こんにちは、揖保川の解禁が待ちきれないAngler Ogiです。
残すところあと一週間程度で2021年の解禁日を迎えますが、渓流師の皆さまは、今か今かと解禁を心待ちにしておられるのではないでしょうか。
特に今年から渓流釣りを始める方や、昨年釣果が伸びなかったビギナーの方は、竿やビク等の他にどんな小物が必要なのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、揖保川でのアマゴ釣りを愛してやまない私が2021年の釣行で実際に持参する小物類を全て公開します!!
釣行の際の参考にしてみてくださいね!
今回の記事はこんな内容です↓
- 針・糸・目印といった餌釣りに使用する小物を一挙公開!
- なぜこの道具が必要なのか?という事も併せて解説!
- オススメのメーカーや針の種類等もご紹介します!
渓流釣りに必要な小物釣り具
まずはざっくりと、渓流釣りに必要な道具を全てリスト化してみましょう。
- 外装
〇必需品・・・渓流用ビク、エサ箱、ランディングネット、渓流用ベスト、チェストハイウェーダー、防寒着、帽子、年券(漁協指定品)
〇あると便利・・・川虫捕獲用の網、長靴、ベルト、フィッシンググローブ、サングラス(偏光) - 持参する釣り具一式(全て必需品)
渓流竿、小物ケース、針、オモリ(ガン玉)、糸目印3色、ペンチ、ハサミ、針外し(追加)、天井糸、水中糸、仕掛け巻き
上記のリストのうち、「外装」部分や渓流竿は既にこちらの記事で紹介しています。↓
今回フォーカスするのは、この中の「持参する釣り具一式」の小物類。
予備の物も含めてみるとこんな感じです。↓
かなり多く見えますが、針やオモリは右下のケースに収納して使うため、実際にはそれほどの量ではないんです。
一つずつフォーカスして見てみましょう!
渓流釣りで愛用する小物ケース
渓流釣りはベストのポケットに様々な物を収納しておき、出来るだけ身軽な格好で沢を遡行しながら釣っていく為、多くの小物を収納できるケースは必需品。
私は長年MEIHO アキオ君 を愛用していましたが、2021年から(海釣りで愛用していた)より薄型で嵩張らないMEIHO VERSUSの小物ケース に変更することにしました。
この小物ケースの中には、オモリであるジンタン/ガン玉 (ジンタン)と複数種類の針を収納し、ペンで中身が判るように書き込みを行っています(シールでも可)。
渓流釣りで使用する針
渓流釣りで使用する針というのは、人によって好みが色濃く出ます。
また、使用する時期やエサによっても使い分けるのがベターなため、一種類ではなく複数種類所持しておくのがオススメ。
私が2021年に使用する主な針はというと・・・↓
オーナー社の忍ヤマメ 4号と5号、カッパ極 4号、ナノヤマメ 4号と5号。
これらの他に、針ケースの中にはナノアマゴ の5号も仕込んであります。
解禁直後~二週間程度はイクラをよく使用するので、ナノアマゴをメインに。
その後川虫に移り変わっていく間に、上写真の忍ヤマメやナノヤマメを併用。
しかし、個人的には袖針型のカッパ極 が断トツでお気に入りなので、3月中旬以降はほぼカッパ極をメインと考えています。
針の使い分けについてはこちらの記事に詳しく書いていますので、一度覗いてみてくださいね。↓
渓流釣りのオモリと言えばジンタン
餌を川の流れに乗せて自然に流していく渓流釣りでは、非常に軽いオモリを使用するのが一般的。
源流域で行われるチョウチン釣りや沈め釣りの場合は重めの中通しオモリを使うケースもありますが、私は流しながら釣るスタイルなので、ジンタン(軽いガン玉)を使用しています。
その中でも使用頻度が高いのが2号~5号というサイズ。
特に3号 がメインなので、今年は奮発して3号だけゴム割ガン玉 を購入しました。
通常3号のガン玉/ジンタンは30個程度入って50円ほどと安価ですが、ゴム割の値段は驚異の20倍!!!(注:メーカーによって違います)
写真の量でも500円程でした。高い、高すぎる・・・!!(苦笑)
それでも何故ゴム割を購入したかというと、2つの大きなメリットが。↓
- ガン玉内部がゴムになっているので、ラインを傷つけにくい
- ゴムになっているので摩擦力が強く、ズレにくい
なーんだ、たったこれだけか・・・と侮るなかれ。
渓流釣りでは0.2号程度の非常に細いラインを使用するため(後述)、ラインに少しでも傷がつくとすぐにプチ!と切れてしまうのです。
これは私のように通し仕掛け(天井糸以外は針まで連結無しの1本仕掛け)を使用している釣り人にとっては大きな痛手。
また、細い糸にガン玉をかみ合わせてセットする関係上、どれだけペンチでカタく固定しようとも、ふと気が付くとズレているため、流すのに大きな支障が出ます(というかストレス・・・)。
正直この2点のデメリットは繊細な渓流釣りにおいて非常に大きいので、メインとなる号数だけでも、ゴム割ガン玉 を購入するのがオススメ!!
勿論、予備として通常のジンタンも多めに所持しておきましょう!
渓流釣りの目印は複数カラーを
渓流釣りで使用する目印には、1cm程の矢羽のような形状のタイプと、写真のような糸タイプの目印があります。
私はコストパフォーマンスの面や、仕掛けが受ける水流の影響を小さくしたいという考え方から、上写真の糸目印を愛用。
これを道糸に編みつけて使用するのですが、使用カラーは基本がピンク →グリーン (黄色)→ピンクの3色。
色を変えてつける理由は、初見のポイントで一番下の目印が水中に浸るような状況になった時に、どれくらい仕掛けが沈んでいるかを判断しやすいためです。
木陰のポイントが多い場合はオレンジ を使用することもありますし、解禁直後は雪が多いかもしれないという事も想定してブラック も用意しています。
個人的な見解としては、ピンクは自然界にほぼ無い色=見間違えにくいという観点から、ピンクだけでも釣りは可能であると考えています。
この辺りは狙うポイントにもよりますし、個人の目による見分けやすさ等もあるので、何色か試してみてくださいね。
渓流釣りにペンチ・ハサミ・針外しは必携!
こちらは必須となる三種の神器。
ハサミ は言うまでもなく、仕掛けを結んだ際に出た切れ端をカットするために必須。(糸の切れ端はきちんと持ち帰りましょう!!)
また、糸タイプの目印をカットする際にラインカッターでは切断しにくいため、私は↓のタイプを愛用しています。
ペンチ はジンタンを潰すのに使ったり、針を外すのに使用します。
そして2021年からは、こちらを追加することにしました。↓
針外し、カッコよく言うとフックリリーサー です。(笑)
元々子供の頃はこの形の針外しを愛用していましたが、針を呑み込まれることがほぼ無いカワハギ釣りや、歯が鋭いタチウオ釣りにドップリハマってからは、使用頻度が激減。
しかし、昨年アマゴにハリを呑み込まれるケースがちょくちょくあり、ペンチで取ろうとした際にハリの軸が折れてしまうという事が多かったので、今年から戦線復帰です。
写真の形状のタイプはラインに沿って口に入れ、軽く押す(もしくはひねる)だけで針が取れるスグレモノ。
口掛け率100%のベテランの方以外は、フックリリーサー を1本ポケットに忍ばせておくと安心です。
渓流釣りにおける天井糸
長竿を使用する方は長さ調整が出来る編みこみタイプを使用することが多いと思いますが、私のメイン竿は4m程度なので、この天上糸 で十分。
こちらはナイロンをヨリ糸にしてあるシンプルなタイプですが、天井糸無しで竿に細い道糸をセットすると、糸絡みがヒドすぎて釣りになりません。
また、天井糸 は絡みにくい上に丈夫なので、仮に道糸が高切れする事があっても、確実に切れずに残ります。
その為、仕掛けを作り直す際も1m分道糸を節約できるというのも見逃せないポイント。
上写真の物はカラー付きラインなので、仕掛けを操作する際にラインの向きがハッキリ見えるのも大きなメリットです。
渓流釣りで使用するライン(水中糸)
天井糸の下には道糸を付けるのですが、私が現在愛用しているのはヤマトヨ社の渓匠シリーズ 。
比較的入手しやすく、ナイロンラインとしてはかなりの強度があります。
ナイロンを使用している理由は、比重が軽く水になじませやすいため。
特に渓匠シリーズ は糸グセもほぼ無く扱いやすいので、0.2号をメインに、4・5月は0.25号も使用しています。
フロロカーボンは糸グセが付きやすい上に沈みやすい(水に馴染みにくい)ため、私の釣りスタイルと逆行することもあり、今現在は使用していません。
このナイロンラインを、私は道糸からハリスが1本になっている通し仕掛けとして使用しています。
その理由は以下の3つ。
- ラインの消費は激しいが、結束部分が少ないため強度が落ちず細糸での勝負が出来る
- 結束部が無いため、オモリの位置・目印の位置を自由に動かせる
- 簡単に仕掛けが作れる
仕掛けが真ん中付近で切れた場合はイチから作り直さないといけない為、ラインの消費は必然的に激しくなります。
しかし私の場合、仕掛けがダメになる時=木に絡まったり強風に煽られて、仕掛け全部がグチャグチャになることが圧倒的に多いので、どうせイチから作り直す羽目になるのです。
渓流釣りは、根掛かりしてもその場所まで行って石を蹴飛ばせば大抵外れますから、仕掛けが数十センチ単位で切れることが少ないのも面白いところ。
また、水深20㎝以下の浅場で釣れる事もあるので、結束部が無く目印の位置が自由自在に調整できる通し仕掛けの方が、簡単に作れてメリットが多いと考えています。
ちなみに何らかのトラブルで少しだけ切れてしまった場合(20~30㎝)は一度仕掛け巻きに回収しておき、竿を縮めて釣るシーンで再利用しています。
渓流釣りにおける仕掛け巻き
最後に登場するのは仕掛け巻き。
2020年までは写真右のMEIHO ちびまる を愛用していましたが、嵩張る上に2セット巻くのが限界でした。
そこで、写真左のがまかつ社 仕掛巻 を新たに導入。
こちらは超薄型の発砲素材となっています。
渓流釣りの仕掛けはナイロンの細糸なので糸癖が付きにくいため、このタイプの仕掛け巻きで十分ではないかと考えました。
実際に仕掛けを巻いてみたところ、
自ら切れ込みを入れた糸留め部がちょっと頼りないものの、特に問題ありません。
ただ、仕掛けを外す際は針が仕掛け巻きから外れやすいため、注意が必要です。
また、こちらの超薄型仕掛け巻きは、2セットが入る小さなジップ袋が付属しているので、ベストのポケットに嵩張らずに収納できます。
渓流釣りでは通常1日に4~7セット程度仕掛けを消費しますから、仕掛け巻きが嵩張らないというのは大きなメリット。
今後しばらくがまかつ社 仕掛巻 を使用してみて、問題点などを見ていこうと思います。
過去にストック仕掛け6本を全て使い切り、その後何度もライントラブルにあい現地で10回以上仕掛けを作り直した時は、寒さもあって心が折れてしまいました。
仕掛けの予備は多めに持参しましょう!
まとめ
渓流釣りで使用する小物は結構種類が多いですが、一つ一つ確認しているだけでも、渓流への気持ちが膨らみワクワクしてきます。
今のうちにしっかりと準備を整えておき、3月1日の解禁日を万全な状態で迎えましょう!!
くれぐれも漁協指定の年券を持参するのを忘れないでくださいね!!(笑)
2022年版渓流解禁前の準備について↓
渓流釣りにピッタリのテーブル、見つけました!↓
渓流釣りにオススメな便利グッズについてはこちら↓
コメント