本格解禁は一体いつ!?2025年4・5・6度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

三寒四温が続いている4月3日、流石にもうそろそろ本格解禁しているだろうと信じて揖保川流域へ。

例年までの状態なら、そろそろ通いなれた支流で良い釣りが出来るはずだと考えて釣行したのですが、結果はまさかの2匹という惨敗。

あまりの惨状に、特に書く事もないのですが、複数の支流を回ったために備忘録として残します。

★4月12日追記

4月9日に5度目の釣行へと赴いたのですが、まさかのアタリゼロ・○ボーズを喰らいました。
これが揖保川の現状です・・・!

最後の方に少しだけ追記しています。

★4月17日追記

4月15日、6度目の釣行は・・・まさかの、

二週連続○ボーズを喰らいました。(゜∀゜;)

来年、揖保川の年券購入をやめることを本気で検討中です。

ヒラタがまだいない=水温低い?

これからの時期は川虫無双になるため、早朝から通いなれた餌採り場に到着。
道中の気温計は5度と、高くも無く低くも無く・・・といった状況でした。

早速ヒラタを採ろうと網を突っ込んで岩を撫で上げますが、どういうわけかパラパラとしか入りません。

砂利を蹴とばしてみると時折キンパクと共にヒラタが入ってくる・・・という状況で、なんだか随分効率が悪いような気がします。

それならばスナムシだろう!という事で、対岸近くの淀みでスナムシを探してみると・・・いつものようにザクザク入る事はありませんが、それでもそこそこ採れます。

さらに、淀みに溜まった落ち葉に網を突っ込んでみると、ギンパク8匹:キンパク1匹程度の割合で、餌に使えるサイズが採れました。

30分程でトータル100匹程度の川虫を確保できたので、支流へと向かいます。

4月なのに7度・・・!

どの区画に入るか迷いましたが、このところ雨量が少なく水位も低めなので、まずは水量が多い区画へと入渓。

早速川に手を突っ込んでみると・・・思いの他冷たく、体感的には7~8度といったところ。

流石に4月でそれは無い!きっと気のせいだ・・・と思って水温計で計測してみると・・・まさかの7度!!

予想が当たったのは嬉しいですが、この時期に7度は正直低すぎるので、かなり厳しい戦いが予想されます。

一先ずカケアガリ・落ち込み・エグレ・反転流など、目ぼしいところへと仕掛けを投入しながらあちこち探り歩いていき・・・

気が付いたら退渓場所でした。(゜∀゜;)

そう、なんとこの区画ではまさかのアタリゼロ!!

所々に新しい足跡があったのですが、そういった事は関係なく、そもそも魚の気配すらないのです。

天川村なら、少し歩けば魚影が見えたんですが・・・!!

魚影の薄さを嘆いても仕方ないので、この支流を諦めて大きく移動することにしました。

次の支流も水温が低い。

次のポイントは、昨年も訪れた水量豊富な支流。

上流区域はよくアングラーを見かけるので、本流の合流点からそれほど離れていない場所に入ってみました。

水位、雰囲気も抜群で、これなら間違いなくアマゴがいるだろうと思って手を突っ込んでみると・・・先ほどの支流とほぼ変わらない程度の水温のよう。

念のため水温計も使ってみましたが、予想通り8度
昼前なのにこの水温は正直ショックです・・・。

それでも、支流で8度あるなら魚は動いているはずだと信じ、非常に雰囲気の良い場所をあの手この手で攻めて・・・

気が付いたら退渓場所でした。(゜∀゜;)(その②)

もう「あからさまに釣れる!」という雰囲気なのに、何故かアタリのアの字も無いのです!!

これは流石にひど過ぎて言葉が出ない上に・・・

私の掌くらいのサイズ感で、爪の穴が5つあるように見えるこちら。
これって熊の足跡ですよね・・・??

丸で囲むと判りやすい。

釣れない上に熊と遭遇してはシャレにならん!と、車へと戻る道中、

なんでもない山沿いの斜面で、浅葱(アサツキ)の群生地帯を発見!!

これはラッキーという事で、食べる分だけ収穫しました。(^^)

ただこのままでは、釣果無し・持ち帰りは(何故か)浅葱のみ、となってしまうので、気合を入れ直してやや上流部へ移動します。

再入渓した場所も非常に雰囲気は良いのですが、水温は8度のまま。
何処でも釣れそうなのに、何処にも魚影は無く・・・この場所もアタリゼロでした。

仕方なく別の支流へ移動することにしました。

水温9度、なのに釣れない。

次の支流は、以前から訪れてみようと考えていた里川。

過去に上流部で数匹のアマゴを釣った事があった為、今回はやや下流部で竿を出すべく入渓してみると、狭い川幅の割に水深があり、実に良い雰囲気!

今度こそ釣れるはずだと思って水温を計測してみると・・・ジャスト10度!
時間的な物もありますが、この水温なら期待できます!!

・・・が、しばし釣ってみたものの、またしてもアタリゼロ。

それならば上流部だ!という事で、山林の中を流れる良い雰囲気ぜの場所をしっかりと攻めてみましたが・・・やっぱりアタリゼロ。

もうこうなってくると、水温のせいではなく純粋に魚影が薄いせいではないかと思います。

時刻は既に昼過ぎ。
なんとかボーズを逃れるべく、大きく移動することにしました。

引原水系の方が水温が高いのか?

これだけあちこち探ってアタリゼロだったため、最早私の心は折れる寸前。
解禁日に良い釣りが出来たものの、4月以降は良い経験がない支流へと入る事にしました。

この所雨が少なかったため、やはり水位はかなり低め。

正直期待できないかと思いつつ、実績のあるポイントを攻めてみるものの、やはりアタリはありません。

試しに手を川に突っ込んでみると、明らかに先ほどまでの支流より水温は高め!
ひょっとしてと思い水温計で計測してみると、12度を示しました。

この水温は最早言い逃れが出来ない適水温(やや低め)。
なんとか釣果を得たい一心で、落ち込みを丹念に探っていくと・・・!!

13:30にようやく。

ようやくチビアマゴが顔を見せてくれました!!
ボーズじゃなくて良かった・・・!(泣)

さらにすぐ傍にある落ち込みでも、

もう1匹アマゴを追加!!
この調子ならポンポン釣れるかと思ったのですが・・・なんとこれでアタリは終了

結局この支流でもアマゴ2匹に終わり、「こうなったら本流の水温でも測りに行ってやるか」くらいのノリで本流に向かってみることにしました。

竿が・・・・

最後のポイントに選んだのは、4月の本流釣りで実績のある場所。

どうせアタリが無くても雰囲気を味わえればいい!くらいのノリでやってきたので、早速水温を計測してみると・・・水温計が示したのは10度!

正直本流では最低12度程度欲しいところですが、これならもしかするとワンチャンあるかも!?と期待し、あちこち流してみます。

渓流部よりも水深があるため、重めのオモリで底付近をじっくり流し、大きな淵では3m以上の水深を攻めてみたりもしましたが・・・やっぱりアタリゼロ。

これ以上やっても無理だと感じたので、15時頃に納竿・・・しようとして竿を畳んでいたら、

ミ”シッッッ

という聞きなれない音

何かと思って頭上を見上げると・・・まだ購入して1年程度の弧渓 ZM の♯2番辺りが、

真横に曲がっていました。(゜∀゜;)

ビックリしながら手元で確認してみると・・・折れるというより潰されたような感じでひしゃげていたのです!!

そしてこの折れた場所、心当たりがありました。

別に踏みつけたといった事は無く、購入時に塗装が不自然だった場所なのです!

購入当時の記事では、♯1のこの場所の塗装が気になると書いていました。↓

見るからに不自然になっているのですが、実は昨年の初使用時に、♯2にもこのような不自然な塗装が見つかったのです。

とはいえ、丸1年使用していたこともあり、どこかでぶつけた可能性も否定はしきれません。

一先ずは馴染みの釣具店に持ち込み、このパーツだけ(発注が可能であれば)注文してもらうことを決めて、納竿としました。

この日の纏め

最終釣果はまさかのチビアマゴ2匹と、ド貧果に終わってしまいました。

確かに一昨年までは(雪解け水が流れ込む影響もあって)3月末・4月頭に苦戦していたこともあり、このような釣果もあり得るのかもしれません。

ただ先日、天川村の魚影の濃さを目の当たりにしている身としては、この状況は悲惨という言葉以外見当たりません・・・!

ただ来週辺りから気温も上昇する予報なので、本流で釣れ始めれば状況が大きく変わるはず!

その時を期待し、もうしばらく様子を見てみようと思います・・・!

追記:4月9日は○!!

水温が上がってくればと期待し、4月9日もお気に入りの支流2つへと釣行したのですが、アタリすらありませんでした。

朝イチで9度、昼前には11度まで上がったにも関わらずアタリすら無いというのは、もう本当に「魚がいない」としか思えない状況です。

5月にもなれば流石に(魚影が薄いであろう)天然魚達も動き出すでしょうが、

この現状、揖保川漁協の皆様はどうお考えなのでしょうか。

正直それなりの値段の年券(7200円)を毎年購入している身としては、大変悲しくなってきております・・・。

一応本流のお気に入りポイントも2か所回ってみたのですが、それぞれの水温が8度・9度と低く、釣りにならない状態。

とはいえ、本流でヒットするのは毎年大半が天然物なので、もう少し待てば何とかなるかもしれません・・・。

「その時」を信じ今年は通い続ける覚悟ですので、何とか良い釣果を皆様にお届けできるよう頑張ります・・・!

追記②:4月15日も○!!考察してみる

土曜から日曜にかけて結構な雨が降ったという事で、火曜日に再度揖保川へと向かいました。

が、ライブカメラで確認していた通り、増水しているのは引原本流だけ。
三方川方面は軒並み平水となっています。

増水はダムの放流によるものである事が判ったので、これでスイッチが入るのではないかと期待して本流に入ってみたのですが・・・なんと水温は7度

雪代がまとまって流れ込んだ影響なのか、水温がガクンと下がっていたのです。

さらに、想定していたよりも水位が高く、お気に入りポイントは普通に歩くのも困難な状態。
当然アタリも無かったので、早々に三方方面の支流に移動したのですが・・・。

こちらは水温が9度あった為、普通に釣れることを期待したものの、一度目印にチビアマゴが飛び付いたのが見えただけで、またアタリゼロでした。

魚の気配が本当に薄く、全く釣れる気がしなかったこともあり、昼前に納竿したのですが・・・この状況はいつまで続くんでしょうかね・・・!

本流は低水温だから釣れないのは仕方がないとして、支流のこの状況は、川にアマゴが定着できていない=発眼卵放流が全く効果を表していないという事ではないかと思います。

そもそも漁協によると「発眼卵8万粒放流」とありましたが、卵から幼魚へと成長する確率は、自然界では(一説によると)0.1%程度。

つまり、80匹程度しか育たない計算になり、仮に大きく見積もって1%が育ったと考えても、800匹程度なのです。

余談ですが、サケ科の稚魚の人工孵化率は現在80%越え自然界では10~20%程度

発眼卵という事で、実際にはもう少し孵化率は高いと思われますが、それらを加味しても1000匹以上育つ事はほぼ無いと考えられます。

ではここから、仮定の計算をしてみようと思います。

  • アングラー全体の数=500名と仮定
  • アクティブアングラー(定期通い)を50%と仮定=250名
  • コンスタントに釣果を出すキャッチ&イート派を10%と仮定=25名
  • 1回の釣行で持ち帰る数を5匹と仮定→25名×10匹=125匹

あくまで仮定の話であり、そもそも揖保川を訪れる渓流師が何名おられるのかは判りません。

その上で・・・になりますが、仮に放流分が0.1%しか育っていないと考えると、25名の1回釣行分で全ていなくなるばかりか、足りないくらいの数になるのです。

そりゃ釣れなくなりますよね・・・!!

では何故昨年まではまだ釣れていたのかと言うと、数年前まで漁協が稚魚放流・発眼卵放流を行っていた他、2021年/令和3年は成魚放流も行われたからだと考えます。

アマゴは2年~3年程度生きる魚ですが、漁協が稚魚放流を行っていたのは令和4年まで、その数は(令和4年時で)8000匹程度(+発眼卵8万粒)。

そもそも稚魚になる確率が自然界ではとんでもなく低い訳ですが、稚魚の状態で放流された場合の生存率は、とある文献によると8%

では、8000匹の稚魚のうち8%が育った場合はと言うと、640匹が成魚になる計算。
そう、卵より稚魚放流の方が、圧倒的に育ちやすいのです。

これらの事から、仮定の計算上は令和6年頃には成魚・稚魚放流分が全ていなくなったと考えるのが自然で、実際揖保川で「釣れなくなった」という話が耳に入り始めたのは2023年頃/令和5年頃から。

さらに、「釣れているのはOgiさんや地元の名師数名だけ」という話が耳に入り始めたのは、2024年/令和6年頃。

ピッタリ一致するのがお解りいただけたかと思います。

一方、抜群の魚影の濃さで知られる天川村の放流事業はと言うと、

  • 解禁前、各所に成魚放流
  • 解禁後、3月末・4月頭・5月と追加放流
  • 禁漁後に親魚放流
  • 発眼卵・稚魚放流も併せて行う
  • 総放流量、驚異の3トン越え

・・・次元が違い過ぎて悲しくなってきます。(苦笑)

注目すべきは放流量ではなく、禁漁後の取り組み。
卵や稚魚だけでなく、卵を産む親魚も10月末~11月に放流しているのです。

これらの尋常ならざる漁協の企業努力から、あの魚影の濃さが実現されているわけですね・・・。

五十波にあった揖保川漁協の事務所が現在使われなくなった(売却された?)事から、現在揖保川漁協が赤字経営なのは容易に理解できますが、このままだと・・・。

この辺で止めておきます・・・。(泣)

一応エサ採り場ではヒラタが採れ始めましたし、(元々釣行予定だった)この追記を書いている4月17日の昼時点で地元・姫路市は気温23度の晴天。

来週こそは、本流で幅広アマゴの姿が見られる事を切に願います・・・。

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