渇水の天川村でアマゴ釣り!やっぱりアマゴの聖地はすごい。

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こんにちは、Angler Ogiです。

8月20日、アマゴの聖地と呼ばれている奈良県天川村へ2年ぶりに釣行してきました。

前日から当日にかけて雨が降っていたにも関わらず、現地は結構なレベルの渇水。
厳しい状況でしたが、見事25匹のアマゴをゲットしてきましたので、さっと書いていきます。

仕事が忙しすぎて、更新が随分滞ってしまいました。(^^;)(執筆は9月2日)

前日からの雨量は結構なレベル

前週はほぼ雨が降らない酷暑状態。
最高気温も連日35度前後を記録し、本当に暑い夏となっています。

釣行前日に天川村の河川ライブカメラを確認すると、私のホームリバー・揖保川流域に負けず劣らずの渇水状態。

これは厳しい釣行になるかと思っていたら、夕方から纏まった雨が降り始めました。

が、これは恵みの雨になるかと思っていたら、想定以上の土砂降りに
特に晩から夜中にかけては、一部10mmを超えるようなレベルになってしまいました。

一度は釣行を諦めることも検討しましたが、一度早朝に起きて雨雲レーダーを確認すると・・・多少マシになってはいるものの、まだ結構な雨雲が出ています。

仕方なく出発時間を40分程度遅らせると、雨雲は徐々に影響のない範囲へと移動。

これならなんとかなりそうだとという事で、現地には6時頃到着するように向かってみたところ・・・まだ雨は普通に降っています。

しかし、肝心の河川はまだまだ渇水状態!
元の水量がかなり低かったため、むしろ多少回復した程度で済んだようです!

これなら入川出来るので、早速川合交差点にある福西豆腐店さんにて、日券とキジ・ブドウムシを購入。

福西豆腐店。
こちらが日券。

安全第一で釣りを楽しむため、過去に訪れた事のある洞川へと向かいました。

天川村におけるニジマスの扱い

天川周辺では、稀にニジマスが釣れることがあります。

2022年に釣れたニジマス。

実は洞川温泉の一部区間ではニジマスが自然繁殖していて、これは奈良県の天然記念物に指定されています。

そのため、洞川で保護されている区間は丸ごと禁漁区となっており、アマゴ釣りであっても入る事はできません。

また、本流のC&R区間では良型のニジマスを放流しており、渓流釣りが禁漁となる冬季にアングラーを楽しませているようです。

という事は、当然これらが偶然釣れてしまう事も十分にありえるという事。
実際、上写真のアマゴは私が過去に偶然釣ってしまったものです。

そこで、X(旧Twitter)のDMで漁協に問い合わせを行ったところ、すぐにお返事をいただき、

「禁漁区やC&R区間外であれば、渓流釣りシーズン内はニジマスのキープが可能

との回答を頂きました。

また、今回の釣行&このやりとりについて、私がライター活動をしているTSURINEWSでの記事化と、ブログへの記載の確認をさせて頂いたところ、こちらも快く許可を頂きました。

天川村漁協様、ありがとうございます!(^^)

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入渓直後からアタリが!やっぱり魚影は濃い。

今回入渓する場所は、2年前の釣行でも訪れた区間。
雨が降りしきる中、手早く支度を整えます。

この日のタックル↓

  • ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.6
  • ライン・・・0.4号通し、3.6m
  • 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
  • オモリ・・・ガン玉5号~4B(時に2個付け)
  • 針・・・忍ヤマメ6
  • エサ・・・キジブドウムシ

早速川へと降りてみると、

岩に着いた模様や植生などから、結構な渇水である事が判ります。
目測で-10㎝程度といったところでしょうか・・・。

とりあえず目についた場所へとキジをセットして投入すると、いきなり目印を引っ張るアタリが!
明らかにチビアマゴですが、いる事が判って一安心です。

ならばある程度流れがある場所だろう!と、流心脇から引き込んでみると・・・

6:51にファーストフィッシュ。

15㎝m程度の小ぶりなアマゴが登場!
ボーズを逃れて一息つきつつ、手早くリリースします。

ここからは退屈しない程度にアタリが出て、

ウオジラミがついている17㎝程のアマゴ。
こちらは16㎝くらい。

順調にアマゴを追加していきます。

見たところどれも天然魚(もしくは稚魚放流魚)のようで、どのアマゴも状態が良いのが嬉しいところ。

ですがサイズに少々不満が残るので、何とか良型をゲットしたい一心で遡行していくと、時折岩の隙間から小ぶりなアマゴが飛び出してきます!

さらには浅瀬を優雅に泳いでいるアユが沢山見受けられたりと、魚影の濃さを実感。
ホームリバーの揖保川では絶対に見られない光景です。(苦笑)

普通に魚群発見。

そしてふと対岸側を見ると、

良い感じの流れ込みを発見!
写真右側の岩に身が当たっているせいで、その後ろに素晴らしいヨレが出来ています。

さらにはシモ側にウケとなる岩もあり、環境は抜群。
これは良型がいるはず!と、白泡の中へと仕掛けを投入します。

そこから反転流へと引き込み、流れの裏にあるカケアガリへと誘導すると・・・目印がスッと引き込まれました!

アワセを入れると、ゴンッ!という良型特有の感触!
頭上の木に注意しながら下流側へと誘導し、最後はタモでフィニッシュ!

7:43にヒット。

尾鰭が立派なこちらのアマゴ、サイズは23㎝ありました!
ようやく目標サイズをゲットです!

このサイズが釣りたかった!

実績場で次々とアタリ

2年前に訪れた際にアタリが出た場所を思い出しながら遡行を続けていくと、

3連発を記録したポイントに出ました。

が、この日は水量が少ないこともあり、なんだか流れの雰囲気はイマイチ。
一応あちこち攻めてみましたが、この場所ではアタリはありませんでした。

しかし!このすぐ右横にあった流れ込みでリリースサイズを追加。
さらに、この場所の上にある流れは実に良い雰囲気!

めっちゃいい。

頭上は岩と木がせり出しているので、竿の長さを4.5mに変更。
竿の反発を利用してキャストし、画像左側にある岩前のカケアガリに誘導すると、すぐにアタリが!

ジャスト20cmではありますが、状態の良い美しいアマゴをゲットすることが出来ました。

さらに、

以前連発したこちらの瀞(トロ)。
相変わらずアマゴとアユが見えていますが、どれもサイズは18㎝前後。

2年前は25㎝クラスが見えていたのになぁ~と思いつつ、丁寧に仕掛けを沈めていくと・・・シモにいたアマゴが素早く泳いできて、ブドウムシをパクッ!!

見釣りで釣れる。

17㎝程度ですが、中々経験できない見釣りでのゲットはテンションが上がります。

この場所ではもう1匹同サイズを追加し、再度遡行。
以前24㎝が出た場所も期待していたのですが、こちらは地形が変わって浅くなっており、15㎝が出ただけでした。

とはいえ、この先にある大きな流れ込みは好ポイントなので、気合を入れて訪れてみたものの・・・何故かアタリがありません。

さらに、この先への遡行が不可能となる巨大な淵では、17㎝が1匹釣れただけ。
正直肩透かしを食らった気分です。

まぁこの場所に来るまでに大量の足跡(しかも新しい)を発見したので、やはりこういった好場所は攻め切られているのかもしれませんね・・・!

結局、午前9時半ごろまでに13匹のアマゴをゲットしたところで、このポイントから退渓することにしました。

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再入渓場所は観光客のマナーの悪さが目立つ

一度下流側へと移動し、以前入ることが出来なかった区間を訪れてみると、どこから川へと降りるのか判りません。

しばらく歩き回って、橋のそばに降りられる場所を発見!
かなり足場は悪いですが、なんとか入渓出来ました。

降りた先でも大量の足跡が見受けられますが、仕掛けを投入した直後、ブドウムシにアタックしてくるアマゴを発見!

この日のレギュラーサイズ。

初めて入る区画でもアマゴが見られて一安心です。

しかしこの区画、少し下流へと釣り下がってみたのですが、あちこちにゴミが散乱。
シュノーケルグッズや(禁止されているはずの)BBQのゴミ、スイカ・・・。

実にマナーの悪さが目立ち、いい気分で釣りができません。

下った先の流れ込みで1匹アマゴを追加しましたものの、そのすぐ上流側から観光客が幾度となく降りてくるので、正直マトモな釣りができません。

渓相は良いものの、これではあまり楽しめないので、早々に上流側へと移動しました。

が、

ガリガリ。

このアマゴが釣れた流れ込みからある程度進んだところで急に水深が深くなり、先に進めなくなりました。

高巻きしようにも、再度の岩場も急斜面になっていて、遡行難易度が高すぎます・・・。

結局この洞川では17匹のアマゴをゲットした所で、別の河川へと移動することにしました。

川迫ダムの下も好反応

2年前は豪雨で入渓できなかった川迫ダム周辺が気になり、物は試しと車を走らせてみると・・・あちこちに違法駐車が!

駐車禁止の看板なんて知りませんとでも言うように、看板のすぐ脇に停まっているのです。

これはヒドイなぁと思いながら車を進めると、やはりみたらい渓谷周辺は観光客でごった返していました。

私の目的地はさらに上流なので、そのままトンネルを抜けて細い道を走っていくと、一気に車が減少。

しばし走らせたところから、再度入渓してみました。
頭上に木が無いので、竿は弧渓 ZM へと持ち替え、仕掛け全長だけ長くしておきます。

幸い雨も止み太陽が出てきたものの、こうなってくると結構な暑さ。
河川は洞川よりも渇水の様で、川幅はかなり狭くなっています。

1投目から早速アタリが出ますが、

正体は元気なウグイでした。

ですが、小さな流れ込みが連続してあるので、少し離れたところからブドウムシを打ち込んでいくと、

良い顔つき。

退屈しない程度にアマゴが顔を見せてくれます!

先に進めないほど深い淵が時々出てくるので、退渓しては車で移動し入り直す、という感じで釣り上がっていき、

畳1畳程度のスペースでは必ず1匹アマゴが釣れる、といった感じです。
また、

水深が6mちかくあるこちらの淵では、一見すると魚影が無いものの、ブドウムシを沈めていくと何処からともなくアマゴが泳いできて、パクッ!!

なんだかいつも楽しんでいる揖保川流域の渓流釣りとは全く違う感じで、順調に数を伸ばしていきました。

ここぞという流れ込みでは必ず反応があるので、

釣り逃さないよう、丁寧に釣っていきます。

唯一難点があるとすれば、ダムの下という事もあり岩が巨大であるということ。

遡行難易度自体は高くありませんが、いかんせん動きが大きくなるため、大変疲れます・・・。(苦笑)

黄色〇の所でアマゴはヒットした。

太陽光がきつくなる14時半頃、遂に体力の限界が訪れたので、納竿としました。

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最終釣果は、23cmまでのアマゴが25匹。

家族で食べる10匹(17cm~23㎝)をキープしました。

自宅BBQの為に処理したアマゴたち。

ベビーやチビアマゴは釣れず、アマゴと呼べるサイズばかりが揃ったものの、20㎝オーバーは2匹だけ。

とはいえ、渇水状態かつ天川釣行が2回目であることを考えると、上々の出来と言えそうです!

印象的だったのは、やはりなんといっても魚影の濃さ
川迫ダム下でも、川の中を泳ぐアマゴやアユの姿を幾度となく確認できました。

また、ほんの小さなスペースでも流れと水深さえあればアマゴのアタリが出るので、水量さえあればもっと沢山のアマゴが釣れていたはず。

聖地と呼ばれているのはダテではありませんね・・・!!

さて、この記事を書いている段階(9月2日)は、ホームリバー・揖保川は既に禁漁となってしまいました。

直前の8月29日に最後の釣行へ行きましたので、早いうちにその模様もアップしたいと思います!

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