憧れのオーダーメイドエレキギター!良いエレキギターの条件。

私の仕事用オーダーメイドギター2本です。
この記事は約18分で読めます。

こんにちは、Angler Ogiです。

ある程度エレキが弾けるようになってくると、ワンランク上のエレキギターが欲しくなってくるかと思います。その際に生徒の皆さまから、

結局、良いエレキギターって何が違うんですか?

高級エレキギターを買うなら、どんな所に気を付ければいいですか?

といった質問をよく頂きます。

「良いエレキギターとは?」にスポットを当て、前編中編と続いたシリーズも、本日ラストとなる後編。今回の記事では、

  • 良いエレキギターの条件とは?
  • 憧れのオーダーメイドギターについて

この内容にスポットをあてて、個人的見解をざっくり纏めてみようと思います!

【今回の記事はこんな方にオススメ!
  • ワンランク上のエレキを買いたい!
  • 良いエレキギターは何が違うのか知りたい!
  • オーダーメイドギターについて知りたい!
  • オーダーメイドは、どこにこだわるべき?
  • プロのオーダーメイドギターを見てみたい!

記事の後半では、私が普段仕事に使用しているオーダーメイドギター2本もご紹介します。

それでは早速見ていきましょう!!

〇良いエレキギターの条件

まず、私Ogiが考える「良いエレキギターの条件」ですが、

  • タイプに関わらず、チューニングがずれにくい
  • 胴鳴りがしていて、その振動がきちんと出力されている事を感じられる( 生音でもクリーントーンでも、音の厚みやバランスが良い )
  • ネックを握った時に、掌に吸い付く感覚がある
  • フレットインレイにこだわりがある
  • アンプで鳴らした際にノイズ(ハウリング)が出にくい(絶縁処理が施されている)
  • 個性のある音(メーカーらしさやタイプ特有の音色)を持っている

この辺りになります。それでは、個別に1つずつ見ていきましょう。

・チューニングのずれにくさについて

ギターは永久にチューニングがずれ続ける楽器ですが、良い楽器は比較的、チューニングがずれにくく感じられます。

特にストラトキャスターの場合は、ナットがロックされていないタイプが殆どで、弦を留めているブリッジも多少動く(ブリッジ部はボディから少し浮いている)ため、安物であればすぐにチューニングが狂ってしまいます。

高級品の場合はボディタイプに関係なく、

  • ナット(取り付けや弦ごとの幅、材質)がしっかり作られている
  • ペグがしっかりと役割を果たしている(弦を固定出来ている)
  • ブリッジ部に変な歪みが無い
  • ネックがしっかり作られている為、ネックが反ったり等も比較的おこりにくい

この辺りの作りがきちんとしているのが特徴です。

一つひとつのパーツの値段が上がるだけでなく、一つ一つ手作業で組み上げ、確認されるために、手間がかかって値段が上がる、という仕組みです。

ちなみに、以下のタイプは多少安価なタイプであっても、ストラトと比較すると元々チューニングが狂いにくく感じられます。

  1. レスポールやSG等、ボディにブリッジが直接取り付けられているタイプ
  2. テレキャスターや一部のRGタイプ等、ボディの裏から弦を通して直接固定しているタイプ
  3. RGタイプやロック式レスポール(ダブルカッタウェイタイプに多い)もように、ロック式ナット&フローティングブリッジを採用しているタイプ

1や2のタイプは、弦を固定している場所が動かない為、比較的チューニングは狂いにくいです。

また、3はペグの近くと弦を留めている場所の2か所をガッチリロックしている為、きちんと調整を施していれば、ほとんどチューニングは狂いません。

ですが、レスポールやテレキャスターであっても、ナットがしっかり作られていなかったり、ペグが安物でガタついたりといった事がある為、やはりナット・ペグ・ブリッジ・ネックの確認は必須だと思われます。

また、オクターブがずれにくい事も特徴の一つとして挙げられるため、試奏の際は12f辺りでチューニングがずれていないかという事も確認しておくと良いでしょう。

ここで言うオクターブとは、開放弦の状態でチューニングをした後、12fでもチューニングが合うよう、ブリッジパーツやネックの調整を行うオクターブ調整後の音程の事です。良いギターは一度オクターブ調整をすれば、年単位でズレません。

・胴鳴りと出力のバランス

胴鳴りとは、弦の振動がボディにまで伝わり、ボディ全体が共振している状態の事を言います。

胴鳴りが無いように設計されたギターも勿論あります(ハードロック系やジャズ系で好む方が多い)。

が、通常良いギターの多くは、しっかりと胴まで振動するためにエレキの音に深さや重みがプラスされ、非常に味わい深いサウンドとなります。

この胴鳴りを適度にピックアップが拾い、必要なレンジ(帯域)だけバランス良く厚みを持たせて出力されるように設計されたギターは、芯のある素晴らしい音色になります。

・ネックの触りごこちと材質

ネックにはカマボコ型やヘの字型といった様々なシェイプがあり、さらに特殊な塗装を施したりするものもあります。

良いギターのネックというのは、フレットの先端部が全く手に当たらず、かつ親指の付け根辺りに吸い付いてくるような、独特のフィット感があります。

これは分厚いネックであっても、薄型のネックでも同じなので、ご興味のある方は安いギターと高級ギターのネックを触って比べてみてください。

あまりの感触の違いに、驚かれること間違いなしです。

また、指板の材質も、高級ギターほどいい素材を使っていることが多いです(黒檀やハカランダ等)。

音に影響を与えるだけでなく、指を置いた時の感触も随分柔らかく感じられるので(個人の主観ですが)、そういう意味でも、手にしたときに驚きを感じられます。

・フレットの材質、インレイの装飾

フレットは、ギターの音色そのものを左右する大事なパーツの1つです。

好みにもよりますが、高級品はステンレス製フレットを用いたものが多くあります。当然ながらかなり硬い材質の為、加工に手間がかかる上、材そのものが高級品です。

ステンレスフレットのメリットとしては、圧倒的に長持ちするという事。硬い材質なので、弦による目減りもかなりスローで、シャキッ!とした音が長続きします。

ただ「ステンレスフレットの音」がニガテな方もおられるかと思いますので、この辺りは好みとの相談になります。

そしてインレイ。通常はドット模様でパールタイプが多いですが、高級品になると、材質にアバロン(アワビ貝の内側)を用いることが多く、その形状も独特のものとなります。

PRSは鳥の模様、Ibanesやジャクソンは尖った模様といった具合に、メーカーによる特徴も出やすいところです。

PRSエレキギターをサウンドハウスで探す

↑PRSのエレキギター。バードインレイがおシャレ。

・ノイズの出にくさ

良いギターの内部(ピックアップを載せている部分)は絶縁処理をしているタイプも多く、この加工のおかげで大音量でもハウリングが起こりにくいように設計されています。

安物の場合は、木を削った場所に安いピックアップを載せるだけ、となっている事が多く、ピックアップ内部の空間に音がこもってハウリングを引き起こしやすくなります。

ギターの内部というのはショップの売り場では確認できない為、気になるようでしたら、購入後にリペアショップ等に持っていき、確認してもらうのも一つの手です。

場合によっては、後から加工を施す事も出来る場合がありますし、自分でやっている方もおられます。

・音の個性について

安物のギターは、生音もアンプ直のクリーントーンも、いわゆる「どこにでもあるようなギターの音」が出ますが、高級品の場合は1本ごとに音が違います。

それは使用している木材や、弦が触れているパーツの部分、載せているピックアップによるものが大きいと思われます。

高級ギターの場合は、木材加工の過程で木材の水分を適度なレベルまで年単位の時間をかけて抜いているため(私のオーダー品は当時4年物でした)、弾いたときにすぐに胴鳴りによる共振が起こり、良質な生音が非常に大きく出る(よく響く)のも特徴です。

そして、弦が触れている部分は音の伝導が非常に良かったり、ピックアップはノイズが小さく出力が的確(そのギターに合った物)であったり、といった具合です。

この辺りはアンプに接続して鳴らさないと判りにくい部分でもあるので、試奏の際にクリーントーンだけでなく、歪みの音色も試すなどして、違いを感じてみてくださいね。

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〇憧れのオーダーメイドギター

どうしても自分の好みに合うギターが発売されていない!という事でしたら、行きつく先はオーダーメイド(もしくはカスタムショップでセミオーダー)となります。

アコギは既に完成されたものが多い為(Martin Dシリーズ等)、それほどオーダーメイドアコギというのは見かけませんが、エレキは別。

著名なアーティストになるほど、オーダーメイドで自分のギターを作っていたり(BUMPの藤原基央氏はソニックでオーダー)、自身のシグネイチャーモデル(Tak Matsumotoモデルや布袋モデル等)や、エンドースメント契約によってメーカーからプレゼントされるエレキを使用しています。

ギターメーカーのエンドースメント契約とは、メーカーがアーティストにシグネイチャーモデルを制作して(もしくは自メーカーの貴重品を)プレゼント、そのアーティストに広告塔になってもらう、という契約です。Gibsonであれば前者がB’zの松本氏、後者はポルノグラフィティの進藤氏が有名でした。

もしも予算が30万を超えても大丈夫!という事であれば、いっそオーダーメイドにしてもそれほど額が変わらない場合もある為、市販品を買うよりも納得できるものが入手できる確率も上がります。

〇オーダーメイドする際に気を付けるべき点

この項目では、オリジナルギターをオーダーメイドする際に、私自身が気を付けた点を書いてみようと思います。

勿論、ビルドしてくださるルシアー(製作者)の方と適宜相談しながら進めるのがベストですので、信頼できるショップとルシアーの方を見つけられれば、大丈夫だと思います。

・木の材質や組み方、ボディタイプ

ギターに使用する木材の材質については、こちらのサイト様が非常に判りやすかったです。(外部サイト)↓

材質により、軽やかな音や重たい音、硬めや柔らかめ等が随分変わってきますので(ギター本体の重量も)、ご自身の中にある音のイメージをルシアーの方に伝えて、木材を選んでもらうと失敗しないかと思います。

ネックは木材によって感触が随分と変わりますので、プレイの面でもかなり直接的に関わってきます。ここは妥協できないところではないでしょうか。

ボデイの組み方は予算によるかと思います。

スルーネック(1枚の木材からボディのセンターパーツとネックを切り出すもの)だと高価になりますし、変形ギター等も1枚の木材から削り出すために高価になるケースが多いそうです。

これらは、お気に入りのアーティストのシグネイチャーモデルを真似するのも面白いかもしれません。

・ネックとフレット数、フレットの材質

一般的なギターのフレット数ですが、21/22/24フレットが多く見られます。

ストラトの場合多くが21fなので、24fにしようと思うと既存のラインから外れたネックを用意する(別注する)必要がある為、コストがかかります。

この辺りは予算と演奏ジャンルによって、見極めたいところです。

・ナット材とブリッジをどうするか

ナットの材質には、ポピュラーな牛骨の他、水牛の骨、ブラスナットなど、様々な材質があります。ナット材によって、音のサスティーン等にも影響が出ます

ロック式ナットを選んだ場合は、ブリッジは自動的にフローティングタイプ(フロイド・ローズやウィルキンソンタイプ)になるかと思いますし、レスポールタイプのボディに、ストラトのトレモロユニットは当然取り付けにくいかと思います。

出来上がったギターを想像しつつ、無理のない設計のものを選びたいところです。

・ピックアップは何を載せる?

まずはシングルコイルか、ハムバッカーか。そして、ストラトボディであれば、スタックタイプのハムバッカー(シングルサイズハムバッカー)も選択肢に入ります。

また、オーダーメイドなので、テレキャスターのピックアップをストラトに載せる、なんていう事も可能になります(私の壱号機がそうでした)。

ギタリストのカラーが出るところなので、ピックアップメーカーのサイトを回り、音のイメージなどを固めていくと面白いと思います。

・細部のパーツはどうするか

ボリュームポットやペグ、セレクターなど、演奏中に操作する場所は、余裕があればある程度こだわりたいところです。

木材を一から削り出して制作する場合は、それら全てが自由に決められるため、可能な限り希望を出しましょう、

迷ってしまう場合は、ルシアーの方オススメのセッティングにしておくと失敗はありません。

・ジャックはどこに取り付けるか

レスポールやハードロック系のギターはサイドジャック(ボディ横)、ストラトはセンタージャック(ボディの正面)が多いジャックですが、オーダーなら、ストラトでもサイドジャックにしたりする事も可能です。

見た目に大きく影響を与える為、ご自身のギターにマッチする方法を選びたいところ。

・塗装、カラーリングはどうするか

ボディカラーやピックガードの有無(カラーも)など、見た目はエレキギターの華。ここに大量の予算を投入する方も少なくありません。

ESP社のホライズン等は、光の当たる角度によって色が変わって見える塗装なども行っていますし、この見た目によって、練習のモチベーションも上がるというもの。

是非、お好きなカラーにこだわってみてください。

☆私のオーダーメイドギターについて

左が壱号機、右が弐号機。

この項目では、私が現在使用しているオーダーメイドギター2本を例として、オーダーメイドギターについて考察してみようと思います。

弐号機+GT10+オレンジアンプ(CRUSH35R)使用。

◎オーダーメイドのきっかけ

私がオーダーメイドギター(壱号機)を作ったのは20歳の時。

制作中の壱号機。昔のガラケーに入っていた画像。右写真、黒い部分は絶縁処理。

当時からストラトボディが好きだったのですが、通常のストラトはピックアップセレクターが斜め向きという事にどうしても納得がいかず(笑)、テレキャスターのように斜め向きセレクターのストラトが欲しくなったのです。

ただ、ロック系サウンドが好きだったためにリアピックアップはスタックハムタイプが必須。

かつ当時練習していた曲(ラリー・カールトンのRoom335という曲)で22fが必要で、チューニングは狂わないものが欲しい、アームは使わないのでユニットごと要らない、というワガママぶり。

また、ハイポジションを弾きやすくするためのヒールレスカットギターを弾く機会があり、その弾き心地を自分のギターでも再現したくなったのです。

そこで当時お世話になっていたリバイブギターズの故・矢野店長に相談し、オーダーメイドがスタート。あちこち拘りつつ作り上げたのが、銀色の壱号機です。

また、2年ほど経った時にシングルコイルの音が必要になり、若干安い予算で弐号機をオーダー。こちらは壱号機と同じ特徴を幾つも引き継ぎつつも、よりストラトっぽい感じで制作しています。

◎こだわった部分を紹介!

左が壱号機、右が弐号機のメインとなる部分。

1,ピックアップセレクターの向き

まず私のエレキは、両方ともセレクターが縦を向いています。

これは、カッティング時に右手がセレクターに当たってしまう事を防ぎたかったから。斜め向きだと、フロントでカッティングをする際に当たってしまう事が多いのですが、縦向きだとノンストレスとなります。

2,ピックアップとボリューム/トーン

壱号機は両方スタックタイプのハムを使用しています(フロント:セイモアダンカンのホットレール、リア:ディマジオのDP184)。コイルタップスイッチを付けて、シングルコイルにも対応できるようにしており、これがかなり便利でした。

シングルコイルのセンタートーンは、かなり独特の音がする為気に入っています。

ただ、作った当初はテレキャスター用ピックアップ(ジョーバーデン)を載せており、出力の違いによる出音のバランスが気になったため、2ボリューム1トーンという組み合わせになりました。

弐号機はストラトサウンドが欲しかった為、リアだけスタックハムを積み(ディマジオDP182)、残りの弐つはシングルにしています(ユタ)。

こちらはノーマルストラトと同じように1ボリューム2トーンとしていますが、リアはトーンカットとなっています。

3,ブリッジとジャック

壱号機の背面。弦はボディに直付けとなる。

壱号機はボディにブリッジを直付けにした為、ストラトでありながらトレモロユニットは無し。これにより大幅な軽量化に成功、重量は3キロ台という驚きの軽さとなりました。

チューニングの安定感も抜群。かつ、弦の振動を直接ボディで感じることが出来る仕様となっています。

弦を通しているブリッジのコマパーツは、ブリッジミュートフレーズが弾きやすいよう、ネジが出ないタイプを選びました。

また、見た目的にスッキリさせたかった事もあり、ジャックはサイドジャックを選択しています。

弐号機は通常のストラトと同じトレモロユニット、フロントジャックという設定です。あくまでストラトが欲しかった為、この辺りは特に改造していません。

4,ネック、フレット、指板

壱号機のネック。

壱号機のネックには、ローズウッド+インレイにアバロンの端材(格安)を利用。矢野店長お任せの模様で依頼したところ、独特な扇形のようなフォルムが出来上がりました。

ネック裏側。

ただ、ネック材はメイプルが良かった為、メイプル+ローズウッドで22fを制作。当時矢野店長がオススメしていた「オイルフィニッシュ」というお店独自のネック塗装により、質感は独特の物となっています。

弐号機は予算削減、お店に合った既存のネック(幸い希望のラージヘッドだった)を利用したため、特にこだわりはありません。(笑)メープルネック+ローズウッド指板、ドットポジションです。

現在は両方ともニッケルフレットですが、壱号機はリフレットする前にステンレスフレットを使用していました。

5,ヘッドとナット

左が弐号機(こだわりのデカヘッド)、右が壱号機。

壱号機は型紙からオリジナルのヘッドシェイプを描き、そのままカットしてもらいました。ナットは矢野店長のオススメだったオイル牛骨です。

弐号機はヘッドにこだわりが。当時から60~70年代ロック(特にDeep Purple)が好きだった私は、ストラト=ラージヘッド(通称デカヘッド)が好きだったため、予算削減の事もあり、これ幸いとお店の在庫のネックを購入、そのまま取り付けてもらいました。

こちらのナットは牛骨です。

6,ネックジョイント部分

壱号機の背面。
弐号機の背面。

今でこそポピュラーになりつつある、デタッチャブルジョイントのヒールレスカット

私がオーダーした際はまだ少々珍しく、既存のギターでこのカットになっていた有名モデルは、ジェフベックモデルくらいでした。

ジョイント部を三角にしようかと迷っていたところ、こちらも矢野店長から「チューニングが安定しやすいのはこっち!」とモデル機を弾いて見るよう勧められ、感激。即決定となりました。

ハイポジションが弾きやすくなる最高のカスタムで、非常に気に入っています。

7,ボディ材

壱号機を制作していた当初、師匠がスワンプアッシュのテレキャスターを愛用しておられたため、同じ木材を!という事で探してみました。

が、加工されていないまっさらな木材(角材)は取り寄せ(しかもかなりの高額)だったため、諦めることに。

既に3ピックアップの斜めセレクター使用でカットされた物はあるよと言われたのですが、材よりもこちらの方が拘りが強かった為、断念したのです。

悩んでいると、矢野店長の知り合いの方が「4年物の良いアルダー材なら提供できる」と言ってくださり、浜松の工場から直送。ストラトはアルダー材も良いぞ、という師匠のススメもあり、アルダーで決定しました。

組み方は、当時矢野店長が「センター2プライ」と呼んでいた、2枚の木材をセンターで合わせる方式のもの。オーソドックスな方式で、木材も手に入りやすくリーズナブルという事でお任せしました。

8,ピックガードとボディカラー

今現在のピックガードは、壱号機がブラックパーロイド(ホワイトバインディングタイプ)、弐号機がホワイトパーロイドです。

壱号機の最初のピックガードはブラック( ホワイトバインディングタイプ) だったのですが、カッティング練習のやりすぎでピックガードが抉れてしまったのです。

かつテレキャスター用ピックアップからホットレール(矢野店長から譲って頂いたもの)に載せ替えることが決まった時に、今のカラーにしました。

ボディカラーですが、壱号機はインカシルバーという変わったカラーです。

これは、当時ネットで見たフェンダーの限定カラーを再現してもらったもので、ある意味ここに一番時間がかかったかもしれません。

弐号機のカラーリングは、大好きな春畑道哉氏の使用していたストラトのカラーリングを真似しました(ピックガードも真似たものです)。

仕上がりは春畑氏の物よりやや暗めになってしまいましたが(苦笑)、落ち着いたカラーで気に入っています。

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オーダー品を手にしたその後

壱号機を制作する前は、中古で買ったTokaiの2ハムバッカーストラト(37500円)で音大の授業を受けていたのですが、壱号機を制作してから、急激にギターは上達しました

それまでも1日平均6~7時間程度ギターを弾いていましたが、それ以上に、ギターで遊ぶという機会が増えたのです。

世界に1本しかないと思うと当然愛着が湧き、気が付いたら常にギターを持っているという生活に変わったのです。(少々異常かもしれませんが・・・)

また師匠曰く、ピッチが正確かつ良い音(音抜けが抜群)のギターなので、よりよく鳴らそう・響かせようという意識が働き、ガムシャラに弾かなくなったとの事でした。

さらにノイズも出ないギターの為、ギターソロを弾く時も音の粒立ちがハッキリし、輪郭が強調されるようになったようです。

ギターショップに行って目移りすることも無くなりました。

何故なら、「これ以上自分に合うギターは存在しない」と断言できるため、欲しくなるのは純粋に「コレクター(というかギター小僧)」としての側面だけ、となったのです。

今現在はオーダーした2本のギターが、私の仕事道具となって私を支えてくれている為、本当にオーダーして良かったなと思っています。

〇纏め

いかがでしたでしょうか。

今回は「良いエレキギターとは何か」といった事にフォーカスし、行きつく先である「オーダーメイドギター」について、私なりの見解を纏めてみました。

ギターとの出会いは一期一会ですが、オーダーメイド品ともなれば存在するのは自分の手元にある1本だけ。世界に1本だけのギターを奏でる幸せを、是非皆さまにも感じて頂けたらなと思います!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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