こんにちは、Angler Ogiです。
5月11日、良型のアマゴを狙って引原川本流を攻めてみたのですが、前週末の大雨の影響が色濃く残っており、またしても大苦戦。
今シーズン最も少ない2匹に終わってしまいましたが、備忘録としてさっと書いていきます。
川虫採り、もうイヤ・・・(泣)
前週末の土日に纏まった大雨が降った影響により、揖保川周辺は1・5m以上の増水に見舞われたようで、河川のライブカメラも大変な状況を映し出していました。
元々は前日(10日水曜)に釣行予定だったのですが、9日の晩の段階でも水位は+30cm以上と高く、とても釣りにならないと判断。
1日見送って、満を持して11日に釣行する事にしました。
前回釣行の反省から、今回もエサ取りは大苦戦すると予想し、現地周辺にやってきたのは夜明け直後の5時10分頃!
過去一番の早さで揖保川周辺にやってきて、いつものエサ採りポイントへ入り、この時期でも採れるであろうクロカワムシを狙って入川しますが・・・やはり水位はかなり高め。
それでも懸命に網を突っ込みますが、クロカワムシの数もかなり少なめで、結構頑張ったのに20匹程しか採れません。
それならばと引原本流のエサ採り場に移動して、オニチョロメインで採集していきますが、ここも増水の影響で川虫の着き場が変わったのか、10匹ほど採るのがやっと。
三カ所目、前回の釣行時に最終ポイントとして選んだ場所の周辺を広範囲に歩き回り、なんとか合計で50匹程の川虫を採集出来ましたが・・・道中の気温計は8度だというのに、この時点で既に汗だく。
増水した川の中でひたすら川の砂利を掘り返し、岩を蹴飛ばしてひっくり返し、歩き回ったせいで足もパンパン状態。
さらに運悪く尖った岩も蹴飛ばしたようで、ウェーダーの左足にも僅かな浸水がみられます。
以前補修した場所は無事だったので、どうやらその他にも2か所ほどキズが入ってしまったよう。
とはいえ打つ手立ても無いので、仕方なくそのままポイントへと向かう事にしました。
この時点で時刻は既に6時半・・・。(苦笑)
増水で地形が・・・。
この日の最初のポイントには車の姿は無かったので、手早く仕度を済ませて入渓します。
この日のタックル↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭5.2-6.3m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・0.3号通し、4.3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン1号~ガン玉2B
- 針・・・忍ヤマメ7号
- エサ・・・川虫
早速川に降りてみると、やはりまだ水位は高く、+20~30cm程の様子。
軽いオモリだと話にならないので、ガン玉2Bを打って仕掛けを流していきますが、やはりあっという間に流されてしまいます。
探れる場所が限られているので、一気に本命ポイントまで歩いていき、期待しながら仕掛けを流していきますが・・・反応がありません。
前回良型が釣れた場所なので、同じように流していくのですが、想定していない場所に岩が転がっていたり、川底が抉れていたりと、少し地形が変わってしまったようです。
それでも、瀬の流れ終わり辺りに差し掛かった時、目印がプルプルっと震えました!
同時に、目印の下で良型がギラっと反転!
急いでアワセを入れたものの、姿勢が悪かったこともあり空振り。
そしてこの場所、これでアタリが無くなってしまいました・・・。
魚がいる事は判ったので、どんどん遡行しながらあちこち流していくのですが、増水により激流となっていて、まともに仕掛けが扱えません。
正直入渓直後は「前回と同じくらいの水位だ」と感じたのですが、実際に釣っていくと前回よりも水位が高く感じます。
流れの緩い場所なら固まっているかもしれないと思い、本命ポイントその②となる淵にやってきたのですが・・・ここも地形が変わっています。
どうやら前週末に降った大雨は引原川にもかなりの影響を与えたようで、大岩が動くほどのレベルだったよう。
この辺りから風も強くなり始め、6.3mの長竿がかなり重く感じられるようになってきました。
さらには足場もガッツリ抉れてしまっており、本命の流れに仕掛けを投入したくても、足元がズドンと深くなってしまって川の中に立ちこめず、仕掛けを投入できません・・・!
当然その周囲を流してもアタリは出ないので、前回アタリが連発した場所まで一気に移動しようとしたものの、やはり水位が高い事もあり、移動もかなり危険な状態。
なんとか急流を渡り切り、狙いのポイントを確認してみると、実に良い感じの流れになっています!
とりあえず流れの尻から攻めてみようと思い、仕掛けをキャストしたら、突風が吹いて仕掛けがあらぬ方向へ。
根掛かりすると面倒なので仕掛けを回収しようとしたその時、急に目印が走るではありませんか!
慌ててアワセを入れたものの、フッキングには至らず・・・そればかりか、仕掛けが跳ね返ってきてグッチャグチャに。(泣)
今日はこういう日か・・・!と悔やみながら、糸くずワインダー で仕掛けを回収して組み直し、再度近い場所にキャスト。
狙い通り、流れの切れ目で目印が止まります!
これはもらったぁ!!と気合を入れてアワセを入れ、無事にフッキング!
しかし、魚と私の間には結構な急流があり、かつ下流側には大きな岩が沢山転がっている状態。
サイズ的にはちょっと際どかったものの、竿のパワーを信じて一気に持ち上げます!
引き抜けるほど細いアマゴではなかったものの、水面をザー!っと走らせて寄せることに成功したので、一気にタモで掬い取ってキャッチ!
サイズの割に随分幅が広いこちらのアマゴは21.5cm。
なんとかボーズを逃れた事にホッと一安心です。
油断してはいけない。
水位が高いため、やはり日頃は浅場となっている場所に固まっているようなので、まだ連発するはずと信じて同じ場所へキャスト。
先ほどヒットした場所を通り過ぎて、瀬の尻の辺りに差し掛かったところで、目印が上流側へフッと移動しました!
これは良いサイズと確信してアワセを入れると、ゴンッっという重たい感触!
同時に下流側へ突っ込もうとしたので、竿を立てて止めます!
竿のパワーもあり、なんとか最初の抵抗をやり過ごしたので、このまま一気に引き寄せようと少々強引に竿を持ち上げたところ、先ほどのアマゴと同じように一気に寄ってきました!
これならまた同じようにキャッチできる・・・と思ったのですが、獲物は先ほどより二回りほど大きい24cm程のサイズ。
「あ、思ったよりでけぇ、嫌な予感・・・」と思った瞬間、その予感は的中。
大人しいフリをしていたアマゴは急遽目の前でローリングを始めるではありませんか!!
そしてそのまま一気に流れに乗ったかと思うと、フッと軽くなる感触。
目の前でバラしてしまいました。(泣)
しかも跳ね上がった仕掛けが上空で突風にあおられ、またしても仕掛けはグチャグチャに・・・!
やっぱり今日はこういう日か・・・!と悔やみながら仕掛けを再セットして、仕掛けをキャストしようとしたら、足を滑らせて尻もちをついてしまいました。
足場が浅瀬だからよかったものの、もし立ちこんでいる最中に転倒したらシャレになりません。
改めて足場の大切さを実感します。
ちょっと怖さを感じたこともあり、一度対岸へと移動して体勢を立て直し、流れがぶつかる場所へと仕掛けを誘導すると、目印が引き込まれました!
が、これはエサのオニチョロが大きすぎたのか、残念ながらフッキングせず。
それならばと、大きめのキンパクをセットして再度流します。
すると、狙いの場所に到達する前に、目の前のヨレで目印が消し込みました!
アワセると、バラした獲物程ではないものの、中々の引き味!
流れに乗ってしまうと厄介なので、竿のパワーにモノを言わせて一気に浮かせます。
そしてそのまま水面を滑らせて、一発でタモ入れ成功!
こちらのアマゴも随分幅広で貫禄十分。
サイズは22.5cmでしたが、
もっと大きく見えました。
これならまだまだ釣れるかも・・・!と思ったのですが、
この日のハイライトはここまで。(゜∀゜;)
この後はあちこち回ったものの、アタリは僅かに1回だけだったので、サラっと書いていきます。
どこを回っても釣れず。
アタリが連発したエリアの先も良い感じだったものの、何故かアタリは一度も無し。
ある程度釣り上がった後、対岸に渡ってさらに遡行しようと思っていたのですが、丁度脱型した場所にアングラーらしき車が停まっていました。
どうやらこのアングラーの入渓場所を一生懸命釣っていたようなので、この後の遡行は中止。
上流側へは行かず、一度車へと戻る事にしました。
移動先はどこにするか悩んだのですが、そもそもこの入渓場所の下流には入った事が無い事を思い出し、一度釣り下がってみることに。
が、強風+水量が増えているせいで、対岸に渡るのも一苦労。
なんとか渡り切って釣り下がっていくと、素晴らしいポイントが幾つかあったのですが、何故かアタリがありません。
それでも諦めずに下って行くと、「ここは絶対に良型がいる」と思わせてくれるような流れ込みがありましたが、ここもアタリゼロ。
入渓するには釣り下がるしかないような場所なので(私が知らないだけかもしれませんが)、ここは後日渇水気味の時に訪れる事を決意。
脱渓しようとしたものの、来た道を戻るのは難易度が高かったので、笹藪の中を突っ切ってから戻りました。
次のポイントは、今シーズンも幾度となく訪れている場所・・・ですが、割と新しい足跡を発見。
案の定アタリがなかったので、またしても移動します。
次にやってきたのは、昨年一度訪れている場所。
川を横断して一度陸地に上がり、再入渓できる場所を探し回ったのですが、残念ながらどこからも川に降りられません。
しばし陸地を歩いて車へと戻り、その少し上流部から再度入渓して釣り下がりますが、一度流れ込みの尻でモゾモゾとしたアタリが出ただけで、そもそもポイントが少なすぎます。
これまで歩き回ってきた疲れでフラフラしてきたので、不完全燃焼のまま12時に納竿としました。
この日の纏め
最終釣果は、22.5cmと21.5cmのアマゴ、計2匹。
今シーズンの最低数を更新してしまいました。
とはいえ、増水で地形が変わっており、強風もキツかったので、〇ボーズじゃないだけ良しとします。
ちなみにこの日釣れた2匹は、当日のうちに天ぷら&骨せんべいにして頂きましたが、身にしっかりと脂が乗ってフワッフワ、最高に美味でした。
既に身はサーモンピンク色、内臓脂肪もたっぷり!
ちなみに2匹とも胃はパンパンで、大量の川虫に混ざってヘビトンボの幼虫(マゴタロウ虫)も出てきました。最悪エサにしてみようかと考えています。
さて、GW明けのこの時期は本来最盛期にあたるので、ここから1カ月は良型アマゴと出会うチャンス。
昨年の釣行を改めて確認してみても、やはり5月半ば~6月頭の釣果が抜きんでているので、自己記録更新を狙うなら今しかありません!!
来週も天気の様子を見つつ、良型を仕留める為に通いたいと思います!
2023年の揖保川釣行、随時更新中↓
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