こんにちは、日々揖保川でのアマゴ釣りを楽しんでいるAngler Ogiです。
今回の記事では、これまでの釣行で私が得た揖保川の情報を基に、狭い支流における渓流釣り(エサ釣り)について考察。
ポイント選択と仕掛けの流し方について詳しく見ていきます!
↓【今回の記事はこんな内容です】↓
- 渓流(揖保川)でのアマゴ釣りにおける、ポイント選びについて考察!
- 仕掛けの流し方やオモリ選択の基準を考察!
- 狭い支流における縦の釣りについて解説!
- 渓流釣り初心者の方向けの記事となっています!
アマゴ釣りは参考になる文献・映像が少ない
小学生の頃釣りを始めた私Ogiは、現在釣り歴約23年。
2013年から揖保川でのアマゴ釣りを始めました。
年券を購入して揖保川を訪れたのは、2013年~2016年と、2019年~現在。
本格的にスタートしたのは2019年~のため、まだまだ修行中です!
当時はちょくちょくボーズや貧果を食らいながら少しずつ腕を磨いていったのですが、その際に私が求めた情報が、
- 高価なイメージの渓流関係釣り具をどうするか?
- 多数ある支流の中から、どの支流を選べばいいのか?
- 狭い支流での仕掛けの流し方はどうすればいいのか?
- エサを複数種類使用するため、アワセ方を変えないといけないのでは?
- 初心者でもフッキング率が高い針はどれなのか?
この5点。
エサとアワセ方についての記事と、針についての記事は別に纏めてありますのでそちらをご覧ください。
この記事を読んでくださっているあなたもそうだと思うのですが、当時(今も含めて)の私も、
- 様々な映像を観て研究
- 渓流関係の釣り本を読み漁る
- 様々な専門サイトを見て回る
このように、自分なりに詳しく調べてみたのですが・・・どの内容も中々に難しいものばかり。
さらに、頭上が開けた大きめの河川で釣っている資料が多く、狭い支流で釣っているのは多くがイワナであり、アマゴ釣り初心者だった私の参考になるものは殆どなかったのです。
結果として自分の足で稼ぎつつ、経験を得る以外の方法は無かったので、試行錯誤を繰り返して現在に至ります。
そこで、渓流釣りを始めた際に「こんな記事があったらいいのにな」と感じていた事を、自分で書いてみようと思い立ちました。
これらを踏まえた上で、私なりの見解を書いていきます。
参考になれば幸いです!
ポイント(支流)選びについて
2020年シーズンは1カ月で合計12本の支流へ調査に行ってみましたが、やはり揖保川漁協さんによる放流が行われている場所は、明らかに魚影の濃さが違います。
2月の成魚放流だけでなく、過去の発眼卵放流実績がある川では良い釣果に恵まれる事が多くありましたので、やはり
「実績のある場所=よく釣れる場所」
であることは間違いありません。
そこで、必ず揖保川漁協さんのHPをチェックしておき、可能であれば「放流実績」の欄にも目を通しておきましょう!
また、前日から当日にかけて先行者がおられたと思しき場所は本当にアタリが少ないため、とにかく早い時間帯から、先行者がいない場所を見つける事が大事。
今回注目する「狭い支流」は、その釣り辛さから先行者が入り辛いというメリットがあるので、狙ってみる価値があります。
その他、
- 木の伐採作業
- 河川の氾濫対策・土砂崩れの修復工事
このような作業が行われていると、河川が茶色く濁っていたり、大きな音に怯えた魚がスレてしまったりといった事もあるので、そういった状況にも注意が必要です。
釣り場を選ぶ際は、
- (丸一日以内に)先行者が入っていない場所
- 漁協の放流実績が高い場所
- 河川工事や木の伐採が行われていない支流
- (安全確保のため)土砂崩れ・通行止めが無い場所
この4点を改めて重視したいところですね。
細い(狭い)支流は水量も大事
解禁当初は雪解け水の影響もあるため、どの支流も水量豊富。
ですが3月下旬を過ぎた頃から徐々に水量が落ち始めます。
昨年通い詰めた小さな支流は、水が渇水気味になってから全く釣れなくなり、苦戦を強いられました。
ただ、細い支流はポイントを絞りやすいため、初心者にとっては非常に狙いやすいもの。
そこで、予め水量が多めの川を幾つか把握しておき、時期によって訪れる支流を変えるのも大事なポイントとなります。
同じ支流に何度も通えば、ヒットする場所を覚えて効率よく釣ることが出来ますし、季節ごとの変化を知ることも出来ます。
ここぞと思う支流が見つかれば、通い詰めてみてくださいね。
仕掛けの流し方について
多くの釣り番組やサイト様で取り扱っている渓流釣りは、どれも頭上が開けている大きめの河川で釣っているものばかり。
こういった大きな川は初心者だった私にとって、ポイント絞りや流し方が非常に難しく感じました。
そこで注目したのが狭くて細い支流だったのですが、気になったのは仕掛けの流し方。
私がよく訪れていたこちらのポイントの場合、多くの指南書に書いてある
「流れの横に立ち、川の上流側から仕掛けを流して~」
という事が実質不可能。
下流側から縦の釣りを行うことになる為、流れに対して竿を直角に、といったセオリーが全く通用しません。
また、底流れを捉えるのが重要とされますが、こういう狭い支流の場合は流速が急激に変化するため、
- 仕掛けが軽い=底流れを捉える前に流れる
- 仕掛けが重い=全く流れてくれない
このような事態が多発することになります。
そこで私が取った対策法は・・・!
- やや重めのオモリで一度底をとる
- オバセ(糸フケ)を使い、竿を立て気味にして流す
- 短い竿を使用する
この3点。
順に見ていきます。
①やや重めのオモリで一度底をとる
狭い支流での縦を意識する釣りでは、流れが複雑な小場所に遭遇した際、軽いオモリだとあっという間に流されてしまい、底までエサを沈めることが出来ません。
そこで、底を感じ取れる少し重めのオモリでしっかり沈めて、その後竿を少し持ち上げて底から浮かせ、その後に流す、という形式を選択(流し方は②の項目で後述)。
水深40~70㎝程度でもやや重めにあたるジンタン3~1号が目安となるため、一見すると根掛かりとの勝負のように思えるこの釣り方。
実際には2~3秒程度で底に着くイメージを持ち、すぐに竿を持ち上げれば、ほぼ根掛かりしません!
また、重めのオモリを使用することで、オモリよりも軽いエサが下流側に先行して流れる為に違和感を与え辛いのも大きなポイント。
これは、通常の横の釣りの時と同じ考え方になります。
②オバセ(糸フケ)を使う
オバセとは、アユ釣りの専門用語で、「水流(または風)で糸フケをつくる」事。
先ほどオモリの項目で登場した重めのオモリ。
こちらを着水させた数秒後、水面直下の速い流れの影響を受け、目印を含む仕掛け(オモリより上のライン)はみるみるうちに流されて、あっという間にオバセが出来ます。
その後竿を少し持ち上げることで、オバセに水が当たって仕掛けが引っ張られ、オモリより軽いエサが先行して流れ始めます。
このタイミングで軽く糸を張るように竿を(軽く)上流に向かって立てれば、仕掛けは底流れを捉えたまま、ゆっくり流れてくる、という寸法です!
河川の横に立って釣る場合は、着水と同時にこのような事が起こる訳ですが、縦の釣りの場合は、竿と糸を直角に近い状態に保つことがほぼ不可能。
そこで、オバセを使って手前側に自動的に流れてくるようにして、横の釣りと同じ状態を再現するのです。
とにかく底流れを捉えないと釣りにならないので(数㎝の小型が連発するか沈黙となる)、この方法を使って、何度も打ち返してみましょう!
③短い竿を使用する
狭い支流では、頭上まで木がせり出しているところが多く、一般的に用いられる長い渓流竿(5.3mや6.1mなど)では役に立ちません。
そこで私は、
- 2020年まではダイワ社の清瀬43M (3.8m-4.3mのWズームタイプ)
- 2021年からは3WAY 渓蘭 (3.4m-4m-4.5mのトリプルズームタイプ)
このように、渓流釣りにおいてはかなり短いとされる竿を愛用しています。
正直なところ、頭上が開けた場所で少し4.5mを使用する程度で、基本的には4m前後がメイン。
さらに仕掛け全長も3.6~3.9mと、竿よりも短くしてあります。
4m以下の単竿と言えば源流域のような場所で使用するイメージですが、揖保川の支流は案外狭い場所が多く、上流部はほぼ源流域のような雰囲気のため、4m以下の長さが大活躍!
短い竿は操作性に優れているために仕掛けをコントロールしやすく、流れを捉えやすい上に、仕掛け投入時や魚を取り込む時なども非常にスムーズに行えます。
また、すぐに仕掛けを流し終えてしまう支流では、仕掛けを片腕で何度も打ち返すために持ち重りしにくいという事もプラス材料。
もし支流攻めを考えておられたら、5m越えの他に1本、4m程度の短い竿を1本持っていきましょう!
3WAY渓蘭についてはこちら↓
ポイント選び&仕掛けの流し方、まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私Ogiが渓流釣りの釣果を伸ばすために気を付けている、ポイントの選び方と仕掛けの流し方について書いてみました。
次の記事では、アマゴ釣りで使用するエサについて、徹底的に考察しています。
そちらも是非ご覧くださいね!↓
アワセ方・針について徹底考察!↓
2022年版渓流解禁前の準備について↓
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