こんにちは、Angler Ogiです。
渓流釣りは現在最盛期ですが、近年私がハマっているのが山菜&野草採り。
え?山菜採りってなんだか敷居が高いって??
私も始めるまではそう思っていましたが、渓流釣りはそもそもが山の奥深くへ赴く釣り。
山菜&野草採りと、非常に相性が良いんです。
今回は、これまで私が実際に採取して食べてきた山菜&野草を紹介していきます!
そもそもなんで山菜&野草採り?
私は小学4年生の頃から釣りを始めたのですが、最初にやった釣りは延べ竿での餌釣り。
家族旅行で訪れた北海道で、父に連れられて釣りOKの天然河川である空知川へ行き、イクラでニジマス2匹とウグイ1匹を釣ったのです。
周囲には結構な数の釣り人がいましたが、その時釣れたのはなぜか私だけ。
釣り時間は2時間弱、まさにビギナーズラックと言えるモノです。
ただ、幼児園に通う頃から大の生き物好きだった私のニックネームは、長きにわたって生き物博士。
この時も自分なりに川の流れを考え、水族館で泳いでいた淡水魚を思い出しながら、それなりに理由を持って仕掛けを流してみた事を今でも覚えています。
同時にこの頃の私は、その辺の原っぱで昆虫を追いかけるのが日課。
当時からトンボとセミ、カブトにクワガタが大好きでした。
時折「なんか食べられそうな葉っぱだな」「この木の実は?」「この花の蜜美味しくね?」と感じてはひたすら口に運び、時にお腹を壊して、母によく怒られました。(苦笑)
小2の頃には学校の花壇にある花の蜜を吸いまくって、教室の後ろに立たされたこともあります・・・。(苦笑)
さらに、小学生では珍しいと言われていたのですが、当時から山菜が大好き。
記憶している限りだと、ゼンマイのナムル、山菜の炊き込みご飯、姫竹の天ぷら、菜花のからし和え、ヤマゴボウの漬物辺りは大好物でした。
「大人になったら、いつか山菜採りをしながら渓流で釣りをするんだ」
と考えていたので、今まさにそれが行えているというのは大変幸せに感じます。
2012年から渓流釣りを始め、当時は渓魚を釣るどころか遡行するだけでも必死でしたが、釣果が安定してきたこの数年、満を持して(?)野草と山菜の勉強を開始。
参考にしたのは、野食ハンター茸本 朗氏のYou tubeと著書・野草・山菜きのこ図鑑。

当時、河原の土手に生えていたネギっぽい葉っぱ(ノビル)や、酸っぱいタケノコだと勘違いしつつ齧っていた植物(イタドリ)が「食べられる野食材」として紹介されていたのです。
最近は茸本氏と共同の図鑑著者であるHS氏のYou tubeも楽しみつつ様々な野草にチャレンジし、TSURINEWSでも多数の記事を執筆しました。↓
これまでの活動でかなりの素材が集まったので、当ブログでも詳しく紹介していきます!(^^)

今回の記事で紹介する物は前提として、全て採集が可能である河川敷や沢で採取しています。
(法律で私有地を除く河川敷は成長したヨシ/アシ類・絶滅危惧種を除いて採集OK)
くれぐれも他人の土地で勝手に採取する、なんてことは止めてくださいね!
ステップ①初心者向け?菜花の仲間
まずは野食ハンター茸本氏も「初心者向け」と推奨していた、菜花の仲間。
1月~3月末までがシーズンなので、残念ながら今シーズンは既に終了してしまいましたが、来年以降の楽しみとして是非知って頂きたいところ。
なんせ山菜採りというのは、前の年から様々な場所を下調べしておき、シーズンに入った直後にその場所を訪れるのが鉄則なのです。
食用となるのは所謂菜の花/アブラナですが、どうも日本には実に多様なアブラナ科の植物があるようで、基本的にほぼ食べられると思って差し支えないようです。

河川敷であれば割とどこでも咲いていて、黄色い花が大変目立つため、採取は容易。
ただし、商用として栽培されている畑も多いので、採取場所には注意が必要です!
あくまで採集可能な河川敷で探してくださいね。
アブラナ科には大根や白菜なんかも含まれているため、

このような「いや、ほぼ大根葉やん」みたいな巨大な株もちらほら。
実際、ちぎって匂いを嗅ぐとほぼ大根です。(笑)
ですがどの株も、

成長するとこのようなアブラナ科特有の特徴的な花を咲かせるので、心配な場合は花が咲く頃まで待つと良いかもしれません。
種によって花茎を抱く・抱かないといった違いから、専門家の方は細部まで同定が可能なようですが、私にとっては「食べられればOK」といったレベル。

↑これは全て同じ場所で採取したアブラナ科の葉ですが、随分見た目が違うものの、共通しているのは全てから「大根の香り」がするという事。
苦みや甘みに違いがあり、むしろそれが個性となって面白いものです。
個人的に最も美味しいなと思ったのは、

このような、葉がやや尖っていて、茎が紫色をしているタイプ。
道の駅で売られている「のらぼう菜」と見た目・味がそっくりでした。
採集する際は葉・茎・蕾など、自分が食べたい部位を採るのがオススメですが、1株から採りすぎないという事だけは念頭に置いておきたいところです。
最もおいしい食べ方は、やはり大変メジャーな辛子和え。

2~3分程度塩水で茹でてから冷水にさらして絞り、後はめんつゆと練り辛子で和えるだけ。
シーズン中は週3ペースで食べています。(笑)
さらに、

ニンニクバター炒めも絶品!
正直なところ旨すぎて、無料で手に入る食材で出来るクオリティではありません。
また、

こちらはカラシのような風味があったのでカラシナかな?と思うのですが、このタイプは、

10秒程度さっと湯がいた後に冷水にさらし、水気を絞ってから大量の塩で2週間~1カ月程度漬けた後、塩抜きしてから醤油・ごま油・味醂で炒め物にすると絶品!!

ご飯が何倍でも進んでしまう、大変危険な食べ物へと早変わりします。
菜花の仲間は毎年同じ場所に群生するので、場所さえ見つけておけば来シーズンも確実に楽しめるはずです。
ステップ②ネギの仲間
続いては、野生のネギの仲間。
私が通う揖保川・引原川の河川敷や山裾では、主に3種のネギの仲間が採取出来ます。
ノビル
1つ目に紹介するのは、キングオブ野草とでも言うべきノビル。
意識して探してみると、案外どこでも生えている植物です。
漢字で書くと野蒜で、野生のネギという意味になるようです。

河川敷では足元がこの状態の場所も結構多く、2・3月でも緑色なのは菜花の仲間とノビルくらいなので、大変目立ちます。
葉をちぎると強烈なネギ臭がするのと、葉の断面は中空かつ三日月っぽい形。
さらに、葉の付け根は集まっていてパっと見は完全にネギ・・・。

そしてスコップ等で掘りながら引っこ抜くと、

根っこの部分(鱗茎)はこんな感じでラッキョウ(というか小さな玉ねぎ?)のような形。
この部分が美味しいのです。
どうしても泥が大漁に付着するので、帰ってからの作業を楽にするためにも、川の水で泥や根っこ、枯れた部分を切り落として持ち帰るのがオススメ。

持ち帰ったらしっかりと水で洗ってから塩水で湯がくわけですが、鱗茎は2分程、葉の部分は1分程度で十分。
後は酢味噌に付けて食べるのですが、分葱のぬたとソックリで大変美味!

天ぷらにする場合は湯がく必要はなく、そのまま衣をつけて揚げるだけでOKというお手軽さ!
揖保川水系においては割とどこでも普通に見られるので、是非一度食べてみてはいかがでしょうか。
アサツキ(浅葱)
続いてはアサツキ。
こちらは漢字で書くと浅葱で、ノビル以上に野生のネギとなります。

むしろ普段食しているネギの原種とも言える存在なので、
食べるとビックリするくらいネギです。(゜∀゜;)
3月頭の解禁直後はあまり見られないのですが、3月20日頃になると急激に伸び始め、4月頭がピーク。
食べ方は普通のネギと一切変わらないので、しっかりと水で洗ってから薬味として使用したり、さっと湯がいてお浸しにしてもOK!
個人的には渓流でカップ麺を食べる際に入れると最高だと思っています。(笑)
ちなみに、

数年ほど前にこちらを浅葱と紹介しましたが、鱗茎の特徴から、こちらは野生のラッキョウだった説が浮上。
とはいえラッキョウもネギの仲間。
こちらの葉の部分もネギとして使用できるので、特に問題はないかもしれませんね・・・。
揖保川水系においては、特定の支流の一部&引原川のダム上の山裾で見かけている程度で、それほど産地は多くない印象。
是非探してみてください!(^^)
ニラ
え?ニラ??(゜Д゜)
そう思われた方も多いかもしれません。
ニラと言えば野菜として大変有名な訳ですが、案外普通に生えていたりします。

栄養状態が良い場所では大変太い葉が伸びますが、通常だとこれくらい。
こちらの画像のニラは、菜花・ノビルと同じ場所に生えていました。
揖保川水系においては、三方川水系の特定の支流の一部で群生している場所がありました。
味が濃くて、スープにすると最高です。

ただ、ニラを採集する上で最も気を付けなければならないのが、猛毒植物・スイセンの存在。
定期的に「ニラとスイセンを間違えて食中毒」という記事を目にします。
ニラの葉はちぎれば強烈なニラ臭がしますが、スイセンはほぼ無臭のため、匂いが最も安全に見分ける方法となります。
また、

このような花が咲いていれば確定でスイセンですが、花が咲いていない事も多いので、葉を見て「これはニラだ」と断定できない限り、食べるのは止めておいた方が無難です。
ちなみに、

こちらは引原川本流の河川敷に生えていたスイセンと思しき植物ですが、ニラとの違いは判りますか?
どうしても野生のニラを食べてみたい場合は自己責任になりますので、茸本氏のYou tube等で研究する事をオススメします!

野生のニラを知るまでは、「庭のスイセンとニラを間違えて食べた」というのを目撃し、「そんな訳あるかいな」と思っていましたが・・・。宍粟市の民家では、スイセンの横に普通にニラが(雑草として)生えていてギョっとしました。これか・・・。
ステップ③一見すると雑草?
続いて紹介するのは、食べられる野草としてはある程度の知名度がありながらも、一般的には「雑草」という括りで語られる野草。
食べると大変美味しいので、是非試してみて頂きたいところです。
ヤハズノエンドウ
私が子供の頃、「なんか美味しそう」と食べて「ウェ~~ッ!!」となったのが、カラスノエンドウことヤハズノエンドウ。
子供が生で食べてお腹を壊す、代表的な植物かもしれません。(笑)
当時はサヤが美味しそうだと感じたのですが、実際に食べて美味しいのは新芽の部分です。
(サヤも加熱すれば食べられるようです)

これこそ正に「雑草」で、河川敷に限らずとも畑の畦道から駐車場の脇、植え込みの傍まで、見ない日は無いのではないか?というレベルの普通種。
そっくりな種にカスマグサとスズメノエンドウ、ホソバヤハズノエンドウという種がありますが、

本種は葉が丸みを帯びており、かつ小さな紫色の花が印象的なので、慣れれば簡単に見分けがつくようになります。
新芽の部分だけを摘み取るようにして採取し、しっかりと洗浄してから調理に使用するのですが・・・。
注意しないと小さなイモムシやアブラムシが大量に付着しているので、洗浄は屋外でしっかりと行う事を強くオススメします。
3月のまだ気温が低い時期はそれほどでもないので、私は3月限定で食べていました。
ただ、夏場くらいまでは普通にワサワサ生えているので、虫が気にならなければこれからのシーズンでも楽しむことが出来ます。
食べ方はかき揚げやお浸しなど様々な調理法がありますが、私は油炒めが好み。

サラダ油でさっと炒めて、ざらめと麺つゆで仕上げただけの簡単調理ですが、枝豆に似た風味と確かな旨味、シャキシャキした歯触り。
どれをとっても絶品で、言うなれば豆苗の上位互換といったところでしょうか。
実際、食用として栽培されていた歴史がある植物なので、味は大変良いのです。
虫さえ気にならなければ・・・。(苦笑)
ヨモギ
草餅の材料として、古くから親しまれているのがヨモギ。
学校の植え込みの傍や、その辺の原っぱ/空き地でも普通に見かけます。

驚くことにヨモギという植物は、一説によるとなんと40種以上もいるとか。
道理で香りが強かったり弱かったり、葉の形が微妙に違ってたりするわけですね・・・!
形が似ている物に毒草もあったりするので、こちらも確定でヨモギだと判らない場合は止めておいた方が無難です。
とはいえ見分け方は結構簡単で、まずは何といっても匂い。
千切ると(当たり前ですが)草餅の香りがします。
さらに、葉の裏や茎には白っぽい産毛がたくさん生えているので、ちぎって匂いを確認しつつ、白い毛が生えていればヨモギである、と判断できます。


揖保川流域においては本当にどこでも生えているので、採集には困らないかもしれません。
ただ、人里に近い場所は除草剤や犬の便・車の排ガス等の心配があるので、上流域の河川敷で採集するのが一番だと思われます。
食べ方ですが、新芽を天ぷらにすると強い香りをそのまま楽しめて大変美味!
ただ、うちの家族には「香りが強すぎる」と少々不評でした。(^^;)
であれば!という事で、アマゴ釣りの記事にも登場しましたが、

やっぱり草団子が最強!!
あんこ&きな粉で食べてみたり、黒練りゴマ&黒蜜で食べてみたりと、思い思いの食べ方が出来るのも魅力。
Angler Ogi的作り方は以下になります。
上新粉だけの団子粉よりも、もち米(うるち米)が入った団子粉の方がモッチリして美味しく感じたので、和菓子好きの方は是非一度トライしてみてくださいね。(^^)
クズの新芽
クズって、あの葛の?と思われた方もおられるかもしれません。
そう、葛粉が有名なあのクズの新芽です!
揖保川流域に限らず、河川敷なら割とどこでもみかける(というかワサワサに繁茂している)ポピュラーな種ですが、むしろこの種に侵されているレベルの場所もよく見かけます。

マメ科特有の3枚の葉で見分けますが、ツル部分が非常に特徴的なので、おそらく見間違えることはないかと思われます。

茸本氏が「街中で採れる野草の中ではトップクラスに旨い」と言っていて、興味本位で食べてみたら・・・ほぼ枝豆の味でした。(笑)
食べ方ですが、太い新芽をポキっと折り取り、塩(1㍑に対して小さじ1くらい)を入れたお湯で5~6分湯がいてから冷水にさらします。

そして摘み取った側から薄皮を引っ張ると、ピロ~~っと綺麗に剥けるので、一口大にカットしてからそのまま頂くか、麺つゆでお浸しに!

普通に大変美味しくいただける逸品です。
個人的には塩ゆでにしてそのまま食べるのが最も美味しく感じたので、今シーズン中に何度か食べたいなと思っています。
ステップ④カテゴリは野菜
次に紹介するのは、カテゴリーとしては「野菜」として分類されるか、場所によっては「山菜」としてスーパーなどでも売られている食材たちです。
三つ葉
え~~そんな、三つ葉が道端に生えているわけ・・・・

あります。(笑)
私も探し始めるまでは半信半疑でしたが、河川敷というのは野生の三つ葉にとって最高の環境のようで、正直引原川本流ならどこでも生えているレベル。
普段私は複数の入渓場所を使い分けていますが、見かけない場所はありません。
普通に足元の雑草と混ざって生えているのです。
場所によっては、

掌クラスの特大の物もありますし、一面群生している場所もありました。
使い方は普通の三つ葉と同じで、お吸い物や赤だし、茶わん蒸しに入れると最高ですが、香りが大変強いので・・・

お浸しにして、紅葉おろし+ポン酢で食べると最高です!
なんせスーパーで買うと一束100円~200円くらいで、それでいて上写真の量よりも少ないんですよね・・・!
シーズンも3月下旬から夏場までと長いので、大変重宝しています。
イタドリ
個人的に「野草採りをやってきた中で一番美味しい」と感じたのがイタドリ。
高知県では普通に食べられるため、野菜としてスーパーに売られているんだとか!
場所によってスカンポ、イッタンコなど様々な呼び名があり、山菜好きの方々には古くから親しまれてきたようです。
実際私も子供の頃、河川敷で適当にへし折っては齧り、すっぺぇ!と叫んでいた記憶が残っています。(笑)

揖保川流域においては、引原川本流上流域の河川敷でちょくちょく見かける他、三方川方面の支流でも川べりや山裾で見かけます。
ただやはり人気なのか、採集された後もよく見かけるので、ここで紹介する事でライバルが増えてしまう事を少し危惧しております。(苦笑)
採集してからは少々手間がかかるのですが、

まずはしっかりと洗浄し、(あまりありませんが)虫が入っている部分を探して除去。
そして先端付近を取り去ってから、ピーラーで皮を剥いていきます。

皮を剥いてカットすると、見た目は完全に竹。
ここから熱湯にざっとくぐらせて、冷水にさらします。

そしてここからなんと半日~丸1日放置!
シュウ酸が多く含まれているので、こちらを取り去らないと体に良くないよう。(^^;)
私は上写真のように大量に採ってくるので、水に30分程さらした後は大量の海塩でしっかりともみ、フリーザーパックに入れてそのまま冷凍庫に保管。
そして食べる時は食べる量だけボウルに取り、何度か水を換えながらしっかりと揉み、その後は水にさらしたまま4~5時間放置してから調理に使用しています。
調理法は実に様々で、

個人的には和風でジャコと炒めた物や、

メンマ風に味付けしてラーメンの上に載せて食べるのですが、これがもう絶品!!
塩漬けして冷凍保存であれば半年くらいは普通にもつので、シーズン中にしっかり仕込んでおきたい所です。
ちなみに先端部分はアク抜きなどをせず天ぷらで食べても美味しいので、大変有用な野菜(?)ですね!

ユキノシタ
「山菜」というカテゴリーの他、「薬草」というカテゴリーでも知られているのがユキノシタ。

特徴的な見た目をしており、まず見間違えることはありません。
葉っぱは肉厚でゴワゴワしており、表面には細かな毛がビッシリ生えています。
名前の由来は諸説あり、「雪の下に多数生えるから」や、花の形から「雪の舌」という説があるようです。↓

茸本氏が「天ぷら専用野草」と評するように、天ぷらにすると絶品!
というか天ぷら以外の調理法では少々イマイチでした。(苦笑)

他にも食べ方がありそうな気がするので、色々と試してみる予定です。
揖保川流域においては、2年ほど前にダム上で見つけた時に「ようやく見つけたぁ~!」と歓喜した物ですが、今シーズンに入って急にあちこちで見つけられるようになりました。
環境的には、完全な自然状態の場所よりも、やや人間の手が入ったような場所に多いように思います。

また、上写真のようなやや湿っぽい環境を好んでいると思っていたら、

引原川本流では、ガンガンに日光が当たる壁沿いに群生していることも。
おそらくこれまではそういう目になっていなかっただけで、探せばどこでも生えているんでしょうね・・・!
ご注意いただきたいのは、上写真のユキノシタと一緒に写っている人参のような葉っぱが猛毒植物・ケマンの仲間であるという事。
くれぐれも誤って採集しないようにしてくださいね・・・!(^^;)
また、生える場所や環境・時期によって葉の色に違いがあるようです。↓

こちらは6月に採集した物ですが、ご覧のように、白い模様が太いものと細いもの、葉の色が緑色の物と赤っぽいものがありました。

どれも問題なく食べることができるようなので、探してみてくださいね!
オランダガラシ
オランダガラシって何?と思われた方も多いかと思うのですが、こちらはクレソンという名で流通しています。
そう、肉料理の付け合わせ等に使われる、あのクレソンです。

揖保川流域においては、各河川での大繁殖が問題になりそうなほどで、ちょっと探せばすぐに見つかります。
こちらは現在生態系被害防止外来種に指定されているので、もしかしたら近い未来に生状態での輸送が禁止になる可能性も。
なんせ繁殖力がとんでもなく旺盛なため、

こんな風に川や水路の一部を塞いでしまうレベルなのです。
しかも節の一部からも再生する上に汚れた水にも強いという、最早チートレベルの植物・・・。
食べる際は新芽を摘み取るのですが、千切れた部分が川に流れていかないように注意しながら採集しましょう!

ちなみに、このように花が咲いた状態でも特に問題なく美味しくいただけます。
注意したいのは、水場に生える植物という事で、肝蛭という寄生虫の卵が付いている可能性がゼロではないということ。
よく洗って加熱すれば一切問題とされているので、生食は絶対に避け、しっかり加熱して頂きましょう!
オススメは、アマゴのムニエルの付け合わせ!

ムニエルを作った後のフライパンにカットしたクレソンを入れて炒めるだけというお手軽さながら、これがとんでもなく美味!
流石に付け合わせ野菜として栽培されているだけあります。
外来種を食べて駆除できるのは良い事ですね!
ステップ⑤いよいよ山菜!
ここでご紹介するのは、括りが「山菜」となる野草達です。
物によっては道の駅などで普通に売られていますし、ここまでくるといよいよ「山菜採りをやっている」感が出てきました!
コゴミ
美味しい山菜として有名なのがコゴミ。
正式名称はクサソテツといい、庭草として使用されることもあるシダ植物です。
山間を流れる川の河川敷なら比較的見つけやすい、という事前情報の元、昨年最初に見つけたのは・・・

河川敷にて、既に完全に開いた状態の群生地でした。
これは絶対来年食べよう!と誓い、今シーズンは4月頭から「今か、今か」と待ち続け、

4月14日にようやくこの状態のコゴミを発見!
とはいえ大変成長が早く、旬は非常に短い様子。
4月28日の釣行時もなんとか採集できましたが、

既に開いたものが多く、食べごろを探すのは中々大変でした。
採集する際は、1株から1~2本に留めておかないと枯れてしまう可能性がある事に注意したいところ。
とはいえ、群生地であればとんでもない数の株があるので、食べる分はすぐに集まります。
食べ方は、塩を一つまみ入れた熱湯で90秒~2分程度茹でて冷水にさらすだけ。
後は味噌やマヨなど、好みの調味料で食べるのが美味しい山菜です。

個人的にはコチュジャン+マヨネーズのコチュマヨか、キムチの元+砂糖でキムチ漬けにしたものが最高に好みでした!
短めに茹でて冷凍しておけば、(食感はシナシナになってしまいますが)2週間程度もつようですし、短い旬をしっかりと味わいたい所です。
わらび
山菜として名高いわらび(蕨)も採集することが出来ます。

揖保川流域においては、河川敷の落ち葉が堆積した、日陰になった所でちょくちょく見かけます。
場所によっては群生しており、

この光景を見かけた時はテンションが上がりました!
私の家では、お義母さんが奈良で採集した物を宅急便で送ってくれるほど親しみのある山菜です。
自分も地元で採集が出来る喜びを噛みしめつつ採集し、まずは80度程度のお湯1㍑と小さじ1の重曹を用意して、鍋に敷き詰めたワラビを浸します。
そのまま丸1日放置するとアクが抜けるので、綺麗に洗ってから調理へ。

和風だしで卵とじにして食べるのが我が家の定番ですが、

醤油・砂糖・ごま油・コチュジャンでナムルにしたものもトロリとして絶品!
本当に美味しい山菜です。
採集の際は、

このようによく似たシダ(オニヒカゲワラビかも?)も多いので、誤って採集しないようにご注意を!
ワラビは先端付近のみで枝分かれするのに対し、よく似た物はかなり下の方で分岐している上、かなり硬いです。
ウワバミソウ/ミズ(アカミズ)
数年前に図鑑で見かけ、是非食べてみたいなぁ・・・と思っていたら、ダム上ですぐに発見できたのがウワバミソウ。

兵庫県ではあまりポピュラーではありませんが、東北や山陰地方ではミズ・ミズナと呼ばれ、比較的よく食べられる山菜だとか。

特徴的な葉をしているので、慣れれば一瞬で見分けられる様になります。
こちらは新芽を天ぷらにしたり、むかごを食べたりもするそうですが、なんといってもメインは茎!
特に根っこに近い赤い部分が粘りがあって美味しい為、付け根の辺りから引き抜き、川の水で泥を落として持ち帰ります。

そしてここからが結構な手間なのですが、茎の表面の筋がかなりキツイので、全て剥ぎ取る必要があるのです。(苦笑)
一口サイズにポキっと折ってはピロ~っと皮を剥いていくと、中の部分が登場。
こちらをさっと1分程度湯がいてからお浸しにするというのが一般的な食べ方。

爽やかな風味に、ジャキジャキという極上の食感が相まって、個人的には大変好きな山菜。
今現在は渓流釣行の度に、食べる分だけ採集して毎回楽しんでいます。
じゃあそれだけ採っても問題ないのか、と思われるかもしれませんが、地下茎が横に大きく広がり、そこから1本ずつ出てくるという竹や笹と同じようなタイプの植物なので、

群生地は常にこの状態!
しかも揖保川流域においては非常にポピュラーな種で、ちょっと湿り気がある場所ならどこでも見かけます。
持ち帰った後の筋取りがかなり手間取りますが、それでも1食分程度(12~13本くらい)ならそれほどの苦痛にはなりません。
その手間を補って余りある山菜だと感じています。(^^)
秋シーズンに採れるむかごも大変美味しいようなので、実食後こちらにてレポートする予定です!
タラの芽
山菜の王様と言えば、タラの芽。
私はタラの芽の天ぷらが大好物なので、釣行の度にタラの木はないかと虱潰しに探していたのですが、中々見つけることができずにいました。
時に釣りを中断してタラの木を探したりもしましたが、結果は同じ。
やはりタラの木を探そうと思ったら、有名な産地かつ山の上の方に行かないと入手できないよな・・・と思っていました。
ある時、区画移動の為に暑い中を歩きながら、ふと横を見たら、

いやタラの木普通にあるじゃねぇか!!(゜Д゜;)
思わず叫んでしまいました。(苦笑)

この特徴的な木の幹は、どう見てもタラの木そのもの。
なんと私、あろうことか、今までタラの木の前を普通に素通りしていたのです。
こんなに普通の場所にあるなんて思ってもみなかったので、呆気に取られてしまったのですが・・・季節はまだ5月、ワンチャン食べれる場所がないかと探してみたところ、

やや葉が開いていたものの、これだけ採集することができました!
タラの芽は基本的に、1本の木に2つ以上の芽が付いているところから二番芽のみを摘み取る形になりますが、これだけ伸びてりゃ二番芽どころかワサワサでした。(苦笑)
流石にこれだけ成長すると雄ダラのトゲは強烈なので、包丁で鱗取りの要領で取り去ってから塩茹でしてアクを抜きます。
そして、豚肉で巻いて甘辛いタレをかけたら・・・

ずっと食べてみたかった、雄ダラの肉巻きの完成!!
タラ特有の爽やかな香りと甘み、そして確かに感じる強い旨味。
豚肉の脂や甘辛いタレとの相性は抜群で、最高の一品になりました!
そして不思議な物で、1カ所で見つかると纏まって見つかるもの。
この後、複数の場所でタラの木を確認しました。
一体、今までの苦労は何やったんや・・・!(泣)
来年の春シーズンが楽しみです。(^^)
モミジガサ(シドケ)
タラの木を探している最中、偶然見つけたのがモミジガサ!
地方によってはタラを押しのけて「山菜の王様」を名乗る、高級山菜です!

結構珍しい山菜の扱いだったため、いつかは食べてみたいな~くらいの軽い気持ちだったのですが、生息環境にマッチする場所をウロウロしていたら、案外普通に見つかって驚きました。
芽吹きの際は猛毒のトリカブトと似ているとされていますが、
- 葉の切れ込みが真ん中(基部)まで到達しない
- 葉の裏に細かく白い産毛が生えている
- 爽やかな(フキのような)香り
この3点が明確に見分けるポイントのよう。
実際に葉の裏を確認すると、

フワフワした産毛が多数生えていました。
これで高級山菜であることが確定したので、意気揚々と食べる分を摘み取り帰宅。
筋取りを行ってさっと茹でて、いざ一口食べると・・・!
口に合いませんでした。(゜Д゜;)
関連記事には「フキのような爽やかな香り」とあったのですが、私の味覚・嗅覚が感じたソレは、どちらかというとセロリ。
何を隠そう、は全食べ物の中で圧倒的にセロリが苦手です。(苦笑)
歯触りは大変良かったのですが、なんせ溢れてくる香りがセロリとソックリ!!
なんなら味もセロリに近かったのです。
大変楽しみにしていた山菜だけにこれは残念でしたが、口に合わない山菜もあるという事で、一つ勉強になりました。

このモミジガサ、生息している場所にはこのように大群落を形成するので、もし口に合っていたなら最高だっただろうな・・・!
今後チャレンジしたい山菜・野草
ここまで、実に多種多様な食べられる野草・山菜を紹介してきましたが、驚くべきはこれらが全て揖保川での渓流釣りのついでに採集できているという事。
そう、わざわざ山奥に分け入ることなく、あくまで釣りの最中に片手間で、です。
タラの木に関してはそこそこ探し回りましたが、今となってはそのタラの木でさえ、ポイント移動のついでに採集できることが発覚。
大した手間をかけることなく、アマゴと山菜を一緒に持ち帰ることができるようになったのです。
今後も釣行の合間にちょくちょく採集しては楽しもうと思っているのですが、まだ見つかっていない、食べてみたい山菜が幾つかあります。
コシアブラ
タラの木よりも美味しいという方もいるくらい美味な山菜として知られているコシアブラ。
やはりその変に生えているという事は無さそうで、採集するならかなりの山奥に入る必要がありそうです。
一応トンボ家時代に培ったサーチ能力にて、場所の目星はついているので、熊の対策だけなんとかしたい所ですね・・・!
ネマガリタケ(チシマザサ)
こちらも有名な山菜の一つ。
産地は比較的有名かつ、目ぼしもついているため、採りに行こうと思えば行けるのですが・・・なんせ熊が怖い。
どう考えても素人が一人で行くには危険すぎますし、チシマザサの藪の中では方角が判らなくなりやすい環境のため、遭難のリスクもあります。
はたして、私がネマガリタケを採りに行く事はあるのでしょうか・・・!
アイコ(ミヤマイラクサ)
普通に見つかるだろうと思っていたら、案外見つけられないのがアイコことミヤマイラクサ。
イラクサの仲間自体は揖保川・引原全域で見られるのですが、「ミヤマ」イラクサが見つからないのです。
とある沢でウワバミソウを採集していた際、足元に生えていたイラクサを見てようやく見つけたと思ったのですが、

茎同士が互生ではなく対生だったため、ミヤマイラクサではありませんでした・・・残念。
(一応こちらも食用ではあります)
もう少し源流に近いような場所のほうが見つかりそうなので、当面の課題としたい所です。
葉ワサビ
揖保川流域にあるというのは風の噂で耳にしたのですが、それがどこなのかは未だ判らず仕舞い。
実際道の駅には普通に売られているので、どこかにはあると思うのですが・・・もしチシマザサみたいに、熊がよく出る場所だったらイヤだなと、二の足を踏んでいます。
長らく渓流釣りを続けていればどこかで出会えると思うので、気長に探そうと思います・・・。
山菜採りは勉強の日々!
今回ご紹介した野草・山菜は全部で16種類。
これ以外にも、桑の実やシャク・ウドの他、セリらしき植物も発見していますが、シャクとセリは確証を持ってご紹介できる段階ではないので割愛。
ウドは単純に時期を逃しており、かつかなり伸びた状態のもの(加食)を食べたところ口に合わなかったので、こちらも割愛。
桑の実(桑の木)に関してはまだ1本しか発見できておらず、そもそも収穫できる量が少ないので割愛しています。
以前とある方に何気なく、この山菜採りに関して「才能ですね」と言われたのですが、これに関しては全面的に否定させていただきます。
正直山菜採りにおいては才能と呼べるものは全く必要なく、努力と勉強で賄える物だと思っています。
むしろ才能だけで採集できるなら本当に苦労しません!!(苦笑)
ここまで多数の山菜を知るためにかなりの時間をかけて勉強しましたし、本当にあちこち歩き回ったので、才能の一言で片づけられるのはちょっと(というか、かなり)嫌ですよね・・・。(苦笑)
山菜採りの動画を見漁り、図鑑を見て勉強し、現地で似た環境を探し。
時期やタイミングを変えて何度も同じ場所を訪れ、何度も空振りを繰り返したからこそ、楽しめるようになったともいえます。
なんせ際どい植物を採集する際は、一歩間違えれば毒草を口に運ぶことになりかねませんからね・・・。

実際二回ほど毒草らしきものを口に入れて、口の中がしびれた事があります。
棘が刺さる、ちょっとかぶれるは日常茶飯事!(苦笑)
山菜採りは自己責任で楽しみましょう!
こういった努力の向け方というのは、トンボ家をやっていた頃と大変近しいものを感じるので、元々向いていたというのはあるのかもしれません。
今後も目当ての山菜を楽しむべく、渓流釣りと併せて楽しみたいと思います。(^^)




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