こんにちは、Angler Ogiです。
前回の釣行で27㎝の良型を仕留めた事に気を良くし、6月30日に再度引原川本流へと釣行しました。
イタイトラブルが二度ありましたが、見事にグッドサイズのアマゴをゲット出来たので、詳しく書いていきます。
現地入りは8時前。いきなり招かざる客。
引原川周辺に到着したのは8時前。
このところは雨が降ったり止んだりを繰り返す、典型的な梅雨の天気でしたが、纏まった雨はあまり降っていません。
釣行前日の揖保川漁協のHPによると水位はやや高い程度という事だったので、大増水していた前回よりは大分濁りも取れているはず・・・と思いきや、かなりの濁り。
確かに水位は少々下がっているように見えますが、釣り辛そうなのはあまり変わっていないように思えます。
釣行後に知ったのですが、この日の段階では引原ダムの放水はまだ続いていたようです。
それでも、前回一度入渓した場所がどうしても気になっていたので、また入渓してみることにし、木陰で準備を整えます。
特に前回使い残したブドウムシがまたアタリエサとなることを願い、残りを全てエサ箱へ移しておきました。
この行動が後に悲劇となるとは思わずに。(苦笑)
そして今回の釣行から、ランディングネット を新調しました。
今まで使用していたシマノ社の物は非常に使い勝手が良かったのですが、一昨年持ち手が折れた物を補修し、さらにネットがボロボロになるまで使い込みました。
新調する際も同じものが良かったのですが、残念ながら廃盤だったため、比較的似たタイプのダイワ社の渓流タモ をチョイス。
シマノ社のエンドロープ もそのまま流用できるのがありがたいところ。
他にも色々と良い部分があるので、記事にしました!↓
今回私が使用する仕掛けはこちら。
オモリ以外は前回とほぼ同じとなっています。↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・0.3号通し、3.3m
- 目印・・・糸タイプ目印(グリーン→ピンク→グリーン)
- オモリ・・・ジンタン1号メイン(状況によって使い分け)
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・ブドウムシ・キジ
いつも10セット程度作っておくのですが、仕掛け巻きも足りなくなってきたので、追加分としてオーナー社の鮎仕掛けマット ハード24 を購入。
今まで使用していたがまかつ社 仕掛巻 は薄型タイプで嵩張らず便利だったのですが、耐久性がイマイチだったので、これからはこちら↑がメインとなりそうです。
さらに、ポイント移動の際に便利かと思い、
竿に取り付けられるタイプの仕掛け巻きであるBS-25 も今回から導入!
これで毎回天上糸から仕掛けを外して収納、という手間から解放されます。
これらの支度を整えて入渓してみると、
前回は完全に水没していた岩があちこち露出していたので、やはり随分水量は下がっているようですが、それでもかなり濁っています。
また、写真で見るよりも流れは強く感じられ、移動は結構大変。
一先ず足場が安定する場所を見つけ、抉れている場所を狙ってブドウムシを流していくと・・・チビアマゴと思しきアタリが出ます!
これなら釣果も期待できる・・・と思ったその時、首の左下辺りに違和感(というか痒み)を感じました。
特に深刻には考えず何気なく指で触れると、ミミズ腫れのような感触が。
うわー、支度中にブユにでもやられたか・・・と思いながらも釣りを続行しようとしたのですが、そもそもブユにやられたのであれば縦長には腫れません。
ちょっと待てよと思い、手袋を外して再度確認すると・・・ヌ”ルッという禁断の感触が!!そう、
首筋にヤマビルが吸い付いていたのです。((((゜Д゜;)
幸いくっ付いて間もなかったようで、急いで引っ張り剥がすようにすると、全長2センチほどのヒルが取れましたが・・・ヒルはとにかく生理的嫌悪感がヤバイです。
そして傷口からは結構ダラダラ血が流れていたようですが、せっかく入渓した直後に引き返しては意味がありません。
傷口を軽くつまんで血を少し押し出した後(毒素であるヒルジンを流し出すため)、釣りを続行することにしました。(苦笑)
ちょっと雑談:私の虫やヒルへの対策
昆虫観察と釣りが趣味の私は過去に何度かヒルや虫にやられているため、今回を含め対策は(常に)しっかりと行っています。
- 首筋にしっかりタオルを巻く(真夏でも)
- 下はタイツ+長めの靴下(足の露出を無くす)+ウエーダー
- 上はスウェット素材の長袖(半袖のインナーも着用)+ライフジャケット
- 帽子+偏光グラス+グローブ着用(オールシーズン)
- マダニにも効果のある虫よけスプレーを服の上からしっかりふっておく
昔首筋を毛虫にやられてからは、首筋を覆う様にタオルを着用。
こちらは首筋に直射日光が当たらなくなるため、熱中症対策と併せて効果が見込めます。
そして、肌の露出を極力避けるために、長袖+タイツ+靴下+フィッシンググローブ +帽子+偏光サングラス を着用。
これにより、実質襟足が少しと顔の一部しか出ていないことになりますが、さらにその上から虫よけスプレーをしっかりとふっています。(足元は水に浸かるので、ふるのは腰から上)
ここまでやっておけばダニやブユ、メマトイからは(今のところ)身を守れていますが、今回はブドウムシをエサ箱へ移動している際に、頭上の木から落ちてきたヒルが、帽子かタオルを伝って首に到達したと思われます。
そもそもヒルがいるとは思っていなかったという油断もありますが(アマゴ釣りでやられたのは今回が初)、どうやら虫よけスプレーはヤマビルには効果が無いよう。
今後くれぐれも頭上には木を付けようと思います、皆様もご注意くださいね。(苦笑)
雰囲気はいいが小型ばかり
ヒルを撃退した後、今度はキジを抉れた場所へと流し込んでいくと・・・やはりチビアマゴらしきアタリがあちこちで連発。
エサが大きい為に、中々食い込んでくれないような感触です。
そこで再度ブドウムシにチェンジし、少し流れが緩やかな場所を流すと・・・
13㎝くらいの綺麗なアマゴが元気よくアタック!
しかし、私が狙っているのはこのサイズではありません。(苦笑)
もっと良型はいないかと、出来るだけ深くなっている場所を探しては打ち込んでいきますが、チビアマゴのアタリばかり出ます。
2匹程同サイズを追加した後、水深が1mほどあるエリアで15㎝ほどのアマゴもヒットしましたが、デカイアマゴのアタリはなし。
明らかに雰囲気の良い場所もあったものの、何故か良型のアタリが出ないという事は・・・腕の問題なのか、前日までに釣り荒れているかのどちらかかもしれません。(苦笑)
水深がかなりあるエリアを恐々突っ切り、苦労して到達した場所でも、カワムツ・ハヤ・チビアマゴが1匹ずつ釣れただけ。
水深があるという事でジンタンを2個付けにしたり、大きめのキジを使ってあちこち打ち返してみたりもしますが、良いラインを流してみても反応は無し。
さらにこれ以上先は水深が深すぎて進めず、岩場も登れないような形状。
このすぐ横の背の高い草むらを藪コギするしか方法がありませんでしたが、先ほどヤマビルにやられたばかりの私は迷わず引き返すことにしました。(苦笑)
釣り下りで良型アマゴが飛びだす!!
引き返す先も水深が深いエリアを通過することになる為、荷物をできるだけ上に持ち上げつつ突っ切り、入渓地点辺りまでふと戻ってきた時、ふと下流側の深みへ行けそうなルートを発見。
前回は増水で行けなかったのですが、この日は足元に気を付ければ普通に行けるレベル。
上手く川を横切って、対岸へ到達してから下流側へ降りてみます。
パッと見ただけでも水深が2m近くありそうな、大きめの淵になっていました。
流れも割と強く、あちこちに反流点が出来ています。
この流れ込みの辺りから、10mほど下流側へ来ると、
かなり流れが緩やかとなり、底の形状も良い感じ。
これなら、この↑の辺りで底流れに乗っていればヒットしそうな雰囲気です。
早速、ジンタンをB号に変えてキジをセットして投入・・・しますが、やはり水深があって流れは複雑、上手くコントロール出来ません。
これはオモリを重くした方が良いかなと思っていたら、途中から底に向かう流れと上手く合流してくれて、仕掛けが底近くまで流れ込んでいきます!
これは出るぞ・・・!と期待していると、目印がウキの様にスッグッ!!と入り込みました!!
まさに狙っていた場所でのアタリだったので即合わせると、
ズンッ!!
という確かな手応え!そして水中で反転するアマゴは・・・前回のサイズほどではないものの、明らかにデカイ!!
で、ここからが大変でした。
まずは底近くまで一気に潜った後、上流に向かって強烈な突っ込み!!
しかし、そこは5.3mの竿でためることで上手くストップ!
すると、このままではマズイと思ったのか、急に下流側へと急旋回して、速い流れの方へ突っ込んでいき、そのまま大岩の方へと回り込むではありませんか!!
さらに、浅いエリアまで来たら空中へとジャンプ!!
た、楽しすぎる・・・・!!!(゜Д゜;)
着水後は流れ込みの方へと向かおうとしたので、竿を思いっきり立ててアマゴを止めにかかりますが、いかんせん水量が多いために物凄く重く感じます。(苦笑)
それでもやはり前回よりは一回り程小さいので、竿を持ち上げながら近づき、一気にネットイン!!
顔の雰囲気からして、雄のアマゴでしょうか。
体高もしっかりあり、これぞ本流アマゴ!という風格があります!!
前回は興奮のあまり良い写真を撮れなかったので、今回は浅瀬で何枚か撮影。
とはいえ、アマゴを離してしまうと逃げられてしまうという恐怖感から、
震える手ではこれが精一杯でした。(苦笑)
そして肝心のサイズですが、25㎝枠のランディングネット でギリギリの幅だったので、25㎝ちょいかな?思いつつメジャーで計測すると・・・25.5㎝でした。
というか、体高が凄すぎて手で掴むのも大変なほど。
やはり本流には夢やロマンがありますね・・・!!
きちんと〆てからビクへ入れ、まだいるかもしれないと思い、今度はブドウムシをセット。
ジンタン3号を追加して少し重くしてから、先ほどから少しずらしたラインを流し込んでいくと・・・目印がまた引き込まれました!
アワセると、グッという感触と共に、水中で大暴れするアマゴ!
目測では22~23㎝ほどの良型・・・でしたが、ここでまさかのバラシ。
仕掛けを上げてみると針がなく、切れた場所は僅かにザラつきが。
先ほど良型を釣った後、(上顎にガッチリフッキングしていた事もあり)ハリスチェックを忘れており、ハリスに傷が入っていたことに気づかなかったようです・・・残念。
流石に掛けバラシをやってしまうとポイントはダメになるようで、この後は一切アタリ無し。
そこで、さらに下流の方へと下ってみたのですが・・・岸辺にはあちこちに(新しい)ウェーダーの足跡があるではありませんか!
そのせいか、この周辺では全くアタリはありませんでしたが、気になるのは獣の足跡。
明らかに鹿・イノシシと判るものから、人間なのか熊なのか判らないような形状の足跡も幾つか見受けられます。
少し薄暗い雰囲気も相まってかなり嫌な雰囲気だったので、入渓地点まで戻って、
まだ攻めていなかったポイントで14㎝程のリリースサイズを追加した後、脱渓することにしました。
三方方面に移動も、イタイトラブル。
この後は一度峠を越えて三方方面へと移動し、昼前から三方川の合流地点へ。
前回良い雰囲気だったので、今回なら釣れるかもと思い入渓してみましたが、三方川の方は水量がかなり減っていて釣り辛い状態です。
どうやら中途半端な場所へ入渓してしまったようで、あちこち探り歩いてみるものの、殆どの場所がチャラ瀬になっており、深い流れ込みや淵がありません。
これでは厳しいので、昼休憩を挟んだ後にいつもの支流へと車を走らせて入渓・・・しますが、さすがにこの時間(13時頃)からでは遅すぎたのか、ビックリするほどアタリがありません。
そもそも今年はこの支流に多くの釣り人が足を運んでいるようで、あちこちに釣り人の形跡が見受けられます。
あまり他の人が狙わなそうな場所でベビーアマゴやチビアマゴサイズを合計4匹追加しましたが、いつもアタリがある場所で一切アタリが無いのです。
これは厳しいなぁと思いつつ、ハヤにハリを呑み込まれたので糸を切ってリリースし、針を結び直して引っ張ったその時、またも悲劇が。
持っていた竿が風でぶれたので、ふとそっちに気を向けた瞬間・・・指先にプツっとした感触。
そして結構な痛み。
見てみると・・・針がカエシの先(フトコロ近く)まで、人さし指の中に埋まっているではありませんか!
慌てて引き抜こうとしましたが、カエシまでしっかり食い込んでいる事もあり、引っ張ると激痛が走ります。
以前父と淡路へ釣りに行ったとき、親父の手にルアーフックがガッツリ刺さってしまって急遽病院に走るというトラブルがありましたが、それ以来の光景です・・・。
とりあえずラインを切って少し考えたものの、病院に行くのは面倒。
また、針先は爪の方向に真っすぐ刺さっていたため、針先を出してから対処するのは不可能。
仕方なく、思いっきり引っ張ってブチ抜くことにしました。(苦笑)
流石に強烈な痛みでしたが、幸いプツッ!!という感触と共に針は抜けてくれたので、ホっと一安心。
バンドエイドで適当に止血して、そのまま釣りを続行!(笑)
・・・しましたが、この後数百メートル釣り上がったのに、まさかのアタリゼロ。
午前中に先行者が入っていたのかもしれませんね・・・。
この日はこれにて納竿としました。
この日の釣行の纏め
最終釣果は、25.5㎝までのアマゴが11匹。
・・・というと聞こえはいいですが、実際は25.5㎝が1匹に、15㎝以下のリリースサイズが10匹という(ちょっと微妙な)釣果でした。
とはいえ、目標としてた25㎝アップを前回に引き続いて仕留めることが出来たのは大きな収穫です。
そしてこのアマゴ、翌日にムニエルにして食べたのですが、脂が乗っていてメチャクチャ美味で、家族も喜んでくれました。
前回のアマゴもそうでしたが、やはり大型のアマゴは脂がしっかりとのっていて臭みも一切なく、本当に美味しい魚です。
宍粟や姫路でも熊の出没情報が増え始めたため、釣行にはかなり気を使うものの、渓流釣りのシーズンは残り2カ月しかありません。
熊が出そうなエリアは極力避けつつ、次回もアマゴ釣りに行きたいと考えています・・・!!
前回は27㎝の良型をゲット↓
2021年の揖保川釣行、随時更新中!↓
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