ハネビロトンボとの邂逅&マルタンヤンマの産卵観察@兵庫県姫路市

この記事は約6分で読めます。

こんにちは、Angler Ogiです。

今年の梅雨は降水量が多く雨天となることが殆どだったため、思うように観察に行けていませんでしたが、ようやく梅雨が明けました。

そこで7月31日に、姫路市の定点でマルタンヤンマを探して見たところ、なんと迷入種であるハネビロトンボを発見!!

夕方にはマルタンヤンマ雌の産卵も観察できたので、早速書いていこうと思います。

スポンサーリンク

真昼間に休止個体を探索中・・・?

この日は朝から久しぶりの晴天。

気温も32度を超え、これならどこかでヤンマが休止しているかもと思い、真昼間の13時ごろに定点に出かけてみる事にしました。

現地に着くと、既にクロスジギンヤンマは飛んでおらず、池のあちこちにでギンヤンマが縄張り争いをしています。

1頭だけ捕獲して観察。

その他はいつもこの時期によく見られるトンボであるクロイトトンボ、ショウジョウトンボ、オオシオカラトンボが多数乱舞。

時折上空をチョウトンボが飛翔するという、いつも通りの光景です。

とりあえず休止個体がいそうな林縁をうろうろしていると・・・日が陰ってきたタイミングで、頭上の木にアカネ属らしきトンボが静止しました。

この時期に珍しいなぁ~などと思いつつ、捕獲してみると・・・

正体はなんと、ナニワトンボの雌!!(兵庫県Cランクの貴重種)
この場所に10年ほど通っていますが、初めての確認です!!

「この場所にいるはずがない、でもナニワにしか見えない・・・」と思いつつ、あちこち観察してみますが・・・やはりナニワトンボ。

この場所はナニワトンボの棲息環境と全く合致しない為、ひょっとしたら、どこかから迷い込んできただけかもしれません。

捕獲したショックか、突然卵を産み始めてしまったため、慌ててリリースしました。

その後もあちこち見て回りましたが、休止しているヤンマは発見できず。

日が陰って涼しくなってしまったのも、見つからなかった理由の一つかもしれません。

スポンサーリンク

まさかのハネビロトンボ登場

再度照りはじめた太陽により一気に気温が上昇し、池の周りをうろつくのも少々きつくなってきた13時半頃。

池で普通種でも撮影しようかと思い、カメラを取り出していると・・・はるか上空に、明らかに異質なシルエットを発見。

周囲はウスバキトンボが多数飛び回っていたので、ウスバキトンボの見間違いか・・・そう思って目を凝らしてみると、明らかに1サイズ大きく、翅の付け根が色づいています

この場所で極まれに見られるネキトンボか・・・?なんか違うな・・・?と思い、とりあえずカメラを向けてみて・・・ビックリ。

なんと兵庫県には棲息していない、ハネビロトンボではありませんか!!

慌ててシャッターを切ったら、

ヒドイ写真になりました。(笑)
ただ、明らかに翅の付け根の特徴が判ります。

飛び去る気配はなく、時折ウスバキトンボに混ざって旋回しているので、急いで何枚か撮り直してみると・・・

ようやくピントが合いました!
そして、改めてハネビロトンボであることがハッキリと確認できたのです。

とはいえ、未だ私の人生で一度も見た事が無いトンボのため、「思い込みで違う種を見間違えているのではないか」という疑念が。(苦笑)

それでも、少しずつ高度を下げて近づいてきたところを撮影。

この1枚で、ようやくハネビロトンボであると確証が持てました!

この直後に網で届きそうなところまで降りてきたものの、撮影だけのつもりだったため、網は離れた場所に置きっぱなし。

ダッシュで取りに戻り、網を振ろうとしたときには・・・

トリミングで拡大。

かなりの遠方に移動しており、

そのままどんどん離れて行ってしまいました・・・無念・・・!!!

仕方なく一度車に水分補給に戻り、再度戻ってくると・・・今度は池の上空を飛んでいるではありませんか!!

この時点で上空7mほど。

これならもう少し待てば網が届きそうなのですが、家族の都合で一度帰宅しないといけない時間になっており、時間的猶予はほぼありません

それならばと必死に目で追いかけつつ、やぶれかぶれで5m程の所まで降りてきたところで、思いっきりスイングして・・・空振り

どうやら目測を誤ったようで、30㎝ほど下の辺りをスイングしてしまったのです!
当然のようにハネビロトンボは驚き、そのまま飛び去ってしまいました・・・無念。

それでも、初確認であるハネビロトンボを撮影出来た事には満足しつつ、急いで帰宅することにしました。

後に戻ってくると決意を固めて。(苦笑)

Ogi
Ogi

ハネビロトンボは九州・四国地方に棲息しているものの、兵庫には定着していません。
毎年秋口頃に少数が迷入、ちょくちょく発見報告を耳にしますが、私はこれが初邂逅でした。

マルタンヤンマの産卵観察

用事を終えて、ポイントに戻ってきたのは16時半頃。

念のためハネビロトンボが戻ってきていないか、池の外周の木に静止していないかあちこち探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。

ウスバキトンボ達も休止中。

それならばと、元の目的であったマルタンヤンマを求めて、ひたすら湿地の観察を続けます。

周囲が少し薄暗くなってきた17時20分頃、ギンヤンマとは明らかに違う飛び方をするトンボを池上で発見!!

目を凝らして観察していると、そのままカンガレイ林の上までやってきました。
間違いありません、マルタンヤンマの雌です!!

昨年の観察ではヒドイ目にあったので(苦笑)、慎重に近づきつつ撮影を試みますが、撮影できない遠方をあちこち飛び回った挙句、オオシオカラトンボに追い払われてしまいました。

昨年の二の舞になりそうだったので、近くにいたオオシオカラは一度捕獲してからごめんね~と言いつつ、反対方向へリリース。
これで近場の撮影場所を確保します。

10分ほど経った17時37分、2頭目のマルタンヤンマ雌が登場!

こんどは出来る限り近づいて撮影しますが・・・

遠い上に薄暗いため、あまりきれいに撮影できません。(苦笑)

めげることなく、上半身だけ無理やり近づけてストロボを焚いて・・・

ようやくそれっぽい写真を撮影!

もう少しだけ近づけそうだったので、さらに近づいて・・・

ようやく撮りたかったアングルで撮影することが出来ました。

この直後、この雌は一度飛び上がり、なんとそのまま足元へ!
近すぎてピントが合わず苦労しましたが、

驚かせることなく、(アングルは少し悪いものの)真上から撮影することが出来ました。

この個体はこの直後に飛び去ってしまったので、次に来る個体を捕獲しようと網に持ち替えます。

すると17時50分頃、もう1頭の雌が池の上を飛び回り、オオシオカラトンボに追い回されています!

今なら捕獲できるかと思い、近づいて網を振ろうとしたところ・・・足をぬかるみに取られてバランスを崩して、見事に捕獲失敗。(苦笑)

その後この個体はかなり離れた場所に産卵に入ったため、捕獲は諦める事に。

この後18時10分頃まで待ちましたが、新たにやってくる雌もいなくなったため、終了としました。

スポンサーリンク

この日の纏め

日中の休止個体こそ見つかりませんでしたが、初めてハネビロトンボの撮影に成功した上、夕方は目的通りマルタン雌の姿が見られたので、大満足です。

欲を言えばきちんと捕獲して手元で観察したかったところですが、迷入種はこれからが本番。

またどこかで出会えることを期待したいと思います!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました