先の岩から巨大な魚影が飛び出してくるではありませんか!!

そしてそのまま砂底のエリアを横切り、深みが続くエリアへと消えて行ったのですが・・・その大きさは明らかに30㎝近くあるサイズ

やはりこのエリアは数こそ少ないものの、良型が潜んでいるのかもしれません・・・無念。

この周辺ではアタリが無かったので、手近な場所で軽く網を入れてみると、20匹近くのオニチョロと数匹のキンパク(!)が捕獲出来ました。

これで次の場所では爆釣か・・・と思ったのですが、期待の場所はほぼ空振り。

しかし、岩と岩の間に流れ込む場所で、目印が一気に引き込まれました!
アワセを入れたものの、水面まで高さがあったため、一気に引き抜きます!

11:18、キンパクにヒット。

随分体高のあるこちらのアマゴはジャスト20㎝。
やはり好ポイントにキンパクを流すと一発です。

しかし、この先はずっと流れが緩やかな浅瀬が続いていたので、また移動することにしました。

上流部で良型ヒット!

先ほどテンカラ師がおられたエリアよりさらに先から入渓しようとしたところ、そのポイントにはルアーマンの姿が。

そこからさらに間隔を開けて、以前は水量が多すぎて歯が立たなかったエリアから入ろうとすると、そこにもエサ師の姿が!

やはりこの時期は平日でもあちこちに釣り人がおられ、中々のハイプレッシャー。
それならばとさらに上流部へ車を走らせ、初めて入渓するエリアへと入ってみることにしました。

しかし、対岸には車が停まっており、そこには片付けをするアングラーの姿が・・・

時刻は既に12時過ぎ。
この日は息子のお迎えがあるので、遅くとも14時前には納竿しなければなりません。

これ以上新しい場所を探すのも大変ですし、釣りこぼしがある事を期待して入渓することにしました。

まずは目前に広がる大きく開けたエリアへ、あちこちから仕掛けを流してみます。
さらに対岸へと渡って攻めたりもしますが、やはり反応は無し。

気になる場所へと仕掛けを投入しては遡行を繰り返していきますが、やはり先行者の後という事もあるのか、中々反応が得られません。

このエリアは比較的良い水量で濁りも入っていたので、きっと釣れるはずと思いつつウロウロしていると、こんな場所を発見。

複数の流れ込みがぶつかり、底が深く抉れています。

こんな好ポイントを見逃す人はいないよなぁと思いつつ、オニチョロ(小)をセットし、ジンタンは3号をセット。

頭上の木を避けるため少し距離を取り、流心へと仕掛けを投入。
そして上手く仕掛けが流れに巻き込まれ、流れていきます。

丁度写真の中央より下でヒットすると思っていたのですが、アタリが無いまま仕掛けが流れていき、

上写真のすぐ下流。

第二の本命ポイントとなりえる、上写真の中央やや左側のエグレに仕掛けが到達した瞬間、目印がクルッっと回って静止しました!!

木を避けて下流側へアワセを入れると、ガツン!という手応えと共に強烈な引き味!!
流れの中でグイグイ身をよじらせて暴れまわります!

木を避けるためにやや後ろへ立ち位置を変えてから竿を立て、下流へと突っ込む魚をいなそうとしますが、中々浮いてきません。

0.3号だった事もあり、やや強引に引っ張ってみると、アマゴは大ジャンプ!

存分に引きを楽しみ、最後は流れが緩やかな場所でネットイン。

12:30にヒット。

27㎝枠のネットに入った瞬間は結構大きく見えたので、「ようやく今年初の25㎝越えか!?」と色めき立ったのですが、慎重にメジャーを当てると・・:

24.3㎝。(゜∀゜;)

確かに今シーズンイチのサイズではありますが・・・本当に25㎝の壁って分厚いですね。(苦笑)

別アングル。引き締まった体型。

とはいえ、初めて入るエリアで先行者の後という条件の中、今年の最長寸が釣れたのは大きな収穫です。

この後しばらく釣り上がってみたものの、やはり先行者の後だったためか、どの場所でもアタリは無し。

13時20分に納竿としました。

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この日の釣行の纏め

最終釣果は、24.3㎝までのアマゴが6匹

最終ポイントを除くと超が付く渇水だった中、良型を6匹釣ることが出来たので、中々満足度の高い釣行となりました。

正直最初はどうなるかと思いましたがね・・・。

やはり雨が降らず渇水になると、アマゴが溜まっているポイントを見つけるのが大切なようです。

また、気温の上昇と共に定位する場所が徐々に変化してきているので、これからは小場所でも侮ることなく、丁寧に流していく必要がありそうです。

オモリの付け替えエサのローテーションも効果がある事が判りましたし、軽いオモリを利用して流す手法もようやく解ってきました。

まだまだベテランの方々には及ばない釣果ではありますが、日々腕を磨いて、頑張っていこうと思います!

揖保川釣行、随時更新中!↓

前回も良型連発でした↓

コメント

  1. Nづめ より:

    釣り場にいたテンカラ師のうちの一人です。

    大きく移動して頂き、ありがとうございます。

    相方が全く初めてだったもので、キャストがしやすい場所に入りました。

    渇水期にいい釣りをされて、よかったですね。

    いつも魚や川の様子を知るのに参考にさせて頂いてます。
    次のブログも楽しみにしています。

    また釣り場でお会いできたらと思ってます。
    次の雨が楽しみですね~

    • Angler Ogi Angler Ogi より:

      >Nづめ様

      いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

      まさかあの時のテンカラ師の方が、私のブログを見てくださっていたとは夢にも思わず・・・!
      釣り場を変更する時にお声がけできず、申し訳ございませんでした。^^;
      バイクにテンカラ、超カッケェ!!と気にはなっていたのですが・・・(苦笑)

      本流釣りはまだまだ修行中の為、お役に立つような記事が書けているかどうか心配ではありますが、
      今後も頑張って書いていきますので、応援よろしくお願いいたします。

      また釣り場でお会いできるのを楽しみにしておりますね!
      次の雨が待ちきれません!!

      Angler Ogi

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