引原川本流、幅広アマゴの季節到来!2024年7度目の揖保川釣行

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こんにちは、Angler Ogiです。

4月16日、臨時で休みが取れたので、午前中だけ引原川の本流へ調査に行ってきました。

今シーズンはこれまでに3回ほど本流を訪れていますが、ヒットしたのは前回釣行の1度だけ。(しかも掛けバラシ)

今回も出足が良くなく、一時はボーズも覚悟しましたが、見事幅広な本流アマゴをゲット出来ましたので、さっと書いていきます。

悪天候予報の中、出陣

前日に春一番が吹き荒れ、晩からは雨が降り始めるという生憎の天気。

21時頃発表の翌日予報では風速が常時3~5m程度と強い上、夜中は終始雨→昼前頃に止むとの事。

幸い朝5時頃に起きてみると、雨は降ったりやんだりの天候に変わっていたので、これなら何とかなる!と手早く身支度を整えて出発します。

道中の気温計は16度を示しており、もうこれからは低水温を心配することも無いと安心して車を走らせていると・・・無情にも、結構な雨が降ってきました。

場所によっては土砂降り、少し走ると止む・・・なんて状態だったので、こういう時は急な増水の可能性もあります。

何処に入るか考えつつ、とりあえずいつもの餌採り場に到着すると・・・

平水を通り越してやや渇水状態。(゜∀゜;)

ついこの前までは普通に増水状態だったのに、水量がかなり減っているばかりか、川には一面カワシオグサ(通称アオノロ)が大量に生えています!

この藻は見た目が悪いだけでなく、水上に露出するとかなり匂う上、足場がビックリするほどツルッツルになってしまうので、はっきりいって良くありません・・・。

とりあえず転倒しないよう、足場に気を付けながら川虫を採集。
本流では様々な餌を試したいので、まずはヒラタとクロカワムシを合計20匹程度確保。

そしてメインのスナムシを採集していたら、天候が急変!
突如強烈な雨が降ってきました。

鉄砲水の危険もあるため、慌てて切り上げて一時車へと非難。
そのまま10分程度待っていると、あっという間に雨はストップ・・・なんだか変な天気です。

水位が増える様子もないので、再度川へと降りて餌取りを再開。
スナムシを60匹ほど採集した他、同じ場所でキンパクも10匹程度採集できました。

予定以上に時間を食ってしまいましたが、ポイントへ向かいます。

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雨天時は脱渓しやすいポイントへ

本流へ向かっている道中でも、雨は降ったり止んだりを繰り返している状態。

こういう時は、急な増水に備える=どこからでもすぐに脱渓出来る場所がベストなので、出入りしやすい場所を1か所目に選びました。

過去に何度も良型を仕留めた実績のある場所なので、期待しながら支度します。

今回のタックル↓

  • ロッド・・・シマノ・弧渓ZM M61
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
  • ライン・・・0.3号通し、4.1m
  • 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
  • オモリ・・・ジンタン3号~2B(3号とBメイン)
  • 針・・・忍ヤマメ5・6号
  • エサ・・・川虫(スナムシメイン)

既に何度か使用している弧渓 ZM 、これからのシーズンはこの竿がメインとなるので、大いに活躍してくれるはず!

最高の竿。

そして、前回支流で0.25号を切られているため、本流では万全を期す為にっ端から0.3号を使用しています。

7時半頃に入渓してみると、この場所も先ほどの餌採り場と同じように、一面カワシオグサまみれ。
水位が減って一部が乾燥していることもあり、周囲にドブ臭い匂いが漂っています・・・。

何年か前にも一度、こんな状態の時があったなぁと思い出しつつ、一先ず実績のある場所へと仕掛けを通していきますが、特に反応がありません。

過去に良型を仕留めている大岩付近をネチネチ攻めてみたり、開けた瀬や落ち込み、反転流、流れ込みのエグレ等、考えられるすべての場所を通しますが、アタリ一つ無いのです。

さらに、期待していた大場所である淵やトロ場でも、何の反応も無し・・・さすがにこれは予想外でした。

それならば物は試しと、入渓場所から少し釣り下ってみたのですが、昨年まで良いポイントだった場所は土砂が流れ込んで浅くなっており、エグレがたたの瀬になっています。

結局ただの一度の反応も得られるまま、この区画は終了。
一度車へと引き上げることにしました。

再入渓場所で遂に今シーズンの本流初アマゴ!

この時点で、時刻は既に9時前。

あまりに反応が無かったため、「もしかしたらまだ本流は早いんじゃ・・・」と消極的な事が脳裏をよぎります。

また丸ボーズの記事を書くのだけは絶対にイヤなので(苦笑)、釣果がカタい支流へと引き返すことも本気で考えたのですが、この日の目的はあくまで「本流調査」。

もう最悪ボーズでもええわい!(゜Д゜♯)

という決意(開き直り?)を新たに、少し上流の区画へと移動することにしました。

幸い先行者の車も無いようなので、いきなり大場所のトロ場から探ろうと入渓したところ、ふとその少し下流にある段々瀬の弛みが視界に入りました。

水深は僅か20~30cmくらいで結構な流れがあり、過去には5月頭に良型がヒットした場所です。

この日の状況から考えると「どう考えてもまだ早い」と考えるのが自然ですが、なんとなく釣れる気がしたので、大きめのスナムシ&ジンタン2号をセットし、白泡へと投入。

そのまま巻き込むように流していくと・・・目印が止まりました!

が、スナムシの上半分を食いちぎられる形で素針を引いてしまったので、再度スナムシをセットして流すと、また目印が止まります!

しかし、またしてもアワセのタイミングが合わずに素針

まだ掛かってはいないので、これならもう一回食ってくると判断し、餌を食い込みの良いヒラタにチェンジ。

さらに、オモリサイズを3号へダウンして、より自然に流れるように演出してみると、今度は目印が前方へと僅かに動きました!

すかさずアワセを入れると、グンッ!という良型の手応え!
流石の本流魚、かかった後の手応えは強烈です!!

流れに乗せると厄介なので、魚を止めるべく竿を上に持ち上げると、そのまま竿のパワーで魚が水面を滑ってきました!少々驚きつつも、タモで掬い取ります。

9:16にヒット。

上アゴにガッチリフッキングしていたこちらの幅広アマゴは21cm!
サイズ以上に体の厚みがハンパなく、これぞまさに本流アマゴといった風格です。

支流に行かなくて良かった~!と叫びつつ、この近くのポイントも幾つか攻めてみますが、反応があったのはこの場所のみ。

さらに、本命と目していたトロ場ではアタリが一回あったものの、残念ながらそれだけ。

さらにさらに、次の大場所へと続く区間でもアタリは無く、肝心の大場所であるトロ場でもアタリが無いのです。

既に流れに出ている説。良型連発!

先ほどのアマゴは比較的流れの強い場所でヒットしたので、これは流れの中に出ているのかもしれないと思い、思い切って作戦を変更。

トロ場の上にある大きな流れ込みと、その流れでできる大きな反転流を狙ってみようと、オモリをB号にチェンジ。

そしてスナムシをしっかりと縫い刺しにし、反転流に巻き込むように仕掛けを流すと・・・目印を引き込むアタリが!

が、反応が遅れたせいでこれは素針。
さらに、次の1投でもまた素針を引いてしまいました。

竿(調子や長さ)が変わるとアワセのタイミングや強さが変わるわけですが、まだこの弧渓 ZM でのベストなタイミングが判らず四苦八苦状態。

なら、しっかり食い込んでくれたら遅アワセでも掛かるはず!と、小ぶりなキンパクを2匹針にセットし、オモリは1号にサイズダウン

反転流の始まり辺りに投入してしっかりと仕掛けを巻きこませて、そのまま流れに引き込みつつ仕掛けを流していき・・・ここしかない!という場所で待望のアタリ!

一瞬待ってから強めに合わせると、ゴンッ!!という感触!
水中で反転したアマゴは、明らかな良型です!

しかし、私とアマゴの間には強烈な流れがあるので、一度下流へと誘導して流れを回避
緩やかな場所でやり取りを再開したのですが、下に下に潜って、中々浮いてきません!

それでも、ここはやはり弧渓 ZM のパワーが一枚上手。

普通にためるだけで、徐々にアマゴが浮上してきたので、そのままの勢いで水面を滑らせてネットイン!

9:59にヒット。

こちらのアマゴは23cm
とびぬけて大きいわけではありませんが、とにかくパワフルでよく引いてくれました!

ガッチリしていてよく引いた。今シーズン暫定1位のサイズ。

これに気をよくし、「もう流れの中で釣れる!」という事も判ったので、次の場所でも流れのある場所を中心に攻めていきます。

すると、小さな落ち込みの下で20cm程のアマゴがヒットしたのですが、残念ながらこれは掛けバラシ。

次の場所は、訪れる旅にほぼ必ず釣果を得られる、私的テッパンポイント。
水位が低い為流れが弱くなっており、見た目は正直微妙です。

ですが、この場所だけはどんな状況でも必ずアタリが出ているので、期待しながら仕掛けを投入・・・直後に仕掛けを引っ手繰っていくアタリ!

が、流石に予期していなかったこともあり、残念ながらバラしてしまいました・・・無念。(泣)

それでもこの場所、この後3回連続でアタリが出たのですが、悉く素針。
なんだかやっぱりアワセのタイミングが掴めません・・・ヘタすぎます。(苦笑)

大分スレてしまった気がしたので、ジンタンを3号にチェンジ
同時に針サイズを5号→6号に上げて、大きめのスナムシをたくし上げるようにセット。

これでダメならもうこの場所は諦めようと、再度流れ込みの向こう側へとキャストし、流れの方に引き込んでいくと、目印を押さえ込むアタリが!

アワセを入れると、今度はバッチリフッキング!
手元まで強烈な引きが伝わってきます。

このアマゴも一度下流側へと誘導してキャッチしようとしたら、目の前で派手な大ジャンプを連発!
楽しいーー!!と叫びながらいなし、竿のパワーで寄せて、タモでフィニッシュ!

10:23にヒット。

こちらのアマゴは22.5cm
顔がいかついオスのアマゴは、やはりとてもパワフルに感じます!

そして驚いたのが体の厚み。

超イカツイ。

サイズのわりに肩回りがモリモリにイカっていました。
道理でよく引くわけですね・・・!

厚みがヤバイ。

この後はしばらくアタリの無い区間が続いたので、「こんな悪天候だったのに先行者でもいたのかな?」と思っていたら、

鵜が飛んでいきました。(゜∀゜♯)

鵜がいる=アマゴもいる、という証明ではありますが、もはやこの区画は死んだも同然。
期待していただけにガッカリです・・・。

ポツポツと流れの中で追加。

鵜が飛び去った場所を過ぎ去ってしばらくすると、流れ込みが2つぶつかって良い感じになっている場所を発見。

水深はそれほど無く(50cmくらい)、流れはやや強めなので、オモリは2号をチョイス。

上流にある岩の裏で仕掛けを馴染ませてから引き込み、そのまま流れの合流点に仕掛けを誘導していくと、見事に目印がストップしました!

これは初心者向けのアワセのタイミングじゃあ!等と意味不明なことを口走りながら(?)アワセを入れると、ゴンッ!という良い感触、それと同時に大ジャンプを繰り返すアマゴ!

サイズがそれほどでもなかったので、ジャンプの勢いを利用してこちらに寄せつつ、最後はタモでフィニッシュ!

11:02にヒット。

シラメっぽい体色のこちらのアマゴは21cmありました。
釣れるサイズが軒並み20cmオーバーなので、本当に本流は楽しいですね・・・!

美しすぎるカラーリング

しかしここで、納竿時刻まであと50分弱であることが発覚。
まだこの先の区画も釣る予定だったので、少々急ぎ気味に遡行していきます。

途中、大きな流れ込みやエグレも流してみたのですが、やはりこういった場所では反応がありません。
近くに新しい足跡がいくつも見られたので、ここ数日で釣り荒れている可能性もあります。

ならばと、竿抜けになりそうな瀬を攻めてみると、瀬尻で目印が走りました!

アワセを入れると、その勢いのまま魚が飛び出てきてしまったので(苦笑)、手早くキャッチします。

11:26にヒット。

こんなサイズもおるんかい!と思うようなこちらのアマゴは15cm。
すぐにリリースします。

時間が無いものの、この瀬はエグレがあちこちにあるので、まだいるかもしれないとキンパクを流してみると・・・やはりちょっと離れたエグレでアタリが出ました!

アワセも決まり、引き味を楽しみながら取り込んだのは・・・

11:29にヒット。

・・・なんだか体のバランスが随分ズングリムックリしたアマゴでした。(笑)

体高が凄いため大きく見えるのですが、その反面尾鰭は随分小さく見えます。
サイズは20cmでした。

時間が迫る中、ちょっと怪しいくらいの場所はスルーし、個人的期待度が高い3つのポイントが連なった場所へ到着。

1か所目の流れ込みの脇で、

11:44にヒット。

美しい17cm程のアマゴをゲットしたものの、これなら支流で釣れるサイズと変わりません・・・!

さらに大きいアマゴを!と思ったのですが、この上のポイントは土砂流入で浅くなっており、アタリは無し。

さらに、最後のポイントとして設定していた場所も、水位が低いせいでなんだかイマイチな状態。

一応流してみましたが、特に反応なく、残念ながらタイムアップ。
11時50分、予定通り納竿としました。

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この日の纏め

最終的な釣果は、23cmまでのアマゴが7匹
うち20cmオーバーが5匹と、本流スタート日としてはまずまずの釣果と言えそうです。

なにより、素針を引き続けたポイントできちんとゲット出来た事や、4月半ばにも関わらず23cmの良型を仕留めることが出来たのは、大きな収穫です。

ただ、弧渓 ZM のアワセのタイミングをもう少し早く掴んでいれば、ツ抜け出来ていたはず。
これは慣れていくしかありませんね・・・。

とはいえ、弧渓 ZM の使い勝手は最高に良く、特徴を3つ挙げるとすれば・・・

  1. 仕掛けを投入しやすい
    スパイラルXの効果により、竿のネジレをほぼ感じることなく、真っすぐに振り抜ける
  2. とにかく軽い
    竿重量が118gと軽量なため、右手1本で半日釣っても平気
  3. パワーがある
    パラボラチューンの効果により、竿が段差無く美しく曲がり、魚の引き+川の流れがあっても全くパワー負けしない

こんな感じで、今まで使ってきた延べ竿の中でダントツの使い心地です。
(値段が高いからそりゃそうか・・・!)

特に、通常の延べ竿でキャストした時に感じる竿のネジレが全くと言っていいほど無く竿を(羽子板のような)面で振っているような安心感があるので、仕掛けの投入が実にやりやすく感じます。

何度も使用しているうちにアワセに関しても慣れてくると思うので、今シーズンはこのまま使い続ける事でしょう・・・!

そして目下問題なのは、引原川全域に発生しているカワシオグサではないでしょうか。

どこに行ってもこんな感じで、今年は大発生しているようです。

匂いや見た目が悪いだけでなく、とにかくビックリするほど滑りやすくなっているので、引原川で釣りをされる方は足元にご注意くださいね!

というか、カワシオグサは鮎にとって最悪だと聞きますが、今年は大丈夫なのでしょうかね・・・。

さらに、この記事を書いている4月16日の夜に、姫路では大粒のヒョウが降るという珍事が。

大きな粒はこれの倍くらいあるような物が降っており、20時頃は一時危険すぎてXでトレンド入りするほど。

今週、天気が良ければもう1日本流に行こうと思っているので、特に影響が無ければいいのですが・・・。(^^;)

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