マイコアカネの棲息地の確認@兵庫県加西市

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10月1日、昨年はあまり観察することが出来なかったマイコアカネを探して、過去にマイコアカネが観察できたポイントを回ってみました。

結果、今年はマイコアカネが多い年なのか、結構な数のマイコアカネを確認。

同じように(同場所で)数が減っているように感じていたナニワトンボも多数確認でき、中々実りある観察日となりました。

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1か所目のポイントは空振り

出発が遅れてしまったため、最初のポイントに到着したのは12時過ぎ。
まずは昨年アキアカネを多数確認した田圃脇の農道です。

この時間からでは産卵は期待できないものの、生存確認が出来れば・・・と思ってうろうろしてみましたが、

遠すぎた。

稲刈り後の田圃の中央付近で、ナツアカネが数ペア産卵していたのみ。

一応このすぐ近くにある大きな池(ナニワトンボ・ネキトンボが多産)も覗いてみましたが、まだ水抜きを行っておらず、ナツアカネとリスアカネ以外は殆ど見かけませんでした。

早々にこの場所を切り上げ、本命ポイントへ。
池が二つ連なった、多くのアカネ属が多産するポイントです。

草むらではあちこちでメスグロヒョウモンが飛び回っていた他、とんでもない数のアオイトトンボが。

池の周囲のあちこちで産卵しています。

特にこのペアが産卵していた木は、少し引きで撮影してみると・・・

8ペアくらい写っている。

こんな状態に・・・。
これで木の一部なのですが、木全体では30~40ペアが集団産卵していました。

毎年アオイトトンボの多産ぶりに驚きますが、今年は特に(異常なレベルで)多いような・・・。

池は既にある程度水抜きがされていたので、湿地上になった池を歩いてみると・・・至る所でリスアカネが産卵しています。

これはいつもの光景なので、そのまま水路の方まで歩いていくと、

昨年はこの場所で数頭しか見ることが出来なかったナニワトンボが、あちこちに静止しているではありませんか!

やはり年によって個体数の(多少の)増減があるのかもしれません。
この日は数m四方に10頭以上の雄が静止していました(雌は時間帯の関係か1頭も見られず)。

マイコアカネ発見!コバネアオイトは・・・。

ある程度ナニワトンボを観察した後、マイコアカネがいるであろう池の畔周辺をうろついてみると、あちこちからリスアカネが飛び出してきます。

そんな中、一回り小さなトンボが目の前に静止!

ちょっと遠い。

いました、本命のマイコアカネ!
昨年はかなり数が少なくまともに観察できていなかったので一安心。

この1頭を皮切りに、

こちらはかなり成熟している。

全部で4頭のマイコアカネを確認。
発見は出来ましたが、やはりちょっと少ないように思います。

それならば草むらや田圃の畔にいるのかと思い、そちらをうろうろしてみると・・・


まだ池の水が完全に落ち切っていないにもかかわらず、オオキトンボ(兵庫Bランク)が既にやってきていました!

この場所は元々オオキトンボの多産地なので、今年の10月末にはオオキトンボ&タイリクアカネを狙って再訪する予定です。

肝心のマイコアカネは見られなかっただけでなく、数年前は普通に飛んでいたノシメトンボが1頭もいないことに違和感を覚えつつ、すぐそばにあるコバネアオイトトンボの棲息する池も覗いてみました。

が、池の一部に土砂が入り、造成されている状態。
これは今年の夏に訪れた時もそうだったのですが、あれからさらに造成が進んでしまっています。

これはダメかもしれないと思いつつ、うろうろしてみたものの・・・

おびただしい数の産卵痕。

アオイトトンボとオオアオイトトンボが混ざって産卵していただけで、コバネアオイトは1頭も見つけることが出来ませんでした・・・。

とはいえ昨年もコバネアオイトを発見したのは10月末だったので、今年もその頃再訪してみようと思います。

昨年10月30日はコバネアオイトがいました↓

このほか、

コノシメトンボ雄。
コノシメトンボ雌

コノシメトンボを数頭確認し、

オオキトンボもあちこちに。
さらに、池から離れた草むらでもマイコアカネを発見!

ある程度この場所での観察には満足したので、昨年はマイコアカネを観察できなかった「元・多産地」の池の様子も確認に行ってみる事にしました。

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元・多産地は今年絶好調だった。

次の池に到着したのは14時頃。

昨年は池の周囲の草が(いつ来ても)伸び放題で全く手入れされておらず、その影響かマイコアカネを全く見つけられなかったのですが・・・今年は綺麗に草が刈られており、池の水も少し抜かれています!

これなら期待できるという事で、意気揚々と池の方へ。
一部湿地化している、過去に実績のあった場所へ出向いてみると・・・

なんと最初の場所でいきなり発見!!
昨年探し回ったのが何だったのかというくらい、あっという間の発見です。

この日は気温が26℃あり、日光が出ると結構暑かったためか、ややオベリスク状態です。

しかし、それも太陽が雲で陰ると・・・

すぐに真っすぐの姿勢に戻っていました。

とりあえずマイコアカネらしい写真が撮れたことに満足し、他の個体を探してみると・・・

お食事中。
こちらはまだ少し若い。
こちらもピカピカ。

結構な数のマイコアカネがいるではありませんか!
ピークの時間をはるかに過ぎた14時過ぎであるにもかかわらず、2~3m毎に見られるのです。

時間が遅かった為に雌の姿こそ見られなかったものの、全部で20頭近くのマイコアカネを確認。

今年はマイコアカネが多いのか、はたまた単にこの池が管理されたおかげで戻ってきたのか、昨年が単純に少なかっただけなのか・・・疑問は尽きませんが、これもトンボ観察の面白い所です。

最後にこの日1番のショットを撮影。
満足してこの場を後にしました。

ナツアカネとアキアカネを探してもう1か所。

時刻は15時前。

アカネ属を探すにはあまりに遅すぎる時間ではありますが、昨年多くのナツアカネと僅かなアキアカネが確認できた谷津田にも寄ってみる事にしました。

この場所はカトリヤンマの多産地で、今年も既に8月の時点でカトリヤンマを多数確認

昨年は時刻に関係なくナツアカネが見られましたが、

予想通り、あちこちにナツアカネが静止していました。

西日が反射して翅が綺麗!
顔まで真っ赤、これぞアカトンボ。

残念ながらナツアカネ以外のトンボは一切いませんでしたが、この場所は非常に撮影がしやすいので、今シーズン中に何度か訪れてみようと思います。

この後さらに、過去にオオルリボシヤンマを観察した定点池も覗いてみましたが、こちらは何もおらず。16時過ぎに終了としました。

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秋のアカトンボ捜索まとめ

結局この日は、元々マイコアカネが棲息していたポイントで、きちんとマイコアカネを観察することが出来ました。

一方、普通に見られていたノシメトンボが全くいなかったり、コノシメトンボも数がかなり少なかったりと、全ての種が満遍なく見られるわけではありませんでした。

とはいえ、10月中はどのアカネ属も活発に活動する時期なので、多くの種を撮影できるよう、あちこち探し回ってみます!

兵庫で見られるアカネ属を網羅した記事です↓

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