こんにちは、ギター講師のAngler Ogiです。
ギタリストなら多くの方が目にするであろう、9V角電池。
エレアコのバッテリーとして使用したり、コンパクトエフェクターの電池としてよく使用されるのですが、ある時突然音が出なくなった!というトラブルがおこることも。
今回の記事では、そんなトラブルを避けるために、超手軽に残量をチェックするための画期的なツールをご紹介します!
今回の記事はこんな内容です↓
- 9V角電池の残量を手軽にチェックしたい!という方にオススメの商品を紹介!
- 電池チェッカーはゴツくて持ち運びが面倒・・・この商品なら一発解決!
- どれくらいで電池を交換すればいいの?そんな悩みも解決!
ギタリストの9V角電池と言えばデュラセル
現在販売されているエレアコには、バッテリーとして電池が使用されているケースが多く見受けられます。
ボタン電池や単三電池を使用するタイプも稀に見かけますが、やはり最もよく見かけるのは9V角電池を使用したタイプ。
また、エレキギタリストでコンパクトエフェクターを使用する場合、電源に接続するバッテリーを使用せずに9V角電池を使用するという方も多いはず。
その中でも特にデュラセル 社の角電池は、「楽器演奏用と言えばこれ!!」といえるほどスタンダードな電池として、各方面で愛用されています。
Duracell Procell PRO-9V 9V形 アルカリ乾電池×6個セット 新品価格 |
私も大好きなギタリスト、エリック・ジョンソン氏は、コンパクトエフェクターにデュラセル社の角電池(新品)のみを使用する事でも有名です。
その他、エレアコメーカーのTaylor社の場合、多くのモデルでデュラセル 社以外の9V角電池はフィットしない(使用できない)仕様になっていたりもします。(!)
必携ツール・電池チェッカー
9V角電池は単三電池などと比較すると割と長持ちする印象があるため、
「ライブの時以外エレアコのケーブルは繋がないから大丈夫!」
という方も多いのではないでしょうか。
実際、多少残量が減った9V角電池を使用しても、エレアコの音は出ます。
コンパクトエフェクターも、「ON・OFFスイッチ」が薄暗くなるものの、ONになります。
しかし!!これは大きな落とし穴。
本来必要な電圧が9V前後である楽器やエフェクターに、残量の減った電池を使うと・・・!
- 大音量の時に、明らかにパワーが弱くなる(音量が小さくなることも)
- ノイズが出やすくなる(モノによります)
- ライブ中、突然音が消えてしまう(駆動しなくなる)リスク大
これらのリスクが常に隣り合った状態で演奏することになるのです。
もしライブでこんな状況に陥ったら、そりゃもう大変ですよね。(泣)
その為、常にエレアコやコンパクトエフェクターの残量には気を付けておかねばならないのです。
そこで登場するのが「電池残量チェッカー」。
ホームセンターや家電量販店などで、幅広い電池に対応した数千円程度の物が一般的なのですが、値段が高い上に嵩張るものがほとんど。
その上、物によっては9V角電池に対応していないものも・・・!
そこで今回私がオススメしたいのが、Limetone Audio社のBC CUBEです!
Limetone Audio(ライムトーンオーディオ)社のBC CUBEとは?
こちらが私Angler Ogiイチオシの電池チェッカー、Limetone Audio社のBC CUBE。
消しゴムくらいのサイズ感で、非常にコンパクト!使い方は超簡単。
このようにカパっと蓋を開けると、電池のプラスとマイナスをくっつける所が登場します。
あとはここに、残量を確認したい電池をあてがうと・・・!
このようにピカッ!!と光って、電池残量を数値で表してくれるのです!!
駆動する際は、残量を計測する電池のエネルギーを使用するため、これ専用の電池やバッテリーは不要。
また、電池とサイズを比較するとよく解りますが、とにかく小さくて軽いので、ギターケースに忍ばせておいても全く問題ありません。
私は写真の様にブルーを購入しましたが、他にグリーンもあるので、好みで選んでみてはいかがでしょうか。
さて、肝心のお値段ですが・・・サウンドハウスで注文すると、なんと1つ1078円!!(税込)
これそのものに電池もいらず、電池をセットしてから残量が表示されるまで1秒程度という事を考えると、破格の値段です。
電池はどれくらいで交換すればいい?
購入を決めた後に気になる事と言えば・・・そう、
「どれくらいの数値になれば交換すればいいのか?」
ということ。
新品のデュラセル 電池の場合、最初に表示される数値は9.5~9.7の間くらい。
そして元が「9V」電池なので、9の数値を超えてれば正常に動作するという事になります。
目安としてはこんな感じ。↓
- ライブの度に新品に取り換え(常に9以上を目安に)
- 8.5~9の物は練習で使用
- 8.5以下だったら処分を検討
- 8を切ったら処分、トラブル回避のため使用しない
1回の出番が20~30分程度のライブであれば(新品から)2・3回は使用できますが、ライブの都合によってはケーブルを挿しっぱなし(電池使用しっぱなし)になるケースもあります。
また、ケーブルを接続しなくても電池は放電し続けるため、久しぶりに確認すると残量が減っていた、なんて事もしばしば。
その結果、本番で音が出なくなる・・・という事にならないよう、電池残量は細目に確認し、適宜交換するようにしましょう!
電池残量の数値は「電圧」を表示しているため、
「マックスが9で、ゼロになるまで使えるよ!」
という事ではないのでご注意を!!
ちなみに、電池残量が少ない数値の時、エフェクターのランプはこんな感じになります。↓
こちらは残量表示が7.22の時。
数値上はまだ使えそうな印象でも、エフェクターのランプはかなり薄暗くなっています。
勿論、使えません。(笑)
これがさらに減ると、
もう、今にもランプが消えそうです。(苦笑)
音痩せも著しく、使えたものではありません。
最後に、残量表示が8.01のものと、9Vのバッテリーを接続した物を比較してみましょう。
ご覧の通り。
右の状態だとしっかりエフェクターの音が出ますが、左の状態だとON/OFFが見辛いだけでなく、ヒドイ音痩せです。
常に新品状態(数値が9以上)の電池を使用するか、バッテリーに接続した方が圧倒的に良いパフォーマンスが出ます!!
ギター用電池チェッカー、結論。
2020年秋頃から幾度となくLimetone Audio社のBC CUBEを使用していますが、動作不備も無ければ使用感も抜群なので(その上コンパクト)、一切文句がありません。
ギタリスト必携のアイテムである電池チェッカーですが、9V角電池のみを使用する方は、Limetone Audio社のBC CUBE一択!
是非使用してみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ギタリストが揃えるべき道具7選!↓
コメント