アオサナエ・ムカシヤンマ・オオイトトンボ他県北捜索@2013年5月25日

サラサヤンマ飛翔写真。兵庫県北部にて。
この記事は約11分で読めます。

本日の記事は、2013年5月末に兵庫県北部でトンボを捜索した際の記事です。

2012年5月半ばに捜索した時の記事はこちら↓

この日の狙いはオオイトトンボやムカシヤンマ、サラサヤンマ、アオサナエなど。この時期に見られるトンボのうち、貴重種とされるものに狙いを絞った捜索でした。

止水域から流水域まであちこち見て回った結果はいかに??早速本編をどうぞ!!↓

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県北捜索~アオサナエ・ムカシヤンマ・オオイト・サラサ~

この日は当初岡山を捜索しようと考えていましたが、友人と「県北の方が多数の種を見れるのでは?」という話になったので、朝一から県北へ行ってきました。(^^)

今回は文章もガッツリ長く、写真も51枚という大ボリュームでお届けします。(笑)

最初はナゴヤサナエヤゴ探し!

まず最初に立ち寄ったのは、友人がナゴヤサナエヤゴを多数確認している場所。ヤゴを探すため胴長を着て川に入る友人を残し、僕は成虫目当てで周囲を散策してみたのですが・・・どういう訳かシオカラトンボ以外のトンボが見られません。

うろうろした揚句、友人の元に戻ってみると・・・

ホンサナエが1頭だけひょっこりと顔を出しました。歩き回った時間はなんだったのでしょう・・・。(苦笑)

ヤゴ捜索をしていた友人に成果を聞いてみると、

当たり前のようにナゴヤサナエヤゴが登場してビックリ!!超が付く難関種のはずなんですけどね・・・。(^^;)ですが終齢を狙っている友人は納得がいかないよう。また再訪する事にしました。

が、友人のヤゴケースの中にナゴヤサナエ以外の個体が1頭。何だろう、と取り出した直後、

友人から「あぁホンサナエが1頭混じってるで」と衝撃の一言が。

そう、これはホンサナエのヤゴなんですね。一応兵庫Aランクで、ヤゴは中々見つからないはずなんですが、最早普通種のように捕れてしまうんだとか・・・恐るべし。

次の狙いはアオサナエ!

このポイントを後にし、アオサナエを狙って次のポイントへ。が、この場所は水深が以外とあり、胴長所持の友人はともかく長靴装備の僕にはかなり辛い状況。シーズンに入ればミヤマサナエキイロヤマトンボが見られるそうなんですけどね・・・。

今回は随分遠く感じる場所で、このようにヤマサナエアオサナエがテリを張っていたのですが・・・方なく大きく迂回してから川に入った時には既にいなくなった後。徒労感で一杯になってしまいました。(´д`;)

そんな僕を見かねた友人が、移動前のお土産として・・・

今シーズン初確認となるコヤマトンボ♂を連れて来てくれました!(^^)

僕がトンボにハマるきっかけとなったのがこの複眼。

相変わらず素晴らしい色の複眼をしています。僕の中では、緑色の複眼ならコヤマトンボがダントツで好みです。(゜∀゜)

この後何故か川の上を飛んでいたというヨツボシトンボを見せてもらった後、移動。前回僕がホンサナエを多数発見した場所です。そしてここは友人の実績に比べて圧倒的に数少ない「My ポイント」であったりします・・・。(´∀`;)(苦笑)

前回のようにホンサナエが飛んでいる中、アオサナエがチラホラ混ざっているという状況を想像しつつ川に入ると・・・

アオサナエ♂キターーー!!!(゜∀゜)

オベリスク!! (腹部挙上姿勢)
川を見張り中。
近!! ノートリミング。

あちこちでアオサナエを発見!!これにはテンションが上がります!!どうやら時期的にアオサナエの全盛期に入っていたようで、

ホンサナエはチラホラ程度。予想とは逆の状態でした。どうもホンサナエよりもアオサナエの方が強いようですね。(^^;)

こちらでもアオサナエのオベリスク。この時点で気温は29度・・・。

さらに対岸では、

今年初確認となるオジロサナエの羽化中個体を発見!!この後パッと飛び立ち、

近くの壁に制止。そして再び飛び上がり、草むらの方へ消えて行きました。この後ふと後ろを振り返ると、

暑い中胴長を着た友人がこんな体勢に。(笑)どうやらマクロレンズでアオサナエに近づいていたようです。石の上にはオベリスク中の被写体。僕もマクロ欲しい・・・。(苦笑)

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どんどん移動!オオイトトンボを求めて湿地へ

一頻りアオサナエを観察できたので移動。今度はムカシヤンマオオイトトンボが棲息する場所へと行ってみました。着いて早々、

友人がヤマサナエ♀の未熟個体を発見!!この場所のヤマサナエはどういう訳か胸部全面のL字模様がキイロサナエ並みに細いので、僕はキイロサナエと勘違いしてしまいました。(苦笑)

湿地の方を覗いてみると・・・

いました、オオイトトンボ!!今年も順調に発生しているようで、

後ろの♂はクセモノ?(笑)

あちこちで交尾や産卵が見られました。兵庫Bランクである事を忘れてしまいそうです。(^^;)そして、

友人がホソミオツネントンボも発見!どうもオオイトトンボに押されている感がありますね・・・。

本命大当たり!ムカシヤンマを発見!

この場所から少しずれた場所では、以前友人がムカシヤンマのヤゴを発見しています。成虫もいるはず、と思いつつうろうろしてみると・・・

今年初確認、ムカシヤンマです!!(^^)

何故か木の幹に止まる個体。
ムカシヤンマらしい写真。
水場で♀を待つ個体。

昨年6月に来た時よりもやや数は少ない印象ですが、 それでも結構な数の個体を見る事が出来ました。(^^)

手元でも観察したいな~と思っていると、

その事を察した友人がスッとムカシヤンマを差し出してくれました!!(笑)さすが我が親友!!(゜∀゜)ムカシヤンマは動きがスローな個体も多いので、友人は素手で捕獲しています。(笑)

この個体をリリースした後、少し沢を登った場所でムカシヤンマを観察していると・・・

何を思ったのか、1頭の個体が自ら僕の手の上に乗ってきました!!なんと愛嬌のある個体でしょうか。(´∀`)やはりムカシヤンマは良いですね。

まだまだ行きます!お次はサラサヤンマ

ここでの成果に満足した為、また移動。今度はサラサヤンマ狙いで、友人が以前サラサヤゴを多数捕獲した湿地へと行ってみる事に。

現場に着いた時刻は昼過ぎの暑い盛り(気温31度)。さすがに飛んでいないのでは・・・と思ったのですが、日陰にある窪地の上を飛んでいる個体をすぐに発見!!早速デジ一を構えて一枚・・・で、

いきなり過去最高クラスの写真が撮れました。(゜Д゜;)

ストロボを焚いてこのクラスの写真を撮影したのは初めて。しかも連写無しの一枚目という所が地味に嬉しい!!(笑)

とは言ってもこの個体は、典型的な「狭い空間をホバリングする個体」。元々撮りやすいトンボでもありますから、とりあえず何枚か撮ってみようかと思ったところ・・・

目の前で制止してくれました!!(^^)いつも行っているポイントでは何故か見られない光景なので、これも収穫ですね。

ちなみにオスは縄張りを見張る為に制止しているようなので、このように「背中側の空間を広く写す=見張っている様子を写す」のが正しい撮り方だそうです。(参考:神戸のトンボ様HP/サラサヤンマのページ

しばらくするとまた飛び始めたのですが、今度はやや広い空間を行ったり来たり。とりあえずシャッターを切ってみると・・・

ピンズバ写真が他にも撮影出来ました!!やはりサラサヤンマは比較的撮影が簡単な種です。昆虫写真撮影初心者の方にもオススメ出来るかもしれません!(産地探しは大変ですが・・・)

この個体以外にもあちこちでサラサヤンマ♂の姿が見られ、

これはコンデジで撮影。

あちこちで縄張り争いを繰り広げていました。彼らは必死ですが、僕らトンボ家としては最高の光景です。(笑)友人はファインダーを見ずに置きピン+ローアングルからの撮影を楽しんでいました。

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そうこうしていると、14時を過ぎた頃に待望の♀が登場!!

ちょっとブレ。

この個体、かなり長い時間場所移動を繰り返し、

あっちで産んだり・・・

こっちで産んだり・・・

中々落ち着ける場所が無いようです。が、何か所目かで制止した場所で、

ようやく落ち着きました。ちなみにこの場所、以前友人がヤゴを探す際に余分な土を除けて固めていた場所だったそうです。(笑)

しっかりと産卵まで観察出来たので、また移動です。

最後のポイントへ。アオサナエ♀&ヤゴ探し

ヒラサナエ&ヒメクロポイントに行くか、それともアオサナエ♀を見に行くか悩んだものの、この日のメインの目的はアオサナエ!!という事で、再びアオサナエのポイントへ行ってみる事にしました。

ですがアオサナエ♀が水辺に来るのは夕方。友人がもう一度ナゴヤを狙いたいと言う事で、僕はコンビニで冷やし中華を買って休憩する事に。(笑)

が、結局ナゴヤサナエは若い個体ばかりで終齢は入らず。僕も岸からガサ入れしてみましたが、捕れたのはキイロサナエハグロトンボオオシオカラトンボコシアキトンボのみでした。

友人曰くこの場所でキイロサナエを確認した事は無かったそうで、少し感心されたのですが・・・いやいや、ナゴヤサナエヤゴを短時間で2桁捕る方が明らかに異質ですよ・・・。(´∀`;)

日も傾いてきて良い時間になったので、先ほどアオサナエを多数見たポイントへ移動します。

やはりホンサナエ♂アオサナエ♂が混ざっている状況で、どちらも♀を待っているようでした。そんな♂達に混ざり、僕らも♀を待つ・・・のですが、暇つぶしがてらガサ入れをしてみる事に。

友人はこの川の上流部でキイロヤマトンボヤゴを多数捕獲しており、「この環境なら多分捕れるで」と一言。捕り方を教わり、網を入れると・・・

キイロヤマトンボヤゴキターーー!!!(゜∀゜)

兵庫Aランクの貴重種ですが、随分アッサリと捕獲出来ました!!

キイロヤマトンボヤゴの証である特徴的な口。

結局この日、キイロヤマトンボは合計6頭捕獲。友人は「数えてない」くらい捕れていたようです。(笑)多産地かもしれないので、後日確認に来てみたいところです。

時折よく似ているコヤマトンボヤゴが入ったり・・・

ザックザックとキイロサナエヤゴが捕れたり(Bランクですが・・・)。やはりこの川は非常に良い環境のようです。

さらに驚いたのはこの後。浅瀬の泥を掬っていたところ、随分大きめのヤゴの姿を発見!!取り出したのは・・・

ミヤマサナエヤゴキターーー!!!(゜∀゜)

未だ成虫を見れていない種、ミヤマサナエヤゴの登場です!!(^^)まさか捕れるとは思っていなかったので、これには大喜び!!

・・・僅か5分後に友人がアッサリ持ってきた時は流石に意気消沈でしたが・・・。((((゜∀゜;)

独特の複眼。この場所で成虫が見れる事を期待してリリース。

結局この場所ではホンサナエ(A)アオサナエ(C)の成虫が見られただけでなく、キイロヤマトンボ(A)キイロサナエ(B)ミヤマサナエ(C)のヤゴも見る事が出来た事になります。シーズンを通して通う事にします!!(゜∀゜)

が、本命であるアオサナエ♀は一向に姿を現しません。ガサ入れを終えてからあちこち歩き回って見ますが、薄暗くなってもまだ♂がテリを張っているだけなのです。

ストロボを使う時間になってしまった。マスカットのような複眼・・・。

そしてようやく発見した♀個体は、

ホンサナエの♀でした。しかも複眼が片方潰れ気味で、かなりアレな見た目です。(笑)

ちょうどホンサナエの産卵タイムに入ったようで、

もう1頭の♀を発見!!こちらはまだピカピカの個体で、しっかりと卵塊を作っていました。

結局この日アオサナエの♀は見られませんでした。19時前になったのでそろそろ撤収しようかと思った矢先、川べりに巨大なアオダイショウを発見!そして迷うことなく突進する我が親友!!(笑)

そしてそのまま捕獲したのは、過去最大級、1.8mはあろうかという大物でした。記念撮影はしたのですが、さすがに写真は自粛したいと思います。(゜∀゜;) (苦笑)

盛り沢山となったこの日はこれにて終了です。

この日確認したトンボ(成虫)は、ニホンカワトンボ・アサヒナカワトンボ・オオイトトンボ・セスジイトトンボ・ホソミオツネントンボ・コヤマトンボ・ヤマサナエ・ホンサナエ・アオサナエ・オジロサナエ・ギンヤンマ・サラサヤンマ・ムカシヤンマ・シオカラトンボ・シオヤトンボ・ハラビロトンボの計16種。

ヤゴ(のみ確認)は、ハグロトンボ・キイロヤマトンボ・ナゴヤサナエ・ミヤマサナエ・キイロサナエ・コシアキトンボ・オオシオカラトンボ(羽化殻も確認)の計7種。

目的のアオサナエムカシヤンマオオイトトンボが見られた上、ヤゴと成虫を併せて20種以上を観察出来たので、中々充実の捜索内容となりました。(^^)

さて、いよいよ大嫌いな梅雨が近づいて来ましたが、天気が良い日を狙って捜索に出たいと思います!!(゜Д゜♯)ノ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

丸一日費やしたかいもあり、 レッドリストに掲載されている貴重種が多数撮影できました。これほどアタる日も中々ないので、記事を見返していても、当時の光景は多数覚えていました。

この日確認したキイロヤマトンボですが、その後2~3回この場所を(シーズンである6・7月に)訪れていますが、まだ成虫はそれっぽい個体を1頭確認しただけ。

また、ミヤマサナエ成虫に関しては、私はまだきちんと観察・撮影が出来ていない種なのです。(親友は兵庫で捕獲・撮影しているだけでなく、滋賀で多産地を発見したとか)

今シーズンは行けるかどうか判りませんが、可能であれば撮影しに行きたいなと思います!!

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