こんにちは、Angler Ogiです。
5月22日、良型アマゴを求めて、早朝から引原川本流へ。
当初予定していたプランから変更があったものの、やっぱり川虫は強し!
見事、25cmクラスを含む20匹のアマゴの顔を見ることが出来ました!
詳しく書いていきます。
早朝なのに、まさかの先客。
この日も早朝からお気に入りポイントに入渓すべく、かなり早い時間にエサ採り場に到着。
道中の気温計は11度と、日中の高気温とはかなり差があるようで、割と肌寒く感じます。
月曜に少し雨が降っただけという事もあり、水量は-5cmくらいで、ほぼ平水状態。
幸いヒラタは結構な数がいるようで、40分程度で三桁を超す数を確保することが出来ました。
この時間ならまだ誰も入っていないはずなので、意気揚々とお気に入りポイントへと向かって・・・愕然としました。
先行者、いるやん。(゜Д゜;)
まだ6時を少し過ぎた程度の早朝だというのに、車が停まっているではありませんか!!
正直、平日のこの時間で先を越されるとは思ってもみませんでした・・・!
この時点でプランは大きく狂いましたが、こればかりは仕方ありません。
先行者の方のガッツに敬服しつつ車を走らせ、普段はあまり入る事のない、予定の場所から数百m下流に入渓することにしました。
良型アマゴに、ベビーアマゴ・・・。
今回選んだ場所は、過去に二度ほど入渓したことがあるエリア。
チョロチョロポイントばかりで大場所が殆ど無い事もあり、正直あまり釣れるイメージが無い場所だったのですが・・・久しぶりに訪れてみると、結構良い雰囲気!
入渓地点から少し下流へ降ってから、手早く仕掛けをセットします。
今回のタックル↓
- ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.3号通し、3.7m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2号~3B
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・川虫(ヒラタメイン)
早速ヒラタと1号のオモリをセットして、流れ込みが連続しているエリアを流していくと・・・1投目から目印がぶっ飛びます。
しかしこれは小型アマゴの仕業。
判っているのでアワセを入れないようにしていると、瀬尻でキュッと目印を引き込みました!
が、抜き上げてキャッチしたのは・・・
15cm程度のアマゴでした。
このサイズを釣りたいのではない!と手早くリリースし、今度は小型のアマゴが定位できないであろう、流れが強いエリアを攻めてみます。
すると、瀬の中にあるウケとなる岩の前で、目印がピタっとストップ!
アワセを入れると、先ほどとは違いゴンッ!という感触!
存分に引きを楽しみつつ寄せてきて、最後はタモでフィニッシュ!
いきなりの良型、23cmありました!
やはりこのサイズを釣らないと、本流に来た意味がありません!
ところがこの後、どういう訳かベビーアマゴが連発。
攻める場所をあちこち変えてみたりもしたのですが、流れの強い・弱いに関係なく、バンバン当たってくるのです。
結局30分程度で7匹のベビーアマゴを掛けてしまい、掛ける→取り込む→即丁寧にリリースという謎作業に追われてしまいました・・・。
それでも、流れ同士がぶつかるヨレが出来る場所で、
17cmほどのリリースサイズがヒット。
数の上では一応ツ抜けになりますが、流石にベビーはカウントしたくないので、これがようやく3匹目になります。(苦笑)
しかしベビーだけでなく、
チビアマゴもヒットするので、手に負えません・・・!(苦笑)
いる所にはいる。
この調子だとベビーやチビが連発するだけで終わるんじゃないか・・・という不安も感じますが、数少ない大場所(といっても小さい)なら良型が居るかもしれません。
そう信じてやってきたのは、過去に良型をバラした、木がオーバーハングした水深のある流れ込み。
水面から2mくらいのところに木が大きくせり出しており、かつツタがブラ~~ンとぶら下がっている難所です。
通常のキャストだとどうにもならないので、竿の反発を利用したサイドハンドキャストで竿を横にスイングし、見事狙った場所に仕掛けは着水!
竿を立てることなく、仕掛けが流れに乗って沈み込むようにしてみると、水中に沈ませた目印が大きく動きました!
流れの下流方向に斜めにアワセを入れると、ガッ!!とフッキングした感触!
ヒットしたアマゴは、水深があるのをいいことに暴れまわります。
ですが、少し後ろに下がってしまえばこっちのもの。
そのまま流れの下流側へと誘導し、頭上が開けたところでネットイン!
随分ずんぐりむっくりな体型のこのアマゴ、パっと見は24㎝くらいあるかと思ったのですが、実際のサイズは22㎝でした。
この後16cm程度のリリースサイズを2匹追加した後やってきたのは、せり出した岩盤の横に出来た小規模な淵。
ここも木がオーバーハングしているので、サイドキャストで仕掛けを投入してから、竿を斜めにして仕掛けを馴染ませたところで、ベビーアマゴがヒット・・・。
これでは良型のアマゴの口にエサが届かないと思い、オモリサイズをBに変更。
そして、より流れの強いエリアから流れ込むようにしてみると、仕掛けが馴染んだ直後に目印がストップ!
斜め向きにアワセを入れると、またガッ!という硬い感触!
一歩後ろに下がって、竿を倒しつつやりとりを開始します。
幸い淵自体が小さく、すぐ下流に浅い瀬があるので、そこまで誘導してからネットイン!
こちらのアマゴは22cmありました。
この調子なら、いる場所を見つけさえすれば・・・と期待したのですが、良い雰囲気の場所でもベビーアマゴのラッシュ。
極力アワセを入れないようにして避けても、どうしても怪しいアタリの時はアワセてしまい、フッキングしてしまいます。
15~16㎝くらいのアマゴもちょくちょく混じりますが、それにしてもリリースサイズであることに変わりはありません。
掛かっては即リリースという作業を繰り返しながら遡行していきます。
ひっきりなしにリリースサイズが当たる状態を繰り返していたら、もうすぐ脱渓場所が見えてくるところまで来てしまいました。
なんだか釣れてるのか釣れてないのかよくわからない状態ですが、期待値が高い流れ込みにやってきたので、大きめのヒラタを投入すると・・・一気に目印が消し込みました!
アワセを入れると、ゴンッ!という良型特有の感触!
そう、これこれ!なんて独り言ちながらやり取りを楽しみ、最後はネットでフィニッシュ!
こちらのアマゴも22cm。
良型もサイズがある程度揃っているように感じます。
この1匹を釣った場所は流れもそれほど強くなかったので、大した期待をせずに念のため・・・ともう1投キャストしてみると、またすぐに目印が止まりました!
少々驚きつつ、ゲットしたのは・・・
20cmをちょっと切るくらいの美しいアマゴでした。
いよいよ脱渓しようかという所で、ふと目前の微妙な流れ込みが気になったので、なんとなく仕掛けを通してみると・・・目印がモゾモゾと動きました!
アワセを入れると、なんだかいつもとは違う感触。
そして反転した魚は・・・赤みが目立ちます!
キャッチしたのは、
婚姻色が美しい、23cmほどのウグイでした!
渓流釣りでは外道とされるウグイですが、私が小4の頃初めて釣った魚がウグイだったので、それ以来個人的に大好きな魚です。
揖保川や引原川では年1~2回釣れる程度で、今年は初。
ちょっと嬉しくなりつつリリースします。
すると、次の1投でも1回り小さいウグイがヒット!
やはり見た目が微妙な流れ込みには、アマゴはついていないのでしょうか・・・。(苦笑)
そこで、少し前方に投点を変えて仕掛けを馴染ませてみると・・・目印が走りました!
18cm程とサイズは小ぶりなものの、本命のアマゴ!
やはり流し方を工夫するって大事ですね・・・!
この区画はこれにて終了となったので、一度脱渓。
この時点で24匹のアマゴを釣っていたのですが、アマゴと呼べるサイズは半分の12匹です。
やはり当初の予定の場所に入れていれば、結果は違ったんだろうか・・・と思い、脱渓ついでに先ほどのポイントを覗いてみると・・・先行者の車がありません!
急いで自分の車まで戻り、移動。
先行者がいた事が判っている上で、あえて入渓してみることにしました。
尺(かもしれない)アマゴ、ラインブレイク。
おにぎりを食べてから、再度身支度を整えて再入渓。
先ほどまで先行者が釣っていたであろうエリアを遡行していきます。
目につきやすい場所は攻められた後だろうなと思いつつ、テッパンポイントへ仕掛けを通していきますが・・・ここでもやはりベビーアマゴのアタリが連発。
17cmほどのリリースサイズを2匹釣った以外は、特に目ぼしい釣果を得られませんでした。
期待の大場所も、既に攻められた後だからか、アタリ一つありません。
それでも、個人的に「ここなら」と期待していたのが、以前26.7cmを釣った場所。
水流がきつい上に複雑、かつ頭上には木があるので、竿抜けになりやすい高難易度ポイントです。
絶対にいると確信を持って仕掛けを新品に替え、3Bのガン玉をセット。
残りわずかとなっているヒラタをセットして、大岩の裏に投入します。
流れがきつい中、僅かに流れが変わる場所があり、その付近に差し掛かった瞬間・・・目印がグイッ!と引き込まれました!
これはデカイ!!と確信を持ってアワセを入れると、
ズゴンッ!!
という感触と共に・・・素針。
掛からなかった悔しさと、「掛かってないならまだ食うか!?」という複雑な気分になりながら、急いでヒラタを再セット。
そして、フッキングする場所がズレると考え、より奥に仕掛けを投入します。
そこから流れに引き込みつつ、流れが緩くなるエリアに差し掛かった瞬間、またしても目印を抑え込みました!
今度こそと信じて思いっきりアワセを入れると、
ズゴンッ!!
という感触と共に、今度はフッキングに成功・・・した瞬間、一気に突っ込む獲物!!
思わず竿がのされてしまうほどの強烈な引き味で、バランスを崩してしまうほど。
とんでもないのが掛かったようです。
頭上の木に引っかからないように竿を持ち上げて止めようとすると、流れに逆らって獲物が浮上してきたのですが・・・デ、デカイ!!
先日釣った29.2cmを一回り超えるようなサイズ感。
尺あるかもしれません!!
一気に冷や汗が噴出してきて、この後どうするかを考えたのですが、今の立ち位置は流れが強烈な上にヒットした場所より1段高く、取り込みは不可能。
これは下流側に移動するしかないと考え、ラインテンションを保ったまま移動しようとしたところで、相手が思いっきり下流に突っ込みました!!
それはアカン!!と思ったのも束の間、
プチッ!!
という無常な感触・・・。
呆然自失のまま仕掛けを回収すると、目印の下辺りで真っ二つに切られていました。
正直、今でもどうすれば良かったのか答えが出ていないのですが、やはり0.3号では勝負できないサイズが潜んでいるようですね・・・。(泣)
そうして膝から崩れ落ちた瞬間、
ポチャン!
という音。
何事かと思ったら、なんとベストから針ケースが落下し、流れていくではありませんか!!
慌てて立ち上がって回収しようとしたら、思いっきり滑ってしまい、盛大に尻もち!!
その間にも流れていく私の針ケース。(苦笑)
急いで竿を置き、20mくらい下流まで走って、なんとかタモで回収できました。
ちなみに、こけた際に胸のあたりまで水に浸かってしまい、ウェーダーの中はベチャベチャです。
もう散々・・・。(泣)
先行者の後でも良型がいた!
息を切らしながら元の場所まで戻り、仕掛けを新品に組み直した後、何気なく周囲の岩をめくってみると、大きめのキンパクをゲット!
さらにヒラタも数匹確保したので、早速採りたてのキンパクを針にセットします。
残念ながらラインブレイクの影響で先ほどのポイントはダメになりましたが、このすぐ上にある流れ込みも、流れが強烈なため竿抜けになりやすい場所。
引き続きオモリは3Bをセットしておき、対岸近くまでキャストして、流心脇から仕掛けを馴染ませていきます。
馴染んだ後、流心に引き込むようにして、瀬尻にあるウケとなる岩目掛けて流してみると・・・一発で目印がストップ!
アワセを入れると、ゴンッ!という感触!
先ほどのアマゴほどではありませんが、こちらもかなり強烈な引き味!!
魚との間に強烈な流れがあるため、一度下流側へと魚を落とし、大岩を回り込むような形で寄せてくると、まだまだ元気だったアマゴがグングン潜って大暴れ!
少し落ち着いてからキャッチしたい所ですが、流れが強い場所では予断を許さないため、思い切って腕を伸ばし、下流側から勢いよく掬い取ってキャッチ!!
実に幅広かつ美しいこちらのアマゴ、
サイズは25.2cmありました!
このアマゴも大変嬉しいのですが、これが25cmアップという事は・・・!
・・・これ以上は仕方ない事なのでやめておきます。(泣)
とはいえ、先行者の後でもこのサイズをゲット出来たのは大きな収穫。
実に良い勉強になりました。
この後、このすぐ上にある開けたポイントで、16㎝程のアマゴを2匹追加。
そして勿論ベビーアマゴも追加。(苦笑)
この調子なら、脱渓場所の前にある大きな淵2つも期待できるのでは・・・と考えていたのですが、どう流しても(2か所とも)アタリはゼロ。
やはりここは先行者にしっかり釣りきられてしまったようです。
それでも、その先にあるエリアでは、ベビーアマゴのアタリが連発。
もしかしたら釣られていないのかも?と思っていたら、
18cmほどのアマゴが登場!
まだいそうな気がしたので、オモリサイズを1号にしてテンションをかけて流してみると、対岸近くにある小さなエグレで、目印が上流側へと移動しました!
アワセを入れると、ゴンッ!という感触と共に、元気よく暴れまわるアマゴ!
流れの強さも相まって、引き味は中々強烈です!
ただ、周囲にトラブルになりそうな物もないので、存分に楽しんでからネットイン!
実にイケメンなこちらのアマゴは23cmありました。
さらに、このすぐ上にある流れ込みが連発する場所では、下流側からキャストしても反応が無かったので、立ち位置を上流側へ移動。
オモリをBに変更し、岩の裏でしっかり馴染ませてから流れに引き込み、ドラグドリフト気味にテンションをかけつつ瀬尻のウケとなる岩へと誘導すると・・・クッ!と目印が入ります!
アワセを入れると、またゴンッ!という感触と共に、こちらも大暴れ!
流れに乗せると厄介なので、やや強引に竿を持ち上げますが、どんどん潜って中々浮いてきません。
改めて本流アマゴの引き味の強さに驚きつつ、じっくり竿でタメて、最後は下流側からネットで掬い取ります!
随分楽しませてくれたこちらのアマゴは22cm。
実に良い引き味でした!
この先は遡行しても釣果は望めないので、脱渓。
どうするか悩んだのですが、下流にあるポイント2か所を回ってみることにしました。
が、1か所目は既に先行者が入った後の様で、新しい足跡があり、ベビーアマゴが2匹釣れただけ。
最後の1か所は、(訪れるのが3回目の)まだアマゴを釣ったことが無いポイント。
こちらでもベビーアマゴ1匹に終わり、14時に納竿としました。
この日の纏め
最終釣果ですが、
- 15cm~25.2cmまでのアマゴ20匹
- 10cm以下のベビー&チビアマゴ18匹
こんな感じで総数は38匹ですが、アマゴと呼べるサイズだけ記録したいので20匹で記録します。
今回釣れたサイズは、25.2cmが1匹の他は22~23㎝が多く、その下は15cm~19㎝くらい。
後は約10cm、約5cmと、5サイズに分かれていたのが印象的です。
とはいえ、5cmや10cmのアマゴを針に掛けてしまうと多少なりとも弱ってしまいますし、出来る事ならフッキングさせないようにしたいもの・・・。
掛かってしまった場合は超素早く(傷つけないよう)迅速丁寧にリリースしていますが、これには何か対策が欲しいところ。
また、今回おそらく自己記録サイズであろうアマゴをラインブレイクで逃してしまいましたが、やはり0.3号では尺サイズは厳しいように感じています。
掛かる場所も、スレてくる今後は難易度が高い場所になる事が予想されるので、次回はそういうエリアだけラインを太くして挑むことを検討中です。
数だけ見れば沢山釣れていますが、それでも学ぶ事が本当に多くあるので、今後も日々精進していきたいと思います!
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