禁漁直前!今年最後のアマゴ狙い@2020年十三度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

5月末以来、3カ月ぶりに揖保川支流へ釣行してきました。

揖保川のアマゴの漁期は3月1日~8月31日まで
今回が今年最後のアマゴ釣りですが、中々の釣果に巡り合うことが出来ました!

釣行前の色々

元々は6・7月もアマゴ釣りに行く予定だったのですが、今年は熊の出没報告が非常に多かった上、雨もかなり降ったために行くのを躊躇していました。

さらに、本業が元の状態に戻り忙しかっただけでなく、7月からはコロナ感染者も増え始め、(仕事以外は)また自粛生活に近い状態に。

それでも、8月31日にアマゴの漁期が終わってしまうのと、(姫路の)コロナ患者の減少・クマ出没報告の減少などを受け、今回釣行に踏みきりました。

今回のタックル

釣行を決めた一週間ほど前、揖保川の方にあるフィッシングカンパイを訪れ、

こちらの針を入手。

以前から使用している「ナノヤマメ 」と、前々から使ってみたかった「忍ヤマメ 」です。

元々私がメインで使用している針は「カッパ極 」ですが、今回はこの2種の針を含めたローテーションで使用し、来年以降に使用する「これ!」という針を決める予定です!

針についての考察はこちら↓

この日の使用タックル↓

  • ロッド・・・ダイワ社の清瀬43M (Wズーム)→3.6m延べ竿
  • 天上糸・・・1号ヨリ糸1m(レッド・イエロー)
  • ライン・・・0.2号通し、3.3m~2m(ポイントに応じて)
  • 目印・・・糸タイプ目印(ピンク→黄色→ピンクの3点)
  • オモリ・・・ジンタン4号メイン(2号+3号~5号を使い分け)
  • 針・・・ナノヤマメ5号・カッパ極5号、忍ヤマメ4・5号
  • エサ・・・キジ(採集もの)・ブドウムシ

現地でエサのキジを確保

出発時間が少し遅めだった上、通勤ラッシュにも巻き込まれてしまい、現地の支流に到着したのは日も登った9時15分頃。

予報ではこの時間帯は曇り(気温27度)だったはずが、まさかの完全な快晴!
そして気温は(道中の気温計で)既に32℃を記録・・・。

それでも日陰はそこそこ涼しいので、とりあえず5月末の釣行で大量のキジ(ミミズ)を発見した場所へ。

道中の高井釣具店でブドウムシ(30匹入り)を購入していますが、これだけでは足りないという事で、やや硬くなった腐葉土を掘り起こしてみると・・・やはり結構な数のキジがいます。

あまり詰めすぎるとエサ箱の中で弱ってしまうため、小~中サイズをメインに20匹程確保しておきました。

また、念のため川の中に網を突っ込んでみましたが、当然川虫の類はゼロ。
今回は虫エサのみで狙う事としました。

Angler Ogi
Angler Ogi

川虫の類は夏以降にほぼ全て羽化し、夏の間は成虫で過ごすため、殆ど採取できません。
虫エサは、渇水期ならブドウムシ雨で濁った後はキジが良いと言われています。

第一入渓地点から、序盤は苦戦・・・。

9時30分頃、5月末の釣行と同じ場所から入渓。

前回この場所に来た時は、無数のアマゴが羽虫を捕食しているのが見えましたが・・・今回は渇水期という事もあり、水の流れがかなり弱め。

落ち込み以外は緩やか~に流れていたため、嫌な予感がしつつ、5号ジンタン+ブドウムシを流してみると・・・来るわ来るわ、ハヤの猛ラッシュ

アマゴにエサが届かないのではないかというレベルで、着水とほぼ同時にエサを食ってくるばかりか、3つ付けている糸目印それぞれに、別のハヤがアタックしてくるという始末。

見た感じではアマゴも望めなさそうなので、この場所は諦めて遡行を開始。

この時期のアマゴは流れの速い場所にいる事が多いはずなので、水深が浅いチャラ瀬や落ち込みをメインに狙っていくと・・・途中で明らかなアマゴのアタリが!

しかし、食い込みが浅かった為にフッキング直後にバラシ。
そしてその影響で、仕掛けは手元に届くときにはグチャグチャに・・・。(泣)

その後、今までに実績のあった場所も交えつつ釣っていきますが、今までに比べて水深がかなり浅くなっている影響で、あちこちに根掛かりしてしまいます。

とはいえ、近くまで行けば簡単に外せるので(これが渓流釣りのいいところ)、石を蹴飛ばして外したり、手で引っ張って外します。

しかし時折、外し方を誤って仕掛けが「ビヨ~~ン!」と跳ね戻ってグチャグチャ・・・なんて事も。(苦笑)

さらには、防虫スプレーを振っていてもブヨに1か所刺されたり、メマトイが鬱陶しくたかってきたりと、かなりトラブルが続きました。

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昼前にようやくアマゴの溜まり場発見!

そんなこんなで、時刻は既に10時40分。
アマゴのアタリは計2回、逆にハヤはこの時点ですでに軽く二桁

入渓場所を誤ったか・・・と思いつつ、到着したのはこの場所。

春に訪れた時は水深がある上に流れも速かったのですが、この日はかなり穏やかな様相でした。

木陰になっており非常に涼しかったので、この場所で釣れたらいいなぁと思いつつ、3号ジンタン+ブドウムシを流しますが・・・やはりあちこちからハヤが飛び出してきます。

それでも、流れ込みのすぐ後ろにはアマゴのような魚影も見えたので、諦めずに打ち返すものの、水面~20㎝程の所にエサが流れると、悉くハヤが食いに来ます。

そこで、オモリをジンタン2号に変え、流れ込みに仕掛けを投入。
そのまま底流れに乗るよう、糸を送り込みつつ流し込んでいくと・・・大きな岩の辺りで目印がストップ!

頭上の木を避けるため斜めにアワセを入れると、しっかりとしたアマゴの手ごたえが伝わってきました!

少し下流に移動して引っこ抜き、タモでキャッチしたのは・・・

10:55にヒット。

やや小ぶりではありますが(16㎝ほど)、本命のアマゴをなんとかゲット!
これでシーズンラストをボーズで終えずに済みました・・・!

その後、アタリがあった周辺を同じ釣り方+キジで探り、

11:06にヒット。

同サイズを追加!!
あまりスレていなかったようで、目印を強く弾き込む判りやすいアタリでした。

さらに、

11:14にヒット。

岩の後ろ(底の方)にブドウムシが到達したところ、岩陰から飛び出してきたこの子がヒット!
少しだけ大きな17㎝でした。

この場所はこれでアマゴのアタリが止まったので、再度遡行。

実績のある大きな溜まりを2か所攻めてみましたが、6㎝程のミニアマゴが1匹釣れた他、ひたすらハヤが当たってくるだけでした。

再入渓場所から調子が上向きに

一度車まで戻ってから少し走り、やや上流部へ。

12時前に何度も入渓した実績のある場所から入ろうとしたところ、なんと車が停めてあるではありませんか!

車の持ち主は釣り人ではなく、河川で涼んでおられたキャンパーの方のものだったのですが、邪魔にならないようかなり距離を開けて入渓します。

最初のポイントから3か所はハヤパラダイスで、10㎝程のアマゴも2匹ヒットしましたが、

いつも釣れるこの場所で、写真手前の岩に隠れるようにしつつ、向こう側を流れに乗せて流してみると・・・逆行するように目印が動きました!

これまた元気よく暴れながら登場したのは、

12:53にヒット。

18㎝ほどのアマゴでした!
夏のアマゴは本当によく引くので、釣っていて非常に楽しいですね。

しかしこの場所以外の実績場では、アワセミス(しかも小さいアマゴ)が1回あっただけ。
やはりこの時期は、木がオーバーハングしている涼しい場所にアマゴが固まっている気がします。

そこで、この区画のラストポイント手前まで一気に遡行することに。

この場所は、シーズン初期はチラホラ釣れたものの、それ以降はほぼ釣れなかった場所。
しかしこの日は、水面近くをうろつくハヤの下に、時折アマゴの魚影が見えます。

そこで、ジンタン2号+3号+キジで一気に沈め、底流れに乗せて流すと・・・

13:07にヒット。

この17㎝を筆頭に、20分ほどで3匹のアマゴをゲット!(うち1匹は10㎝程のミニサイズ)

この後は底の方でもハヤのラッシュとなったため、また少し遡行。
ラストポイントとなる大きめの落ち込みまで移動し、そのままの仕掛けを投入。

水深がかなりあるので、流れに乗せて一気に落とし込むと・・・目印がグイイ!!と、強烈に引っ張り込まれました!!

すかさずアワセを入れると、間違いなく今日1番の引き味!!
岩の向こうに回り込まれないようにしつつ、水面に浮かせたアマゴをタモで掬おうとして・・・

頭上の木に竿がクラッシュ。(泣)

冷や汗をかきつつなんとか外し、無事タモで掬ってゲットしたのは・・・

13:38にヒット。引きはサイズの割に強烈だった。

22㎝、やはり今日一番の良型でした!
鰭はピンと張って体高もあり、精悍な顔つきをしています。

この場所はこれで満足し、いざ脱渓しようとしたところ・・・またしても同じ木に竿先がクラッシュ。

幸い仕掛けが手もとにあったので、その仕掛けを持って引っ張っていると、ポキッ!!という嫌な感触が・・・。

なんと竿先が枝に絡まって折れてしまったのです。(泣)
今年この竿先を折ったのは何回目でしょうか・・・。(苦笑)

ともかく、仕掛けはグチャグチャでも回収できたので、一度車まで戻り、ここからは予備の3.6mの竿を使うことにしました。

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後半もやはり木陰でヒット

14時頃、予備の竿に仕掛けをセットして、再入渓。
ここから先はしばらくずっと木陰なので、熊やイノシシに注意しながら進んでいきます。

途中、実績のあった場所を覗いてみるものの、どこも流れが緩やかになってハヤが溜まっており、芳しくありません。

そんな中、

いつも「釣れそうだな」と思いつつ、何故かアタリがないこの場所に到着。

流石に今回ばかりは釣れそうな気配MAXだったので、木に気を付けつつ左側の流れ込みへキャスト。

そのまま中央付近のエグレ辺りに仕掛けが差し掛かったところで、良型のアマゴが2匹飛び出してきました!

大きい方がエサを咥えて突っ込むのが見えたので、すかさずアワセを入れたものの、なんとハリス切れ!!

どうやらここに至るまでの釣りで、ハリスが少しザラついていたようです・・・無念。

再度仕掛けを作り直し、もう1匹の方がヒットしないかなぁと思いつつ、写真右側の水面から飛び出した岩の向こう側を流すと・・・目印が勢いよく消し込みました!!

アワセると、下流に向かって突っ込むアマゴ!引きを楽しみつつ、タモで掬ったのは・・・

14:32にヒット。

またまた良いサイズ、21㎝のアマゴでした!!

2匹いたうちのもう片方は、この子よりもさらに大きかったので、25㎝近くあったかもしれません・・・。

この後はしばらくハヤだけのヒットが続き、実績場でも思うような釣果が出ません。
しかし、

次に訪れたこの大きな流れ込みでは、流れのカケアガリ付近で15㎝程のアマゴがヒット!

さらに、写真左側の辺りに仕掛けを流したときに20㎝程のアマゴがエサを追ってきましたが、こっちに気づいたのか、急激な速度でUターン。

大場所の割に、アタリはこれだけでした。

この次に訪れた場所では特にアタリも無かったので、次のポイントへ。

道中、日向ではあるものの、少し気になったチャラ瀬があったので(水深約15㎝ほど)、何気なく流してみると・・・目印が勢いよく引っ張り込まれるではありませんか!!

すかさずアワセると、今日イチにも負けない強烈な引き!!
しかし掛けた場所がかなり悪く、手前側に細長い流木が引っかかています

ここに巻かれたら終わりだ・・・などと考えると、嫌な事は現実におこるもの
アマゴは急激に向きを変えて下流側に突っ込んできたのです!

そしてそのまま鮮やかに流木に糸を巻かれ、一瞬でラインブレイク
見えていたサイズは23㎝程の良型だったので、実に悔やまれます・・・。

それでもめげずに、

この流れ込みの奥の方を攻めてみると、目印がピタ!と綺麗に止まるアタリが!
障害物がほぼ無いこの場所ではしっかりと引き味を楽しみつつ、

15:22にヒット。

胴回りのしっかりとした、20㎝のアマゴをゲット!!

この後、また同じ場所で13㎝程のアマゴがヒットしたものの、それ以降のアタリはハヤばかり。

この流れ込みの上の大場所では特にアタリも無く、時刻は早くも15時半。

とりあえず過去にアタリが出た場所を虱潰しに潰していたところ、落ち込みの上にある流れが速い場所で、強烈なアタリが!!

が、一瞬良型がギラっと光ったと思ったら、水中の枝に巻かれてまたしてもラインブレイクをおこしてしまいました・・・。

これで終了しようかとも思ったのですが、この日訪れる予定だったポイントは、残すところあと2か所。

急いで針を結び直して挑んだ次のポイントは空振り。

短くなってしまった仕掛けで最後に訪れたのは、こちらの場所。

流れの雰囲気が随分変わっていますが、この場所は4月28日に自己記録サイズ(27・5㎝)を釣り上げた、思い出の場所です。

その時は、

4月28日の同場所。

水量こそほぼ変わらないものの、流れがもっと強かった印象です。

この場所を最後のポイントに決め、最後に残っていた太目のキジを流してみたところ・・・

15:47にヒット。

まさかの14㎝のチビアマゴがヒット!
まさかエサの倍程度のサイズが食ってくるとは思いませんでした・・・。(苦笑)

最後にアマゴの顔が見れたので、15:50に納竿としました。

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2020年アマゴ釣り総括

この日の最終釣果は、22㎝までのアマゴが17匹
針を呑んでしまった16㎝もキープしたため、キープは全部で10匹という釣果に。

帰りの気温計は34℃を示す猛暑でフラフラになりましたが、2020年最後のアマゴ釣りとして、満足のいく釣果となったのです。

今回はキジとブドウムシという虫エサのみで挑みましたが、どちらのエサも満遍なくアタりました。

また、3種の針をローテーションで使い分けてみましたが、今回は「飛びぬけてこの針が良かった!」といえる針は無かったように思います。

強いて言えば、使い慣れているカッパ極 はエサも刺しやすかったですし、よく口にフッキングしていたのが印象に残りました。

今回導入した忍ヤマメ は、アワセのタイミングが少し遅れてしまってもきちんとフッキングしていたので(当然針はよく呑まれた)、その辺りはこの針のフッキング率の高さを示している・・・のかも?

ナノヤマメ は可もなく不可もなく、といった感じだったので、来年はカッパ極と忍ヤマメに加えて、イクラの時期はナノアマゴをメインに使用するかもしれません。

カリカリの尻尾が最高に美味い。

帰宅後、早速アマゴをガーリックバターソテーに。

こちらは息子の大好物で、嫁さんと共に大喜びで食べてくれました。
10匹あっても、たった1食で完食してしまうアマゴの美味さ、恐るべし。

さて、十三度釣行した2020年のアマゴ釣りも、これで〆となりま

昨年は丸ボーズを食らったり、20㎝オーバーは全く釣れなかったりと、渓流釣りの難しさを痛感した1年でしたが、今年は一度も丸ボーズは無し。

三方川方面を中心に数多くの支流を釣り歩いたことで、それなりの情報を得る事も出来ましたし、3月26日に発見したポイントでは、この日に至るまで多くのアマゴに出会えました

来年の目標や、今年得た情報でまだご紹介していない分は、来年の解禁日までに一度纏めて記事にしようと考えていますので、アップした際は是非ご一読くださいね!!

来年も良型アマゴ達に出会えますように・・・!!!(^^)

4月末、自己記録更新↓

この日と同じ場所を攻めています↓

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