こんにちは、Angler Ogiです。
5月28日、良型を狙うには最高のタイミングという事で、引原川本流へと釣行したのですが、どういうわけかトラブルが連発。
消化不良の釣行となったのですが、良型含む多数のアマゴに出会うことが出来たので、さっと書いていきます。

前週にキス釣りをしに姫路灘浜へ行ったのですが、僅か5匹の貧果でした。
今年の姫路のキスは噂通り大幅に遅れているようです。
5月末なのに気温が低すぎる!
週末にお義母さんが遊びに来られるため、美味しいアマゴを食べてもらおうと張り切って起床。
いつもより少々早い時間から車を走らせますが、道中の気温計はまさかの11度~13度という低温!
なんだか今年は本当に変な気候です。
とりあえず本流の餌採り場でヒラタを採集しますが、小型が中心で大きなものがあまり採れません。
というか、土曜日に纏まった雨が降ったのに、水量はやや渇水なのが辛いところ。
エサ採りに時間をかけすぎると希望ポイントに入れなくなる可能性があるため、少々焦りながら採っていた最中・・・エサ箱が突如、
パカッ!!
と音を立てて開いてしまい、採集したヒラタが川に落下!
慌てて網を構えたものの、20匹程度採っていた良型ヒラタが10匹弱になってしまいました・・・!

この時点で、なんとなーく嫌な予感はしていたんです・・・。
トラブルって連鎖するよねってやつ・・・。
気落ちしたものの、何とか頑張って採集していき、80匹程度を確保。
この日は釣行時間がいつもより短いのと、足りなくなれば釣りながら採ればいいという事で、ポイントへと車を走らせます。
幸いこの日は全てのポイントが空いているようで、第一希望ポイントへ入ることが出来ました。
いきなり折れる竿。
手早く身支度を整えて入渓し、天井糸に仕掛けをセットして、竿を伸ばして・・・使用する竿を間違えたことに気付きました。
この場所ではいつも渓峰 尖 を使用するのですが、手にしていたのは弧渓 ZM
。
焦りすぎて間違えたか、と、竿を縮めて車に戻ろうとしたら、
穂先が落ちてきました。(((((゜∀゜;)
ファッ!???と変な声が出たのも仕方ありません、なんせこの竿、4月に♯2が折れてパーツ交換を行ったばかりなのですから!!
どこが折れたのかと見てみると、どうやら♯4のよう。
心当たりはありませんが、よく考えると・・・魚をキャッチして撮影する際、竿を地面に置く事が多い私。
もしかしたらその際、岩に当たる事が多かった箇所なのかもしれません・・・!
勿論今までこんな事は一度も無かったので、弧渓 ZM に対する「この竿、ひょっとして脆いんじゃないか」疑惑が沸き上がってきましたが、今は釣る事が最優先。
翌日にフィッシングカンパイさんでパーツ注文をする事にし、手早く片付けて渓峰 尖 に持ち替え、改めて入渓です。
この日のタックル↓
- ロッド・・・ シマノ・ 渓峰 尖 硬調57
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.3号通し、3.3m/3.6m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2号メイン/2号~3B
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・ヒラタ
水温は14度、朝イチとしては上々!
水量はやや渇水気味ですが、まぁ釣れるかなといった様子。
まずは目の前にある流れ込みのメインとなる筋に仕掛けを投入し、ゆっくり流していくと・・・まさかの1投目から目印が震えます!
アワセを入れると、ゴンッ!という良い感触!
それほど大きくはありませんが、実に小気味良い引き味で楽しませてくれます。
場荒れしないよう、一気に引き抜いてフィニッシュ!
・・・したこちらのアマゴ、帰宅して確認したら、写真が撮れていませんでした。(泣)
サイズは20cmジャスト、幸先良いスタートにテンションが上がったのですが、次の1か所で同サイズを掛けバラシしてしまってからは、アタリゼロ。
実績のある落ち込みや流れ込み、段々瀬、淵・・・本来なら多少の反応があって然るべきなのに、一切反応が無いのです。
あちこちに足跡があったので、これは入る場所を間違えたか・・・と気落ちしながら、反応が無いという事もあってあっという間に退渓場所近くまで来てしまいました。
一体どうなってるんでしょうね・・・!
固まっている場所、発見!
残す場所は後2か所ですが、そのうちの1か所で、岩裏のヨレにてようやくアタリが!

サイズは17cm程度、よく太った良いアマゴですが・・・この場所もこの1匹だけ。
これは完全に朝イチの選択を間違えた・・・と思いながら、このエリア最後のポイントに到着。
まずは流れ込みすぐのヨレに投入したら、すぐに目印がストップ!

先ほどと似たようなサイズのアマゴがヒットしました。
そしてこの場所、なんとここから怒涛の連発!!


判を押したように似たようなサイズが多いものの、

流す筋やタナを変えるだけで面白い様にヒットし、30分で10匹というほぼ入れ食い状態!!
最初は2号で流していたのですが、1号にして底付近を流したり、ヨレを通してみたり、Bでウケを狙ってみたりと、やる事全てがハマるのです。
先ほどまでの憂いは一体なんだったのかというレベルで、しばし楽しむことが出来ました。
この後もう少しだけ釣り上がった先でBだと飛ばされてしまう流れの中、B+2号の2個付けで・・・

こちらの1匹を追加し、退渓。
普段通らない斜面を登る最中、なんだか山椒でも生えていそうな環境だなと思っていたら!

本当にありました!!(笑)
とはいえ、山椒を使用するレシピの予定が無かったので、今回は採集を見送り。
また必要になった時に、少量を採集しに来ようと思います。(^^)
好調な区画はやはりいる。
続いてやってきたのは、今シーズン数が出ている区画。
幸いアングラーの姿が状・下流共に見えなかったので、安心して入渓します。
既に水温は16度と、ベストな状態ですが・・・マイナス10cm以上の渇水です。
2~3年前の大渇水を知っている身としては、この程度なら全然大丈夫!と、実績のある場所をピンポイントで打っていくと・・・

ヒットするのはほぼこのサイズ(16~18cm)ばかりですが、それでも反応があると嬉しいもの。
時々アタリが無い場所もありましたが、アタリは明確な物が多く、ピタっと止まったり、上下に震えたりと様々。
そんな中、

体高がしっかりした19cmのアマゴがヒット!
開けたエリアなので、しっかりと引きを楽しむことが出来ました。
が、ここでまたもアクシデントが。
小ぶりなアマゴがヒットし、針を外してリリースした直後。
ネットの枠に引っかかっていたオモリが勢いよく外れて、
右手の人差し指にブッ刺さりました。(゜Д゜;)
しかも針のカエシまで埋まっています。
躊躇すると辛くなるので、思い切って引っこ抜きました。(苦笑)
ギタリストという事もあって、右手の人差し指の皮がかなり分厚かったのが幸いしました。
血を絞り出した後に1分程度圧迫していたら、すぐに血は止まりましたが・・・まぁまぁ痛い・・・。
なんだかトラブルが多いなぁと思いながらも、

やや小ぶりなアマゴを含めて追加しながら釣っていきます。
時折、瀬の深くなっている場所があるのですが、そういった場所には・・・

ジャスト20cm、ワンサイズ大きなアマゴがいます!
そしてこの直後には、いつも良いサイズが出るエグレで22cm程の良型がヒットしたものの、こちらは無念の掛けバラシ。
すぐ傍の落ち込み手前のウケで、

18cm程のアマゴがヒット。
さらにヒラキで15cm程のアマゴを釣ってから、退渓することにしました。
目前でバラす。切れる。そしてゲット・・・
時刻は既に昼前、キャッチした数も25匹と上々の成果。
最後に訪れたのは、今シーズン良型がよく出ている場所です。
こちらもやはりかなりの渇水となっており、瀬がチャラチャラ状態ですが、切れてしまった餌を補充しようと網を突っ込んでみると・・・良い感じのヒラタが採れます!
20匹程度確保した所で、最近良型が出ているポイントへ来てみると・・・水が澄んでいて底がうっすら見えており、水量も少なめ。
これはちょっと厳しいかと思いながら2号オモリで流しますが、底流れに入るものの反応がありません。
ならばBか?と、オモリと目印の位置を変更して何度か流してみますが、やはり反応無し。
手前のカケアガリ、奥のヨレ、ウケの岩の前と、悉く空振りです。
今度は2Bをセットして流してみると、いつもより水深が浅いせいか根掛かりが連発。
さすがに今日はいないのかと考えたのですが、ここで諦めたら昨年までの自分と同じ!という事で、オモリサイズをB+2号の2個付けに変更します。
2B1個で0.8g、B+2号なら0.9gで、重量は僅かにアップ。
一見これだとさらに根掛かりしそうですが、オモリの表面積が増すので、流し方を工夫すれば根掛かりしないのです。
目印の位置をぐっと上に移動させて、流れの強い筋へと投入。
そして手前のカケアガリスレスレをオモリ先行で流していくと・・・急に目印がストップ!
アタリか根掛かりか判別がつかなかったので、軽く聞きアワセをしてみると・・・
・・・ゴンゴンゴンッ!
という明確な感触が!!
アワセを入れ直そうとした瞬間、獲物は一気に下流へ!!
慌てて竿を上流側へと倒して突っ込みを止めますが、流れが強い場所で思いっきりローリングするのです!
ちゃんとアワセが決まってないから止めてーー!!と心の中で叫びながら耐えていると、竿のパワーでアマゴが浮上!!
そのままこっちに寄せてこようとしますが、流れの抵抗が強く中々に大変。
それでもなんとか流心を超えた辺りで、
針が口の皮一枚に掛かっているのが見えました。(゜∀゜;)
これ先週も見たやつ、あかんやつ・・・!と呟きつつも、サイズは明らかに25cmクラス。
先週バラした物より明らかにデカイ良型です!!
が、まるで前週の映像を再生しているかのように、
プンッ
という無情な感触のもと、針ハズレ(おそらく口切れ)。
良型アマゴは流心の中に消えていきました・・・。(泣)
ようやく掛けた良型だったのになんと情けないと独り言ちながら、その外の目ぼしい場所も流してみましたが、反応は無し。
であれば、もう1か所の実績ポイントだ!と、川の中を移動。
ソールが削れてほぼ無くなってしまったPW-4207R で注意しながら進みます。
そうしてやってきたのは、ここまで何度も良型が出ている期待値の高い場所!
ここでダメなら諦めようと、念のために仕掛け(針の鈍り/ラインの劣化度合い)をチェックしますが、特に問題ありませんでした。(←フラグ)
とっておきのヒラタをセットし、まずはBオモリで手前のエグレ、カケアガリ、上流側のウケ、下流側のウケ・・・と流してみるものの、無反応。
ならばやはり2個付けか!と、B+2号の2個付けに変更して手前のエグレを流していくと・・・綺麗に目印がストップ!!
今度は絶対にバラさん!!と、決意を持って強めのアワセを入れた瞬間、
ズゴゥンッ!!
という強烈な感触!!そして水中で反転したアマゴは・・・デカイ、27cmくらいあります!!
と思ったら、相手のアマゴが下流の落ち込みに向かって一気に突っ走って、
プチッ!!
というまさかの感触・・・・・呆然自失です。
仕掛けを回収してみると、針とオモリの間の辺りで仕掛けが真っ二つ。
さきほどラインを確認した際は大丈夫に思えたのですが、前のエリアから使用していた仕掛けだったので、やはり交換しておくべきだったかもしれません・・・。
そしてこのタイミングで、この日がトラブル連発デーだったことをこの瞬間に思い出しました。
やはりダメな日はこうなるよなと、意気消沈しながら仕掛けを再セット。
もう一度掛かる事はないと解っていながらも、周囲を丹念に探ります。
が、当然のようにアタリはなく、これにて無念の納竿かと竿を仕舞いかけたのですが、一縷の望みをかけて先ほどのポイントへ。
多少時間が空いたので、別のアマゴが先ほどの場所に入ってきていないかという期待を込めて、流してみることにしました。
しかし、同じように流し続けてみたものの、一切反応は無し。
ですが、
ここで諦めないのが、(今シーズン特に)諦めが悪い私・Angler Ogi!!(゜∀゜;)
今度はオモリを3Bの1個付け(1g)に変更して、重さを僅か0.1g増量。
目印をかなり高い位置に変更して、カケアガリより大分上流側の白泡の中へ投入します。
そして竿を上流側へと倒した状態で完全なるエサ先行の形をとり、ややラインテンションをかけながら、餌がピンポイントでアマゴの前に流れ込むイメージで流していきます。
そうして想定していたアタリが出る場所(先ほどアマゴがいた場所)へと到達した瞬間、目印の流れる速度が急にダウン!!
根掛かりを恐れず思い切ってアワセを入れると、ゴンッ!!という良型特有の感触!!
今度こそバラすまいと、体勢を立て直したところ、竿のパワーですんなり寄ってきました。
あれ、思いのほか大きくないのか?と思ったら、足元に来た瞬間から一気に流れの中へと突っ込み、右へ左へと大暴れ!!
終いには水面を飛び出して大ジャンプを見せてくれましたが、流心を再度超えた後、下流側に構えたネットで無事フィニッシュ!

実に楽しませてくれたこちらのアマゴは22.5cm。
バレるところから取り込んだアマゴのサイズまで、本当に前週をそのまま見ているかのようです。(苦笑)
なんとか最後に1本良型を獲り込めたという事で、これにて終了としました。
この日の纏め
最終釣果は、22.5cmまでのアマゴが26匹。
19cm以上の5匹をキープとしました。
数は沢山釣れましたが、なによりトラブルが連発したダメージが大きく、不完全燃焼の釣行となってしまったのが悔やまれます。
なんせ、
採ったエサをぶちまける→竿が折れる→1匹目含め、何点か写真が撮れていなかった→指に針がカエシまで刺さる→口切れで良型をバラす→ラインブレイクで良型をバラす
こんな負のスパイラルに陥ると、そりゃもう楽しめません。(苦笑)
しかも、前週と同じように口切れとラインブレイクで良型に逃げられてしまった辺り、前週からの成長が全く見られないのが問題なのです。
流石に次の釣行では同じミスをしないよう、
・根掛かりを恐れずアワセはしっかりと入れる
・好ポイントで釣る前に仕掛けを交換
この2点を徹底したいと思います・・・あと餌箱の蓋チェックも。(泣)
さて、ボチボチ雨も増え始め、近畿地方は間もなく梅雨入りしそうな雰囲気です。
纏まった雨が降って増水すれば、これまで不調だった区画でも良型が出るはず!
安全に気を付けて、頑張っていきたいと思います!
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