台風通過後、アマゴの活性は?/2021年15度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

8月11日、台風が通過した後の晴れ間を狙っていつもの揖保川支流へと釣行しました。

数はそれなりに釣れたものの小型が多く、良型は1匹でしたが、当日の状況含め書いていこうと思います。

台風は直撃せずとも影響あり

8月8日夕方ごろから天気は徐々に崩れ始め、9日の昼前はあちこちが爆風状態に。

台風はかなり離れた場所(日本海側)を通過していったため、それほど影響があるとは思っていなかったのですが、当日揖保川を訪れてみると結構な水量。

宍粟市周辺は9日に雨が結構降ったようで、丸一日以上経過してもそれほど水位が下がったわけではなかったのです。

そして道中の気温計は驚愕の21℃と、とても8月半ばとは思えないほどの涼しさ!

とはいえ、渇水状態よりは増水した時の方が釣れるので、期待しつついつもの支流へ・・・行く前に、春に川虫が良く採れた川へと寄り道。

前回の釣行で川虫への反応が非常に良かったので、今回は川虫をメインに釣っていくという算段・・・だったのですが。

いざ川に降りてみると思っていた以上に増水しており、解禁直後と遜色ない水量です!

若干不安になりつつ、あちこちに網を入れてみますが・・・・やはり川虫は全く入りません。
ひょっとすると、台風による増水で下流の方に流れてしまったのかもしれません・・・。

あまりに採れないので早々に諦め、そのままいつもの支流へ行き、再度エサ採り場で網を入れてみますが、こちらも結果は同じ。

結局、用意しておいたキジだけで釣ることになっていまいました。

今回の仕掛け↓

  • ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.6m
  • ライン・・・0.25号通し、2.4m~2.9m
  • 目印・・・糸タイプ目印(グリーン→ピンク→グリーン)
  • オモリ・・・ジンタン2号と1号(状況によって使い分け)
  • 針・・・忍ヤマメ6号
  • エサ・・・キジ

支流ということで、今回も愛用の3WAY 渓蘭 を使用。

さらに今回から、熊鈴 を導入することにしました。

私が用意したのは、東京ベル社の熊鈴

近所のアウトドアショップには熊鈴 は置いていなかったため、Amazonで購入してみたのですが、送料込みで2500円弱という価格でした。

本体を軽く引っ張るだけで消音することが出来るので非常に便利です。

熊避け鈴は「あれば熊が寄ってこない」という意見と、「人間に興味を持っている熊は近づいてくる」という意見がありますが、宍粟市は熊による獣害が比較的少ない市

地元民の皆さんが熊と上手く棲み分けておられるためだと考えたので、「熊鈴はあった方が安全」と判断しました。

Angler Ogi
Angler Ogi

実際解禁日に成魚放流場所におられた方の半数が熊鈴を装備しておられたので、今シーズン悩みぬいた結果、やはり私も持つべき!と、ようやく購入に至りました。(苦笑)

7時半頃から釣り開始!チビアマゴがあたる。

熊鈴 はビクのサイドに(消音状態で)セットしておき、まずは開けた場所から入渓。

いつも通り目についた場所に仕掛けを通していくと、あちこちで頻繁にアタリが出ますが、どれもチビアマゴのものばかり。

水量がかなり多いため、白泡が立っている所のヨレや底が抉れているところを流すたびに、キジの先端が齧られるような反応が出ます。

しかし、決定的に食い込んだようなアタリは全く出てくれません。
増水=イージーモードを期待していただけに、これはちょっと予想外・・・。

それでも、8時前にようやくファーストヒット!・・・となったのですが、

サイズが12㎝くらいのチビアマゴでした。
鰭が綺麗に赤く染まっており、繁殖シーズンが近いことが判ります。

その後も「ここぞ」という場所を流していきますが、渇水期の夏場によく当たる場所は軒並み増水で反応ゼロ。

やはり流れが緩やかになる場所に定位しているようで、

これも12㎝くらい。

上手く流せた時は一気に目印を引っ手繰っていくのですが、いかんせんサイズが小さい・・・。(苦笑)

若干水深があるエリアでは、数回素針を引いた後でもアタリが出て、

15㎝ほどの元気なアマゴが飛び出してきます。

体高があるのでサイズ以上に大きく見えるのですが、このサイズは当然全てリリース・・・。

そして、前回良型が出た場所も期待しながら流してみましたが、

この日飛び出してきたのは、やはり15㎝程のリリースサイズでした。
中々一筋縄ではいかないものです。

竿抜けになりそうな場所でようやく

流れが緩いだけのエリアではエサ盗りのハヤが連発しますが、「流れが緩んでいるところ」を狙うと小型のアマゴがヒットするというのがこの日のパターン。

9時を過ぎる事には合計数も10匹となりましたが、全てが15㎝以下と厳しい状態です。

そこで、

普段は(水深が浅いため)あまり狙う事のない、↑写真の木の下の落ち込みに仕掛けを投入することにしました。

奥の方は流れがヨレているので、奥の方に仕掛けを放り込み、反転流に乗せていくと・・・目印が良い木に流心へ!!

素早く斜めに合わせると、ゴンッ!!という感触の後に、ようやくの良型らしき反応が!!

流れが強烈な上、この場所のすぐ上には木がせり出しているので、竿を上流側に傾けながら浮かせて来ると・・・サイズはそれほどではないものの、随分と体高のあるアマゴが見えました!

しかし、流れと大岩があって掬いに行くのは難しいため、思い切って引き抜き・・・一発でネットイン!

11匹目でようやくキープサイズ。

随分精悍な顔つきをした、幅広アマゴをゲットです!

が、22㎝くらいあるかな~と思いながらメジャーを当てると・・・なんと20㎝。(苦笑)
やはり幅があると正確なサイズは判らないものですね・・・。

そしてこの後もどんどん釣り上がっていきましたが、チビアマゴのアタリばかりが連発。
3匹追加したものの、全て15㎝以下のチビアマゴでした。

特に、途中からはアタリが随分少なくなっていき、本来良型が出る場所でもアタリゼロという異変が。

これはまさか・・・と思っていたら、なんと釣り上がって行った先にルアーマン二人の姿が。(苦笑)

さすがのお盆期間、どうやらルアーマンの方が釣った後のポイントを丹念に攻めていたようです。

ガックリしつつもこればかりは仕方ないので、そのまま邪魔にならないよう、下流側から脱渓することにしました。

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釣り下りをしてみるも、小型とエサ採りばかり

入渓ポイントまで戻ってきた後、今度はその場所から釣り下りを慣行。

そもそも攻められる範囲が狭い上、途中とんでもなく深く遠巻きが出来ないエリアがあるため、ここからなら釣り人と鉢合わせするリスクもほぼ無いと考えました。

しかし、やはりこういう場所は魚も少ないのか、時折ヒットするのはカワムツやハヤといったエサ採り。

たまに12㎝程のチビアマゴがアタックしてきますが、良型らしき反応はありません。

水量の多いエリアも腰近くまで浸かりながら頑張って釣り下っていきましたが、結局合計3匹のチビアマゴを追加しただけで、脱渓場所までたどり着いてしまいました。

エサのキジももう残り1匹、時刻は13時を過ぎていたので、ここで納竿・・・したのですが、ここでまさかの事態が。

今年の春に2度ほど脱渓した場所の一部が崩落し、なんと上に登る傾斜がほぼ無くなっているではありませんか!

飲み物も底を尽きていてノドはカラカラ。
入渓ポイント辺りまで戻ろうにも、途中壁伝いに腰近くまで浸かって下ってきたエリアは、遡行する事がほぼ不可能。

これはやばい・・・と冷や汗をかきつつ、登れそうな場所がないか見てみると・・・木々があちこちに点在しており、そこを掴めばなんとか登れそうな状態です。

途中で枝が折れたり、木の根っこが抜けてしまわないかとヒヤヒヤしましたが、なんとか数mの高さを登りきり、無事に脱渓することが出来ました。

やはりある程度帰り道の事を考えながら進まないと、渓流釣りは危険ですね・・・。
この日はこれにて終了です。

この日の釣行纏め

最終的な釣果は、20㎝までのアマゴが17匹(キープは僅か1匹)でした。

思っていたよりも水量が多く釣り辛かったのもありますが、やはりエサがキジだけだと、8月はかなり釣り辛く感じます。

加えてお盆休み前後という事もあり、あちこちに釣り人からのプレッシャーがかかる状況。

さらには水温が上昇しているという事もあり、これから禁漁(9月1日)までは良いサイズを釣るのが非常に難しくなるかもしれません。

それでも、何とか今シーズン中に後1回は釣行したいところ。
次の釣行が今シーズンの集大成になると思われるので、頑張ってみます!

Angler Ogi
Angler Ogi

20㎝のアマゴの胃の中からは、消化しかかったスズメバチの頭、セミの腹(おそらくニイニイゼミ)、ヘビトンボの幼虫(こちらも頭)が出てきました。
アマゴってズズメバチ食べるんですね・・・。(苦笑)

前回釣行も17匹の釣果↓

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