こんにちは、Angler Ogiです。
ハイシーズン真っ只中の5月25日、良型アマゴの連発を求めて、早朝から引原川本流へと釣行。
結果、久しぶりのツ抜け(二桁)釣果を達成できただけでなく、今シーズンNo.1のサイズを含む良型が連発!
その模様を書いていきたいと思います。
川虫、諦めました。そしていきなりの良型!
早朝から高井釣具さんに立ち寄り、ブドウムシを購入。
やはりもう川虫は置いていない(需要切れ)との事だったので、これからはブドウムシやキジをメインエサとするか、自分で頑張って川虫を採集するしかありません。
渓流釣りで最も熱いこの時期も、やはり最強のエサは川虫である事には変わりないので、採集したいところではありますが・・・前回までの経験から、正直もう諦めモード。
ということで今回は、とりあえず早朝のうちから1か所目のポイント(狭めの区画)へ入り、ブドウムシを試してみることにしました。
今回のタックル↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.3号通し、3.8m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号~ガン玉4B
- 針・・・忍ヤマメ6・7号
- エサ・・・ブドウムシ・オニチョロ
もうすぐ6月だというのに、11度を示す気温計を通りすぎ、最初のポイントへと到着したのは5時40分頃。
これからの時期は日焼けと虫刺されが気になるので入念に対策をしてから、5時55分に入渓します。
いつもならまだ川虫を採集しているような早朝から釣りをするのは初めてなので、朝イチはどんなもんかな~と川へ入ってみると、水量は久しぶりの平水!
これなら釣りやすそうだと、まずは1号のジンタンとブドウムシをセット。
大岩の影辺りに仕掛けを投入します。
仕掛けを馴染ませてから少し引っ張り、流れに乗せていきますが・・・本命のエグレでは反応がありません。
そのままもう1か所の本命である、流れ同士がぶつかる辺りに仕掛けか差し掛かった瞬間、目印がピタッと綺麗にストップ!
1投目で反応が出た事に驚きつつアワセを入れると、ズンッ!という感触が!!
こちらが良型を確信したと同時に、フッキングしたアマゴは大暴れ!
流心の方へと突っ込もうとしますが、屈んで竿を立てて強引に止めに掛かります!
そしてやや強引に空気を吸わせてから、幾つもある落ち込みを避けるようにして寄せてきたのですが、こちらの姿が見えて驚いたのか、アマゴが大岩に向かってダッシュ!!
これもなんとか竿をタメて止めて、そのまま上流の方へ誘導してタモを出したのですが、竿がひん曲がってしまって中々掬えません。(苦笑)
さすがの本流アマゴパワー、足元に来てからも2回ほどダッシュされて苦戦しましたが、最後はアマゴより下に回り込んだ後、ラインを緩めてキャッチ!!
いきなりの良型に思わずガッツポーズ!やはり朝一から釣り始めて大正解でした。
メジャーを当ててみると、僅かに25cmに届かず、24.7cm!
少し残念ではありますが、それでも十分満足できるサイズです。
これは良型連発のお告げか!と期待したのですが、残念ながらこの後は14cm程のリリースサイズが2連発。(苦笑)
流れが緩やかな所に仕掛けが到達すると、このサイズがじゃれてくるようです・・・。
先ほどの良型は割と流れがキツイ所にいたので、流れの強い深い場所をメインに攻めていく事にし、この先にある大きめの流れ込みへ。
ここではガン玉の2Bや4Bを駆使し、上手く流すことが出来たのですが・・・アワセミス、掛けバラシを連発。
しかもそのうちの1回は明らかな良型が反転したのが見えたので悔やまれます。
どうもスレているのか、食い込みが浅くて大変な状態なので、少し送り込むようにしてからアワセを入れると、
また16cmほどのリリースサイズ・・・。
このサイズじゃねぇ・・・と愚痴りながら優しくリリースしたものの、この後も連続でアワセミスしてしまい、この大きなポイントはダメになってしまいました。
悔やみつつも、この先にある大きな淵へ。
ここでは4Bのガン玉を使って、底付近まで一気に沈めで流すと・・・目印にモゾモゾと反応が!
アワセもバッチリ決まると、水深の深さもあってギュンギュンと底へ潜ろうとしてきます!
流れには乗せないようにしつつ浮かせて、最後はタモでフィニッシュ!
メジャーを当てると23cm、また良型!
普段なら釣りを開始するような時間ですが、これだけアタると少々余裕が出てきます。
しかし、この後はアタリが止まったので、一度車へと戻って本命ポイントへ・・・向かう途中、やっぱり川虫が欲しくなり、一度エサ採り場へ。
気合を入れて石をゴロゴロやってみますが、川虫は殆ど網に入らず、辛うじて4匹のオニチョロ(中3と大1)が採れただけ。
これはやっぱり無理だと諦め、本命のポイントへと向かう事にしました。
再入渓場所でまた良型!
既に時刻は7時半。
幸い先行者の影もないので、安心して入渓します。
まずは目の前の流れがぶつかる場所を狙って仕掛けを流していきますが、反応がありません。
それならばと、貴重なオニチョロ(中)をセットしてガン玉のサイズを2Bから1号に落とし、かなり上流側に放り込んで馴染ませてから、エサが流れ込んでくるイメージで仕掛けを通していきます。
徐々に流れが緩やかな辺りに到達し、カケアガリへと差し掛かった瞬間、目印がキュッと小さく入りました!
アワセを決めると、ゴンッ!という確かな感触!
特に流れが強い場所もないので、存分に引きを楽しむことが出来ます!
とはいえ結構な良型なので、簡単には浮いてきませんでしたが、浅場に誘導して苦労せずにタモでキャッチできました。
こちらは23.5cm、良いサイズです!
やはり5月末というのは引原川本流の最もアツイ季節ですね!!
しかし、この後のポイントでは、仕掛けを結び直したにもかかわらずアワセ切れで同サイズをロスト。
さらに、流れ込みの下でもアワセミスを2度やってしまいました。
調子が良いのか悪いのか判らないまま遡行を続け、やや深く抉れている強い流れの中も3Bのガン玉で通してみると、目印が逆方向に飛びました!
アワセを入れると、結構な重量感・・・かと思いきや、流れが強いために重たく感じていただけ。(苦笑)
すんなり上がってきたので、そのままタモでキャッチします。
16cm程ですが、パーマークがハッキリした、非常に綺麗な個体でした。
この割とすぐ後にも、
2号のオモリで流れのヨレを攻めて、18cm程のアマゴを追加。
どうも良型のアマゴのポイントからズレるとこのサイズが食ってくるようです。
それなら強い流れを狙え!と、木がオーバーハングしているポイントへ。
流れのサイドに大岩があり、その下が深く抉れてほんの少し緩やかになっています。
ここでは、オモリを2Bにチェンジしてから上流側の木の下へサイドハンドでキャストし、目印を水に浸けたまま仕掛けをポイントへと送り込みます。
そしてポイントに近付いてきた辺りで徐々に竿を立て、仕掛けを深みへと誘導すると・・・目印にモゾモゾと反応が!
これは良いサイズのアタリ!と、木を避けるように素早くアワセを入れると、掛かった瞬間からギュギュギュン!と良い締め込みが手元に伝わります。
一度ラインを送って大岩を避けるようにし、下流側へと誘導してからファイトを再開。
あちこち走り回りましたが、ポイント周辺が浅かったこともあり、無事にタモでフィニッシュ!
こちらのアマゴ、メジャーを当てると22.5cm。
体高が物凄く、1匹目の24.7cmと同じくらいありました。
もっと大きく見えたんですが、目測って当てにならんもんですね。(苦笑)
ちなみに自宅で改めて見たら、
こんな感じだったので、美味しいのは間違いありません!
掛けバラシ連発の後に、飛び出すビッグサイズ!!
この後も何度もアタリが出たのですが、本当に食いが浅く、中々フッキングしてくれません。
ようやく掛かったと思ったら、流れに押されてバレてしまったり、角度が悪かったのか針の軸が折れてしまったり・・・。
特に、「ここぞ」と思っていた場所では4連続でミスをしてしまい、意気消沈。
しかも1回は良型が反転したのが見えたので、余計に悔やまれます。
苦労して苦労して、ようやくヒットまで持ち込めたと思ったら、
17cmほどのリリースサイズ。
違う、君じゃないんだ・・・!
さらにショックだったのは、何気なく仕掛けを通していた場所で突如仕掛けが止まり、根掛かりかと思ったら、
ゴンッ
という感触が手元へ。
たったこれだけで針の軸が折れて手元に戻ってきたのですが、反転した魚が・・・デカかったんです。
おそらく自己記録(27.5cm)は超えているんじゃないかという様なサイズ感で、これには「あ‘‘--!!」と絶叫してしまいました・・・。(泣)
本当に調子が良いのか悪いのか判らないまま、この区画の残すポイントもあと僅か。
次の大場所へと一気に移動しようとして・・・ふと、普段はスルーする場所が目に留まりました。
ドギツい流れが連なっており、頭上に木もあるので敬遠していた場所ですが、よく見ると流れが緩い場所があります。
とはいえ、結構深い場所なので少々手強そうですが、思い切ってガン玉を4Bへ、針を忍ヤマメ 7号へと変更。
まずは連なっている上の流れへと仕掛けを投入し、岩の影で馴染ませてから引っ張り、下の流れへと落とします。
そして流されそうになる所で糸フケを出して仕掛けを沈めてからラインを張ると、良い感じで流れが緩い所へと仕掛けが到達!
想定している場所ではアタリが出ませんでしたが、そのすぐそば、流れがやや強くなり始める辺りで、目印がギュンッ!と動きました!
木を避けて斜め向きにアワセを入れると、ズゴンッ!!という強烈なフッキングの感触!
そしてここからが大変でした。
とりあえずアマゴの突っ込みを止める為に体勢を立て直そうとしたら、やはり流れ込みの下へと突っ込もうとするではありませんか!!
しかも流れの強さも相まって中々浮いてきてくれず、ひたすら耐えるしかありません!(楽しいんですが笑)
ここでもし下流に突っ込まれたら万事休すなので、イチかバチか竿を思いっきり反対方向へ倒してみると、アマゴは一気に水面に出てテールウォーク!!
しかし、流れが強い事もあって失敗(?)に終わったのか、やや流れの緩い一段階手前のスペースへと寄ってきてくれました。
これはチャンスーと思って竿を立てようとしたら、今度は竿先が頭上の木に思いっきりぶつかります。(苦笑)
それなら竿を縮めて・・・と、一段階縮めたら、糸フケが出来たことにより、アマゴは上流側へ!
そして、岩の隙間に頭を突っ込んで少し抵抗が弱くなったので、その隙に素早く下流側へ移動してアマゴへと近づき、竿を元の長さへと戻します。
すると、ラインの違和感に気付いたアマゴが再び暴れ出し、またテールウォークしながら岩を避けるように下流側へ!
このタイミングを逃すまいと、屈んだ体制で竿をギリギリまで立てて引っ張ってきたら、今度はすごい勢いでこちらへ突っ込んできました!
これを利用して、下流側へ回り込むようにタモを構えてから、ラインを少し緩めてタモへと誘導。
無事にフィニッシュ!!
ヒットした状況が良くなかったこともあって随分ドタバタしてしまいましたが、すごい引き味でした。
実に立派な体格をしたこちらのアマゴ、今シーズンイチは間違いない!と確信してメジャーを当てたところ、
25.8cm。(゜∀゜;)
いやいや何かの間違いだろう、これは26cmあるだろう・・・と何度も測り直しますが、結果が変わるはずもありません。(苦笑)
体高がある為に、より大きく見えただけの様です。
いっそちょっとサバを読んで26cm!と書いてやろうかとも思いましたが(笑)、当Angler’s Soundはミリ単位でキッチリ計測した結果を書くブログ。
という事で、真実のサイズである25.8cmと記載します・・・。(苦笑)
手で掴んだ写真も何点か撮ったはずなんですが、スマホの不具合により記録されていませんでした・・・残念。
なんだか支流で水没してから調子が悪いように思います。(白目)
この後も何度かアワセミスをやってしまった後、迎えた最後の淵。
絶対に良型がいると期待していたのですが、
ヒットしたのはこちらの15cmほどのアマゴに、
20cmのアマゴだけ。
ここでもアワセミスが祟って、良型をゲットすることは出来ませんでした。
これで用意していたブドウムシ、川虫のストックが切れたため、一度脱渓。
車の近くで数匹のキンパク(小)やピンチョロを捕まえて、別のポイントへ入り直ししたのですが、残念ながらこの場所にはガッツリ足跡が。
当然何の反応も得られなかったので、11時過ぎに納竿としました。
この日の釣行の纏め
この日の最終釣果は、25.8cmまでのアマゴが13匹、久しぶりのツ抜けを達成することが出来ました。
ブドウムシ、恐るべし・・・。
しかもキープした5匹のサイズが、25.8cm、24.7cm、23.5cm、23㎝、22.5cmと良型揃い。
これだけ釣れると家族の夕飯には十分です。
が。
この日のアワセミスと掛けバラシの回数は、おそらく今シーズンワースト。
半分でも捉えていれば、良型がこの倍は釣れていたはずなのです。
超速アワセでもダメ、送り込んでもダメ、エサを変えてもダメ!という状況だったので仕方ないのかもしれませんが、アワセ切れや針の軸折れに関しては防げたはず・・・!!
針やハリスチェック、仕掛け交換などは割と細かに行っていますが、それでもダメな時はダメ。
渓流釣りは本当に難しいですね・・・。
ですが悪い事ばかりではなく、仕掛けの流し方、オモリワーク等は、この数年研究してきた事が実を結び始めたので、今回のような釣果に繋がったとも言えます。
今まさに最盛期を迎えている引原川本流のアマゴ釣り。
今後もより研究を重ねて、なんとか自己記録を更新するサイズを釣れるよう、頑張っていきたいと思います!
2023年の揖保川釣行、随時更新中↓
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