真夏の渇水支流攻略/2021年14度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

梅雨による雷雨があったり、1回目のワクチン接種による体調不良などもあり、前回の揖保川釣行から実に1カ月ほど期間が空いてしまいました。

今回のポイントは引原川本流ではなく、通い慣れた支流での釣りとなります。

本流を避けて早朝の支流へ

6・7月と本流で良型を仕留めていたため、今回も本流での釣りを目論んでいたのですが、引原川では7月下旬に幾度となく熊が出没

なんせ道の駅みなみ波賀の上流部でも下流部でも熊の出没履歴があったので、これは熊が人里近くまで降りてきてうろついている証拠。

流石に熊と鉢合わせするのは怖いので、今回は揖保川方面の支流を選びました。

さらに、熱中症になる危険性を考慮し、この日は6時半頃に現地に到着。
今回使用する仕掛けは、久しぶりの支流仕掛けになります。↓

  • ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.6m
  • ライン・・・0.25号/0.2号通し、2.4m~2.9m
  • 目印・・・糸タイプ目印(グリーン→ピンク→グリーン)
  • オモリ・・・ジンタン3号メイン(状況によって使い分け)
  • 針・・・忍ヤマメ5、6号
  • エサ・・・ブドウムシ、川虫

そしてこの日のメインエサはブドウムシ。

雨後でない上、渇水期=ブドウムシのような虫系統のエサが良く釣れるというイメージからのチョイスです。

とはいえ、渇水期で水深も浅い場所が多いため、オモリは軽めのジンタン3号をメインに、深い場所でも2号を使用します。

そして入渓前に数回だけ網を入れて川虫も探してみたところ、数は少ないものの15匹程度のキンパクやオニチョロ(小)が捕獲出来たので、6時50分頃に入渓場所へ。

最近は雨がほとんど降っていないこともあり、やはりかなりの渇水状態。
あちこち水の勢いが随分弱くなっています。

出来る限り水深のある場所や、流れが強い場所、白泡がたっているところなど、「溶存酸素量が多そうな場所」をメインにキンパクで探っていくと・・・落ち込み周辺で、アタリ!

しかし、一発目はまさかの掛けバラシ!反転して見えた魚体は15㎝ほどと小ぶりでした。
やはり夏場でも川虫への反応は抜群なようです。

次のエリアで、手元までくるアタリで・・・

この日の初アマゴをゲット・・・したものの、12㎝程度のチビアマゴでした。

その後どんどん釣り上がっていきますが、アタックしてくるアマゴのサイズが小さいせいか、ブドウムシだとどのタイミングでアワセを入れてもフッキングしません。

代わりにキンパクを使用してみると、先ほどと同サイズのチビアマゴが2連発・・・出来れば川虫は本命ポイントまで取っておきたいのですが、難しいものです。

水深がある場所なら良型もいるだろうと思い、落ち込みからブドウムシ&2号のジンタンでゆっくり底を流すと、岩の前で目印がピタっと静止!

しかし、やたらクネクネするこの引き味は・・・

17㎝くらい。リリース。

やはりイワナでした。
こちらもずいぶんきれいな魚です。

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本命ポイントエリアで良型

ようやく少しマトモなサイズの魚が釣れたことに安堵しつつ、さらに釣り上がっていき、本命としていたポイントへ。

以前よく釣れていた辺りは流れが緩く、ハヤがあちこちに見えます。

少し立ち位置をずらし、流れ込みの辺りからブドウムシを流していくと・・・綺麗に引き込む判りやすいアタリ!

17㎝ほどの、ようやくアマゴらしいアマゴがヒット!

この後はブドウムシに紛らわしいアタリでチビアマゴが2連発。
特に1匹は結構綺麗に引き込んだので、その分ショックも大きめ・・・。(苦笑)

それでもめげずに、一番の本命ポイントに到着・・・したのですが、なんとここではアタリゼロ!!
水深もあって流速もあり、何度も良い思いが出来た場所だけに残念。

しかし、このすぐ上にあるポイントは気配充分。

普段は使うことのないオニチョロ(小)を、ジンタン3号でフワっと流してみると・・・グイー!っと目印を引き込むアタリ!!

アワセるとようやくの重量感!下流に突っ込んできたところを、勢いそのままネットに誘導します!

ものすごい体高のある魚体だけに、これは結構良いサイズだろう!!と思ったのですが、サイズはなんと19㎝。

見た目だけだと22㎝くらいあるように見えたので残念です。(苦笑)

そして驚くべきはこの後。
同じポイントにブドウムシを流すと、先ほどヒットした場所より1mほど下流で、またもアタリが!!

しかし、こちらは一瞬掛かったもののすぐにフックアウト。

ひょっとしてまだ来るのでは?と思い、今度は小さいキンパクを流してみると、13㎝程のチビアマゴが。

さらにさらに、再度ブドウムシを流すと、15㎝程のアマゴが同じ場所でヒット

渇水期で場所が少ないとはいえ、狭いエリアに魚が密集していただけでなく、同じ場所で複数ヒットするというのはかなりレアな状況です。

次の場所では2度ほど素針を引いてしまいましたが、次の2つの流れがぶつかるエリアでは、

まずはこちらのアマゴがブドウムシにヒット!
こちらは細いですが、先ほどの個体と同じ19㎝・・・体高が違いすぎます・・・。

次にヒットしたのは13㎝ほどのチビアマゴ。
そして、

8時33分にヒット。

隣の流れ込みで、18㎝のアマゴもヒットしました。

しかし、ここでついに川虫のストックがゼロに。
一度魚を取り込んでも元気なら再利用しつつ釣ってきましたが、ここからはブドウムシしかありません。

次のエリアではチビアマゴの猛攻を受けているのが肉眼で確認できる中、なんとか17㎝程の1匹を追加。

釣り開始から2時間ほどで13匹のアマゴ&イワナをゲットできたものの、ここからしばらく苦戦することになります。

やっぱり川虫は強い

目星をつけていた2か所でアタリゼロの空振りに終わり、難しさを痛感しながら遡行を続けますが、大きなブドウムシだと食い込むまで至らないのか、なかなか針に掛かりません。

なんとか1匹だけ掛けましたが、それは12㎝程のチビアマゴ。

そしてこの先のエリアは人が入っていたのか、雰囲気は良いのにアタリが激減します。

時折水深の浅い流れ込みでチビアマゴのアタリは出るものの、良いサイズのアマゴのアタリはゼロ。

当たるのはこのような場所だけ。

時刻も10時に迫ると、気温はぐんぐん上昇。
日が当たる場所に出ると暑さでクラクラします。

やはり川虫が良いのかと思い、釣り歩いた場所を少し戻って探してみますが、なんとかオニチョロが3匹捕れただけ。

このオニチョロは大事に使おうと思いつつ、流れが複数に枝分かれしている落ち込みに到着。
普段なら水量が多くて近づけない場所が、この日は近づける状態になっています。

ここはいるだろうと確信を持って、オニチョロを放り込んで流してみると・・・グィ!!っと一気に引き込まれる目印!

アワセと同時に中々の引き味ですが、投入点が遠い上に足場がすこぶる悪く、タモで掬いに行けません!(苦笑)

モタモタしていると落ち込みから下流に逃げられそうなので、流れの勢いを怖がりつつも、思い切って竿の反発でブッコ抜き!

見事一発でタモ入れ成功です!!

体高があり尾鰭も立派なこちらのアマゴ、22㎝ありました!
0.25号を使用しておいて良かった・・・。

このすぐ上のポイントではまたしてもブドウムシで掛けバラシ。
そして流れの緩やかなエリアでは、使いかけのブドウムシで10㎝程のチビアマゴを追加。

やはり川虫は強いなぁと再認識しつつ、いつも通過するエリアを反対側から回ってみると、大きな落ち込みの上のエリアが良い感じになっているではありませんか!

普段は水量が多くてこの場所は通過できない上、そもそも反対側から見ていても物凄い水流が強いのですが、この日はなんとか釣れそうなレベル。

ここは竿抜けになりそうな予感がしたので、高い足場から大きいオニチョロを使って仕掛けを流してみたところ、流れとは違う向きにスイ~~っと目印が走ります!!

アワセを入れると、水圧もあいまって結構な重量感!!
しかし先ほどのアマゴよりも少し小さいので、4mほどの高さを思い切ってブッコ抜き!

こちらは体高はすごいものの、20㎝でした。
さらにラッキーな事に、オニチョロはほぼ無傷です!

この次のエリアは水深のある場所・・・だったのですが、20㎝程のアマゴが掛かったもののフックアウト(同時にエサもフックアウト)。

これで手もとに残っているエサはブドウムシとオニチョロ(中)が1匹ずつとなってしまいました。

追加でエサを捕るか、移動するか、納竿するか・・・と考えたものの、日向を通過すると少しヤバそうなレベルの暑さ

これだと日陰以外のエリアで釣るのは難しそうです。

そして目の前に、突如現れたのは・・・

ちょっと臭うので遠目から撮影。

謎のフン。

最初はイノシシかタヌキかとおもったのですが、掌より幅広くなっています。
ただ、所謂「クマのフン」といった感じの形はしておらず、なんのフンなのかよく判りません。

そもそも植物の根っこのようなものが未消化で出てきている時点で、クマのフンの可能性もあるのでは?と疑ってしまいます。

しかし、タヌキはフンを一か所に纏めると言いますし、このフンは一体何なんでしょう・・・。

もし判る方がおられましたら、教えて頂けるとありがたいです。m(_ _)m

こうなってくると、もしもの事を考えると落ち着いて釣りが出来ません。
もう残ってる餌が無くなったら帰ることを決意。

そしてこのすぐ傍のポイントは、流れが強く蛇行して流れているので、実にいい感じ。
早速、ラストのオニチョロを流してみると・・・岩の前で目印が流れと逆方向へ!!

しっかりアワセると、中々強烈な引き!!浅いのですぐ浮いてきたのですが、紛れもなく良型のアマゴ、おそらく今日イチのサイズです!!

掬うか抜き上げるか一瞬悩んだものの、足場も悪かったので思い切って抜き上げ・・・ようとしたら、なんと空中で痛恨の針外れ!!

そのままポチャンと川へお帰りになられました・・・。(苦笑)

しかも外れた勢いそのままに、仕掛けが手もとに跳ね返ってきたため、仕掛けはグチャグチャ・・・。

時刻は猛暑近づく11時。
ブドウムシ1匹の為に仕掛けを再セッティングするのもキツイので、この日はこれにて納竿としました。

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この日の釣行の纏め

最終釣果は、22㎝までのアマゴが17匹と、17㎝のイワナが1匹
4時間ちょっとの釣りになりましたが、そこそこ数が出て良型もゲット出来ました。

また、渇水期ならではのポイントや釣り方の研究にもなったので、バラシこそあったものの実りのある釣行と言えそうです。

ちなみに帰り道に道中の気温計を確認すると12時前の時点で35℃だったので、早めにやめて正解だったかもしれません。

しかし、漁協の前辺りでは多くのアユ釣り師さん達が釣っておられ、竿が曲がっているのも確認できたので、この暑さでもアユ釣り師さん達は頑張っておられるようです・・・すごすぎる。

さて、いよいよ禁漁(8月31日)が迫ってきた揖保川のアマゴ釣りですが、渓魚たちはまだまだ元気なようなので、あと1~2回は釣行したいところ。

クマと暑さに気を付けて、頑張ってみたいと思います!

前回は本流で25.5㎝が登場↓

偏光グラスで渓流釣りは激変します!↓

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