こんにちは、Angler Ogiです。
まだ梅雨が明けきらない7月17日、大増水の中引原川本流へと釣行してきました。
結果、数こそ出なかったものの中々のサイズを仕留めることが出来ましたので、さっと書いていきます。
梅雨明け前の大雨で増水
もうすぐ梅雨が明けるという予報ですが、このタイミングにはやはり大雨はつきもの。
さらに、引原ダムも流量の調整を行っているようで、前週末(日曜)の段階で杉田橋ライブカメラの水位は0.95まで急上昇。
そこから丸1日程度同じくらいで推移していたので、正直本流は厳しいんじゃないかと思っていたら、前日の火曜の段階で0.75前後まで下がりました。
過去にこの水量は経験していますし、最悪本流に入れなければ支流に入ろう・・・という事で、とりあえず釣行してみることにしました。
初っ端から良型登場!
このところ、釣ったアマゴの胃の中からは陸生昆虫が目立つようになってきたので、今回はエサ採りは無し。
早朝から開いている小国釣具店さんで、自家製キジ(ミミズ)とブドウムシを1パックずつ購入し、ポイントへと向かいます。
最初に入るポイントが大変重要なので、熟考した結果、以前同じくらいの水量の時に良型が出た場所から始めてみることにしました。
車を停めて、手早く支度します。
- ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.4号通し、4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉4Bメイン、複数付け多用
- 針・・・忍ヤマメ6・7号
- エサ・・・キジ・ブドウムシ
早速川に降りてみると、思いのほか空気はひんやり。
ただ、川から立ち込める濃厚な霧のせいで視界は結構悪くなっています。
クマだけは気を付けておくべきなのでホイッスル と熊鈴 をしっかり鳴らしておき、いざ入川!
やはり水量は非常に多くて流れが強く、安易に立ちこむと大変なことになりそうです。
極力岸沿いから攻めることを心がけ、まずは以前良型のアタリが出た場所(流れ同士がぶつかるヨレ)をキジ+4Bオモリで攻めてみます。
水深は1mも無いような場所なので、これで十分に底流れに入るだろう・・・と思ったのですが、残念ながらこれでは軽すぎたようで、すぐに吹き上がってきます。
ならばと、4Bオモリのすぐ下に2Bオモリを追加して、目印を水深よりもかなり上へと移動。
そして瀬肩の辺りに投入して仕掛けを馴染ませます。
うっかりするとすぐに沈んで根掛かりしてしまうので、ラインテンションを保ちつつゆっくりと下流側へと引っ張っていくと、流れを捉えてス~っと流れ始めました!
そしてそのまま、流れ同士がぶつかる中に沈んでいる岩(ウケ)辺りのヨレに仕掛けが差し掛かった瞬間、ピタ!と目印が静止!!
ここぞとばかりにアワセを入れると、ゴゥン!!という鈍い感触!!
それと同時に、相手は一気に強い流れに向かって突っ走ります!
もし流れに乗せてしまうとこちらも川の中を歩かないといけなくなるため、一度腰を落として竿のパワーで止めに掛かります。
ゴンゴンと強烈な感触が大変楽しいですが(笑)、あんまりのんびりしていると流れに巻かれてバレてしまうので、やや強引に竿を上流側へと傾けると、アマゴは水面へと浮上!
が、頭上に木があって取り込みが出来ないため、やむなくやや下流側へと移動・・・してたら、思いっきりジャンプしてくるではありませんか!!
バレないようにラインテンションをキープしつつなんとか安全な場所まで来たので、素早く水面を滑らせて、そのままキャッチ!
顔が少しいかつくなり始めている、雄のアマゴでした!
今シーズンはどういう訳か雌のアマゴが多かったので新鮮な感じがします。
なんだかやや小さく見えてしまいますが(苦笑)、サイズは25.6cmと堂々のサイズ!
2投目でナイスサイズが出て一安心です。
この調子ならバンバン釣れるんじゃないか・・・と思ったのですが、こういう時はいつも「そんなに釣れなかったなぁ・・・」と帰宅するのがお決まり。
案の定、この後は15cm&チビアマゴが1匹ずつ釣れただけで、良型アマゴのアタリは出ませんでした。
淵にはやっぱりいる。
足場に気を付けながら遡行を再開し、目ぼしい場所をひたすら打っていきますが、中々反応がありません。
途中、流れのヨレではチビアマゴが反応してきますが、如何せんエサがキジのため、端っこを引っ張ってダメにしてしまうのです・・・。
ならばブドウムシに、と変更すると普通に針掛かりしてしまうため、中々に難しいところ。
そんな事を繰り返しながら、過去に何度か良型を仕留めた大きな流れ込みへと到着。
ですがやはり水量が多すぎで、どう流しても反応がありません。
それならばやはり本命の淵!という事で、この上にある淵へと到着・・・したのですが、以前増水していた時よりもさらに水位が高く、中々に複雑な流れになっています。
まずは4B+2Bで攻め始めますが、全く歯が立たず。
4B+3Bでやってみても、結果は同じでした。
ならば禁断のオモリ3個付け!という事で、4B+3B+2Bにしてみると、流心脇でようやく底流れを捉えるに至りました!
良型は流心の底流れ付近にいるはずだと考え、目印の位置もできる限り上げておいてから、再度仕掛けを投入。
流れ終わりのカケアガリ付近を重点的にネチネチ攻めてみるものの、何故か反応がありません。
投点をずらしてみたり、複数ある流れの筋を変更してみたりもしましたが、これも反応無し。
という事は攻め方が違うのかも?と考えて、流れをよく観察してみると・・・流心脇から膨らんだ流れと反転流がぶつかる場所を発見!
間違いなくここにいる!と確信を持ち、あえてオモリサイズを1ランクダウンし、4B+3B+1号に変更。
そして流心を通していたのを止め、流れのヨレに投入してから、流心の一番外側の流れを捉えるように仕掛けを引き込みます。
そしてある程度流れ始めたところでラインテンションをかけ、反転流とぶつかるヨレ辺りに仕掛けが到達するようにしてみると、仕掛けの流れが徐々にゆっくりになっていきます。
そして最初にココだと踏んだ場所に入った瞬間、目印が震えました!!
アワセを入れると、ゴンッ!という良型特有の感触!
ただ掛けた場所が良かったので、慌てることなくしっかりとやりとりを楽しむことが出来ます。
そのまま以前この場所で掛けた時と同じように、下流側へと誘導してから1段落ち込みを落とし、緩やかな流れの場所でフィニッシュ!
随分体高のあるこちらのアマゴは、
24.5cm、納得のサイズでした!
さらに同じ釣り方で、17cmほどのリリースサイズが2匹ヒットしたので、この場所での増水時の釣り方はコレだ!と掴んだ感覚がありました!
が、
本日のハイライトはここまで。(゜∀゜;)
この後の模様はささ~~~!!と書いていきます。(苦笑)
移動先ではバラシとリリースサイズばかり
良型2匹を含む5匹のアマゴをゲットできた事に気を良くし、次のポイントへ移動。
今シーズンよく訪れているお気に入りの区画です。
が、最初の段々瀬は(予想通り)水量過多で釣りにならず。
次の淵その①では、大岩の横で22cmクラスを掛けバラシしてしまい。
その次のエグレが点在する瀬では、25cmクラスをアワセ切れでバラしてしまいました。(泣)
普段ならもう少し慎重にやるのですが、水量が多くそちらに気を張っていたこともあり、ハリスチェックがおろそかになっていたのです。
気を落としながら、大本命の大淵でじっくり粘ったものの、生憎この場所では15cmクラスが2匹とチビアマゴが釣れただけ。
さらに、この先の区画へ進もうにも水流が強すぎて川を渡れなかったので、いつもとは違う角度からお気に入りポイントを狙ったところ、リリースサイズが連発。
1か所で15cm~17cmを3匹、チビアマゴを2匹釣ったものの、良型の姿はありませんでした。
一度川から上がり、車に乗って移動してから上の区画2か所を攻めてみたものの、こちらもチビアマゴだけ。
気温も30度を超え、かなり厳しい暑さの中最後の望みを掛けてもう1か所も回ってみましたが、こちらはアタリすらありませんでした・・・。
11時半に納竿です。
この日の纏め
この日の最終釣果は、25.6cmまでのアマゴが10匹、チビアマゴは6匹でした。
アマゴ10匹と言っても20cmオーバーは2匹だけと、数の面で見ると少々寂しいところ。
ですが、25.6cmと24.5cmをキャッチ出来たので、この時期としては良かった方かと思います。
ただ、最盛期を完全に過ぎてしまったここ最近は、目に見えて良型の数が減ってきているので、今シーズン中に尺を釣るという目標は、もう難しいのかもしれません。
今週末からは息子の夏休みに入る事もあり、私が次に揖保川へと釣行するのはおそらく8月になりそうです。
今シーズンも残すところあとわずかですが、まだまだ良型アマゴを追い求めたいと思います!
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