こんにちは、ギター講師のAngler Ogiです。
皆さまは、「上手いギタリスト」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
「ギターが上手い」というのは多くの要素があり、「この人が上手い!」とピンポイントで挙げるには、実はあまりにも複雑な内容なのです。
また、
ギターが上手くなりたいんだけど、具体的にどんな事をすればいいの?
と、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私Ogiがプロギター講師目線で、
ギターがうまいとはどういうことなのか?
について分析していきたいと思います!
↓【今回の記事はこんな内容です!】↓
- ギターが上手いとは、そもそもどういうことなのか?どんな特徴があるのかを解説!
- 実際にギターうまい日本人アーティストは誰なのかを独自考察!
- ギターが上手い人=なんでもできるの?というギモンにお答えします!
○ギターの上手い/下手はどんな基準で判断されるのか?
好みのアーティストというのは、人それぞれ違います。
そして、ギターという楽器の特性上、それぞれのジャンルに「専門プレイヤー」という人が存在するため、一概には上手い下手を判断するのが難しいもの。
しかし、音楽を仕事としている方々に (好き嫌いは別として) ギターが上手い人は誰?と訊いてみると、意外と共通したアーティストが挙がる事が多いのです。
では、その要素を細かく挙げてみましょう。
- 演奏時のピッチが正確(チューニングやオクターブ調整含む)
- メロでも伴奏でも、リズムが安定している
- コードボイシング(コードフォーム)の選び方が上手い
- 音作りが上手い(音色設定・曲調の理解・楽器の特徴を活かしているか)
- 小技・ピッキングニュアンスに正確さと独自性(個性)がある
- アドリブ(スケール選び)が上手い
- 伴奏スタイル(フレージング含む)を沢山持っている
- 演奏時にノイズが出ない(運指/フィンガリング含む)
- ミスをしない(もしくは気づかれない)
私Ogiが考える要素は、この9つ。
上手いと言われる人たちは、コードを多数知っていたり、譜面が読めるといった事は当たり前なので、今回は除外。
主に正確性・個性・テクニック・音色の4点を重要項目としています。
そもそも音楽には、
- メロディ
- リズム
- ハーモニー(和音)
これら音楽の三大要素というものが存在しています。
このうち、ギターは与えられた役割によって全てを担当することが出来る楽器故に、基準が複雑化するのです。
勿論、本当にうまいと言われるギタリストたちは、上記の要素を全て兼ね備えている超人ばかり。
また、J-pop界で活躍するプロギタリスト達は、必ず何らかの「武器」と呼べる得意フレーズを持っており、特化した人たちが多いのも面白いところ。
では、9つの要素を1つずつ分解してみていきましょう。
要素①演奏時のピッチ
ギターという楽器は、常に気温・湿度の影響を受けるためにチューニングが狂い続ける楽器と言われており、そんな中でピッチを正確に保つのは並大抵のことではありません。
え?そんなの、弾く前にチューニングさえしておけば・・・と思われた、そこのアナタ!!
そんなに甘いものではないのです・・・!
実際問題として、
- ステージの照明を浴びる
- 演奏時に少し手汗をかく
- 夏場は冷房、冬は暖房による気温変化
- チョーキングやアーミングといった弦を引っ張る/緩めるフレーズ
たったこれだけでも、ギターのチューニングは結構狂います。
そのため、日々の楽器管理(オクターブ調整や弦のテンション調整等)と演奏前(時には演奏中)のチューニングを欠かさないのは、ギタリストとしての絶対条件。
さらには、演奏時に微妙なピッチの狂いを瞬時に耳で感じ取り、チョーキングの上げ幅を変えたり、押弦する弦の圧力を変えるといった技術が、ピッチの正確さを産むのです。
勿論、演奏中(休符部)にチューニングするなどの注意を払いつつ、丁寧に演奏するのも忘れてはなりません。
これらの並々ならぬ努力により、プロギタリストは日々正確なピッチを目指しています。
どれだけフレーズが上手くても、ピッチが悪いだけで全てが台無しになるため、ギタリストにとって最大級の注意を払うべきポイントと言えます。
特に音がズレやすいチョーキングやスライドのピッチに注目して聞いてみてくださいね。
春畑道哉氏(TUBE)、今剛氏、安藤正容氏など
要素②リズム
音楽の三大要素の一つであるリズム。
ギターの場合は、メロディ弾きの時のリズムだけでなく、伴奏(バッキング)時のリズム感が特に問われます。
メロディの場合は譜割から外れた時に「そういうフレーズ」と解釈できなくもないですが、バッキングは別。
- 通常のピッキングのタイミング
- コードチェンジの左手のタイミング
- エフェクターで音色を切り替えるタイミング
- ギターで刻むリズムそのもの(カッティングなど)
このように、ありとあらゆる角度からリズムを考える必要があります。
特に歌物バンドやリード楽器がいるバンドでは、ギター伴奏のリズムが直接楽曲クオリティに影響するため、非常にデリケートな部分となるわけですね!
伴奏が上手いギタリストは総じてリズム感が抜群なので、 シンプルなメロディやイントロフレーズを演奏しただけでも、聴いている人たちを感動の渦に巻き込んでしまうのです!
布袋寅泰氏、DAITA氏(SIAM SHADE他)、浮雲氏(東京事変など)、進藤晴一氏(ポルノグラフィティ)、Syu氏(GALNERYUS)など
要素③コードボイシングの選択
音楽の三大要素の一つであるハーモニー。
ギターは伴奏の時にコードを担当するシーンが多くありますが、その都度、
無数にあるコードポジションからどこで演奏するのか?
という選択に迫られます。
エレキギターの伴奏で様々なポジションを選択するのは勿論のこと、フォークギターでのボイシング選択も楽曲で大きなウエイトを占めており、油断できません。
場合によっては、チョイスしたコードボイシングがそのまま曲の顔となるケースも存在するため、多くの特殊なコードフォームを知っておく必要があります。
また、そういった特殊フォームの多くは、押さえ方やミュートが難しい場合がほとんど。
そういったフォームが登場する楽曲を見つけた時は、ギタリストの手の動きにも注目してみてくださいね!
秦基博氏、福山雅治氏、藤原基央氏(BUMP-OF-CHIKEN)、Ken氏(L’arc~en~ciel)、HISASHI氏(GLAY)など
コードボイシング等、コードフォームパターンに関してはこちら↓
要素④音色/音作り
ギタリストの命とも言えるのが音色。
海外の有名ギタリストであるエリック・ジョンソン氏は音色へのこだわりが凄まじいことで知られ、
「スタジオに入ってきた時に最初にすべきなのは、(エフェクターを並べる)ボードの板を表向きにするか裏向きにするかを考える事だ」
とまで(過去のインタビューで)語っています。
エフェクターは様々なメーカーから多種多様なものが発売されているだけでなく、ギターアンプやギターそのものも、実に多種多様。
そんな中から「この音だ!」という正解の音を引き当てるのは、ギタリストにとって至上命題でもあります。
自分の相棒(手持ち楽器)のクセを把握し、好きな音色系統を考えた上で最高の音を目指すためには、オーダーメイド品やシグネイチャーモデルを利用するギタリストが多いのも頷けます。
また、少しだけ音を聞いただけで「~~のギターの音だ!」と判ってもらえるようになるためには、それだけ個性のある音を出さなければなりません。
多種多様なエフェクターを駆使し、個性と美しい音・テクニックが共存しているギタリストは、まさにプロと呼べるギタリストではないでしょうか。
エリック・ジョンソン氏はコンパクトエフェクターを使用する際に、デュラセル社の9V角電池以外は使用しないとのこと。
また、松本孝弘氏は一昔前、ワウペダルを半踏みにすることで、独特のトーンを手に入れていたそうです。
松本孝弘氏(B’z)、押尾コータロー氏、a2c氏など
要素⑤小技&ピッキングニュアンス
ギタリストの上手い/下手において、最もクローズアップされることが多いのがこの部分。
ギターの小技と言えば実に多くの種類がありますが、ざっと挙げてみるとこんな感じに。↓
- ハンマリング&プリングを駆使したレガート奏法
- 全ての弦をオルタネイトで弾ききるフルピッキング
- 右手で弦を叩く華やかなタッピング(ライトハンド)
- 弦を跨ぐようにして高速でピッキングするスキッピング
- ピックを持った指以外も使用して弦を弾くチキンピッキング
- 複数の弦を纏めて薙ぐように弾ききるスウィープ
- オクターブ奏法(カッティング含む)
- トレモロアームを駆使するアーミング
- ギター弦の倍音を利用するハーモニクス
(ナチュラル/ピッキング/タッピング) - ベースの様に弦を叩くスラップ/プル奏法
こうしてみると実に多くの奏法がありますが、「上手い」と言われるギタリストはこれらの大半を習得している他、「特に得意な奏法」を持っています。
例えば、B’zの松本孝弘氏はレガート奏法、元LUNA SEAのSUGIZO氏はオクターブ奏法が代名詞的なフレーズとして有名でした。
また、故人である藤岡幹大氏は素晴らしいテクニックでお客さんを魅了しましたが、特にハーモニクスとアーミングを織り交ぜたスタイルは、正に超絶技巧と呼べるレベル。
→藤岡幹大氏の演奏をYou tubeで聴く(13:47~の映像が衝撃的)
ピッキングニュアンス(ピッキングした時の音の使い分け)で言えばTUBEの春畑道哉氏が素晴らしいトーンを聴かせてくれるため、必見(必聴)です!
Loudnessの高崎晃氏や、GRANRODEOの飯塚昌明氏はスウィープやタッピング・スキッピングといった超絶技巧を日常的に使用しています。
通常ギタリストが必要とされる技術を一式こなした後、このような独自ニュアンスやソロのフレーズを持っているかどうかが、他のギタリストと一線を画すラインだと言えます。
要素⑥アドリブのうまさ
通常のCD音源に収録されているギターソロや、ライブで楽曲を演奏する際、多くのギタリストは「決めソロ」と呼ばれる「作りこんだフレーズ」を披露します。
そのため、その場で即興でフレーズを作って演奏する「アドリブ」を聴けるケースは多くありません。
アドリブ演奏と言えば、
- テーマ(ジャンルやTPO)に合わせたフレージングスキル
- ギタリストの個性(代名詞フレーズ)・オリジナリティをアピール
- 正確なスケーリング技術とコード進行の理解
- 「魅せる」演奏が出来るか否か
- リズム感
- ノイズをいかに消せるか(後述)
これらが一度に問われる、ギタリストにとって最大級の見せ場でもあります。
スタジオミュージシャンやライブミュージシャンの多くは、演奏時にギターソロ部でアドリブを要求されることが多い為、必然的に腕の良いギタリストが多く登場します。
セッションやライブでのソロ回しの時こそ、ギタリストの真の実力が発揮される場所なので、是非注目してみてくださいね!!
今剛氏、安藤正容氏、野村義男氏、高崎晃氏など
要素⑦伴奏スタイル&フレージング
俗にいう、ギタリストの「引き出し」が伴奏スタイルとフレージング。
例えば、スタジオ譜と言われる楽譜にはコードと最低限のリズムしか掲載されていないのですが、その譜面を見た時に、いかに楽曲に合わせた伴奏が出来るか、というのが大事になるのです。
ただコードをジャカジャカ弾くだけではなく、アルペジオやオブリガード、リフ系フレーズなど、今まで聴いてきた音楽(ジャンル)が一斉に顔を出すのも、伴奏の面白いところ。
アドリブが上手いギタリストは総じて伴奏もトップレベルなので、伴奏にも注目してみてくださいね!
要素⑧演奏時のノイズ(運指/フィンガリング含む)
ギターを演奏したことがある方ならご存知かと思いますが、ギターというのは常にノイズと戦い続ける楽器。
特に歪み系フレーズやカッティング系フレーズではノイズが出やすいため、
- 左手のフィンガリングは、常に指板から意識を反らさず、空いた指でミュート
- 右手は、必要な音以外は手のひらでミュートする意識を持ち続ける
- 音作りでもノイズが出にくい音色を目指す
これらを演奏中に細かく意識することにより、必要な音のみを抽出する必要があるのです。
定型フレーズの場合は「どこでどの音(弦)をミュートする」か判っているために、比較的ノイズカットしやすいもの。
ですが、アドリブ時はノイズカットする場所すらもアドリブとなるため、非常に高い技術が要求されます。
ノイズカットを意識すると、必然的に左手の運指はバタつかず滑らかとなり、パッと見は「簡単そうに弾いているように見える」ようになるのも面白いところ。
ノイズを出さずに演奏する事が出来れば、一気にギター上級者の仲間入りを果たせるので、出来る限りノイズカットを意識してみてくださいね!
ノイズカットは、ピッチとリズムに次いでギタリストが気にすべきポイント。
ライブでノイズをならさないというのは至難の業なので、大音量でのライブこそ真価が問われます。
要素⑨演奏時のリカバリー(ミスが目立たない)
ある意味究極とも言えるのが、「ミスなく演奏する」ということ。
ただ、どれだけ上手いギタリストでも僅かながらミスをするものですが、大事なのは「ミスしたかどうか判らない」ように見せるのが上手いということ。
フレーズに混ぜ込んでしまうもよし、コードのニュアンスとして曲に組み込むもよし。
演奏中のコンマ何秒の世界で、瞬時にミスを判断して楽曲に(目立たないよう)混ぜ込むというのは、並大抵のことではありません。
これらのリカバリーは練習して身に着くものではなく、俗にいう「舞台慣れ(場慣れ)」と言われる部分が大きい為、積極的にステージに立ち、感覚的に慣らしていくのが大切です。
場慣れしてくると、演奏中に頭が高速で回転するような感覚になり、ミスする瞬間が事前に(なんとなく)判るようになります(スローモーションのような感じ)。
その瞬間に指の動きを強制的に変えることにより、目立たなくするのがリカバリーです。
実際に上手いギタリスト4選
この項目では、私Ogiが実際に「この人は上手い!!!」と思ったギタリストを挙げてみます。
私の師匠がスタジオミュージシャンである事もあり、玄人好みのチョイスになっておりますが、実際のプレイ映像を見て頂ければ、ご納得いただけるはず!!
今剛 氏
学生時代、師匠に「日本で(総合的に考えて)一番うまい人はどなたでしょうか?」と訊いてみたところ、間髪入れずに返ってきた答えが今剛(こん つよし)氏でした。
有名どころでは、宇多田ヒカルさんや福山雅治さん、矢沢永吉さん他、多くの著名ミュージシャンのバックギタリストとして、長年スタジオでもライブでも活躍されている方です。
今さんはエレキ・アコギ・ガットギターの他、バンジョーやマンドリン等の弦楽器を演奏することもあり、文字通りオールジャンルの演奏が出来るスーパーギタリスト。
スティールギターの名手であることも有名なお話で、およそギターで表現できない事はないと言えるのではないでしょうか。
一度演奏を聴くとお解りいただけるかと思うのですが、まるでギターが喋っているような独特のニュアンスに、ノイズが一切出ない正確無比なピッキング。
また、運指はスローモーションのように見えるほど美しく、全く無駄がないのが見て取れます。
音作りも素晴らしく的確で、コード弾きやカッティングでもリズム感の良さが凄まじいですし、演奏中にさりげなくテクニカルな小技が登場するのも見逃せないポイント。
多くのアーティストがこぞって今さんにギターを依頼する他、多くのアーティストが「今さんは別格」と仰るのも頷けます。
Char 氏
8歳でギターを始め、高校1年生の時にスタジオミュージシャンとしての初仕事をこなしたとされるChar(チャー)氏。
様々なギタリストから影響を受け、ありとあらゆるスタイルを弾き分けることが出来るスーパーギタリストの一人です。
カッティングをしながら歌う「Smoky」に代表されるように、キレのいいカッティングスタイルは多くのミュージシャンに影響を与えており、現代でも有数の大御所ギタリストではないでしょうか。
また、あまりご存じない方もおられるかもしれませんが、Char氏は様々なギタリストの特徴やクセを見抜く力(それを自身のフレーズに組み込む力)が本当に感動ものなのです。
昔出演しておられた番組内で、ジミヘン、エリッククラプトン、ジミーペイジ、ジェフ・ベックのフレーズを即興で披露。
その演奏スキルと特徴を的確につかんだ表現力に、私は全身鳥肌まみれになりました。
複数のグループを立ち上げて一世風靡した他、レーベルを立ち上げたり、サポートミュージシャンを務めたりと、その活動は多岐にわたります。
安藤正容 氏
フュージョンバンドT-SQUAREで一世風靡したギタリスト、安藤正容氏。
F-1のテーマ曲であるTruthはあまりにも有名な曲なので、安藤さんのプレイを聴いた事がある人は意外と多いはず。
ライブ時のソロ回しでは淡々とアドリブ演奏を披露されていますが、そのどれもが秀逸なフレーズばかり。
フルピッキングからレガート奏法、スウィープ・タッピングといった超絶技巧系、コードカッティング・アルペジオ、フォークギター演奏に至るまで、ギタリストとしての穴が一切見当たらないのです。
少なくとも私は、安藤さんが「ミスらしいミス」をしているところを殆ど見た事がありません・・・!
伴奏に徹した時の「メインを引き立たせる弾き方」、自身がリードを取るときの「圧倒的音の支配力」も、特筆すべきポイントではないでしょうか。
音そのもので全てを表現するその表現力は、日本のギタリストの中でもトップクラスだと思われます。
MIYAVI 氏
日本が世界に誇るギタリストの一人、MIYAVI氏。
アコギ・エレキ問わず、スラップやギャロップ奏法など、ありとあらゆる奏法を駆使しながら歌うという独自のスタイルを築き上げ、熱狂的なファンが多く存在します。
演奏を見ていると、この方には「コードの概念が通用しないのではないか?」という自由度があり、それでいて1曲の中に綺麗に収めてしまうテクニックは、他の追随を許さないレベル。
スラップを多用したアドリブ演奏は「凄すぎて何をやっているのか判断できない」ともいわれ、多くのギタリストに影響を与えました。
世界ライブも定期的に行っており、ひょっとすると日本での知名度よりも世界での知名度の方が高いかもしれません。
スーパーギタリストの共通点
ここまで多くのスーパーギタリストを紹介してきましたが、全てのギタリストに共通して言えるのは、心の底からギターが好きであるという事。
スーパーギタリストのインタビュー記事や動画で語っておられる内容からも、その一旦を感じ取ることが出来ます。
私もそうですが、仕事以外の時であっても時間さえあればギターを触っているのではないかと思えるほど、ギターを弾くことが人生の大半を占めているはず。
元々生まれ持った才能も少なからずあるでしょうが、それに奢ることなく、黙々とギターを弾き続けた結果が、このような素晴らしい演奏に繋がっているのではないでしょうか。
テクニック面で言えば、冒頭に挙げた9つの要素を全て満たしており、そこに作曲センスや魅せ方まで加わっているのですから、文字通りのスーパーギタリスト達と言えそうです。
また、どのギタリストも左手の指のタッチと右腕~右手の指の使い方(ピック含む)が実に独特で、真似しようとしても、一朝一夕では絶対にできません。
試奏動画等を見るとよく判りますが、皆さんどのギター(アンプ)を使用しても「その人の音」になっているのです!!
使用機材のクセを見抜く能力等もありますが、ギタリストの左手と右腕こそが、「最高の音」を産み出していると言えます。
今回ご紹介したギタリストの他にも、バラエティのイメージが強くなっている伊藤一郎氏(ELT)や高見沢俊彦氏(THE ALFEE)も、実はギタリストとして傑出した存在。
素晴らしいギタリストはまだまだ沢山いますので、またどこかでご紹介出来たらと思います!
上手いギタリストの考察まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が考える「上手いギタリスト」について考察してみましたが、ギタリストが鍛えるべきポイントは、左手のタッチと右手(ピック含む)の使い方ではないでしょうか。
そのためには曲を練習しながら楽しむことは勿論、日々の基礎トレーニングも欠かせないものと言えます。
あなたが目指すべき理想のギタリストを心の師匠とし、是非スーパーギタリストを目指してみてくださいね!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
↓上手いボーカルについての考察はこちら↓
↓上手いギタリスト達の定番コードフォームをご紹介!↓
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