こんにちは、Angler Ogiです。
8月7日、釣り場ですれ違った事をきっかけにご連絡をくださったYさんと共に、渇水の引原本流&三方川支流へと釣行。
想定以上の渇水で苦戦したものの、なんとか良型アマゴの顔を見ることが出来たので、さっと書いていきます。
渓流釣り師・Yさんとの初釣行!
今年の6月5日の釣行時、朝5時過ぎという早朝にエサ採り場を訪れたにもかかわらず、既に先客がおられたために別の場所へ移動することにした私・Ogi。
この時は純粋に「とんでもない早朝から来られていたはず、素晴らしいガッツだなぁ」と感じていたのですが、その先客であった・Yさんからご連絡を頂き、一度ご一緒しましょう!という流れになりました。
過去にルアー師の生徒さんと釣行した事はあったものの、エサ釣り師の方と渓流へ釣行するのは初めてなので、色々と事前に打ち合わせた上で道の駅播磨いちのみやで合流。
挨拶を交わした後に早速釣り場について相談し、まずは引原川本流の水深がある実績ポイントへ行ってみることにしました。
道中、小国釣具店さんでキジとブドウムシ・目印を購入してから、さらに車を走らせてポイントに到着。
美味しいアメを一粒頂き(ありがとうございます!)、手早く支度をしてから入渓します。
この日のタックル①↓
- ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.3号通し、4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2号~2B、時に2個付け
- 針・・・忍ヤマメ6号
- エサ・・・キジ・ブドウムシ
釣り場に降りてみると、結構なレベルの渇水状態(-20cm程度)。
前回の増水時は歩き辛かった場所が、ただのチャラ瀬になっています。
これは厳しいかもしれませんね~と雑談しつつ、私は瀬のエグレを、Yさんは岩の前のヨレを打っていきます。
すると、前回良型がヒットした場所でアタリが出たのですが、残念ながら10cm程度のチビアマゴでした。
一方Yさんのポイントでは、小型が餌を引っ張るようなアタリがあるとの事。
お互いの場所を入れ替えて探ってみたものの、それぞれカワムツが釣れただけでした。
仕方なく少し上流側へと移動。
私の長竿でなければ届かない場所を打ったところ、一度だけ良い反応が出たものの、これは素針。
そしてこの周辺のアタリはこれっきり・・・やはり渇水期はスレるのも早いようです。
この場所の少し上流にある深瀬も、お互いの立ち位置を入れ替えたり、流す角度を変えながらやってみますが、何故か反応がありません。
そこで、立ち位置をぐっと上流側へと移動し、普段とは全く違うラインを流してみることにしました。
沈み岩の間のヨレで一度仕掛けを馴染ませ、そこから手前の流れへと引き込み、流心脇の流れに乗せてから反転流~カケアガリへと流していくと・・・ようやく目印に反応が!
アワセを入れると小気味いい引き味で、
17cm程のアマゴが登場!
サイズは大きくないですが、こういった状況で釣れてくれると励みになります。
その後、この上にある大きな淵もやってみたのですが、水位が低すぎるせいで流れが淀んでおり、残念ながら無反応。
本流は厳しそうという事で、思い切って三方方面の支流へと移動することにしました。
支流も渇水!でも良型が居た。
前日にゲリラ豪雨が1時間程度あったはずの地域なので、ある程度水位が上がっているのではないか・・・と期待してきてみた支流は、ペッタペタの渇水。(苦笑)
濁りもなく水質はクリアそのもので、正直ガッカリしたものの、水量が多い場所を攻めれば釣れるはず!と、実績のある場所から入渓します。
この日のタックル②↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1m
- ライン・・・0.4号通し3.5m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号~2B号(2個付けも)
- 針・・・忍ヤマメ5・6号
- エサ・・・キジ・ブドウムシ
本流ではパワーのある弧渓 ZM に細目の0.3号で渇水対策としていましたが、この時期の支流は時折良型が出るので、念のため0.4号にしておきました。
Yさんはこの区画に入るのが初めてという事で、降りる場所と狙い目となる場所をお伝えし、少しだけ下流側へと降ってから釣り始めます。
が、最初のポイントでチビアマゴのアタリがあっただけで、そこからは反応がありません。
やはり水位が低く(-20cmくらい)、流れが緩くなっているためにハヤばかりなのです。
これはやはり水深がある場所しか期待できないかもしれませんね、と話しつつ、遡行速度をアップして淵へと到達。
が、この淵も水深が浅くなっており、普段とは狙う場所が変わりそうな印象です。
そこで、個人的に一番期待できるラインをYさんにお譲りし、しばし様子を見ていたのですが・・・なんとまさかの反応無し!
良い流し方なのにナゼだ!?と思いながら私も流してみますが、ウンともスンとも言わないのです。
そもそも魚がいないか、定位している場所が違うか・・・と考ていたところ、ふと普段はほぼ流さない場所に目が留まりました。
大岩の出っ張りに流れ込みが直接ぶつかる一畳分くらいのスペースで、いつもなら激流すぎる為に真っ白になっている場所です。
ですが今回は渇水という事もあり、激流である事に変わりはないものの、辛うじて奥の方が緩やかになっているように見えました。
物は試し!と、ガン玉を2B+1号の2個付けにして25cm程度上に打ち、ブドウムシをセット。
流れ込みのド芯へと投入して、そのまま岩の下へと仕掛けを誘導します。
見た目のわりにス~っと仕掛けが馴染み、あっという間に岩の下にエサが流れ込んだところで、急に目印がピタっと静止しました。
岩に引っかかったかな?と思ったら、反転流に乗って一瞬仕掛けが戻ってきたのですが、そこでまた動かなくなったのです!
これはアタリだ!と確信を持って岩からはがすように斜め向きにアワセを入れると、ゴウンッ!という鈍い感触!間違いありません、良型のアマゴです!
が、掛けた位置があまりよくなく、ヒットしたアマゴはグイグイ引き込んで岩の奥へと入ろうとします!
なんとか体勢を立て直そうとしますが、生憎アマゴが引き込んだ反対方向は強い流れ込みと岩が!
仕方なく竿を岩の方向に倒したものの、明らかにラインが擦れている感触が手元に伝わってきます!
これは少々マズイ!と、少し下流側で釣っていたYさんに「すみません、ちょっと降ります!」声を掛けたとところ、素早く場所を空けてくださいました!
ここで立ち位置を下流側へと移動しながら、一度ラインを緩めてみたところ、アマゴが岩から離れて流れの方へ!
今使用しているラインは0.4号なので、ここぞとばかりに強引に竿を傾けてから下流側へと誘導すると、流れの緩い場所でようやくアマゴが浮上!
そのままもう一段下へと降りて、水面を滑らせて素早くネットイン!
Yさんから「おめでとうございます!」という祝福を頂きながら獲物を確認すると、
サイズは25.2cm!
支流で釣ったとは思えない、中々の太さをもった良型の雄アマゴでした!
正直ここまでの釣行が厳しいものだったので、危うくボツになるところでしたが(苦笑)、なんとか良型を仕留めることが出来て一安心です。
いるにはいるが・・・!
この後遡行を再開し、良いポイントを見つけてはそれぞれが仕掛けを流してみる、という形でやってみたものの、時折チビアマゴが釣れてくるだけ。
流れの緩い場所はハヤの猛攻を受け、多少流れのある場所ではカワムツがヒットするというイマイチな状況の中、個人的に期待できる場所へと到着しました。
先にYさんに流してもらいますが、このポイント初挑戦のYさんの仕掛けには反応がありません。
そこで、底の形状と流れのイメージ、狙うべきポイントをお伝えした上で、
「ココはこう流すと釣れます!・・・多分。笑」
と言いながら仕掛けを流すと・・・その通りに17cm程のアマゴがヒットしてくれました!
内心釣れなかったらカッコ悪~!と思っていたのですが、Yさんは大変喜んで出さったので良しです。(笑)
その後もどんどん遡行してきますが、途中私が水面近くまで追ってきた23cmクラスに見切られたり、Yさんがかなりの良型(25cm近く?)をアワセミスしてしまったりと、お互い調子が上がりません。
ただ、姿を見たこの2匹はかなりの良型だったので、炎天下の中気合を入れて遡行を続けていきます。
しかし、期待のポイントでも何故か良いサイズは出てくれず、何気なく流した狭い区画で、
また17cmほどのアマゴがヒット。
どうも「ここぞ」という場所よりも、竿抜けになりそうな場所ばかりでアタリが出ているように感じます。
この後も釣り上がりましたが、残念ながらチビアマゴばかり。
一度車に戻り、再度別の場所から入渓したものの、ここでもマックスサイズが15cmと、イマイチな状況。
さらには途中から先行者の足跡がガッツリあり、一切アタリが無くなってしまいました。
14時前まで粘ったものの、目ぼしい反応も得られなかったので、納竿としました。
この日の纏め
最終釣果は、25.2cmまでのアマゴが5匹に、チビアマゴ5匹でした。
とはいえ、20cmオーバーは1本だけ。
真夏の渇水の洗礼を浴びた気分ですが、25cmオーバーの顔が見れたのは幸いでした。
なによりこれだけの暑さ(14時で34度)の中、仮に一人で釣っていたなら、もっと前の段階で心が折れていたかもしれません。
Yさんと共にワイワイ言いながら(何より大好きな渓流エサ釣り談義を楽しみながら)釣行できたのは、大変楽しい時間となりました!
驚きの後日譚。
今回Yさんとお話をしていて大変驚いたのは、Yさんは元テンカラ師。
そのYさんのテンカラのお師匠様に当たる方から、私は以前ご連絡を頂いていたようなのです。
それがこちらの釣行。↓
そしてなんと、この時の「二人のテンカラ師」のうちお一人が、なんとYさんでした。(笑)
しかもこの日がテンカラデビュー戦だった、との事です!
事の流れはこんな感じです。↓
〇2年前の釣行で、2名の先行者を目撃した私が「釣っておられる上流部を荒らさないように」と下流に移動。
→Yさんのお師匠様が、「お気遣いありがとうございます、ブログ見てます。初心者(テンカラデビュー戦のYさん)と釣っていたので助かりました」と連絡をくださる。
→私・Ogi、今年6月5日の釣行で先行者(エサ師となったYさん)とすれ違い、別の場所へ移動。
→Yさんから、(上記の流れを全く知らない状態で)私にご連絡をくださる。
→メールで意気投合し、今回Yさんと一緒に釣行。その話を(釣行前に)お師匠様にお話ししたら、「もしかして?」となる。
正直、こんな偶然があるのかと笑ってしまいましたが、揖保川流域はそれほど広くないため、十分にあり得る事なんだなと実感しました。
釣り仲間の輪が広がるのは大変楽しい事ですね。
Yさん、ありがとうございました!
次の釣行を楽しみにしております!(^^)
私自身の次のソロ釣行ですが、天候さえよければ、奈良の義実家に帰省した際に、アマゴの聖地・天川村への釣行を企画しています。
2年前に訪れた時は悪天候に見舞われたものの爆釣となった為、ウデを上げている今ならもっと釣れるかもしれません!!
乞うご期待!!
コメント
Yさんの釣友のテンカラ師です。一度お会いした時の話、懐かしく読ませて頂きました。
これもご縁かと思います。
今はほぼテンカラのみですが、餌釣りは好きで、軽いオモリで浅瀬を打ってました。
また機会がありましたら、ご一緒させて頂けたら嬉しいです。
>Nづめ様
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます!
こういったご縁があるのは大変嬉しく思います。
どこかのタイミングで、3人で釣行できると楽しそうですね!!
こちらこそ、よろしくお願いいたします!
Angler Ogi