こんにちは、Angler Ogiです。
4月30日、本格的に釣れ始めるであろう本流アマゴを狙って、引原川本流をあちこち歩き回ってきました。
朝昼の気温差が強烈でヘロヘロになってしまいましたが、無事良型を含むツ抜けを達成できたので、さっと書いていきます。
気温・・・3度!?
4月末だと言うのに極端に冷え込んだこの日。
道中の気温計は軒並み3度~4度を表示していました。
真冬の釣り用衣類を再度引っ張り出してきて装備し、エサ採り場へと到着すると・・・驚くほどの渇水状態です。
前回は大増水、今回は渇水・・・正直今年はついてないなぁと思いつつヒラタ狙いで網を突っ込んでみると、パラパラとしか入らない上、全体的にサイズが小さめ。
やはり今年はこの河川の川虫状況が良くない事が判ったので、10匹程度採集した所で早々に切り上げ、本流へと向かいます。
小国釣具店さんからほど近い本流のエサ採り場へと来てみると、やはりこちらも渇水気味ではありますが、ヒラタはそれなりに入る状況!
これなら安心という事で、餌を採ってはエサ箱(クールベイト )に放り込んでいたら・・・
バキンッ!!
という派手な音を立てて、クールベイト の開閉部分が破損してしまいました!(泣)
2019年に購入し、丸6年ほど酷使していたので仕方ない部分はありますが・・・一度閉じると二度と開かない状態になりそうなので、一度川から離脱。
クーラーに川虫を保管するために持参していた穴あきタッパーへとヒラタを移動させ、洗った後でフタを閉じてみると・・・案の定、開ける手段が無くなりました。(苦笑)
なんだかあっけない最後ですが、壊れる時はこんなもんだと割り切って・・・
その場でクールベイト3 Proを注文しました。(゜∀゜)
一応2日後にも釣行する予定(フラグ?)なので、このタイミングなら即日配送可能だったのです・・・すまないクールベイト ・・・!

シマノのサーモベイトも考えたのですが、結局使い慣れた物が一番!
という事で、後継機種の3 Proをチョイスしました。
ちなみにこの記事を書いている段階で、2日(金)早朝は豪雨の予報となっています(泣)
気を取り直して採集を再開し、30分程かけて100匹程度のヒラタを無事確保!
ポイントへと向かいます。
ようやく本格シーズンインの兆し!
時刻が早い事もあってか、道中に車は無し!
幸い希望ポイントも空いていたので、手早く身支度を整えます。
今回のタックル↓
- ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61/渓峰 尖 硬調57
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.3号通し、3.3~4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2号メイン/3号~3B/2個付けあり)
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・ヒラタ
今回の釣行でも、川幅の広さによって弧渓 ZM と渓峰 尖
をチョイスし、仕掛け(水中糸)の長さは場所によって3.3m、3.6m、4.1mと使い分けるスタイルです。
早速入渓してみると、やはりこのポイントも結構な渇水状態で、目の前の淵や流れ込みもかなり緩やかになっています。
オモリはG2をセットし、流れ込みから淵へと続くラインをじっくり通していくと・・・数投目、流し終わりの辺りで目印が止まりました。
カケアガリに根掛かりしたかと思って竿を持ち上げると・・・グングンッという魚信が!
慌てて姿勢を立て直し、アワセを入れてない分慎重にやり取りして、タモで掬い取ります!
サイズは20cmジャスト、既に体高もしっかりあって良い感じ!
早速写真を撮ろうとしたら・・・ベルトに通していたタモがスポンと抜けて、
アマゴは無事お帰りになりました。(笑)
まだ撮影できていなかったもののキープするには微妙なサイズだったので良しとします。(苦笑)
ヒットタイムは7時32分でした。
折角なので水温を計測してみたところ、11.5度!
早朝でこれなら、気温の上昇と共に活性も上がってきそうです。
意気揚々と遡行を開始しますが、陸地は至る所にアングラーの足跡が・・・やはり土日・火曜祝日に多くのアングラーが訪れたようです。
そのせいか、期待の2か所はアタリが一切無し。
スレている状況で粘り続けても良くないので、テンポよく釣り上がっていきます。
すると、前回釣行時にアタリが出たエリアで、

リリースサイズの天然と思しきアマゴがヒット。
しかし、明らかにアタリの量は少なく、「魚が少ない」というよりは「単純に反応が悪い」ように感じます。
そこで、次の期待値が高いエリアでは、オモリサイズを2Bに変更。
目立つポイントを通すのは勿論、僅かでも流れが緩くなっている場所を見逃さないよう丁寧に流していきます。
すると、やや流れが強めながらも底にウケとなる岩が沈んでいる辺りで、目印がストップ!
アワセを入れるとゴン!という感触が手元に伝わります!
頭上の木を避けながらやや下流側へと移動し、シモに構えたタモでフィニッシュ!

少々体高がイカツくなり始めているこちらのアマゴは22cm!
よく引いてくれて楽しめました。
さらに、次のエリアでも同じような場所を攻めて、

17cm程のアマゴを追加。
ただ、「ここぞ」のポイントでは悉くアタリが無かったので、やはり良いポイントは攻め荒れているように感じます。
それならば竿抜け場所を探すべきという事で、やってきたのは個人的期待度No.1の場所。
連続する落ち込みは流れが強く、比較的攻めるのが難しい場所です。
ここには良型が潜んでいるはず!と、オモリを3Bに変更。
強い流れの脇から馴染ませ、白泡の中を探っていくと・・・目印がストップ!
期待しながらアワセを入れたものの、アワセを入れた衝撃でアマゴがポーンッ!と水面へ・・・。
苦笑いしつつタモでキャッチしたのは、

この場所にはそぐわない、17cmのリリースサイズでした。(苦笑)
この後はしばしアタリが無かったので、ふと斜面に目を向けると・・・前回の場所に引き続き、こちらにも野生の三つ葉を発見!
一度釣りを中断して少し採集してから遡行を再開・・・したのですが、期待の大淵では20cmクラスを掛けバラシてしまい、ポイントが台無しに・・・。
どうも食い込みが浅く、結果として針掛かりも良くなかったようです。
淵の上にある流れこみでは、竿抜けになりそうなところを攻めてみると、

リリースサイズが飛び付いてきたものの、食いは大変浅い状態でした。
やはりGWの中日だけあってスレまくってますね・・・・!
残念ながらこの区画はこのアマゴが最後で、続く2か所のポイントでもアタリはありませんでした。
退渓後、前回とは別ルートを通ってみたところ、ここにも三つ葉が!
これ幸いと追加で採集して車へと戻ります。
そして入渓場所を再度攻めてみたところ、1匹目が当たったラインで目印が震える良い感じのアタリが出たのですが、残念ながら針掛かりせず。
これにてこの場所は終了とし、移動する事としました。
実績場を転々、渇水がひどい。
続いてやってきたのは、比較的開けたエリア。
この時期に良い釣果を得ていることもあり、期待が高まります。
が、先ほどのエリアよりも明らかに渇水で、

川底はご覧の有様。
一面にカワシオグサ(アオノロ)が付いており、歩くのも大変な状態です。
とはいえ、段々瀬がある場所はどれだけ渇水でも1匹は釣れるので、流してみると・・・

瀬の中から16cm程のアマゴが飛び付いてきました!
幸いもう流れの中に出ているようです。
同じような場所で2回ほどアタリがあったのですが、食いが浅いのか1匹は即針外れ、もう1匹は引き抜く際に落下。(苦笑)
どちらも17cm程度だったのでダメージこそ少ないものの、アワセの、難しさを痛感します。
とはいえこの場所でこれだけ当たったのであれば・・!と期待して遡行しますが、なんとこの区画、まさかのアタリゼロ!
渇水で流れが弱く、どの場所も底までハッキリ見える状態だっただけでなく、そこら中に足跡があったのです。
さらにはド晴天となって気温はグングン上昇、滑りやすい足場を遡行した結果、既に体はヘロヘロ・・・。
それでももう1区画分釣り上がりたいと思い、遡行していくと・・・川幅がどんどん減少していき、底だった場所が陸地化しています。
これは厳しいと思いながらも仕掛けを流すと、少ないながらも時々アタリが出て・・・

このようなリリースサイズが掛かります。
掛かりが浅かった1匹を抜き上げ時に落としてしまったり、といった事もありましたが、この場所は総じて小型が多い印象。
しかたなく別の場所へと移動するべく、車へ戻っていると・・・

普段は素通りする場所に、大型化した野生の三つ葉を発見!!
先ほど採集した分では物足りなかったので、これ幸いと収穫!
ちゃんと野草の勉強をしておいて良かったと思う瞬間です。

前回記事にも書きましたが、よく似た毒草・キツネノボタンには要注意です。
また、採集する際は根から引く抜かず、間引くように柄を折って(採りすぎないように)収穫しましょう!
流石に満足できる量となったので、車に戻って再度移動です。
実績が無かった場所で良型!
時刻は既に昼を過ぎていたので、次の場所でツ抜けを達成して帰ろうと、個人的に期待値が高いエリアへ再入渓・・・したのですが、ここにも足跡が。
あまり広いエリアではない上に渇水なので、これは厳しいか・・・と予想した通り、どの場所も良い流れが消失していて、アタリのアの字もありません。
期待していた大淵も流れが無くなって瀞場になっており、何をやっても無反応。
これで納竿して帰るのはなんだかなぁ・・・と考えた結果、最後に「今まで実績はほぼ無いけど、いつも釣れそうだと感じていた場所」へと移動してみることにしました。
時刻は既に13時半であるにも関わらず、この場所は先行者の影が無いばかりか、陸地に足跡もほぼありません。
釣りが出来る場所が限られているせいもあってあまり人気が無いようで、実際私も(釣れるはずと信じて)ちょくちょく訪れてはいるものの、チビ数匹しか釣ったことがないのです。
それでもなんとなく「今日の環境なら釣れる」という直感を信じて川の中を歩き、やってきたのはこのエリアで唯一深くなっている場所。
とはいえながれは比較的強く、一見すると定位する場所はないように感じます。
立ち位置を慎重に決め、オモリはBを選択。
残りわずかとなったヒラタをセットして流していきますが・・・やはり流れが強く、反応がありません。
それならばとオモリを3Bに変更して流してみたところ、流れの途中に岩があるのか、何度やっても引っかかってしまいます。
そこで今度はオモリを2Bに変更し、目印の位置をぐっと上へ。
カミにある白泡へと仕掛けを投入し、餌先行の形で竿を斜めに倒しながら、徐々に餌を沈ませていきます。
そして件の岩の辺りで、目印が水面ギリギリにくるよう仕掛けの位置を下げてみると・・・底流れに乗ったのか、明らかに流れる速度が落ちました!
コレだ!!と閃いた瞬間・・・丁度目印が件の岩に差し掛かる辺りで、急に仕掛けが直角になりました。
これは根掛かりではない!と信じてアワセを入れたら、ズゴンッ!!という感触!!
そして流れの中でローリングする感触が手元に伝わってきます!!
ようやく掛けた良型、逃してなるものかと慌てそうになりますが、ヒットした場所は比較的上層の流れが強い場所。
慌てないように竿を立てていくと、水面付近で良型アマゴがグルングルンと暴れまわります。
無理をしないよう流れの弱い手前側へと引き寄せ、竿のしなりを利用して上流側へと誘導し、最後はシモに構えたタモでフィニッシュ!!

大変幅広なこちらのアマゴ、釣った瞬間は26cmくらいあるように見えましたが、メジャーで計測すると25cmジャストでした。
サイズは勿論ですが、何度か足を運んでいたこの場所で良型を仕留められたのは大きな収穫。
「多分デカイのがいるはず」という直感が外れていなかった事に安堵した半面、これまでは釣り方を間違えていたんだという勉強になりました。
この後少し下流側に下って探ってみたものの、反応は無し。
さぁどうするかと思っていたら、上流側から濁った水が流れ始め、一気にカフェオレ色に・・・。
どこかで突発的な雨でもあったのかと訝しんだものの、これはチャンス。
足元の岩場で活きの良いヒラタを1匹採集して針にセットし、先ほどの場所へと戻ります。
そして良型を仕留めた場所よりも下流側に仕掛けが来るよう、丹念に流してみると・・・目印がストップ!
アワセを入れると、ゴンッ!という良い感触!
慌てないよう先ほどと同様にいなしてから、最後はタモでフィニッシュ。

こちらのアマゴのサイズは20.5cm。
幅広の為、サイズ以上に大きく見えました。
終了の時刻となった為、これにて納竿です。
この日の纏め
最終釣果は、25cmまでのアマゴがジャスト10匹。
大変時間はかかりましたが、なんとかツ抜けを達成することが出来ました。
どの場所も渇水がヒドイだけでなく、至る所にカワシオグサが繁茂していて、例え平らな場所でも大変歩き辛い状況です。
さらに、GW真只中という事もあってか、あちこちアングラーの足跡だらけ。
暫くは難しい状況が続きそうな予感です。
とはいえ、1か所を除いてどのエリアでもアタリが出たので、今度こそ本格的にシーズンインしたと考えて良さそうですね!
昨年に比べると明らかに魚影は薄いですが、本流では釣りになりそうなので、ここから良型を求めて頑張っていきたいと思います!
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