皆様、新年あけましておめでとうございます。m(_ _)m
秋から年末にかけて、姫音祭への出演、自身の教室のバンド発表会、12月に新たにオープンしたライブハウス・JIVE-K への出演等があり、多忙で中々記事がアップできていませんでした。(^^;)
気が付けばもうすぐ渓流釣りが解禁!という事で、2025年も・・・
新たな渓流竿を1本購入しました!(^^)
当ブログの熱心な読者様から、
「おいおいちょっと待てOgi、このところ毎年のように渓流竿買ってるんじゃないのか?」
なんていうツッコミが聞えてきそうですが(3年連続なので実際その通りです笑)、今回購入した竿は昨年半ばから検討していた渓峰 尖 !
新年早々またも奮発しましたので、詳しく書いていきます。
今回の記事はこんな内容です↓
- なぜ竿の追加が必要だったのかを説明します。(言い訳じゃないよ!笑)
- 渓峰 尖を選んだ理由を詳しく解説!
- 渓流竿を選ぶ際に必要なポイントを解説!
昨シーズンまで使用していた竿たちは?
私・Ogiが渓流釣りを始めたのは2012年。
ただ、2015年・2017年・2018年は一度も渓流釣りをしていないため、厳密には今年が11年目のシーズンになります。
真剣に始めたのは2019年からなので、7年目であるともいえますが・・・。
2023年シーズン終了まで、私の渓流竿はこのようなラインナップになっていました。↓
過去記事から抜粋すると、
- 清瀬4.3m(2013年購入)→支流の予備竿、将来息子に譲渡予定
- 3WAY渓蘭450(2021年購入)→支流のメイン
- 天平5.3m(2012年購入)→引原川本流の川幅が狭いエリア&管理釣り場用
- 3WAY渓蘭630(2023年購入)→引原川本流のメイン
このように使い分けていたのですが、2023年の年末のメバル釣りにて、僅か1シーズンで3WAY渓蘭 が殉職。
そこで2024年の1月に、検討に検討を重ねてから弧渓 ZM を購入!
2024年シーズンに大活躍したのは、記憶に新しいところです。
この弧渓 ZM の導入により、川幅が広い本流でも持ち重りすることなく快適に釣りが出来ていたのですが・・・実は2024年シーズン、幾つかの課題が浮き彫りになったのです。
それらを解決するために、新たに渓峰 尖 を購入したわけですが、まずはOgi流・渓流竿を選ぶ際のポイントからご紹介していきます!
渓流竿を選ぶ際のポイント
私は社会人になるまで安い渓流竿を複数本所持していましたが、本格的に渓流釣りを始めてから、5本の竿を購入してきました。
その際に重視したのは以下の項目になります。
2つ区切りで見ていきます。
長さ、ズーム機能
基本的に渓流釣りでは、竿の全長の倍程度の川幅までなら、(深い場所でない限り)川の中に立ち込む・対岸からも釣る・・・など、ある程度対応が出来ます。
川幅が10mなら5m~5.5mの竿で、川幅が13m以上あるなら6m以上の竿で。
逆に支流のような川幅が6~7m程度の場所なら、4m程度の竿が扱いやすく感じます。
さらに、ズーム機能があれば、ある程度川幅が変化に富む場所でも対応しやすいですし、支流や源流部のような頭上に木がある環境なら尚更重宝します。
そこで私は、川幅の狭い支流なら3.4m~4.5mの3WAYズームを搭載した宇崎日清社の3WAY 渓蘭 450硬調を。
引原川本流なら、川幅が狭くなるエリアや木が生い茂るエリアではシマノ社の天平 5.3m硬中硬を。
開けた場所では弧渓 ZM 61で対応していました。
ここに、今回渓峰 尖 を購入する1つの理由があったのです。(後述します)
調子と軽さ
渓流竿の調子については、こちらの記事で詳しく説明しています。
基本は硬調をチョイスしておけばほぼ間違いないですが、餌を深く食い込ませるような釣りをする際は硬中硬より柔らかい竿を選ぶのも一つの手。(後述してます)
とはいえ、鋭くシャープにアワセを決め、即座に竿のパワー(しなり)で対応した方が、魚に主導権を与えず良い結果をもたらしてくれるのは自明の理。
特に竿を自由に動かせないような環境下で釣りをする場合は、この部分は非常に重要となります。
そして持ち重りしない事も良い竿の条件なので、やはり丈夫で軽い竿をチョイスするべきだと私は考えます。
柔らかい竿で掛けると、やりとりが大変楽しい反面、取り込みに苦労することになります・・・。
製品の特色と価格
ある程度の価格帯(定価2万円以上)のラインになってくると、丈夫さや軽さはほぼ同じくらいとなるため、メーカー各社の特色が色濃く反映されるようになります。
特に、フィールドテスターの皆様が考える釣り方を正確に再現するために作られた竿が多くなり、必然的にその方々の釣り方に近づくことになるのです。
そこで、購入を検討している竿をテスターの方が実際に使用・解説している記事や動画を確認し、自身が目指すべき釣り方と一致しているかどうかを検討するのがオススメ!
その上で、「この製品にならこの金額を出せる!」というラインを懐事情と相談してから購入すると、失敗がありません!
実際に価格を見たら「高ぇ!!」となって購入できないこともしばしば。
私は「シマノ・翠狐」、「ダイワ・鋭覇」、「がまかつ・粋我」がそうでした。
何故今、渓峰 尖なのか?
実は昨年、弧渓 ZM を購入する前に検討していた竿が渓峰 尖 でした。
ですが、当時の私が必要としていたのは、6mクラスの2WAYズーム&軽い竿。
比較していた渓峰 尖 は5.4m~6.1mの3WAYで、他の竿と比べてやや重かったのです。
とはいえこれは「意味も無く重い」という訳ではなく、様々な技術が集約した末の重さであるため、ネガティブな要素はどこにもありません。
結果として昨年の私は、当初から求めていた要望に合致する弧渓 ZM 61をチョイスしたのです。
では何故昨年の半ばから、渓峰 尖の購入を検討していたのか。
それは、2024年シーズンにほぼ確立したと言っていい私の釣りスタイルと、私が足繁く通うお気に入りポイントの状況によるものでした。
5~6mで調整できる竿が欲しい
昨年私が良型を多く仕留めたポイントは、比較的頭上の木が目立つ場所。
さらに今シーズン新たに攻める予定の場所も、川幅はそれほど広くなく、頭上には木があります。
こういった場所では、(私のウデでは)6m以上の竿は大変扱い辛いため、メインとなっていたのは5.3mの天平でした。
ですが、時に5.3mでも木にぶつかってしまいますし、かといって4.9mや4.5mに縮めて使用するとポイントにギリギリ届かないのです・・・!
仕掛けを極端に短くするチョウチン釣りだと線の釣りにスムーズに移行できないので、私は5.3mの竿に5.1m程度の仕掛けを組むのが基本だったのですが・・・。
25cmを超す良型を掛けると竿が根元からひん曲がり、流れの強さも相まって取り込みが超大変!
端的に言うと、(竿が曲がりすぎて)魚にタモが届かないのです。(笑)
実際に、
こちらの27.7cmがヒットした時は、竿がブチ曲がったせいで過去一取り込みに手間取り、奇跡的に取り込めた時には全身ずぶ濡れでした。(苦笑)
昨シーズンはこんな事を幾度となく繰り返した結果、
もし5.7m程度をMAXとする3WAYズームロッドがあったなら?
と考えるようになりました。
もしあったら、こんな感じに使用できるのです!↓
- 広い場所では5.7mで使用
→今まで一歩分届かなかった場所が攻略できる - 件の場所では5.4mで使用
→ヒットした後に5mに縮め、頭上が開けた場所まで誘導
→竿を5.7mに伸ばせば取り込みラクチン! - 狭い場所では5mでも使用可能
→即ち、支流の下流部等でも対応可
どれをとってもメリットだらけ、実に魅力的です。
竿の調子と釣るポイントの相性
私が現在使用している古い天平は、メバル釣りでも兼用できるようにと、硬中硬をチョイスしていました。
これはこれで、流れの中に仕掛けを同調させやすく、かつ餌を食い込ませる時に違和感を与えにくい為、この部分だけを切り取ると大きなメリットと考えられるのですが・・・。
反面、竿の柔らかさが災いし、先述したように根元からブチ曲がると対応に苦慮するのです。
これは正直、私が通う以下のようなポイントには、ハッキリと不向きであると言えます。
- 引原川は「本流」とはいえ「大きな支流」のような場所が多い
- 頭上に木があるポイントは思いのほか多い
- 流れが強く(時期にもよるが)緩流帯は少ない
- 「大きな支流」っぽいと言えど、そこそこ川幅はある
- 大小様々な落ち込みが点在している
- 大きめの深い淵(水深3m~4m)もそれなりにある
このように流し続ける「線の釣り」というよりは「点の釣り」を楽しむポイントがやや多い為、ピンポイントで打つようなスタイルになっていったのは必然かもしれません。
結果、やはりある程度の硬さが必要だと感じたため、2021年以降に購入している竿は全て硬調をチョイスしています。
ここまでの段階で、「5.7m程度の3WAY硬調竿」が必要だと感じるようになりました。
竿感(手感)と操作性
これは昨年購入した弧渓 ZM を使用して気づいたのですが、シマノ社が誇る技術である「回転式超感トップ」は、アタリだけでなく底の状態まで明確に手元に伝わってきます。
これにより「底スレスレ」を重いオモリ(時に3個付け)で流したり、流れの速い場所で軽いオモリをコントロールしたり・・・といった事が出来るようになりました。
さらには、こちらもシマノ社が誇る技術である「スパイラルX」により、仕掛けを振り込んだ時に発生するであろう竿の「ネジレ」がほぼ無いのも特筆すべきポイント。
さらにさらに、弧渓 ZM には「TOPSTOPⅡ」という技術も採用されており、穂先のブレも非常に少なく、大変扱いやすい竿に仕上がっていました。
正直弧渓 ZM を使用してから、15年近く前に発売されたエントリー機種である天平(ZZというタイプ)に戻ると、あれやこれや不満が出てきても仕方ありません・・・!
にも拘わらず、昨年の29.2cm、28.8cm、27.7cmは全て天平で仕留めているので、これら良型が釣れる場所でもっと良い釣りをしたい!と感じたのです。
かといって弧渓 ZM は5.7m→6.1mの2WAYなので、やっぱりどう考えても「5.7m程度の3WAY硬調竿」だよなぁ・・・となった訳です。
渓峰 尖 硬調57のスペック
では改めて、今回購入を決めた渓峰 尖 硬調57のスペックをご紹介します。↓
まるでピンポイントで私の要望に応えてくれるような竿ですが、ここで目を引くのが、採用技術の項目。
弧渓 ZM にも搭載されていた「スパイラルX」、「回転式超感トップ」は勿論、「ハイレスポンスソリッド/カミソリトップ」という表記があります。
長さやズーム機能、調子は勿論ですが、渓峰 尖 を購入したいと思った一番の決め手がこれでした。
弧渓 ZM に用いられている「TOPSTOPⅡ」は穂先のブレを素早く収束さてくれるというシロモノでしたが、渓峰 尖 の「カミソリトップ」は少し違います。
メーカーの説明によると、穂先はやや張りを持たせたハイレスポンスソリッドとなっており、穂先部は極めて短くなっているとの事。
優れた喰い込み性能と、持ち重り感を抑えたシャープな振り感が特徴とあり、シマノのフィールドテスターである井上 聡氏が、ご自身の動画内で幾度となく性能を説明されていました。
動画や記事で仰っていた事を纏めると、
「落差のある場所や狭い場所をピンポイントに打つことが出来るレスポンスの良さと、感度が抜群に良いカミソリトップのおかげで、小さなアタリも手元でバッチリ拾う事が出来る」
「その小さなアタリをしなやかに食い込ませることが可能な上、ピシッとシャープにアワセが利まりやすく、さらには胴にパワーがあるので安心して抜ける。
即ち、速攻の釣りに向いている。不意の大物(尺上~40cmクラス)も勿論問題無し」
との事!!
素晴らしい性能であることが容易に見てとれます。
井上氏が本流で釣りをする動画では「スーパーゲームベイシス」等の長尺竿、広い支流やシーズン初期は翠狐や弧渓がよく登場しますが、支流や川幅が狭い場所では、ほぼ必ずと言って良いほど渓峰 尖 を使用しておられました。
こうして、様々な面からも高品質な一本である事が判っていたので、今回購入となったのです。
新春セールで渓峰 尖 硬調57、購入!
迎えた新年、楽天で新春セールをしており、最安値は驚異の約28000円!!
昨年夏頃から価格推移を見守っていましたが、最安値となった事もあり、嫁さんからも許可をもらってポチりました!
自宅に届いたのは、
どうやらメーカーから店舗に届いたものをそのまま配送するスタイルのようで、シマノの段ボールに収納されていました。
開封すると、
見慣れた四角いプラケースではなく、セールスポイントでもある「専用ハードケース」をビニール包装した状態でした。
実際に触ってみると、このハードケースはかなり頑強な造りをしていたので、確かにこれなら安心です。
早速ハードケースを開けてみると・・・
竿袋に入った状態の竿が入っていました!
ケースの蓋部分には分厚いクッションが入っており、内部もガッチリ構造であることが判ります。
そして、
竿袋には渓峰 尖 の文字入り!
並んだ時に一瞬で見分けがつくので、結構ありがたいポイントです!
ワクワクしながら竿を取り出してみます。
黒を基調とした全体像は、非常に渋くカッコイイ!
さらに、この価格帯では標準装備となるベンチレーションキャップもありがたいところ。
メイドイン・インドネシアの表記はやや気になりますが、スパイラルXのロゴシールが貼られています。
ズームの継ぎ目となる部分は、シマノの独自技術である「Gクロスプロテクター」が採用されており、見た目がカッコ良くなるだけでなく、破損のリスクを大幅に軽減してくれるとの事。
そして何より気になる穂先部分ですが、実際に伸ばしてみると・・・!
明らかに短い!!
これが噂に聞くカミソリトップのようで、この部分(穂先+♯2)だけ取り出してみると・・・?
ご覧の通り♯3の半分程度の長さとなっています。
穂先と♯2を伸ばしてみたところ、。
これでようやく♯3と同じ程度の長さに。
穂先部と♯2は分離できない仕様になっており、
このような注意書きがありました。
これは取り扱いに注意せねばなりませんね・・・!
実際に穂先を触ってみたところ、今までの竿とは大きく感触が違っており、強烈な粘りを感じました!
明確な先調子でありながら、負荷を与えた時に♯2の付け根付近にグッと粘りがあるため、きちんと「竿」として使用した際も、胴付近で負荷をいなしてくれるのだと思われます。
正直なところ、今まで触った事のないような特殊な感触だったので、この竿でアタリを捉えた時にどんな感触になるのか・・・今から楽しみです!!
というか今すぐ渓流に行ってこの竿を振りたい・・・!(笑)
スペック表はこちら。↓
5.7mでこの重さはすごいなぁと感じたのですが、よくよく考えると2WAYである弧渓 ZM は118gなんですよね。
そういう点では、どちらの竿を使用しても持った時の重さはほぼ同じくらいなので、竿の持ち替えを行った際も、同じような感覚で釣りが出来そうな予感です。
実際には弧渓6.1mと渓峰 尖5.4m(縮めた時)で手元にかかる負荷は、長さによる違いが多少あるでしょうが、バランス的にはほぼ変わらないかもしれません!
纏め
こうして、私の渓流竿は5本となったので、今後は以下の様に使い分けていく予定です。
- 清瀬 硬調4.3m→支流の予備竿、将来息子に譲渡予定
- 3WAY渓蘭 硬調450→これまで通り支流のメイン
- 天平 硬中硬5.3m→海用&本流予備竿
- NEW!→渓峰 尖 硬調57→川幅が広い支流、川幅が狭い本流
- 弧渓ZM M61→引原川本流、川幅が広い場所用
現在通っている揖保川・引原川では、このラインナップで大抵の場所を攻めることが出来るので、もう一切釣果に関する言い訳が出来なくなりました。(゜∀゜;)(笑)
とはいえ、実際にフィールドに出てこの竿を振る事で、また新たな釣り方や学びを得ることがあるかもしれません!
良い竿を使用する以上、その分だけ精進しないと名前負けになってしまいますので(苦笑)、今シーズンも足繁く渓流に通おうと思います!(^^)
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