天川村でアマゴ釣り!真夏でもビックリするほどの魚影の濃さ。

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こんにちは、渓流釣り大好きAngler Ogiです。

普段私は兵庫県の揖保川をホームグラウンドに渓流釣りを楽しんでいますが、今回は家族で嫁さんの実家に帰省したついでに、奈良県吉野郡にある天川村(てんかわむら)へと釣行。

昼前から酷い雷雨に遭遇し想定外の短時間の釣行となりましたが、見事良型を含む26匹のアマゴをゲット!

関西随一との呼び声高いアマゴの聖地・天川村での釣行の様子、どこよりも詳しく書いていきます。

天川の遊漁券(日券)や当日のエサはどこで買う?

事前にネットで天川釣行の様子をサーチしてみたのですが、揖保川ほどブロガーさんがおられないようで、ほんの少ししか情報を得ることが出来ませんでした。

しかも得られた情報は釣果に関する物のみ・・・。

特に遊漁券に関しては当然天川漁協さんで購入するのが一番早いのですが、いかんせん釣行予定時刻は朝の6時頃。

この時刻はほぼ確実に漁協さんは営業時間外ですし、天川漁協のHPにも営業時間などの詳しい事は一切かかれていません。

そこで、どこで購入すべきか直接漁協へ電話して問い合わせてみると、

「川合(かわあい)の交差点付近から見えるお豆腐屋さんで購入してください」

との事。

という事で釣行日である8月5日、朝6時前に川合交差点付近へ。

天川村唯一という信号機がある交差点から東向きへ曲がると、100mほど先にありました!
その名も福西豆腐店さんです。

日差し避けが青くてよく目立つので、交差点を曲がるとすぐに判ります。
軒先には、

このように釣り餌についての表記や、遊漁券取り扱いについての記述が。
近隣に早朝から開いている釣具屋が無いので、これはありがたい!!

朝の営業前、仕込みが大変そうな店主さんには申し訳ないと思いつつ、軒先にあった指示通り玄関チャイムを鳴らして、無事に日券とミミズ(キジ)を購入。
合計3950円です。

こちらが天川村の日券。

これでアマゴの聖地への入場券(笑)を手に入れたので、意気揚々とポイントへ向かう事にしました。

天川周辺にはコンビニがありません!ご注意を。

ちなみに当日は309号線を通り下市町方面から天川へとやってきたのですが、道中どこかにコンビニがあるだろうと思っていたら、なんと1軒もありませんでした

飲み物こそ大量に持参していたものの、朝ごはん・昼ご飯は用意できず・・・。
結局私はご飯抜きで釣りをすることになったため、釣行される際はご注意くださいね!

天川村にも熊は出没。

普通に張り紙を発見した。

熊が怖い私・Ogiは事前に熊の情報を調べていたのですが、天川周辺では過去に何度かクマが出没しているようです。

今回私は揖保川での釣行時と同じように熊鈴 を装備し、ホイッスル も持参。

熊への対策は万全にしておきましょう!

熊鈴は消音できるタイプが便利。
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天川のアマゴ釣りではニジマスに注意

事前に天川漁協管轄のエリアをネットで調べ(結構広い)、その中でも釣りがしやすそうなエリアを幾つかピックアップ。

釣行時期が8月でアユの最盛期という事もあり、今回は本流域は避けて私好みの支流である洞川(どろがわ)周辺に入ることにしました。

ちなみに洞川周辺には天然記念物とされている自然繁殖のニジマス個体群がいて保護されており、一部区間が釣り禁止となっている為、注意が必要です。

Angler Ogi
Angler Ogi

洞川温泉街周辺は釣り禁止となっています。
近くまで行けば「禁漁区」の文字があるので、見落とさないようにしましょう!

念のため色々と調べてみたところ、この禁漁区で釣りをすることが禁止なだけでなく、ニジマスそのものが保護対象となっている為、釣れた場合は必ずリリースするように気を付けたいところです。

開始直後は揖保川との違いに苦戦

日券購入後、予定していた洞川方面へと車を走らせてみたところ、早朝にも関わらず目を付けていた場所には既に先行者の車が!

さらにその先の第二・第三候補の場所にもそれぞれ車が停まっており、ポイントの人気ぶりがうかがえます。

揖保川の支流や引原川はそこら中に駐車できるスペースがありますが、天川周辺は巨大な観光地という事もあり、中々思うように車を停めることが出来ません。

一通りうろうろして、なんとか当初の予定に無かったスペースを見つけて駐車。
そこから川へ降りる道を探し、草やコケまみれの斜面を注意しながら降りて、ようやく入渓できました。

このところ雨が全く降っていなかったものの、前日の夜に纏まった雨がドバっと降った影響で、水位は低めなのに川はやや濁っています。

これなら先ほど購入したキジが効果を発揮するだろうと思いつつ、支度を開始!

今回の仕掛け↓

  • ロッド・・・シマノ・天平(3Way)4.5~5.3m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.9m
  • ライン・・・0.3号(or0.25号)通し、3.3m
  • 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
  • オモリ・・・ジンタンB~4号(3号メイン)
  • 針・・・忍ヤマメ6号
  • エサ・・・キジ・ブドウムシ

河川が変わっても、仕掛けは普段揖保川水系で使用している物とほぼ同じです。

その他、必需品である偏光サングラス や、手指を保護するフィッシンググローブ も着用。

愛用しているゼクーの偏光グラス↓

タモは河川の幅や環境が(来てみないと)判らない為、枠サイズが25㎝であるダイワ社のランディングネット を持参しました。

入渓場所は水位が低かったのでジンタンの3号&キジをセットし、早速流れ込みへ第一投・・・しますが、反応はありません。

さらに、落ち込みの下、流れのヨレ、瀬、瀬尻の緩み等を狙ってキャストを続けますが、全くアタリ無しが続きます。

これは入渓場所を間違えたか、はたまた釣り方が違うのか、釣り荒れているのか・・・。

色々と考えた後、他の人が釣り残しそうな小場所のヨレに仕掛けを放り込むと、小さなアタリが!
アワセを入れるとバッチリフッキング、そのまま引き抜いたのは、

6:47にヒット。

17㎝ほど、待望の天川一発目のアマゴです!

普段はリリースするサイズですが、盆休みに家族で食べる為10匹程持ち帰らないといけないので、今回はキープすることに。

この後、「いかにも」という場所は全くアタリが無く、小場所で二度ほどエサを盗られるといった事はありましたが、中々釣れません。

探り方を変えるべきか、別の支流に入り直すべきか考えていたら、いかにも「脱渓しやすそうな場所」を発見。

草が踏み倒された後も見受けられたので、前日にここまで釣り上がってきた方がいたのかもしれません。

念のためもうしばらく釣り上がってみることにしました。
これが吉と出ます。

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霧と湿度でペースが掴めない

釣り人の脱渓場所と思しき場所を過ぎると、平坦だったポイントから、流れがあちこちに分岐したような場所へ到達。

これだけ小場所が沢山あれば釣れるはず!と、ジンタンを4号に変えて水面付近を流してみると・・・すぐにヒット!

7:32にヒット。

先ほどより一回り大きい18㎝ほどのアマゴです。
そしてこのポイントの真横で目印が吹っ飛んだと思ったら、

このサイズのニジマスは初めて釣った。

元気いっぱい、12cmほどのチビニジマスが登場!

ヒレもピンピンで綺麗な個体だったので、本当に自然繁殖している事に驚きつつリリースします。

しかしこの辺りから、濃くなり始めた霧のせいで、(気温こそ高くないものの)湿度で汗が止まりません・・・。

しかもアタリが散発的なので、たまに来るアマゴの反応を何度か取り逃してしまいますが、8時過ぎに落ち込みの下で、

8:07にヒット。

ようやく15㎝程のリリースサイズを追加。

写真越しでも霧でモヤがかかっている。

このような好ポイントはどんどん現れますが、どちらかというと溶存酸素量が多いであろう流れが強い所でよく反応します。

アワセミスで仕掛けがグチャグチャになったこともあり、ここからは0.3号だった道糸を0.25号に落としてみることにしました。

突如爆釣モード突入!

ここまで2時間ほど釣って、まだアマゴが3匹にニジマスが1匹。

このままでは家族の夕飯が・・・!等と心配しつつ、直後に落ち込みでリリースサイズを1匹追加した後、こちらのポイントに到着。

結構濁っている。

割と広い場所で、見た目以上に底流れが強め。
まずは手前右側の草が垂れている辺りに仕掛けを流すと、岩の下からアマゴがアタックするのが見えました!

8:22にヒット。

18㎝ほどの、状態の良い天然アマゴです。

そしてこのポイント、奥にある沈み岩付近を攻めてみると・・・リリースサイズを含め、怒涛の4連発

こちらもヒレピン。
こちらともう1匹、16㎝程のアマゴはリリースした。

先ほどまでは苦戦していましたが、突如同じポイントで連発したことに驚きを隠せません。

揖保川の支流や引原本流では1か所1匹が基本なので、これだけでも「実は魚影が濃かったんだ」と思い知りました。

というか、揖保川と環境が違いすぎるぞ天川・・・!!

黄色い丸の所に沈み岩があるのですが、その左横の赤丸の辺り(底付近)で4連発。
右側の赤丸の所で2アタリ1ゲットでした。

これでペースを掴んだのか、この場所の隣の小場所でも同サイズを2匹を追加。

さらに驚いたのが、その小場所を通過しようと川の中を歩くと、足元から同サイズのアマゴが5~6匹飛び出してくるではありませんか!

さらに、上写真で写っている大岩の右横を通過しようとしたら、岩の下から30㎝近い魚(おそらくマスかイワナ)も飛び出してきました。

仕掛けを投入しなかったことが悔やまれます・・・!

次に訪れたのはこちらのポイント。

左の流れ込みはいかにもハヤしかいなさそうな雰囲気ですが、メインの落ち込みは深く抉れていてカケアガリもあり、抜群の環境!

まずは手前のカケアガリに来るよう、2号のジンタンを使用して1匹ゲット。

16㎝程のリリースサイズ。

次に、右側の大岩の下辺りにできた反流点に流し込み、

14cm程、こちらもリリース。

同じようなリリースサイズを2匹追加。

さらにさらに、ジンタンを3号に変えて流れ込みの左側へと仕掛けを誘導すると、目印を強く引き込む良いアタリが!

8:57にヒット。これで15匹目。

ようやくジャスト20㎝のアマゴが登場!この子はよく引きました。

さらに同じ場所で、

16㎝程のリリースサイズも追加。

重さの違うジンタンと流れ込みを利用して上写真の3カ所に仕掛けを誘導することで、見事5匹のアマゴをゲットすることが出来ました。

ちなみにこの写真を撮影した後、右奥に移動する際にも足元から15㎝程のアマゴが数匹飛び出してくるほどの魚影の濃さ。

徐々に天川のポテンシャルを思い知り始めます。

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1か所に集まっているアマゴたち

次にやってきた場所はこちらの場所。

流れが非常に緩やかですが、よくよく見ると・・・

赤丸の場所に魚影が確認でき、黄色丸の辺りから時折良型の魚も顔を見せてくれます。

ハヤも多いですが、アマゴとマスらしき魚影も見受けられるので、驚かさないようにキジを投げ入れると・・・

すぐに15㎝程のリリースサイズが飛びついてきました。

まだまだ魚影が確認できるので、やや奥の方にキャストすると、岩の下辺りから良型の魚影が飛びついてきました!

アワセを入れると強烈な引き!グングン頭を振っている感触が手元に伝わってきます!

反転した魚影は明らかにアマゴではなく、下流側へと突っ込んできますが、なんとかいなして無事にネットイン!・・・した直後、0.25号のラインがプチっと切れました。(苦笑)

見事な天然ニジマス。9:09にヒット。

26㎝ほど、立派なサイズの天然ニジマスです。
素晴らしい引き味でした。

実に美味しそうですが(笑)、先述した通り天川周辺のニジマスは保護対象の為、泣く泣くリリース。

このサイズのマスやアマゴがいるという事で、仕掛けを再度0.3号へと戻して再開したのですが、この後はハヤが食ってくるだけ。

早々に見切り、この奥へと進むと・・・

流れが殆ど無い、非常に深い淵へと繋がっていました。

この場所はかなり広く、水面から底付近まで、結構な数のアマゴが泳いているのが見えます。
ハヤも結構混じっていますが・・・。

ジンタンを2号に変更して、なんとかハヤにエサを盗られないよう対岸へ向けてキャスト→ゆっくり沈めてみると、見えていたアマゴが飛びついてきました!

頭上の木に気を配りつつ、引きを堪能してネットイン。

9:25にヒット。

非常に美しい18㎝程のアマゴです。
今回のアマゴで、この子だけがブドウムシにヒットしました。

さらにキジで同じ釣り方をしていると、中層付近で良型のアマゴがエサを咥えるのが見えました!
しっかり食い込ませた後にアワセると、中々の重量感!

他のアマゴに警戒心を与えないよう一気に下流側へ引き寄せ、そのままネットへ。

9:27にヒット。

こちらのアマゴは22㎝、今のところ一番の良型です。

さらにリリースサイズの16㎝程のアマゴが釣れた後、底付近まで到達した時に目印が真横へ!!

9:37にヒット。遂に20匹目!

残念ながら針をガッツリ呑んでいたせいか色がくすんでしまっていますが、こちらのアマゴも20㎝ありました。

この日はこのようにちょくちょく針を呑まれていたのですが、フォーセップ プライヤーが大活躍。
やはり渓流釣りには必携ですね。

最近はこれが無いと釣りにならない。

この後さらに18㎝ほどの美形アマゴを釣りましたが、写真撮影中にオートリリース・・・。(苦笑)

これで反応が無くなったため、大岩に登ってこの先の縁を覗いてみると・・・なんとあちこちにアマゴが群れています!

しかも25㎝以上あるような個体も見えており、これは・・・と思ったのですが、良型達は何をやっても全くエサを食ってくれません。

下流側で釣ったからなのか、はたまたこの子たちは警戒心が高いのか、エサが違うのか・・・。

結局この場所では水面近くで食ってきた、

この17㎝程の綺麗な個体だけに終わりました。

底の方にもデカイ魚(25㎝くらい)がいるな~と思っていたのですが、それはアマゴではなくアユ
どうやらこの辺り一帯には、アマゴとアユが混生しているようです。

次に来た時は絶対にデカイアマゴを釣ってやるぞと思いつつ、次の場所へと向かいます。

良型アマゴも登場!口元には・・・

眼前に現れたのは、流れが強い落ち込み。
大岩により大きくカーブを描き、流れが細く強くなりつつ、先ほどの淵へと流れ込んでいます。

白泡が立っている所に仕掛けを投入し、エグレている所に流し込むようにしてみると・・・急に目印がピタっと静止。

丁度カケアガリの所に岩があったので、引っかかったのかアタリなのか判らず聞き合わせをしてみると、急に仕掛けが流れに向かってぶっ飛びました!

とっさに逆方向へ鋭くアワセを入れると・・・デカイ!25㎝くらいありそうな魚影が反転します!

流心へと突っ込む元気なアマゴに、竿を倒して対抗。
するとアマゴは方向を変えて、水面に向かって大ジャンプ!!

その隙に一気に竿を引くと、着水したアマゴは一気にこちらに突っ込んできました。
そのタイミングを見逃さずに竿を起こし、ネットへ誘導して無事ゲット!

10:11にヒット。口のサイドに針が見える。

サイズは24㎝。
残念ながら25㎝アップではありませんでしたが、状態も非常に良いカッコイイアマゴです。

が、口元をよくよく見てみると・・・なんと折れた針が口に刺さっているではありませんか!

私の針は上顎にガッチリ掛かっていたので、これは数日以内に誰かがバラしたアマゴなのかもしれません。

この場を後にし、目の前には今までで一番巨大な淵が視界に入りますが、その淵から流れ込んでくる場所も中々雰囲気が良さそうです。

近づいていくと、あちこちに魚影が見えるのですが・・・その正体は、なんと全部アユ。
一応あちこち仕掛けを流してみますが、全くアマゴの反応がありません。

それもそのはず、仕掛けを上げて観察していると、あちこちで良型のアユが小競り合いをやっているのです。

これでは釣れないと判断し、この日一番巨大な淵へ。

周囲は、左サイドが気に覆われた急斜面、右サイドが断崖絶壁でこの先には進めそうにないので、このエリアのラストポイントとなります。

足元でも水深は2m近くあり、奥に目をやると底が見えないレベルの深さ。

しかも滝のようになっている落ち込みまでの距離は20m近くあるため、とても仕掛けが届く感じではありません。

ここでもあちこちにアユ(しかも全部デカイ)が見えており非常に気になりますが、一先ず手前の方のヨレに仕掛けを投入すると、一発で目印が引き込まれます!

10:32にヒット。

サイズこそ15㎝程で小さかったのですが、水量のせいか非常によく引いてくれました。

次にジンタンをB号に変え、底付近にある大岩の辺りに仕掛けを流してみると、目印がグン!っと引き込まれ、良い引き味で18㎝ほどのアマゴをゲット。

しかしこちらのアマゴ、目に見えてお腹が大きいメスだったので、ダメージを受けないうちに素早く針を外してリリースです。

さらに、同じような場所へと仕掛けを流すために投入すると、岩の奥から良型が飛び出してきて中層でパク!っとキジを咥えました!

その場でガツッガツっと食い込み、キジが見えなくなった瞬間にアワセると、見事フッキング!

流れも緩やかなので、しっかりと竿でためつつ引き味を堪能し、無事にネットイン!

10:38にヒット。

体高があったので大きく見えたのですが、こちらのアマゴは22.5㎝でした。

さぁポイントも広いしまだまだ釣るぞ!と思った矢先、突如頭上で

ゴロゴロゴロ!!!

と轟く轟音が。

釣りに夢中で気づかなかったのですが、頭上にはどんよりした雲が広がっています。

これ、マズイんじゃね?と思ったら、またしても頭上(しかも結構近い)で轟音が。

なんだかとても嫌な予感がしたので手早く納竿し、脱渓する場所を見回したものの・・・道に出れそうな場所が見当たりません。

そもそも釣っていた場所は結構な谷だったので、安全確保のためにもここで迷っている暇はありません。

仕方なく、今まで歩いてきた道を一気に引き返すことにしました。

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突然の悪天候と、増える水量

川を出来る限り急いで降りながら脱渓する場所を考えましたが、どう考えても序盤に見かけた「脱渓しやすそうな場所」以外ありません。

上空では雷の音が段々大きくなってきているので、出来る限り開けた場所は歩かないようにしつつ、なんとか脱渓場所へと到達。

片付けもそこそこに、素早く車に乗り込んでエンジンを掛けた瞬間、雨が降り始め、

30秒後に前が見えないレベル土砂降りに。(゜∀゜;)

これはいかんと川沿いの道を安全運転で降りていき、一度雨がマシな木陰で車を停めて川を覗いてみると・・・僅か10分ほどで、明らかに水位が増しています!!

これではこの支流で釣りをするのは超危険なので、雨が止むことを期待して、川合方面へと向かいました。

しかし雨は止む気配が無いので、そこからさらにみたらい渓谷白倉谷方面へと車を走らせてみましたが、どこもかしこも観光客の車だらけ。

車が停められそうなスペースには軒並み「駐車禁止」の札が建てられており、駐車できるのは有料(500円~1000円)の駐車スペースのみとなっています。

これでは仮に雨が止んだとしても釣りにならないので、今度は九尾(つづらお)ダム方面へ。

しかしこちらも状況は一緒で、観光客とアユ師の車があちこちに停まっており、有料駐車場ですら一部満車になっている始末。

そして、

悪天候ぶりが判る1枚。

丁度キャッチ&リリース区間に入ってしまったようで、そこかしこにこの看板が設置されていました。
この区画はルアーやフライ専用区で、エサ師は入れないようです。

雨はやや小ぶりになったものの一向に止む気配が無いので、仕方なく再度先ほどのポイント付近まで車を走らせてみますが、雨はむしろ強くなっていきます。

そして先ほどよりさらに水位が上昇しているのが確認でき、雨雲レーダーも真っ赤っか

残念ながら今回はここで強制納竿となりました・・・残念無念!!

天川釣行の纏め

この日の最終釣果は、24㎝までのアマゴが26匹と、ニジマスが2匹。(勿論リリース)

8時20分頃までは2時間ほどで僅か3匹でしたが、8時20分頃~10時半過ぎまでの間に23匹と、突如天川のポテンシャルを思い知ることになりました。

特に一か所に固まっている場所を発見できれば効率よくポンポン釣れるので、文字通り入れ食いに近い状態を堪能できます。

事前に天川漁協HPで確認した釣果情報では、6月以降では20匹に満たない釣果ばかりだったので、正直ここまで期待していませんでした。

ですがもし仮に丸一日釣っていたならば、軽く50匹はいけたんじゃないかと思わせてくれるレベルの魚影の濃さです・・・天川、恐るべし。

今回は残念ながら志半ばで納竿となってしまったものの、キープ出来たアマゴは11匹。
無事に家族の夕飯分をゲット出来て一安心です。

5歳の息子が1人で3匹半食べてしまい、ちょっと足りませんでしたが・・・。

渇水期に当たる8月でこのレベルなのですから、解禁日や追加放流日がある3月半ば~5月末に来ていたならば、伝説の100匹越えも達成できるかもしれません・・・!!

今年は都合的に今回釣行のみとなりそうですが、嫁さんの実家からも結構近いことが判ったので(自宅から揖保川よりも近い)、来年必ず!また来ようと思います。

ありがとう、天川村!!(^^)

この時期のアマゴには寄生虫が付いているかも?(8月7日追記)

8月5日の晩にアマゴを捌き、6日の晩に夕食としてアマゴの塩焼きとムニエルを家族で食したのですが、捌いた際に大量の寄生虫が見つかったので、追記しておこうと思います。

アマゴの腸・エラを処理するために腹を開いてみると、浮袋周辺寄生虫の巣と呼んでも差し支えないレベルの物を発見。

浮袋を取り出して確認してみると、1cm~3㎝程の透明な線虫が浮袋に大量に(軽く100を超える数)まとわりついていた他、塊のようになって出てきました。

包丁で触れてみとゆっくりと動いており、その姿はまるでサバなどにつくアニサキスのよう。
正直言って非常に気持ち悪かったので、画像は自粛します・・・。

ネットで調べてみると、正体はマスウキブクロセンチュウという線虫の仲間。

いや、

そのまんまやないかい!!(゜Д゜;)

どうやらこの寄生虫、サケ科の仲間の浮袋に寄生する線虫の一種のようで、高水温となる7月~9月(特に8月)に釣ったアマゴやヤマメ、イワナから出てくることが多いようです。

人間の体内に入っても無害のようですが、ハッキリ言って超気持ち悪いので、この時期のアマゴは釣ってきたらすぐに腸を処理して、しっかりと加熱処理をして食しましょう。

ちなみに持ち帰った11匹のうち、良型のアマゴ(20㎝オーバー)にはもれなく寄生していて、18㎝クラスにも寄生を確認しているので、アマゴのサイズは関係ないと思われます。

そして肝心のアマゴの味ですが、ムニエルは非常に美味しかったものの、塩焼きにすると旨味は十分ありましたが皮目にやや臭みを感じました。

アマゴの香りに敏感な私と息子だけですが・・・。

揖保川のアマゴよりも釣った時にヌメリが強いような気がしていたのですが、このヌメリと臭み、寄生虫の関係性は残念ながら不明です。

河川の違いがアマゴの味の違いとして現れたのかもしれませんし、この辺りは近々また揖保川や引原川に行って、釣ってきたアマゴを食し、その違いをレポートしてみたいと思います!

普段は兵庫の揖保川・引原川で釣ってます↓

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