こんにちは、Angler Ogiです。
日本各地で渓流魚の解禁が聞こえ始めましたが、私のホームグラウンド・揖保川の解禁はもう少し先の3月1日。
渓流釣りのカンを取り戻しておくため、 2月17日、お世話になっている美容師Tさんと一緒に、三田市にある小柿渓谷に行ってみました。
爆風と増水に大苦戦しましたが、なんとか家族の夕飯分を確保することが来ました!
自作の塩イクラもテストしてみましたが、結果は・・・!?
小柿渓谷放流釣り場には7時半過ぎに到着
姫路から小柿渓谷までは約90キロほどありますが、播但道&中国道を利用すれば、2時間もかかりません。
この日は7時40分頃に現地に到着しました。
現地には、このような広い無料駐車場があるので安心です。
まずは管理棟にて受け付け。
入川代3800円+清掃協力費200円を支払い、放流の目印となるタスキを受け取ります。
この橋を渡ってすぐの場所に釣り座を構えようと、川に降りてみると・・・
前日までの雨の影響で、水量がかなり増えています!
予想していたとはいえ、水深がかなり深くなっていて釣り辛そう・・・。
ちなみにこちらが、4年前に訪れた平水時の様子。↓
随分と水量が違いますが、同じ場所です。
この時と同じ釣り方では確実に対処しきれないため、流れをみつつ対策を考えますが・・・とりあえずは普通に釣ってみる事にしました。
この日がアマゴ釣り初挑戦のTさんには、流れが比較的緩く釣りやすいであろう一番橋に近い場所に入って頂き、私はその2つとなりへ。
沈み岩は辛うじて見えますが、流れが緩い場所(写真左奥や右奥)は5.3mの延べ竿では届かない距離。
難しく考えると釣れなくなりそうなので、とりあえず二人分のタックルをセッティングすることにしました。
小柿渓谷でのタックル
今回アマゴ釣り初挑戦のTさんのタックルは、私が用意しました。
私のタックル↓
- ロッド・・・シマノ・天平5.3m(トリプルズーム)
- 天井糸・・・0.8号1m(カラミ止め装着)
- ライン・・・道糸~ハリス0.25号通し+糸目印2つ
- オモリ・・・ジンタン2号~1号を使い分け
- 針・・・ナノアマゴ5号・6号
- エサ・・・自作塩イクラ
私のタックルは、普段揖保川の天然河川で使っているものとほぼ同じ。
流れがキツイ上に水深があったので、オモリは重めにしています。
Tさんのタックル↓
- ロッド・・・のべ竿4.5m
- 天井糸・・・0.8号1m
- ライン・・・道糸~ハリス0.3号通し+糸目印3つ
- オモリ・・・ジンタン1号~Bを使い分け
- 針・・・ハイパー渓流5号
- エサ・・・事務所で購入した生イクラ
Tさんのタックルは、扱いやすいやや短めの竿に、私の物よりやや太めの0.3号ライン。
針も、アワセて掛けるタイプのナノアマゴではなく、アマゴが吸い込みやすいハイパー渓流を使用しました。
詳しい仕掛けはこちらの記事でも紹介しています。↓
そして、今回使用するエサは、自分で漬けた塩イクラを持参しました。
ちょうどいい具合になっている部分と、明らかに硬くなりすぎている部分が混ざった状態です。
確実に釣れる自信は無く今回はテストだったため、Tさんには生イクラを使用して頂きました。
開始直後から不安的中
一先ず8時ごろに仕掛けのセッティングが完了。
この日の放流予定時刻は8時半のため、それまでに予行演習を兼ねて、仕掛けの扱い方をTさんにお伝えします。
そして、自分のポイントで仕掛けをある程度流してみたのですが・・・予想通り流れがキツくなっているうえ、水深が深くなっている分探り辛い状態。
さらに、時折強烈な突風が吹くため、仕掛けの操作があまりうまくいきません。
特になんのアタリもないまま、放流時刻の8時半になり、事務所からスタッフの方が来られました。
そして、バケツをみてビックリ!
サイズが小ぶりなため、かなりの数のアマゴが入っています!
もう一方のバケツにも、
たくさんのアマゴが入っていました。
ブログに掲載する許可を頂き、
ポイントにアマゴを放流!
水量が多いために区画外に出てしまう可能性も大いにあるなーと考えつつ、アマゴが水になじむまで5分ほど待ちます。
その間にTさんと狙いどころを相談しつつ、8時40分、本格的にアマゴ釣り開始!!
・・・したのですが、本来ヒットするであろう場所でアタリが無く、かなり苦戦しそうだな~と考えていると・・・Tさんにアマゴが2連続でヒット!!
なんと指導役の私より先にアマゴをゲット、初挑戦とは思えぬ手際の良さです。
負けてられん!と、気合を入れて仕掛けを流すものの、自作イクラは柔らかさにかなりムラがあり、硬くなりすぎたものは使い物になりません。
やはり2回塩を足す工程の最中、塩を入れすぎた予感が当たってしまったようです。
試しに水に漬けて柔らかくしたものを針に2個掛けし、流れの緩やかな場所を流すと・・・目印がフワっと浮き上がりました!
すかさずアワセを入れると・・・
グンッギュギュギュ!!!
と、明らかに放流された小ぶりなアマゴの物ではない強烈な引きが!
流れに乗せるとまずいため、一気に引き上げるべく水面まで浮かせた魚は・・・なんとニジマス(尺以上)!!
こりゃいかん、タモタモ・・・と体勢を崩した瞬間、
プチッ!!
と嫌な感触を残し、去っていく尺ニジマス・・・。(泣)
20cm程度のアマゴならなんなく釣れる0・25号ですが、流石に尺クラスのニジマスは想定していませんでした。
0.3号なら釣れていたかもと思うと、実に悔しいところ・・・。
この少し下流はニジマス放流釣り場のため、釣り残し個体が河川の増水で上流に遡上していたようです。
今年は特に多いとか。
パターンを掴みかけ・・・?
ニジマスが1匹だけという事は無いと思い、アマゴを狙いつつもニジマスも視野に入れて狙い始めて数分。
先ほどヒットした場所の近くで、目印がピタっと止まりました!
すかさずアワセると、やはりアマゴの引きではありません!
今度は慎重に寄せて、無事にネットイン!
22㎝ある立派なニジマスでした!
放流されたアマゴ達はどこに行ってしまったのでしょうか。(苦笑)
とりあえず1匹釣れたことに一安心。
水に漬けて柔らかくした自作イクラなら、なんとか釣れるようです。
魚がいる場所は判ったので、今度は速い流れに乗せつつ、緩やかな場所まで流していくと・・・
今度は狙い通りアマゴがヒット!
サイズは小さく、15㎝弱といったところ。
この後、アタリが来そうな場所に流れたタイミングで強風にあおられるという事を繰り返しつつも、
30分ほどかけて、なんとかアマゴを3匹追加。
Tさんの様子を見に行くと、既にアマゴを7匹ゲットしておられます!
どうやら溜まっている場所を発見して、ある程度コツを掴んだ、とのこと。
自分のポイントに戻り、また同じように流していきますが・・・ 一瞬目印が引っかかったように止まったかと思ったら、また何事も無く流れ始めるという変なアタリが連発。
時折クイっと引き込んではすぐに戻る、というアタリも何度か出て、その都度素針を弾いてしまいます。
どうやらイクラの硬さが問題だったようで、エサを一瞬口に入れる→違和感を感じて即吐き出す、といった流れになっているよう。
ここまでに柔らかくて使いやすいイクラは使い切っていたため、硬いイクラを仕方なしで使っていたのですが・・・流石に根負けし、事務所に500円のイクラを買いに行きました。
2020年揖保川解禁初日に、前日に水で戻したものを使用したところ、問題なく使用できました!!↓
柔らかい生イクラでアタリ再び!!
事務所にいってイクラを購入した後、ちょうど対岸で釣っておられた名手のオジサンに声を掛けられました。
苦戦しているという旨を伝えると、
「撒き餌に使うとええ!」
と新鮮なイクラを分けてくれ、さらには流れの緩やかな岩の裏で底の方を狙え、とアドバイスをくれました!
早速頂いたイクラを少し撒いて、 オモリをジンタン2号→1号に変えた上で、事務所で買ったばかりの生イクラを流していくと・・・
10:58、再開した1投目で久しぶりにアマゴがヒット!
その後も、
明らかに天然ものと思われる綺麗なアマゴが2匹釣れたり(両方リリース)、
よく太った24㎝ほどのニジマスもヒット!
時折ミゾレやアラレが降り、風がどんどん強くなるという悪状況ですが、オジサンのアドバイスさまさまです!!
アタリがストップしていたTさんの方にもイクラを撒いたところ、立て続けに3匹のアマゴを追加!!
管理釣り場では、柔らかいイクラを撒き餌として(軽く)撒くのも効果が高いようです。
その後はアタリがまた少しストップしましたが、
11:50に、この日7匹目となるアマゴを追加。
ようやく家族の夕飯分が確保でき、昼休憩としました。
放流区域以外でパターンを掴み、ニジマスフィーバー!
昼休憩の後、放流された区域以外の場所も探ってみようと、つどい橋のすぐ上流部へ。
数年前に良型アマゴを仕留めた場所なので、この日もいないかなーと仕掛けを流してみると・・・なんといきなり目印が引き込まれるではありませんか!!
アワセを入れると強烈な引き!
川の中でギラついている魚体は、またしても良型のニジマスです!
水面まで寄せてから、タモで慎重に掬って、無事にゲット!
やはり24㎝ほどあるニジマスでした。
前日までの雨の影響で、かなりの数が遡上しているようです。
ニジマスがいるならと、針を5号から6号に変え、イクラを3つがけにしてカケアガリの底を流していくと・・・今度はまたフワっと目印が浮き上がるアタリ!!
先ほどよりもさらに強い引きで上がってきたのは、
同じくらいのサイズ、ヒレが綺麗なニジマスでした。
この後、
今度は岩の間付近で、アマゴがヒット!
明らかに放流区域で釣っていた時より簡単に釣れます。(苦笑)
この直後に良型のアマゴらしき魚が掛かったものの、無念のカケバラシ。
さらには、またしても尺近いニジマスがヒットしたものの、水面付近でラインブレイク・・・。
これによりアタリは遠のくかと思いましたが、13:15に、また目印がフワっと浮き上がるアタリが!
強烈な引きで姿を見せたのは、この日最長寸の27㎝のニジマス(まさかの写真撮り忘れ)。
こちらはランディングを手伝ってくれたTさんに「アマゴとの味比べ」としてプレゼント。
さらにさらに、また流れの緩やかなカケアガリを流していると、竿まで感触が伝わってくるほどの派手なアタリ!
たっぷり引きを楽しんで、慎重にランディング!
26㎝、よく太ったニジマスでした。
途中から同じ区画で釣っていたTさんもアマゴを2匹追加というフィーバーを終え、13:45に納竿としました。
この日の釣果&ニジマスをフィッシュフライに
この日の私の最終釣果は、14㎝~19㎝のアマゴが10匹(2匹リリース)、22㎝~27㎝のニジマスが6匹でした。
放流された数を考えるとアマゴは少し寂しい数ですが、良型のニジマスが引きを楽しませてくれたので満足です。
一方、アマゴ釣り初挑戦のTさんも19㎝までのアマゴを15匹と、厳しい状況の中、上々の釣果でした!
そして自宅に帰った後、早速ニジマスをフィッシュフライに!
ニジマスをはじめとした渓流魚は骨の位置が独特なので、きちんと把握しておけば骨なしフライが食べられます。
上写真の赤枠の部分に骨が入っており、黄色いラインより後ろは一切骨がありません。
そこで、
- 鱗を丁寧に取ってから三枚におろす
- 鰭の付け根の骨や腹骨(大きい赤枠部)をややしっかりめにすき取る
- 体側に向かって突きている中骨(狭い赤枠部)を切りだす
このように処理すれば、骨のない身の出来上がり!
低音でじっくり揚げれば臭みも消えますし、ちょうど2口くらいのサイズになるので、まだ小さいうちの息子でもパクっと食べられます!
フィッシュフライにオススメのソースは、
こちらを混ぜるだけというお手軽さ。
こうして出来上がったフィッシュフライは家族に大好評、息子も美味しいと大喜び!
5匹分ありましたが、あっという間に無くなりました。
アマゴは翌日にムニエルになり、こちらも美味しくいただきました。
小柿渓谷でのアマゴ釣りまとめ
もう少しアマゴは簡単に釣れるかと思いましたが、強風の影響がかなりあったために、かなりの苦戦を強いられました。
区画外の方でよく釣れた理由を考えてみると、やはり普段よく行っている自然渓流と同じ釣り方が出来た、というのが一番かもしれません。
区切られた区画、かつ増水&強風よりも、川幅がある程度あり、緩やかな個所が点在している方が釣りやすく感じられました。
下流の方で放流されたニジマスが、増水の影響で上流部に溜まっていたのも面白いところ。
雨の後ならある程度狙って釣れる事が判ったので、皆さまも是非一度、引きの強いニジマスをついでに狙ってみてはいかがでしょうか。
さて、間もなく待ちに待った揖保川のアマゴ釣り解禁日も近づいてきました!
今のうちに年券を買ったり、道具を書いたしたりして、今シーズンのアマゴ釣りに備えていきたいと思います!!
↓2022年小柿釣行の様子はこちら↓
小柿渓谷の釣り方についてはこちら↓
渓流釣りの道具についてはこちら↓
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