こんにちは、渓流大好きAngler Ogiです。
随分気温も上がってきたので、3月16日に揖保川支流へ釣行。
サイズは小ぶりながら、今年3度目の釣行でようやく2桁の釣果に巡り合うことが出来ました。
途中恐ろしいアクシデントもあった釣行の様子を詳しく書いていきます。
里川でエサ採集
少し寝坊してしまった事もあり、この日は8時前にエサ採集場へと到着。
道中の気温計は5度を示しており、かなり暖かそう。
解禁日に釣行ポイントの下流でエサを採ろうとしたところ全く取れなかったため、3月3日の釣行からこの里川(少し水温が高め)でエサを採っています。
今回もチャラ瀬で多数のキンパクが採れ、多い目の岩がある場所ではヒラタも沢山網に入りました。
雪が溶けて水温が上昇しているせいか、生物の気配は非常に濃く、ヨシノボリやサワガニに、
シマドジョウまで!意外と上流部にも棲息しているんですね。
こちらは勿論エサにならないのでリリースしました。
スジシマドジョウと見分けが難しいですが、胸鰭の特徴からおそらくシマドジョウ(雄)かな・・・。
雪が溶けて水量は大幅上昇、コケは・・・無い!!
エサ採り場からしばし車を走らせ、8時半頃にポイントに到着。
前回釣行で入った場所と同じエリアです。
前回までと違いこの辺りには雪が殆ど無く、水量はビックリするくらい上昇しており、川底にあったコケも綺麗に流れているため、期待値はマックス!!
これならきっと釣れるだろうと、早速準備に取り掛かります。
今回の仕掛け↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.2号通し、3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン3号~2B(時折2個付け)
- 針・・・忍ヤマメ5号・ナノヤマメ4号
- エサ・・・イクラ・川虫
まずは仕掛けの流れ具合などを見る為に2号のジンタンをセットし、キンパクを付けて仕掛けを投入・・・しますが、ゴウゴウ流れているせいで全く仕掛けが落ち着きません!
勿論この時期という事で流れの緩い場所へと仕掛けを誘導しようとしますが、全く底流れを捉えることが出来ないのです。
それならばとジンタンの重さを2号→Bに変えてみると、良い感じで仕掛けが流れ始めました。
しかし、前回アタリがあったエリアや、巨大な淵の流心脇などを攻めてみても全くアタリがありません。
時々エサをイクラ2個付け+ジンタン1号に変えたり、オモリを2個付けにして深場まで仕掛けを落としてみたりもしますが、やはり反応無し。
コケが流れていたり、雪が無くなっている分歩きやすいのだけが唯一の救いですが、川を渡るときは深い上に流れが強く大苦戦。
短距離の遡行にも関わらず、体力がどんどん奪われていきます。(苦笑)
それでも、
前回は水深が浅かったこの場所。
水量が増えたせいで流れ同士がぶつかってヨレが出来ており、面白い感じに。
ここなら来るはず!と、イクラを2個付けにして底近くをじっくり流していくと・・・綺麗に目印が止まりました!
小気味いい引き味で上がってきたのは、
本日の1匹目となる14㎝程のチビアマゴ!
リリースサイズでも、やはりアマゴを見ると元気が出てきますね。
しかしこの後、同じポイントに川虫を流して2度素針を引いてしまうという失態・・・。
アタリが少ないこの時期に一番やってはいけないミスで意気消沈。
予想通りというべきか、この先のエリアではしばらくアタリは無く、第一ポイントの脱渓場所近くにある淵に到達。
昨年の夏ごろはよく良型が釣れた場所ですが、今回はその淵の流心奥のヨレへとイクラを投入。
すると、着水を待っていたかのように目印が引き込まれたのですが、これはフッキングには至らず。
まだ来るはずと思い、今度はキンパクを付けて同じように流してみると、底流れに到達したアタリで目印がモゾモゾッと動きました!
綺麗にアワセが決まり、上がってきたのは・・・
やはり小ぶり、14cmほどのアマゴ。
とはいえ、前回より明らかに元気な反応をしてくれていますし、アタリの数もそれなり。
これなら他のエリアでも釣れるだろうと、第一ポイントを出ることにしました。
源流部を舐めてはいけない。絶対に。
時刻は早くも10時半。
気温もビックリするぐらい上昇してきて、車へ向かって歩いていると汗が流れてくるほどです。(車内の気温計は18度)
これだけ気温が上がっていて雪も溶けているならば、「源流部に入れるんじゃね?」という考えが浮上。
昨年まではこの時期=源流部というイメージだったので、ものは試しと車に乗り込んで源流部へ。
これが大きな間違いでした。
前回の釣行時に「これより除雪されていないエリア」との看板があった場所まで到達すると、道路脇の雪も含めてキレイに雪が溶けています。
これなら登れるぞどいう事で、そのまま車でどんどん上流部へ。
が、ある一定の場所から急に日陰に溶け残った雪が目立ち始め、少し嫌な予感がしつつもさらに上流へ。
そして車1台が通行できる程度の幅を通り過ぎ、カーブを曲がった先にある小さな橋の上を見て、息を呑みました。
ガッッッッツリ雪やん。(゜Д゜;)
そう、川に掛かる橋の上というのは周囲よりも気温が低くなりがちなので、この場所だけ雪が大量に残っていたのです!!
かといって、ここまで来て引き返すのはしんどい上に、バックで下るのも大変狭くて危険な場所。
色々と考えましたが、一度雪を乗り越えて、その先にある開けた場所でUターンしよう・・・そんな甘すぎる考えの元、雪へと車を進ませたら・・・
ガシャコン!!ヴィイイイイイイイーーー!!←タイヤの空転音
見事に前輪・後輪とも雪に乗り上げ、タイヤが空転するという悲劇に見舞われました。(泣笑)
そしてここからが大変。
そもそも今年の私の愛車はノーマルタイヤですし、前に進もうにもバックしようにも、車はガッツリ雪に乗り上げており、どちら方向にも動かないのです。
もし勢いよくアクセルを踏んだ際に雪から抜けたならば、谷底へ真っ逆さまor岸壁に正面衝突という八方ふさがり・・・!!
JAFを呼んだ方が良いか(ここは圏外と気づかずに)・・・などと本気で焦りましたが、慌てないように心がけ、
- 一度車から降り、タイヤ周辺の雪を可能な限り足で除ける
- 出来たスペースにタイヤをはめ込むようにDとRを繰り返す
- 少し前に突っ込み気味にDを入れた後、Rに入れて強く踏んですぐにブレーキ
- 再度足で除雪
この作業を根気強く繰り返すと、少しずつ車が動ける範囲が増えていき、30分弱かかって雪から抜け出すことに成功!!
その後、前後から人が来ないことを本気で祈りつつ、慎重にバックで数百メートル下っていき、無事に生還!!思わず叫んでいました。(苦笑)
皆さま、気温が高くなっても、源流部には予期せぬ大雪がまだまだ残っています。
くれぐれも油断なさらないよう、ご注意くださいね・・・!!
解禁日に入ったエリアにはアマゴの姿が!
貴重な時間を無駄にしつつも、無事に脱出できたことに安堵しつつ、源流部へ入るのは諦めることに。
結局、解禁日に入ったエリアのやや上流部から再度釣り直しです。
既に日は高くなっており、日向のエリアで釣っていると日焼けしそうなほど。
水温も少しずつ上昇しているように感じられます。
ですが、期待に反してアタリはありません。
まだ2匹しか釣っていない焦りのせいか、釣り方が悪いのか・・・。
そう考えている際、ふと目に入った場所がこちら。
写真で見ると広く見えなくも無いですが、実際の広さは畳一畳半程度の小場所。
しかし、流れが緩やかになっている場所が深く抉れているので、物は試しとイクラを沈めてみると・・・ピョコン!と判りやすい動きで、
8㎝程のミニアマゴが飛びついてきました。
やはりこういった小場所にもアマゴはついているようです。
この少し先にある流れ込みの横でも、
15㎝程のアマゴがキンパクにヒット!
この2匹、針を呑み込んでしまっていたのですが、今年から導入したフォーセップ のおかげで、カンタンに針が外れました!(しかも魚も元気)
早くも今年買ってよかったものリスト入りです。
喜んでいたのも束の間、この次の大きな淵が3か所続くエリアでは4連続素針。
特に深いエリアで出たアタリは明らかに良型だったため、悔やまれます。
それでも、次に訪れた2つの流れ込みがぶつかる場所で3度のアタリが出て、
一度目のアタリで痩せ型の17㎝をゲットし(エサはキンパク)、
ミニサイズのバラシを挟んで、12㎝程のチビアマゴも追加。
川虫を流すことで、明らかにアタリの量が増えてきました!
この時期は昼から活性が上がる
さぁ順調に数が伸びていくか・・・と思いましたが、そうはいかないのが渓流釣り。
お気に入りのポイントで3回素針を引いてしまい、その後釣れたのは10㎝のチビサイズだけ。
特に、毎回良い思いが出来る淵では数匹のアマゴが泳いでいるのが目視できるほど活性が上がってきていたため、期待していたんですけどね・・・!
めげずにどんどん遡行していき、
狭い区画で10㎝~13㎝の3匹のアマゴがヒットして、一応ツ抜け(10匹)を達成するものの、なかなか良型が出てくれません。
とはいえ明らかにアタリの量は増えてきたので、遡行する元気が湧いてきます。
意外と浅い所にも出てきているようで、
こちらの13㎝ほどのアマゴはチャラ瀬のエグレでヒットしました。
この1匹の後は少しアタリが出ないエリアに入りましたが、そのすぐ先の連続した落ち込みのヨレで、
本日最小、約7㎝のベビーアマゴがヒット。(苦笑)
結構ガッチリ上顎にフッキングしてて驚きました。
わずか6分後にはまたベビーサイズがヒットし、14時頃にも同サイズ。
やはり小さいアマゴばかりです。
朝からオニギリ1個でこの時間帯まで釣っていたため、そろそろ体力は限界。
脱渓して珈琲とおにぎりでも・・・等と考えていたタイミングで、
流心の脇で15㎝程のアマゴがヒット!
水温が上昇して元気いっぱいなのか、サイズの割によく引いてくれました。
そして、この日の脱渓場所で最後のエサとなるキンパク(小)の房掛けを流し、
9cm程度のベビーアマゴを釣って、これにて納竿としました。
この日の釣行の纏め
最終的な釣果は、8時半~14時半までの釣行で17㎝までのアマゴが16匹と、数だけみればそこそこ釣れました。
解禁日と3月3日が1匹ずつだったことを考えると雲泥の差です。(苦笑)
とはいえ、15㎝にも満たないベビーサイズのアマゴが大半を占めていたので、美味しいアマゴを堪能できるのはもう少し先のようです。
さて、本格的に雪が溶けてようやくのシーズンインとなった揖保川のアマゴ。
これから気温の上昇と共に活性も上がっていくはずなので、今年も足しげく通ってみようと思います!!
解禁日は悲惨でした↓
昨年の同時期の様子はこちら↓
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