こんにちは、Angler Ogiです。
3月25日、丸一日使って、揖保川の支流の中でも有名な某河川を捜索してきました。
釣れたサイズはそこまで大きくはないものの、ここ2年で一番良い釣果に恵まれたので、詳しく書いていこうと思います!
揖保川某支流での釣り開始は8時すぎ
現地に到着したのは午前7時半ごろ。
暖冬であった今年ですが、この日は寒の戻りという事もあり、道中の気温計はなんとマイナス二度。
あまりの極寒ぶりに驚きつつも、とりあえず川虫を採集するために河川敷に降り、あちこち網を入れていきますが・・・中々採れません。
3月も下旬に差し掛かり、解禁日頃良いサイズに育っていたキンパクやヒラタは、軒並み羽化してしまっている様子。
とりあえずなんとか最低数の30匹ほどを確保し、以前は全く歯が立たなかった釣り場の周辺に到着。
8時過ぎに入渓・・・しようとしますが、
足場が緩い上に傾斜もきつく、このまま降りるのは非常に厳しいところ。
仕方なく少し下流側まで歩いて、川幅の広い場所からスタートしてみます。
今回私が使用する仕掛けはこちら。↓
- ロッド①・・・シマノ/天平5.3m-4.5mトリプルズーム
- ロッド②・・・ダイワ/清瀬3.8m-4.3mのWズーム
- 天上糸・・・0.8号ヨリ糸1m(レッド)
- ライン・・・0.2号通し、4.3m~2m(ポイントと竿に応じて)
- 目印・・・糸タイプ目印(ピンク→黄色→ピンク→オレンジの4点)
- オモリ・・・ジンタン4号メイン(1号~4号を使い分け)
- 針・・・ナノヤマメ5号
- エサ・・・川虫(ヒラタ・キンパク)メイン・時々イクラ
最初の入渓地点は頭上が開けていたので、ロッド①を使用。
川幅が狭くなってきたら、ロッド②(いつものタックル)に持ち替えます。
最初の場所では特にアタリは無く、釣り上がっていった先でようやく小さなアタリが1回だけ出ますが、これは素針。
どんどん釣り上がっていくものの、「ここぞ」と思うような良い雰囲気の場所でも、全くアタリがありません。
流石に人気ポイントなのか、あちこちに人が入渓した後を見つけたものの・・・どれも数日前と思われるものなので、この日先行者がいないのは明白です。
昨年と去年コテンパンだった相性の悪さを露呈しつつも、辛抱強く釣り上がっていき・・・
こんな場所に到着。
日が差してきて水温も上昇しつつあるので、流石にそろそろ・・・と思いながら、大岩の下にキンパクを流してみると、中央付近でスッっと目印が入りました!
バッチリフッキングしたのは、
やや小ぶりな14㎝ほどのアマゴでした!
なんとかこの支流で(久しぶりに)アマゴの顔が見れたことに安堵しつつ、もう少し流してみましたが、特にアタリはありませんでした。
上流側でアマゴの溜まっている場所を発見!
釣り上がれないところまで来たので、朝に写真を撮った傾斜をガッツで登り、移動。
次に入渓した場所は、2016年に訪れた時に4匹のアマゴをゲットした場所です。
随分渓相が変わっている事に少し驚きつつ、しばし釣り上がっていくと・・・狭いながらも、深さがある場所を発見!
なんとなーくヒラタを流してみると、
随分小さく綺麗なアマゴが飛び出してきましたが、12㎝ほどだったので、すぐにリリース。
この後さらに小さい10㎝ほどもヒットしました。
先ほどの場所よりも魚が多くいそうな雰囲気だったので、あちこち丹念に見ていくと、
こんな場所に遭遇しました。
さすがにこの場所ならいるだろうと思いつつ流してみると、まず写真右側の浅瀬でリリースサイズがイクラにヒット!
さらに左側の流れ込みの下付近では、目印が判りやすくピタッと静止するアタリが出て、
17㎝ほどのキープサイズがキンパクにヒットしました!
その後、イクラには全く反応がありませんでしたが、この場所を離れる前に再度キンパクを流してみたところ、目印を大きく引っ張るアタリで、
14㎝ほどのアマゴを追加!ペースが上がってきました。
が、この後の数か所ではアタリは出るものの素針を引いてしまったり、掛けバラシをしてしまったり。
さらには、良い雰囲気のチャラ瀬でオモリ選択を誤り根掛かりを連発したりと、完全にペースダウンしてしまいました。
浅い場所での根掛かりは、その場まで行って足元の岩を転がすと大抵外れます。ありがたや。
それでも、魚影の濃さはここ最近で一番いい感じなので、今度は少し深めの淵の奥を、重めの2号のジンタンでじっくり流すと・・・モゾモゾッと目印に変化が!
バッチリフッキングしたのは、
18㎝ほどの良いサイズのアマゴでした!
この後目の前で同サイズを1匹バラシてしまいましたが、ここまでほとんどのアマゴがキンパクにヒット。
やはり解禁から多くの釣り人が訪れた影響なのか、季節的な物かは判断しかねますが、川虫のストックが残り少ないため、なんとも微妙な状況です。
やはり人が入りにくい所にはアマゴがいる。
先ほどのさらに上流に見えている場所が随分良い雰囲気だったのですが、結構な深さの場所を渡った上で、かなり急な岩石地帯を登らなければなりません。
引き返すことも考えましたが、なんとなく
「人が入りにくいなら、釣り荒れていないんじゃないか?」
などと考え、無理やり遡行してみる事にしました。
案の定、下半身までがっつり水に浸かりながら、足場無き場所を全身で登っていくと・・・
かなり広く開けた場所に、アマゴが泳いでいるのが見えるではありませんか!!
早速イクラを流してみますが・・・なんとイクラには見向きもしません。
折角苦労してここまで来たのに・・・!等と考えつつ、今度は残り僅かなキンパクを流してみると、手前に向かってくる流れの途中で目印が小さく押さえ込まれました!
中々の引き味で上がってきたのは、
実に状態の良い、18㎝ほどのアマゴ!
この後右サイドの撒き込み部で一度掛けバラシがあったものの、深みをじっくり攻めて9匹目のキープサイズを追加。
さらに、より深い所を探る為に3号のジンタンを追加して流し、10匹目をゲット!
さらにさらに、落ち込みの下に仕掛けを流し込み、左サイドの巻き返しの辺りに来たところで、ギュイーーン!と引き込まれる目印!!
サイズは15㎝程で小ぶりですが、随分幅が広く引きの強い個体でした。
予想通り人が入っていなかったのか、結果的にこの場所では8度のアタリがあり、2匹掛けバラシ、4匹ゲット。
帰るときも相当に苦労しましたが、やはり人が入りにくい場所を狙うのが、渓流釣りでは大事ですね。
後半戦でもアマゴが!
しばし昼休憩を挟んだ後、少しだけ川虫を採集して数匹のキンパクとヒラタを補充し、さらに上流部へ。
4年前は入渓を諦めた場所に到着すると、木が伐採されて何とか降りられそうなので、またしても無理やり降りて入渓!
この時点で既に膝はカクカク・・・。(苦笑)
早速、入手したてのヒラタを沈んでいる石の辺りに落としてみると・・・岩の隙間から猛然と襲い掛かってくる魚影が!
食った瞬間、目印を見る間もなくアワセてヒットしたのは・・・
こちらのアマゴでした!
反応を見る限り全くスレている感じがなかったので、かなりの期間人が入っていなかったのかもしれません。
さらに奥の方でも小ぶりな魚影が飛び出してきてヒットしましたが、残念ながら抜き上げるときに落としてしまいました。
魚影の濃さに驚きつつ、少し下流側に歩いていくと・・・水溜まりのような場所に、13㎝程のアマゴが3~4匹泳いでいるのが見えるではありませんか!
が、こちらを見つけてすぐさま隠れてしまったので、この場所はスルー。
その近くにある大岩から身を乗り出してみると、良い感じの流れ込みを発見!
これだけ釣り荒れてないなら、イクラでもヒットするのでは・・・と流してみると、流れの緩みから流心へと引き込むアタリ!
少々小ぶりな15㎝程のアマゴでした。
このさらに下流側に、かなり大きな流れ込み(水深1mほど)があったので、重めのオモリで攻めてみましたが・・・なぜかアタリ無し。
時折、こういった「何がダメなのか判らない」ような場所に巡り合うと、腕を磨く必要性を再確認します・・・。
その場を諦め、今度は入渓地点に戻ってから釣り上がっていきますが・・・なぜかパッタリとアタリが止まりました。
少し進んだ先にまだ新しい足跡があったため、午前中に先行者がおられたのかもしれません。
それでも、
尻尾の大きなアマゴを流れ込みの下で1匹追加!
これをきっかけにペースを取り戻せるか・・・と思ったのですが、この後まさかの掛けバラシ3連発。
中には20㎝近い良型を目の前でフックアウトさせてしまったりと、中々上手くはいきません。
さらにはエサのキンパクが無くなってしまったため、ちょくちょく足元の岩をひっくり返して少量を補給しながら釣っていきます。
そうこうしつつも、
次に訪れたこの場所で、
16㎝ほどのアマゴを2匹追加!
さらに、
この流れの中央付近で、
この日最長寸となる18.5㎝を追加!やはりキンパク(補充したて)でした。
が、この後また釣り荒れしたエリアに入ったのか、アタリが激減。
少し開けた深い場所では2度のアタリがありましたが、残念ながら素針・・・。
そろそろ遡行の疲労がピークに達しつつも、大きめの淵を発見し、底近くをゆっくり流してみると・・・
17㎝ほどのアマゴを追加することができました!
しかし、ここでまたしてもエサのキンパクとヒラタが無くなってしまったので、少し上流部で探してみますが・・・採れるのはヘビトンボの幼虫とクロカワムシばかり。
仕方なくイクラを流してみたところ、2か所で2度のアタリがあったものの、針掛かりせず・・・。
川虫があったら、結果は違っていたかもしれません。
最後に訪れたこの場所で、なんとかリリースサイズ(13㎝)を1匹だけ追加できましたが・・・この場所の周辺にはあちこち足跡がありました。
入りやすい場所ですし、やはり先行者がおられたのかもしれません。
疲労が限界を迎えたので、17時半に納竿としました。
この日の釣行の纏め
この日の最終釣果は、18.5㎝までのアマゴが18匹(うちキープ10匹)と、大型は出なかったものの、上々の釣果となりました。
アタリの数はかなり多く、極小アマゴも数匹だったので、この支流の魚のストック量はかなり豊富だと思われます。
この日の釣行ではっきりと自覚したのですが、どうも川虫を使用して遅アワセをすると、フッキング率が大幅に向上するように思います。
仕掛けの流し方でアタリの出方が明確に違うというのもあるので、少しずつコツを掴んできたのかもしれません。
この日釣ったアマゴのうち、呑み込まれたのは1回、サイドにフッキングしたのが3回、上アゴにガッチリが14回でした!
まだ入った事のない支流も数多くあるので、今後もあちこち探り歩いて、良いポイントを見つけつつ、さらに腕を磨いていきたいと思います!
前回の釣行はこちら↓
2020年解禁日はこちら↓
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