こんにちは、揖保川での渓流釣りをこよなく愛するAngler Ogiです。
3月1日に解禁する揖保川での渓流釣りですが、事前に渓流釣りのカンを取り戻すなら管理釣り場!!
という事で、2月21日に美容師のTさんと共に、小柿渓谷放流釣り場へ行ってきました。
途中雪が吹雪いて食いが渋くなる中、考えられる技術を全て駆使して、なんとか18匹のアマゴをゲット!詳しく書いていきます。
この時期の小柿はノーマルタイヤでいけるのか?
2月半ばから急に寒波がやってきた影響もあり、この数日は私の地元・姫路市でも氷点下2度まで冷え込むなど、今年の冬は特に寒くなっています。
事前に三田市周辺の天気予報を3つのサイト(気象庁・ウェザーニューズ・Yahoo天気)で確認するも、どのサイトでも最低気温は軒並み氷点下3℃~氷点下5℃の予報。
挙句、前日の晩仕事から帰宅する際には姫路でも雪が吹雪くなど、どう考えても寒さが厳しい状況です。
昨年5月に車を買い替えた際、古くなったスタッドレスタイヤも一緒に処分した為、今年はノーマルタイヤである私の愛車。
仮に高速道路にチェーン規制がかかるようであれば行くのを取りやめる予定でしたが、当日の朝起きて確認してみると、規制がかかるのは福崎より西側と、舞鶴若狭道の丹波篠山口より北。
姫路方面からであれば三田西で降りる為、幸いチェーン規制はかかっていません!
後は出発時間を予定より30分程遅らせて、出発することにしました。
現地までの道路の様子
Tさんと合流してしばらく下道を走り、播但道に乗ってみると、船津を過ぎたあたりから徐々に雪景色に。
さらに中国道~三田西を降りた後の道路には、しっかりと除雪材が撒かれた跡があります。
そのおかげもあって凍結は一切ありません。
また、小柿渓谷が近づけば少し山道に入る為警戒していましたが、幸いその道はバスが走るような大きな道。
周囲は一面雪景色ですが、道路の上はしっかりと除雪されていたため、なんのトラブルも無く現地に到着することが出来ました!
現地には8時半少し前に到着
8時25分頃に現地に到着。
ゆったり走りましたが、所要時間は家を出てから2時間程度でした。
無料の駐車場に車を停めて、事務所で受け付け。
遊漁費3800円、河川清掃費200円とエサ代(イクラ500円、ミミズ350円)を支払って、川へ降り立ってみると・・・
見事なまでの雪景色!!
そして思ったよりも水量がかなり少ないため、Tさんと共に慎重に入る区画を決めます。
場所を決めたら仕掛けをセッティング。
Tさんは川での釣りが2回目なので、私が二人分の仕掛けを用意しました。
私の仕掛け↓
- ロッド・・・シマノ・天平5.3m(トリプルズーム)
- 天井糸・・・1.2号1.5m
- ライン・・・0.2号通し3.8m+糸目印3つ
- オモリ・・・ジンタン5号メイン~1号を使い分け
- 針・・・ナノヤマメ4号・5号
- エサ・・・生イクラ・ミミズ(キジ)
私の仕掛けは、普段揖保川の渓流釣りで使用しているものとほぼ同じ。
解禁前の予行演習(?)を兼ねています。
Tさんの仕掛け↓
- ロッド・・・のべ竿4.5m
- 天井糸・・・1.2号1.5m
- ライン・・・道糸0.3号+糸目印3つ
- ハリス・・・0.25号25センチ(チチワで連結)
- オモリ・・・ジンタン2号・3号
- 針・・・カッパ極4号
- エサ・・・生イクラメイン(少しだけミミズ)
Tさんの仕掛けは、2年前の釣行でちょくちょく針を呑まれてしまった事を踏まえて、ハリスをチチワで連結する方式を取りました。
この時間帯は風も無く暖かく、これなら釣りやすそうですね~と話していると、8時45分に事務所のオジサンが放流するアマゴを持って登場!
ブログに載せたいと話すと、快くバケツの中を見せてくれました。
ここのスタッフさんは本当に気さくで優しい方が多いですね!
どちらのバケツにも20匹以上のアマゴがひしめいています。
サイズは13㎝~22㎝ほどと結構バラつきがあり、大きいサイズのものは殆ど銀毛(スモルト)可している良い魚体です。
ポイントに魚を流してもらうと、予想していた流れが緩やかな場所へと定位していきます。
オジサンからは「(タナ)50~60辺りを狙ってみて!」とのアドバイスが。
アマゴが流れに慣れて落ち着くのを少し待つ間に釣り方を軽くTさんに説明。
8:55にいよいよスタートです!
開始直後から順調にヒット!
まずは流れの具合を見る為にジンタン2号+イクラ1粒掛けで投入。
流れが強くなっている場所に放り込んでから徐々に沈め、沈み岩の後ろにある流れの緩い深場に差し掛かると・・・いきなり目印がストップ!
いきなりの事に驚きながらアワセると、やはり空振りしてしまいました。
半年のブランクを感じる瞬間です・・・。
それでも、底付近ではなく少し浮いている事が確認できたので、ジンタンを3号へとチェンジ。
先ほどと同じような流し方をしてみると、また目印が止まりました!
アワセを入れるとバッチリフッキング!
弱弱しい引きで上がってきたのは、
かなり小ぶりな14㎝程のアマゴです!
ですが初物はやはり嬉しいものですね。
1匹目が釣れたという事で、どういう感じで釣れたかをTさんに軽く説明。
流れがぶつかって緩やかになっている場所が狙い目のようです。
この後2回ほど素針を引いてしまいましたが、
同じ釣り方で13㎝程のアマゴを追加。
さらに同じ釣り方で、目印がクイっと引き込まれる判りやすいアタリが出て、
ようやく20cmオーバーが登場!やはりこのサイズになるとそれなりに引いてくれます。
この時点でTさんはまだ釣れていないようだったため、スタート時にBだったジンタンを2号へと変更。
その上で、深く沈めすぎず、水面から60㎝くらいの所に目印が来るようにセットし直して釣ってもらうと、見事に1本目をゲット!
やはり管理釣り場ではオモリやタナの調整が必要不可欠ですね。
その後私は一度エサをキジに変えて反応を見てみると、
特にエサ変更の影響もなく、順調にアタリが出ます。
ですが、同じ釣り方ではアタリが長続きしないので、時折沈める深さを変えて見たり、流す筋を変えたりして、
良型をゲット!この個体は底近くから飛び出してきて反転して食ってきたため、目印への反応も大きく出ました。
6本目にヒットしたこの個体は、目印がモゾモゾした後反対方向に動き出したのですが、それでもキジが口のサイドに掛かっていました。
個体によって、食い方はマチマチのようです。
とはいえ、良型が定位している場所が判ると話は早いので、同じラインに来るように上手く仕掛けをコントールし、
7本目も無事にゲット!
しかし、この場所に定位していたのはこれで最後だったようで、この後はしばしアタリが遠のきます。
それならばと目印を一気に上に上げて、先ほどよりもさらに深場へと仕掛けを誘導。
すると、目印がほんの少し止まるような小さなアタリで、
22㎝の良型がヒット!
しかし、この1本を最後にまたアタリがストップ。
一度朝食休憩を取ることにしました。
食い渋り対策でジワジワ数を伸ばす。
朝食を食べつつTさんへと釣り方の説明をすると、Tさんもようやくコツを掴み始めて5匹目をゲット!
とはいえ、この辺りで太陽が隠れて風が吹き始めて、せっかく上がってきていた気温が下がり始めます。
雪もちらつくこんな状況だと魚も底の方でジッとしてしまうため、私は思い切って釣り方を変えることに。
先ほどまでは軽いジンタンで流れに載せて底へと送り込んでいましたが、今度はジンタン2号を2個、ハリスの40㎝ほど上にセット。
イクラなら2粒、キジなら大きめを針に刺してシルエットを大きくし、大岩の裏・流れの緩やかな場所に直接落下させ、オモリをペッタリと底に着けます。
そして待つ。
ひたすら待つ。
待っていると、モゾモゾ・・・と目印が動き始めました!
このタイミングでアワセを入れると、見事フッキング!この釣り方で、
11時半頃にようやくツ抜け(10匹)に到達。
アタリが止まっているTさんにも再度説明に行き、今度はTさんの仕掛けもオモリ2個付けで重たくし、底付近を狙ってもらいます。
デモンストレーションとして仕掛けを投入すると1匹ヒットしたため、同じようにTさんにもやってもらうと、見事一発でヒット!
そしてそのアマゴをクーラーへ移すのを忘れたまま、自分のポイントで1本ヒットさせてしまい、
アマゴの入ったネットでアマゴをキャッチしてしまいました。(苦笑)
しかし、ここで突然雪が強くなり、強風も相まって猛吹雪状態に。
太陽の力でせっかく地面が見えるようになっていたのに、また積もるんじゃないかというレベルです。
これでは釣りにならないので、一度お湯を沸かして昼食をとる事にしました。
昼休憩後もあの手この手。
先日購入したばかりのキャプテンスタッグ社のロールテーブル の上にガスストーブ とボンベを置いてお湯を沸かしてみましたが、カップ麺にお湯を注ぐときもテーブルがしっかり安定していて、実に快適。
テーブルにはボンベ・二人分のカップ麺・コーヒーカップを置いてもまだ余裕があるサイズ感ですが、折りたたむとリュックにスポっと収納できるサイズに変わります。
実に良い買い物をしました。
テーブルについてはこちら↓
13時半頃には一度雪が落ち着いてきたので、再度釣り開始。
釣り方がハマってきたTさんも、ジンタンを2号に戻した仕掛けで狙い通りに良型の22㎝を仕留めるなど、休憩で釣り場を休めた効果が出ています。
私は一度自分のポイントを離れ、対岸の区画を一つずつ覗いてみることに。
大半のエリアには魚影が確認できませんでしたが、1区画だけ4匹のアマゴが泳いでいる場所を発見!
しかし、普通に流すだけではエサに見向きもしてくれません。
そこで、オモリをB+2号という重めにし、底まで沈めた後に目の前で小さく誘いをかけるという手法を使ってみると・・・良型が食いついてきました!
明らかに今日一のサイズでしたが、なんと寄せてくる最中にハリス切れ!!
0.2号では細すぎたようです・・・残念。
それでも、
同じ釣り方で1匹ゲットし、さらにもう1匹・・・と狙ってみましたが、反応してくれたのはここまででした。
再び自分のエリアに戻ってきて、同じ釣り方で14匹目を追加。
一方、Tさんは「見えているのに釣れない」状態で苦戦しています。
そこで、思い切ってジンタンを5号まで軽くして、イクラの重さで仕掛けを沈めていく釣りを提案。
すると、デモンストレーションをしていた僕にヒットしてしまいました。(苦笑)
が、この釣り方は強風の状態ではかなりやりにくいとの事だったので、逆にオモリを重くして底近くでサソイをかけるという釣りを提案。
これで見事にTさんは9匹目のアマゴを追加します。
その横で軽い仕掛けを流していた私にも16匹目がヒット。
一度自分の区画に戻り、今度はオモリを重たくして底付近を攻めて、
17匹目を追加。
もうここまでくると1匹を釣るのにとんでもなく苦労しますね・・・。
この後にも軽い仕掛けを流して18匹目をゲットしたのですが、その後はエサに見向きもしなくなってしまったので、16時に納竿としました。
帰りの道中には雪も無く(当然凍結も無く)快適に変えることが出来ましたが、小柿への釣行は、可能であればチェーンやスタッドレスタイヤがあると安心です。
小柿渓谷で釣果が伸びた理由
私の最終的な釣果は、22cmまでのアマゴが18匹。
管理釣り場はサイズのバラツキがあるため、普段の釣りではリリースするようなサイズが7匹程いますが(小柿は釣った魚のリリース禁止です)、美味しくいただくつもりでキープしています。
今回雪吹雪く小柿渓谷で釣りをしてみましたが、貼るカイロや防寒着&愛用のDAIWA社のパワーウェーダーPW-4206R を着こめば、案外普通に釣りができることが判りました。
また、
今年から導入したフォーセップ がオモリ着脱・針外しに大活躍しました。
そして今回私が激シブの中釣果を伸ばせたのは、偏光サングラス の力による部分が非常に大きいです。
今回の釣りでコロコロとオモリの重さを変えたり、魚の位置を的確につかんで釣ることが出来たのは、偏光サングラス で水中がハッキリと見えていたから。
事実、ロードバイク用のサングラスを使用していたTさんにかけてもらうと、
「正直ここまで違うとは思っていませんでしたね・・・」
と絶句していました。
実際に魚がエサを食う動きは勿論、雪吹雪く中でも水面の乱反射を抑えて目印がハッキリ見えますし、おおよその水深も把握できるので、沈めすぎて根掛かりすることもありません。
管理釣り場といえど、相手は生きた魚。
しかも元々は警戒心が強いとされるアマゴです。
お手軽に釣りができる管理釣り場ではありますが、しっかり釣果を得ようと思うとそれなりの工夫が必要であることを、今回の釣行で実感しました。
そして、装備によって釣りの快適度合いが増すのも間違いないので、小柿へ釣行される際は是非、偏光サングラス を持参されることをオススメします!
さて、揖保川解禁まで一週間を切りました。
今回の小柿釣行である程度カンも戻った事ですし、2022年も支流・本流と様々なポイントで天然アマゴとの知恵比べを楽しみたいと思います!!
解禁前の準備について詳しく解説!↓
2022年、解禁しました!↓
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