こんにちは、ギター講師のAngler Ogiです。
これまで当サイトではG関連/C関連/D関連/A関連コードを全てご紹介してきましたが、5回目となる今回はE関連コードを一挙ご紹介!
開放弦(6弦)が使用できるために見かける機会が多いコードE(構成音:ミソ♯シ)関連は、押さえ方を少し工夫することで、伴奏の幅が一気に広がります!
関連コードシリーズ最多となる54種ものフォームが登場するE関連コード。
是非、完全習得を目指しましょう!
↓今回の記事はこんな内容です↓
- EやEm、E7といったE関連コードを全てご紹介!
- コードブックで見かけることが少ない、Em add2等も余さずご紹介!
- 押さえ方が複数あるコードフォームバリエーションも多数紹介!
カッコイイ響きで、周りの人たちに差をつけるチャンス!!
↓今回登場するコードはこちらです!↓
- オーソドックスタイプ
E(2種)、Em(2種) - よく見かける補助タイプ
Esus4、E7sus4、E△7(3種)、E7(4種)、Em7(4種)、Eadd9(2種)、Em7(♭5)(2種)、E/G♯ - ちょっとコアなタイプ
Eaug(2種)、E6(2種)、Em6(2種)、E7(9)(2種)、Em7(9)(2種)、Em(9)、Em△7(2種)、Edim(3種) - ちょっと珍しいオシャレタイプ
Eadd2、Em add2(2種)、E△7(9)(2種)、E7(♭5)(2種)、E7(#9)(2種)、E7(♭9)(2種)、E7(♭13)(3種)、 E7(13)(2種)
オーソドックスなタイプ
基本となるのは、ノーマルなEとEm。
どちらも使用頻度が高く、見かける機会が多いコードです。
全てのE関連コードにおいて言えるのは、開放6弦を使用することが出来るということ。
そのため、(カッティング時等を除くと)6弦ミュートをすることがほぼ無いため、親指をほぼ使用しないというのが大きな特徴となります。
ただ、時折5弦や4弦をミュートする形が出てきますので、指の腹や先端を上手く使うようにしましょう!
ノーマルなE(2種類)
最もオーソドックスなEがこちらのフォーム。
押さえ方は、
- 5弦=中、4弦=薬、3弦=人さし指
このようになります。
また、ソロギター演奏やオシャレな伴奏を目指す方には、こちらのフォームがオススメ!↓
あまり見かけないであろう、こちらのフォームの押さえ方は、
- 5・4弦=人セーハ、3弦=中、2弦=小、1弦=薬
このようになります。
非常に押さえにくいですが、低音から高音までが非常にバランスよく配置され、実にゴージャスな響きとなっていますので、是非トライしてみてくださいね。
Em(2種)
使用頻度がトップクラスのEm。
最もオーソドックスなこちらの押さえ方は、
- 5弦=中、4弦=薬
このようになります。
ギター伴奏でよく利用されるキーであるC・Gに基本ラインナップとして登場するコードなので、しっかり覚えましょう!
また、音のバリエーションを増やすために、
このように1弦3フレットを足したフォームを使用することもあります。
その場合は、5弦=人、4弦=中、1弦=小指という押さえ方にしてみてくださいね。
E、Emにはバレーコードフォームも存在しますが、今回ご紹介したフォームの方が圧倒的に使用頻度が高いため、今回は割愛しています。
バレーコードフォームについてはこちらを参照!↓
よく見かける補助的なEの仲間たち
ノーマルなコードの次によく見かけるのが、こちらの項目でご紹介する8つのコード(18種のフォーム)。
E7とEm7がそれぞれ4種類ずつあるなど、実に様々な押さえ方が登場します。
分数コードであるE/G♯(EonG♯)は、分数コードの中でも特によく見かけるコードなので、是非マスターしたいところ。
Esus4
Eのコードとセットで登場する事が多いコード。
この次にEが出てくることを考え、
- 5弦=中、4弦=薬、3弦=小指
このように押さえるのがオススメです。
バレーコードフォームもありますが、ハイポジションになるため今回は割愛しています。
E7sus4
E7の前に登場する事が多いコードで、
- 5弦=中、3弦=薬指
このように押さえます。
A7sus4と同じように押さえ方がシンプルな上に独特の響きを持つので、比較的よく登場します。
頑張って覚えてみてくださいね!
E△7(Eメジャーセブンス)(3種類)
こちらが、私がよく使用するE△7のフォーム。
- (5弦)・4弦=人、3弦=中、2弦=薬、1弦=小指
このように押さえますが、5弦は2フレットを押さえるか、ミュートするかのどちらかで成立します。
1~2フレットを使用するフォームも存在しますが、音がかなり濁りやすいためこちらの方がオススメです。
また、
指が届くのであれば、こちらのフォームも音が綺麗でオススメ!
- 5弦=薬(小)、4弦=中(薬)、3~1弦=人セーハ
このように押さえます。
ちなみに、E△7のフォームの中で最も使用頻度が高いのが、
こちらのフォーム。
- 5~1弦=人セーハ、4弦=薬、3弦=中、2弦=小
このようにバレーコードとなりますが、他のフォームと比べるとこちらの方が簡単に感じるかもしれません。
最も押さえやすいフォームを選んで使用してみてくださいね。
E7(4種類)
一般的にE7と言えばこのローポジションフォーム。
- 5弦=中、3弦=人
この形で押さえるのが一般的です。
このフォーム以外にも、E7はバリエーションが非常に豊富!
先ほどのフォームに、2弦3フレット=小指を追加したこちらのフォームや、
C7を7フレットまでずらしたこちらのフォームもよく使用します。
その場合は、
- 5弦=薬、4弦=中、3弦=小、2弦=人
このような指使いに。
さらに、バレーフォームとなるこちらもよく使用します。↓
こちらの押さえ方は、
- 5~1弦=人セーハ、4弦=薬、2弦=小
このようになります。
とにかくよく登場するコードなので、様々なポジションを覚えておけば、演奏に必ず役立ちます!
Em7(4種類)
Em7には多くのフォームバリエーションがありますが、5弦=中指で押さえるこのフォームを見かける機会が一番多いはず。
ただ、音の響きがより美しいのはこちらのフォーム。↓
こちらの場合は、
- 5弦=人、4弦=中、2弦=薬、1弦=小
このように押さえます。
このフォームの面白い所は、5弦さえ押さえておけば、後の弦は開放でも押弦でもコードが成立するという点。
その場合、4弦の開放か押弦した2弦のどちらかが「セブンスの音」として必要になりますので、気に入った響きを探してみてくださいね。
学生の頃大好きだったBUMP OF CHICKENの楽曲、「車輪の唄」でVo&Gtの藤原氏がこのフォームを使用していました。
BUMPの曲では非常によく登場するフォームです。
面白い所では、こんなフォームもあります。↓
- 5弦=薬、4弦=小、3弦=中、2・1弦=人セーハ
このように押さえるこちらのフォームは、バレーフォームGの6弦を開放弦にしたもの。
殆ど使用されないマル秘フォームなので、周りに差がつくはず!
是非一度お試しくださいね。
このフォームが難しい!という場合は、3~1弦を開放弦にして、
このように押さえてもEm7の響きとなります。
この場合の指使いはEmの時と同じように、5弦=中、4弦=薬がオススメ。
Em7は開放弦を最大限に活用できるコードなので、これらのフォーム以外にもまだバリエーションが存在します。
(今回は割愛した)バレーコードフォームもありますし、様々なポジションで試してみてくださいね!
Eadd9(E9)(2種)
爽やかな響きを持つEadd9は、ノーマルなEを押さえた後に、1弦2フレットに小指を足すだけ。
後に登場するEadd2を代用することも可能ですが、こちらの方が押さえ方が簡単なため、よく使用されます。
ただ、一般的なコード表ではこちらをよく見かけるはず。↓
こちらはバレーフォームとなるため、
- 5~1弦=人セーハ、4弦=薬、3弦=小
このように押さえてみてください。
Em7(♭5)(Em7(‐5))(2種類)
Em7(♭5)というと、大抵はこのフォームが登場します。
押さえ方は2通りで、
- 5弦=人、4弦=薬、3弦=中、2弦=小
- 5・3弦=人セーハ、4弦=薬、2弦=小
このどちらか押さえやすい方を選んでみてください。
ちなみに、Em7(‐5)という表記のハイフンは、フラットを省略した表記なので、Em7(♭5)が正しい表記となります。
マイナー系の曲で時折見かける「マイナーセブン(ス)フラットファイブ(フィフス)」ですが、実はEm7(♭5)の場合はローポジションにも存在します。
それがこちら!↓
コードブックではほぼ見かけないこちらのフォームは、
- 4弦=人、3弦=中、2弦=薬、1弦=小指
(5弦は人の先端でミュート)
このように押さえます。
7フレットまで移動するのが大変な場合に重宝するフォームなので、是非覚えて使用してみてくださいね。
E/G♯(EonG♯)
EオンG♯、もしくはG♯ぶんのEと読むこのコードは、
- 6弦=薬、4弦=人、3弦=小
(5弦は薬指の腹でミュート)
このように押さえます。
非常によく見かけるコードフォームなので、分数(オン)コード紹介の記事から抜粋しました。
最悪、E7のコードで代用することも可能なので、押さえにくい場合はE7を使用してみてくださいね。
E7/G♯もこのフォームで代用が可能ですが、2弦3フレットに中指を足すと、よりセブンス感がでたサウンドになります。
時々見かける、ちょっとコアなEの仲間たち
この項目では、時折曲中に登場する少しコアな物を8種類(16個のフォームで)ご紹介!
一風変わった名前や押さえ方のものが多いですが、どれも少し特殊な響きになるので、頑張って覚えてみてくださいね!
Eaug(Eオーギュメント)(2種類)
使用頻度は多くないものの、響きのアクセントとして時折登場します。
- 5弦=中、4弦=薬、3・2弦=人セーハ
このように押さえ、1弦は鳴っても鳴らなくても、どちらでも構いません。
このフォーム以外に、こんな押さえ方も。↓
カッティング等で使用するこのフォームの場合は、
- 5弦=薬、4弦=中、3・2弦=人セーハ
このように押さえます。
6弦と1弦の開放弦は共にEのため、鳴っても特に問題はありませんが、使う状況に応じて、ミュートか鳴らすかを工夫してみてくださいね。
E6(2種)
Eのコードフォームに、2弦2フレット=小指を追加したのが、こちらのE6のコード。
コード進行に置いて、Eaugの後によく見かけます。
このフォーム以外にも、
このフォームを使用することも出来ます。
この場合は、
- 5弦=小、4弦=中、3弦=薬、2弦=人
このように押さえるのが一般的ですが、中指と薬指は逆でも構わないので、押さえやすい方を選んでみてくださいね。
Em6(2種類)
Emのコードフォームに、2弦2フレット=小指を追加したのがこのEm6のフォーム。
使用頻度は多くありませんが、非常にダークな雰囲気を持つオシャレなコードなので、見かけたら是非使用してみてください。
もしくは、こんなフォームもあります。↓
ちょっと押さえにくいですが、
- 5弦=薬、4~2弦=人セーハ、3弦=中
このように押さえ、6・1弦は鳴っても鳴らなくても、どちらでも構いません。
E7(9)(2種類)
セブンスの響きをマイルドかつオシャレにしたこちらのコード。
E7のコードを押さえた後、1弦2フレットに薬指を追加するだけです。
2弦3フレットを押さえた方がよりセブンスの音が際立つのですが、少々押さえにくくなるため、気に入った方を使用してみてくださいね。
また、フュージョン系の曲でよく使用するハイポジションフォームはこちら。↓
- 5弦=中、4弦=人、3弦=薬、2弦(1弦も)=小
こちらはカッティングで使用することが多いフォームなのですが、コード自体は、1弦は開放・押さえる・ミュート、どれになっても大丈夫です。
ただカッティングで使用する場合は、6弦をミュートして1弦を押さえるようにした方が「らしい」サウンドになります。
Em7(9)(2種)
こちらのフォームは、Em7を押さえた後に、1弦2フレットに薬指を足すだけ。
このフォームの他、
こちらの方が使用頻度は高めです。
押さえ方はE7(9)と同じで、
- 5弦=中、4弦=人、3弦=薬、2弦(1弦も)=小
このようになります。
カッティングで使用する際は、やはり6弦ミュート&1弦は押さえるほうがそれっぽくなります。
Em9
本来正しい表記はEm add9となりますが、一昔前の譜面で、Em9として時々見かけます。
Emを押さえてから1弦2フレットに小指を追加するだけなので、押さえ方は非常に簡単です。
Em△7(2種)
EmとEm7に挟まれて登場する事が多いEm△7(Eマイナーメジャーセブンス)。
- 5弦=薬、4弦=中
このように押さえるだけなので、名前の割に押さえ方は簡単です。
ただ、ハイポジションだと非常に押さえにくいフォームになります・・・!↓
- 5弦=人、4弦=小、3弦=中、2弦=薬
このように押さえ、6・1弦は押さえても押さえなくても、どちらでも構いません。
このコードが登場した時は他のコードだと代用できないので、頑張って覚えましょう!
Edim(3種)
dim(デミニッシュ)は非常に独特な響きのコード。
とにかく押さえ方が沢山あるので、今回は押さえやすい物を3つピックアップしました。
こちらのEdimの場合は2通りの押さえ方があり、
- 5弦=人、4弦=中、2弦=薬
- 5弦=中、4弦=薬、2弦=小
このようになるので、押さえやすい方を選んでみてください。
他にはこんなフォームもあります。↓
5弦ミュートがやや難しく、高音が目立つこちらのフォームは、
- 4~2弦=人セーハ、3弦=中、1弦=薬
(5弦は人でミュート)
このように押さえます。
さらにこんなフォームも。↓
一般的なコードブックには、このフォームがよく掲載されている印象で、
- 5弦=中、4弦=薬、3~1弦=人セーハ、2弦=小
このように押さえます。
ちょっと珍しいオシャレなEの仲間たち
見かける機会はそれほど多くないものの、オシャレかつ特殊な響きをもつコードを8種類(16個のフォーム)、集めました。
Eは開放弦の6弦を利用できる他、ここに登場するコードは構成する音数が多いという事も相まって、様々なフォームが登場します。
あまり広くは知られていませんが、使用すると伴奏が一気にゴージャスになるコードが多い上、カポタストでの応用もOK!!
覚えれば周りに大きな差がつくこと間違いなしなので、頑張っていきましょう!
カポタストの理論についてはこちら↓
Eadd2
E関連の中でも特にオシャレなコードで、読み方はEアドセカンド。
- 5弦=中、4弦=小、3弦=人
このように押さえますが、小指を伸ばすのが結構キツイので、頑張ってみてください。
よく似たadd9との違いは、構成音の順番(ボイシング)にあります。↓
- add9
ミ・ソ#・シ・ファ♯となり、ミとファ♯の音が大きく離れる - add2
ミ・ファ♯・ソ#・シとなり、ミとファ♯とソ#が近い所にある
このような関係で、音の響きがadd9とは少し違ったものになります(働きはadd9と同じ)。
↑の押さえ方の場合はファ♯(4弦)とソ#(3弦)が隣同士の弦になるため、独特の響きを得ることが出来ます。
イントロや間奏で、add9が登場した時に代わりに使用してみると、非常に面白い響きになるので、是非トライしてみてくださいね!
Em add2(2種類)
Eの場合はマイナーでもadd2の響きを作ることが出来ます。
- 5弦=人、4弦=薬(小)
このような形で押さえますが、4弦は次のコードへの展開を考えて、薬指か小指かを選んでみてください。
非常にダークなのに濁らないという面白いコードなので、Emの代わりに使用すると、聴いている人を「お!」と思わせることが出来るはずです!
また、このコードにはこんなフォームも。↓
- 5弦=小、4弦=人
このように押さえるこのフォームは、LArc-en-Cielの楽曲「虹」のイントロでken氏が使用しています。
結構押さえにくいフォームではあるものの、こちらも独特の響きとなっていますので、Emの代わりとして使用してみてくださいね。
E△7(9)(2種類)
非常にオシャレな響きを持っているこちらのコードは、Eメジャーセブン(ス)ナイン(ス)と読みます。
- 5弦=中、4弦=人、3弦=小、2弦=薬
このように押さえ、6・1弦は鳴らさないのが一般的。
ただ、6弦も1弦も開放弦のEの音なので、なってしまっても(好みなので)特に問題はありません。
ちなみに、↑の押さえ方が一般的ではありますが、ローポジションにもこのコードは存在します。↓
こちらの場合の押さえ方は、
- 5弦=薬、4弦=人、3弦=中、1弦=薬
このように、やや歪なフォームになります。
このコードから1弦2フレットを開放弦にした形はE△7なのですが、そのフォームは非常に音が濁る為、今回はこちらのE△7(9)の形のみご紹介しています。
一番高い音である1弦をF#(ナインス)にするだけで、殆ど濁らないように聞こえるから不思議です。
E7(♭5)(2種類)
読み方はEセブン(ス)フラットファイブ(フラットフィフス)。
押さえ方は、
- 5弦=薬、4弦=小、3・2弦=人セーハ
このようになり、6・1弦はこれまたミュートでも鳴らしても大丈夫です。
一般的なポップスでは殆ど登場しませんが、ソロギターやジャズ風アレンジの曲で時折見かけます。
ちなみに、こんなフォームもあります。↓
こちらのフォームの押さえ方は、
- 5~3弦=人セーハ、4弦=中、2弦=小
この形が最も押さえやすいかと思います。
ただ、ソロギターで登場する時はかなり押さえにくい指使いを強いられることがあるので、気を付けてくださいね!
E7(♯9)
ポルノグラフィティの楽曲「アゲハ蝶」のサビ(4小節目)で登場するこちらのフォーム。
- 5弦=中、4弦=人、3弦=薬、2弦=小
このように押さえ、2弦の音を目立たせるために1弦はミュートするのが一般的。
シャープナインスの音はマイナーコードの響きを持つため、このコードの中には、マイナーとメジャーの響きが同居することになります。
古くはジミ・ヘンドリクスの楽曲「パープルヘイズ」で使用されていたため、「ジミヘンコード」とも呼ばれているのが面白いところ。
ちなみに、↑のフォームが一般的ですが、ローポジションでも鳴らす事が可能だったりします。↓
こちらの場合は、
- 5弦=中、3弦=人、2弦=薬、1弦=小
このような指使いで押さえますが、1・2弦は薬や小指でセーハしても構いません。
非常に不安定なのに、どこか変な安心感があるこちらのコード。
是非E7の代わりに使用してみてくださいね。
とても面白い響きになるはずです。
E7(♭9)(2種)
セブンスでありつつも、やや薄暗さを強調した響きを感じるこちらのコード。
押さえ方は、
- 5弦=中、4~2弦=人セーハ、3弦=薬
このコードは先程登場したE7(#9)の後によく登場するため、このように押さえるのが最も効率的。
また、2弦がF(ファ)の音となり、これが♭9の音であるため、1弦はミュートしておかないと響きが濁ってしまう点に注意しましょう!
6弦と5弦は同じEの音なので、6弦はミュートでも鳴らしていても大丈夫です。
ちなみに、こんなローコードフォームもあります。↓
この場合の押さえ方は、
- 5弦=薬、3弦=人、1弦=中
E7に1弦を足すだけでありながら、このように使用する指使いを変えないと押さえられないコードなので、注意してくださいね。
E7(♭13)(Eaug7)(3種類)
♭13の音は#5の音と同じであるため、aug7(オーギュメントセブンス)と呼ぶこともあるコード。
- 5弦=薬、3・2弦=人セーハ
(1弦は人さし指の腹でミュート)
このように押さえます。
1弦は鳴らしても(コードの構成音上)問題ないのですが、人さし指を浮かせて開放弦を鳴らすのが非常に難しく感じるはずです。
そのため、一般的には♭13の音を目立たせる意味も込めて、1弦はミュートします。
この押さえ方以外にも、
- 5~2弦=人セーハ、4弦=中(薬)
(1弦は鳴っても鳴らなくても構わない)
このような押さえ方をするフォームや、
- 5~1弦=人セーハ、4弦=薬、2弦=小、1弦=中
カッティングで時折使用するこのようなフォームも存在します。
カッティングをする際は音のキレが大事になる為、6弦は人指し指の先端でミュートしておきましょう。
E7(13)(2種)
E7よりもやや明るい響きになるのが特徴のこのコード。
ノーマルなE7フォームに、2弦2フレット=薬を追加しただけのフォームとなっています。
このフォームだけでなく、ハイポジションのこちらのフォームも時折使用します。↓
この場合の押さえ方は、
- 5~1弦=人セーハ、4弦=中、2弦=薬、1弦=小
このようになります。
こちらもカッティングで使用する際は、キレを出すために6弦を人さし指の先端でミュートしておくことをオススメします。
セブンスをオシャレにしたい場合は13(サーティーンス)が最もクセなく使用できるので、是非積極的に使用してみてくださいね。
Eが関わるコード進行は開放弦がカギ!
ここまでEに関するコードを紹介してきましたが、6弦開放弦の音がEであるため、そのバリエーションは非常に多く存在しています。
今回紹介できなかったフォームも幾つかありますが、私がよく使用するフォームは(一部ノーマルなバレーコードフォームを除いて)紹介出来たと自負しています。
これらのコードに、5・7・12フレットに存在するハーモニクスを織り交ぜる事で、さらにオシャレな伴奏を目指すことも可能!!
見かける機会が多いからこそ、アレンジのやりがいがあるE関連コードを、是非頑張って覚えてみてくださいね!!
↓Eが関わる分数コード(オンコード)はこちら↓
↓バレーコードが苦手なら!↓
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