こんにちは、Angler Ogiです。
本日は今シーズン初となる黄昏飛翔の観察に行ってみることにしました。
2018年6月末~7月頭の振り返り
2018年の同時期はどうだったのかと言いますと・・・
6月27日の加西市定点の捜索にて、グンバイトンボがいつも通り棲息していることを確認しつつ・・・
川の上を飛び回っていた個体をコヤマトンボだと思って捕獲したらヤブヤンマ雌だったり・・・
数年前からこの辺りで頻繁に見かけるようになったハネビロエゾトンボ雄の未成熟個体を捕獲したり。
移動先である黄昏ポイントでは、既にヤブヤンマが活発に活動しており、多数捕獲することが出来ました。
さらに極めつけは・・・
私自身初となる、姫路市内でのネアカヨシヤンマ捕獲も7月8日に達成しています。
2018年7月8日は最高気温が30度、雨の翌日の曇りという事で湿度も高め。風は殆どないという好条件が重なり、多数のヤンマが乱舞していました。
棲息地が激減しているネアカヨシヤンマですが、私がネアカを確認できた場所は、この場所で4か所目。
ちなみにこの場所、マルタンヤンマ雄を黄昏飛翔時に捕獲したポイントでもあります。
この黄昏御三家と(勝手に)呼んでいる、ヤブヤンマ、ネアカヨシヤンマ、マルタンヤンマが、黄昏飛翔ポイントで狙うべきトンボです。
まずは加西市定点での観察
話は戻り、2019年7月2日。加西市の定点に入ったのは17時前でした。
曇り空だったので、コクワガタでも出ていないかと思い雑木林をうろうろしてみたのですが、見つかったのはカナブンやヒカゲチョウの仲間だけ。
仕方なく河川の方でコヤマトンボとハネビロエゾトンボを探してみたところ、かなり高い所を摂食飛翔するコヤマトンボ2頭と、ハネビロエゾトンボ3頭を発見。
しかし、網がちょっと届かない高さだったので、グンバイトンボを探してみたところ・・・なんと全く見つからないのです。
訪れた時間が悪かったとはいえ、この場所は多産地。毎年黄昏直前に生存確認できていたレベルだったので、少々気がかりです・・・。
黄昏ポイントへ移動
気を取り直し、18時過ぎに黄昏ポイント周辺へ移動。かなり広範囲にトンボが飛ぶため、いつもポイントを絞るのにかなり苦労しています。
今回は写真の場所、田園地帯周辺で狙ってみることにしました。 田圃の近くに一般道が通っている為、この場所でなら捕獲や撮影ができます。
既に上空10m程度の高さではヤブヤンマがあちこちで飛び交っており、ヤンマシーズンが到来したことを教えてくれます。
ある程度の高さまで降りてくることを期待しつつ、何気なく空を眺めていると・・・いました!マルタンヤンマです!!
ヤブヤンマに比べてシルエットはかなり小さいので、見分けやすい種かと思うのですが、結構な高度で飛んでいた個体をフルズームで撮影した為、なんだかボンヤリ・・・。(苦笑)
めげずにシャッターを切っていくと、
よりマルタンヤンマらしい写真が撮影出来ました!おそらく若い♀だと思うのですが、少し前に捕獲した♂はこんな感じで褐色の翅だったんですよね・・・。
このシルエットを見る限り、多分雌、だと思います。いかんせん黄昏飛翔しているマルタンを見るのが随分久しぶりなので、少し自信がありません。(苦笑)
フラッシュを焚いたらピンボケな上にブレッブレになってしまいましたが(苦笑)、胸部の模様がボンヤリ見えます。
結局この個体、目測8m以下の高さまで降りてくることは一度も無く、ずっと高い所を飛んでいました。
この個体を追いかけている間も、何度か射程距離内にヤブヤンマが入ってきていたので、とりあえず1頭を捕獲!
まだまだ若いヤブヤンマの雌でした。
ずっとマルタン&ネアカを探していたため、捕獲はこの1頭のみ(撮影後リリース)。残念ながらネアカは飛んでこず、マルタンは上写真の1頭のみでした。
ヤブヤンマはそれなりの数が常時5m~15m程度の高さを飛んでいたので、もう少しシーズンが進めば採り放題状態になるはず!!(勿論全部逃がします。笑)
19時頃までは活発に飛んでいましたが、19時を過ぎたあたりから急激に数が減り、そのままいなくなりました。
空はまだまだヤンマが飛びそうな明るさだったのですが、まだまだシーズンは始まったばかり。この日の夕方の気温は25度(曇り)と低めだったので、30度を超えてからが本格シーズンです。
この日の捜索はこれで終了としました。
少し気になる今年のトンボ相
ヤブヤンマとマルタンヤンマは例年通り見られそうですが、実は今年の(ブログに掲載していない)捜索でいくつか空振りを食らっています。
サラサヤンマを狙って5月に訪れたたつの市の定点では、何故かサラサヤンマが1頭もおらず・・・。毎年見に来ているポイントなので、これには肩透かしを食らいました。
また、6月28日には、ハッチョウトンボ狙いで砥峰高原を訪れたのですが、
ウラギンヒョウモンが多数飛んでいただけで、ハッチョウトンボはどこにも見当たりませんでした。
過去に観察を行った場所は軒並み環境が崩れており、正直「この場所で生存しているのか?」と心配になるレベルでした。
今年はおそらく県北には行けないので、 ハッチョウトンボは加西市の方にある某有名産地に行こうかと考えています。
次の捜索は?
さて、次回のトンボ捜索ですが、時間があればハッチョウトンボ捜索(@加西市)か、条件が整えば再びマルタン&ネアカ狙いの黄昏飛翔捜索になりそうです。
両種をゲットし、ブログで紹介できるよう頑張ります!
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