こんにちは、Angler Ogiです。
4月10日、仕事が夕方からだったため、早朝から2週間ぶりに揖保川へと釣行してきました。
解禁日以来となる支流を訪れ、昼過ぎまでに18匹のアマゴをゲット出来たので、さっと書いていきます。
久しぶりのまとまった雨
前週は家族との予定があり釣行できなかったのですが、4月5日~7日にかけて、久しぶりに纏まった雨が降りました。
これで解禁日以来のサラ場になることを期待しつつ、時折河川ライブカメラで状況をチェックしていたのですが、今回の雨は結構な雨量だった事もあって河川は大増水。
正直釣行日である4月10日も水量が多そうではありましたが、一週間で渓流に行けそうな日がこの日くらいしかないために強行出陣しました。
エサとなる川虫を採るのに苦戦するだろうと見込み、現地周辺には6時前に到着したのですが・・・予想はしていたものの、揖保川本流は結構増水しています。
一先ずウェーダーを着こんで、お気に入りのエサ採り場で網を突っ込みますが・・・中々採れません。
一昨年くらいまではザックザック採れたのですが、昨年・今年と目に見えて川虫の数が減っているように感じます。
どうも上流に堰や砂防ダムが出来ると川虫が減るような気がしているのですが、文句を言っても仕方がないので、エサ採り場を変える為に移動。
再度入り直した場所でも苦戦し、二桁の10匹程度を採るのがやっと。
釣りの最中に現地で補充しつつ、残り物のブドウムシも使って釣る事に決め、ポイントに向かいます。
開始直後から好反応!
本当は(そろそろ釣れ始めるであろう)本流を本格的に調査したかったのですが、車を走らせてみると想定以上に水位が高かったので、解禁日に入った支流のポイントへ。
こちらもかなりの増水を確認しつつ、手早く仕度を済ませます。
今回のタックル↓
- ロッド・・・宇崎日清・3Way渓蘭3.4-4.5m
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)1.5m
- ライン・・・0.25号通し(後半は0.2号)、3m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ジンタン2号メイン
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・川虫、ブドウムシ
水量がとんでもなく多いため、水圧によるラインブレイクを恐れて、まずは0.25号の仕掛けをチョイス。
普段は3号か4号を使用するジンタンも、2号をメインに使用していきます。
増水はしているものの水はとても透き通っていて良い感じの為、期待しつつ仕掛けを流していきますが・・・やはり結構な激流で、仕掛けのコントロールが大変です。
そこで、オモリと針の距離をやや長めの25㎝程にして、目印は水深よりもやや上に移動。
流れの無い場所に投入して馴染ませてから仕掛けを流心に移動させる、という手法を用いることで、かなり安定して底流れを捉えられるようになりました。
これならいけそうだと、水量が増したことで魅力的なポイントへと変わった場所へ仕掛けを流してみると・・・大岩の横で目印がストップ!
軽くアワセを入れると、キュンキュンキュン!という小気味良い引き味!
しっかりと楽しんだ後にタモでフィニッシュ!
サイズは17cm、この時期にしては中々のサイズ!
一匹目が釣れたことで、「よし今日は爆釣だ」なんてことを考えるのですが、そう甘くないのが渓流釣り。
次のポイントは、木がオーバーハングした少々流しにくいところ。
経験上、こういった場所は竿抜けポイントになることが多いので、竿を短く持って斜め下からアンダーキャストして投入すると・・・一発目から目印が吹っ飛びます!
が、掛かりが浅かったのか、すぐに針外れ・・・平常時ならこれでこのポイントはダメになるものの、雨で増水しているため、もう一度来ると信じて仕掛けをキャスト。
するとまたすぐにアタリが出ますが、どうも食い込みが浅いようでフッキングしません。
エサを小ぶりなブドウムシに変えて再チャレンジするも、また針外れ・・・さすがに三度の掛けミスが響き、このポイントはダメになってしまいました。
ここからしばらくは、増水の影響であちこちのポイントがダメになっておりアタリはゼロ。
やはり増水時は、ちょっとした落ち込みが爆流になってしまい厳しいようです。
ある程度見切りをつけて、少し深くなっている場所を狙って仕掛けを流すと時折アタリが出るものの、中々捉えることが出来ません・・・!
期待の大場所で連発!
時期的にもかなりスレている事を実感しながら、本命と目していた大場所に到着。
ここもかなり流れが強くなっていますが、場所によってヨレているので期待できそうです。
オモリを3号に付け替え、ヨレに投入してから仕掛けを引っ張り、底流れに乗せていくと・・・目印にモゾモゾという反応が!
サイズは15cmほどながら、よく肥えたこの個体。
撮影した直後に自分で飛び跳ねて帰っていくほど元気でした。(笑)
次の1投でも、すぐに目印に反応が出て、
18cmのアマゴをゲット!
さらに次の1投でも、リリースサイズ(12cmくらい)を追加します。
これで反応が薄くなったので、今度はオモリを2号に変え、エサをヒラタにチェンジ。
キャストする筋を変えて、岩を回り込むような流れに乗せると、
15cmほどのアマゴがヒット!
さらにこの後、掛けバラシが二度あったものの、ブドウムシで中層を流すと、
16㎝ほどのアマゴが元気よくヒット!
大場所とはいえ、1か所でこれだけヒットするのは、流石の雨後と言えそうです。
これでアタリが止まったので、さらに上にあるポイントへと移動。
こちらも水量が増えている為、流れの尻に当たる部分にアマゴが固まって良そうな雰囲気です。
早速流心脇のヨレに投入し、仕掛けを流していくと・・・すぐに目印がストップ!
14cm程と小ぶりですが、体色が非常に美しいアマゴがブドウムシに飛びついてきました。
次の1投ではスナムシを流して、
一回り大きいサイズを追加。
さらにさらに、
ピンチョロを流して16㎝程のサイズを追加!
正直、川虫なら種類を問わず当たってきますし、ブドウムシでも問題ないようです。
むしろエサのローテーションでスレていない可能性もありますが、これだけヒットすれば楽しいものですね。
ちらつく先行者の影
この調子なら20匹近く釣れるんじゃないか・・・と思いながら、少し先にあるいつも釣れるポイントへ。
早速仕掛けを投入しようとしたら足元の岩が動いてバランスを崩してしまい、仕掛けは流れから大きく外れた大岩脇の淀みへポチャン・・・。
根掛かりしても面倒なので、急いで体勢を立て直して仕掛けを持ち上げたら・・・グググイッという感触!なんとアマゴが食っているではありませんか!
アワセが入っていない状態だったこともあり、水面で反転してバレてしまったのですが、その魚影は20cmほど。
バラしたショックよりも、こんな場所にもアマゴが逃げ込んでいた事の衝撃が勝りました。
やはり丹念に探って行かないとダメですね・・・。
気を取り直して、本来のポイントへと仕掛けを投入して、2、3投と様子を見ますが・・・なぜかアタリがありません。
それならばと、オモリを軽めの3号に変えて、エサをブドウムシにチェンジ。
ヨレに落としてからゆっくりと沈め、流れがぶつかるあたりの誘導していくと・・・!
17㎝ほどのアマゴが食いついてきました!これで無事にツ抜けです。
さらに同じ釣り方で、
随分と痩せた14cmほどのアマゴがヒット!
この先にある場所でも、流れから大きく外れた場所で14cm程のリリースサイズを追加します。
メインとなる大場所でも連発するだろうとし、仕掛けを流していきますが・・・なぜかアタリゼロ。
いやきっと探りかたが悪いだけだ!と、エサやオモリの重さをローテーションしてみますが・・・何故か無反応なのです。
さらにこの上にある場所も何故か無反応で、その次の場所では流れの脇で13㎝程のリリースサイズを1匹追加したのみ。
これはちょっと変だなと思いつつ遡行を続け、掛けバラシを1回挟んで、
ようやく15㎝ほどの1匹を追加。
なんだか明らかに魚影が薄くなってきている気がします。
しかし!2年ほど前の釣行で良型がヒットしたポイントで、とっておきのキンパクを流してみると・・・目印が流れと逆に走りました!
アワセを決めると、ギュギュギュ!と明らかに今日イチの引き味!
流れが入場所だったので少し苦戦しましたが、無事にタモでフィニッシュ!
ようやく今シーズン初の20cm!良いサイズです!
ところがこの後は、どの目ぼしいポイントを流してもアタリがありません。
明らかに竿抜けになりそうな小さなエグレで、
なんとか14cmほどのアマゴをゲットできました。
考えてみれば、解禁日もこの付近からアタリが無くなり、この先で先行者と遭遇してしまったのです。
近くに入渓しやすい場所があると、やはり釣り荒れしやすいようですね・・・。
この後はアタリがピッタリとストップ。
流れ込みのエグレ、落ち込み、ヨレなど目ぼしいポイントを300mほど遡行しながら狙いましたが、全滅でした。
仕方なく脱渓すると・・・脱渓した場所から100mほど上にありました、先行者らしき車!
さすがにこれ以上は難しいだろうという事で移動します。
本流は釣りにならなかった
時間的にもまだ余裕があったので、昼前からは引原川の本流へと出向いてみることにしたのですが・・・予想以上の激流になっています。
想定よりは濁っていなかったので、物は試しとお気に入りのポイントに入ってみたのですが、普段陸地になっている部分まで完全に水没しています。
30cm以上水位が高い状態だったので、重いオモリを使用して探ってみたものの、やはり無反応。
というか、流れが強すぎて正直釣りになりません。(苦笑)
昼過ぎまで粘ってアタリゼロだったので、最後に支流へと入ってみることにしました。
足元には気を付けましょう、リターンズ
前回の釣行であまり釣果が得られなかったものの、雨後なら大丈夫だろうと思って入渓。
人が入り辛そうな場所まで歩いて入渓してみると、1投目でいきなり掛けバラシ!(苦笑)
ここなら釣れるぞ!と、気合を入れて探ってみたのですが・・・なんとこの後全くアタリが出ません。
結構な距離を釣り上がった先でようやく、
随分と体高のあるリリースサイズ(14cmくらい)がヒットしただけ。
これでは正直キツイので、再度車に乗って少し上流部から再入渓して釣っていきますが、期待の大場所でも反応がありません。
これは嫌な予感がするなぁと思いつつ、根掛かりした仕掛けを外そうと岩場に右足を掛けたら、
ツルンッ
という嫌な感触と共に、視界には空。
あーっと思った瞬間、腰から深みに
ドッッパーン!!と転倒。
急いで起き上がろうとしたものの、こけた場所は運悪くかなりの深さ。
体勢を立て直す前に、ウェーダーの隙間から渓流の水が流れ込んできたのですが、
ビックリするくらい冷てぇのです。(゜∀゜。)
あまりの冷たさに「ウッヘァ!!???」とかいう変な声が出てしまったのですが(苦笑)、幸い何とか体勢を立て直すことが出来ました。
しかし、ウェーダーの中にガッツリ水が入り込んでしまい、全身ベッチャベチャ。
とはいえ、残り時間はあと1時間もありませんし、気合いでこのまま釣り続ける事にしました。
動くたびに足がズブッズブッと不快な音を立て、全身凄まじく冷たい状態に耐えながら探っていくものの、全くアタリが無い状態が続きます。
ここでダメなら脱渓と目していたポイントの一つ手前の落ち込みで、
ようやく15㎝ほどの幅広アマゴを釣ることが出来ました。
結局これを最後にアタリは途絶えたので、13:40に納竿とし、車に戻って着替えていたら・・・上流側から降りてくる1台の車。
通り過ぎる際にチラっと見てみたら、運転手はウェーダーを着こんでおり、車の天井からロッドホルダーがぶら下がっているではありませんか・・・!
どうやらこの支流でも先行者の後塵を拝していたようです。
連れなかった理由に納得して、終了としました。
この日の釣行の纏め
この日の最終釣果は、20cmまでのアマゴが18匹。
20匹には届きませんでしたが、一番釣果が冷え込むであろう4月の頭にこれだけの釣果を得ることが出来たので良しとします。
増水した水位が下がってくるといよいよ本流でもアマゴが釣れるのではないかと予想しているので、来週は本格的に本流調査に行きたいと思います!
2023年のアマゴ釣り、随時更新中!↓
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