こんにちは、Angler Ogiです。
4月23日、増水を覚悟して引原川本流へと釣行。
今シーズン5・6度目の釣行はまさかの二連続ボーズという辛酸を舐めた私ですが、今回は見事良型を含む9匹のアマゴをゲット!
・・・したのですが、なんだか本当に本流解禁となっているのかは怪しい所でした。
さっと書いていきます。
前日からの雨で大増水。
前日の夕方18時頃から雨が降り始め、夜~深夜にかけては1時間に6~9mm程度の雨が降りました。
翌朝もまだパラついており、宍粟市も降ったり止んだりの様子。
念のため河川ライブカメラを確認した所、杉田橋で0.70(平水+35cm程度)とかなりの増水!!
これは正直釣りになるか微妙なところでしたが、今週は釣行可能な日がこの日しかありませんでしたので、三連続ボーズ覚悟で釣行してみることにしました。(苦笑)
道中の気温計は16~17度あるものの、まだ小雨がぱらついている状態。
餌採り場の支流も結構な増水+濁りとなっていたので、比較的安全に入れる場所でヒラタを探してみると・・・やはり増水のせいか、大苦戦。
なんとか30匹程度は確保できたものの、これでは1区画が関の山なので、仕方なく引原本流のエサ採り場へと向かいました。
が、やはり水位はかなり高く、エサが採れるであろう場所まで入ることが出来ません!
どころか、車に戻ってきたらウェーダーにマダニがいました。(泣)
狼狽しつつも「もう1か所の方なら」と思い、さらに上流部で探してみたものの、こちらではヒラタが一切採れず・・・いきなり大ピンチとなってしまいました。
ダメ元で足元の砂を探ってみると、5匹程度スナムシを確保。
仕方ないので、一先ずはこれで釣ってみることにし、釣れるならば釣具屋で買い足す事にします。
水温は・・・12度あるぞ??
最初のポイントは、増水時でも安全に退渓出来る場所をチョイスしました。
この日のタックル↓
- ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61/渓峰 尖 硬調57
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.3号or0.4号通し、3.3~4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉2Bメイン、2個付け多用
- 針・・・忍ヤマメ4・5号
- エサ・・・ヒラタ・スナムシ(後半は購入したチョロ類)
今回の釣行では、川幅が広い場所では(修理が終わった)弧渓 ZM を、狭い場所では渓峰 尖
を使用する事にし、仕掛け(水中糸)の長さは場所によって使い分けます。
早速手早く支度を整えて入渓しようとして・・・
偏光グラスが無い事に気付きました。(゜∀゜;)
そう、前回釣行で雨を喰らったので、洗浄して机の上に干していたことをこの瞬間に思い出したのです。
絶望に打ちひしがれつつ、仕方なく運転の時に使用しているオークリーのサングラス(通常レンズ)を装備。
竿は弧渓 ZM を持って入渓します。
やはり水位はかなり高く、流れも強くて実に釣り辛そう・・・というか、
底見えねえ!(゜Д゜;)(苦笑)
偏光サングラス の偉大さを実感しながら、水温計を突っ込んでみると・・・12度!!
適水温とまではいきませんが、十二分に釣りが成立する水温です。
先ほどエサ採りの際にやや冷たく感じていましたが、「今日こそは釣れるか!?」と色めきだって仕掛けを流していきます。
が、流れが強くて思うように仕掛けがコントロールできないので、3Bや4Bにしたり、2個付けにしたりして対応・・・するものの、アタリはありません。
そもそも釣りになるような緩やかな流れの場所が非常に少ないのです。
どうも1年の間にあちこち底の状態や岩の位置が変化したようで、昨年までの好ポイントがイマイチになっていたりもしました。
これはこれで渓流釣りの楽しみではあるのですが、結果、期待していた大淵でもアタリはゼロ。
いよいよ人生でも経験のない、三連続ボーズという言葉が頭を巡ります。
支流でチマチマと探った方が良いか・・・という考えも浮かびましたが、もう季節は4月下旬。
そもそも前回までアタリがゼロだった事も思い起こされます。
水温は12度ある訳だし、区画を変えればいけるか・・・?と考えた私は、思い切って移動する事にしました。
これが吉と出ます。
買って良かった水温計。
次にやってきたのは、今月訪れた際に水温が8度しかなかったエリア。
しかも退渓した際、ウェーダーにマダニが2匹ついていて思わず呻いた場所です。(苦笑)
しっかりと虫よけスプレーを塗りたくり、いざ入渓しようとして・・・水位の高さに気付きました。
これだといつも通りに入渓すると、すぐに深くなって上流へ遡行することが出来ないのです。
マダニはイヤですが、水位を考慮してやや上へと移動し、草丈が低い場所を選んで入渓します。
河原に降りると、やはり水位は明らかに高め。
というか、ライブカメラの数値を目安にした水位が、昨年よりも高く感じます・・・。
細心の注意を払いながら歩を進め、テッパンポイントを流そうとしたものの、2Bでは流れが強すぎて釣りになりません。
オモリのサイズを変更しながら流しても反応が無かったので、仕方なく遡行を再開します。
が、どの場所も水位が高く、マトモに仕掛けを流せる場所はほんの数か所。
そんな中、どんな状況でもアタリが出る場所へとやってきました。
期待しながら2Bで流していきますが、やはりこの場所も流れが強く、2Bでも底が取れない状態。
それならばと、やや下流側で待っていると想定し、オモリを3Bに変更。
いつもよりしっかり目に流し込んでいくと・・・目印が震えました!
軽くアワセを入れると、明らかなアマゴの引き!
久しぶりの感触に興奮しながら、無事にネットイン!

4月3日以来、かつ本流では今シーズン初のアマゴです!!
15cmも無いサイズでかなり小さいですが、それでもなんとか三連続ボーズを免れ、とんでもなく安心しました。
心の底からありがとうと言いながら優しくリリースします。
これで本流がシーズンインした・・・と思いたいものの、気になるのはやはりサイズ。
良型が釣れるまでは何とも言えないので、サイズアップを期待して再度仕掛けを流します。
すると、先ほどよりもやや上流側で目印がクルッと反転!
アワセを入れると、ゴンッという良い感触です!
一瞬良型かと期待しましたが、重量感はそれほどでも無く、渓峰 尖 のパワーで容易に浮上。
そのまま寄せてきてネットイン!

解禁日以来のキープサイズとなる20.5cm!
もう一回り大きいのが釣りたいものの、立て続けに釣れたことに興奮を隠せません。(笑)
さらに、もう1歩前に歩み出て、奥の方の弛みを狙ってみると・・・

また小ぶりな15cm程のアマゴが飛び付いてきました。
この時期にこのサイズがこの場所で・・・?と疑問は拭えませんが、連発するのはやはり気分が良いものです。
正直水温を計測していなければ支流に移動していたと思われるので、本当に水温計があってよかったと実感しました。(苦笑)
ところが、この後の目ぼしい場所はアタリがありません。
エサもあっという間になくなっていき、残り僅かになってしまいました。
期待の大場所で、とっておきの良型ヒラタを流してみたものの、残念ながら反応無し・・・というか水量が多すぎて、定位できる場所が無い状態なので、これは仕方ありません。
この時点でエサの残りは5投分程度。
退渓場所近くの実績場まで一気に移動する事にしました。
実績場の地形が!?けど良型がいる!
気になる場所を数か所通り過ぎ、一番期待の大場所に来てみると・・・想定よりも大きく地形が変わっており、昨年自己記録が釣れ場所は土砂で埋まっていました!
昨年夏ごろから土砂堆積が気になっていたのですが、ここまで大きく変わるのは想定外。
とはいえ、まだ魚の着き場はあちこちに残されています。
早速、残り2匹となっている良型ヒラタをセットして流してみますが、反応がありません。
やはり地形が変わったことによって流れ方も変化しているため、オモリを2Bへと変更し、緩やかに流していきます。
が、思っていた以上にカケアガリがキツくなっていたようで、すぐに根掛かり。
幸い外れてくれたものの、ヒラタが無くなってしまいました。(泣)
最後の良型ヒラタをセットして、今度はカケアガリの前方から攻めてみると・・・目印がフルフルっと震えました!
が、ここで痛恨のアワセミス!!
エサだけ盗られてしまったのです。
愕然としながらエサ箱を覗くと、残りはヒラタ(中)が1匹、ヒラタ(小)が3匹に、スナムシ(小)が1匹。
これで釣れなきゃもう終わり!と思いながら、ヒラタ中と小を2匹掛けにし、流れのヨレへと投入します。
そしてじっくり馴染ませた後、カケアガリに沿うように流していくと・・・目印が小刻みに震えました!
これで先ほどは素針を引いてしまったので、一呼吸おいてからアワセを入れると・・・ゴンッ!という鈍い感触!!
障害物が少ないエリアなので、良型であることを確信しつつ竿を持ち上げると、竿のパワーで簡単にいなすことができます!
勿論やり取り自体はしっかり楽しめる範疇なので、足元に注意しながら取り込める場所へと移動。
そして上流側に竿を傾けつつ、一気にこちらに寄せてネットイン!

久しぶりに見る良型の本流アマゴ!
サイズは25.3cmありました。
これでようやく本流が解禁したと感じられたわけですが、よくよく考えると、広い区画でアタリが出ているのは2か所だけ。
まだシーズン序盤だからなのか、再三ブログ内でお伝えしているように、今年は魚影が薄いからなのか・・・。
アマゴを眺めながらそんな事を考えましたが、一先ずまだ餌箱に少しだけ餌が残っています。
すると次のヒラタ(小)2匹掛けでも、同じ場所で目印に反応が!

・・・このサイズが釣れるのは本来5月下旬なんですが、やはりなんだか変な感じがします・・・。
このアマゴは撮影後に飛び跳ねてオートリリースとなりました。
さらに、最後の餌であるスナムシ(小)でも小型が引っ張るようなアタリで掠め盗られてしまい、見事餌切れ。
一度退渓することにしました。
初めて川虫を買う。そして再入渓。
時刻は10時を過ぎ、時折晴れ間が見える程に天候が回復。
気温もぐっと上昇し、社内の気温計は21度となりました。
幸いこの日は丸1日釣りが可能な日である上、先ほど良型も釣れているので、小国釣具店さんへ。
川虫があるという事で見せてもらうと、良いサイズのオニチョロとキンパクが30匹程度入っていて700円との事でした。
ブドウムシを買うより確率が高いと判断し、この川虫を購入。
そして再び本流のポイントへ向かいます。
次に訪れたのは、やはり実績のあるエリア。
今シーズン幾度となく「本流まだか?」と見に来ている場所です。
が、この場所は全体的に水量が多いせいで仕掛けがまともに安定しない状態。
期待の大淵でも粘ってみましたがアタリゼロでした。
なら開けたエリアに行ってみようと車を走らせてみると・・・なんと先客がおられます!
仕方なくこの区画をゴッソリ飛ばして移動し、やってきたのはこれまた開けたエリア。
釣る場所が3か所程度しかありませんが、過去に25cmクラスが出ている場所です。
しかし、この区画でもアタリゼロ。
比較的良い感じの雰囲気なのに、何故なのでしょう・・・。
車に戻り、「折角餌買ったのにどうしよう」と悩むことしばし。
アタリが出た区画は先ほどの場所だけだったので、まさかの「再入渓してみよう」という結論になりました。
再度訪れてみると、幸い人がいる気配は無し。
水位も多少下がり始めていたので、いつもの場所から入渓して探ってみます。
が、期待の瀞場ではアタリが無かったので、下流にある流れ込みを攻めてみると・・・

17cmほどのアマゴが登場!
やはりこの区画にはアマゴがいるようです!
が、このアマゴ以外はアタリが無かったので、一度川から出てから、朝に使用したルートで河原へと降ります。
そして今度はやや下流側へと移動し、仕掛けを流してみると・・・想定よりも下流部で目印が止まりました!
アワセを入れると、20cm程のアマゴが水中で反転!・・・して、バレてしまいました。(泣)
それほど暴れたわけではないので、まだ来るかもしれないと信じて仕掛けを通すも、アタリはこれだけ。
ならばと、先ほど高水位で攻められなかった場所を中心に攻めていくと、

ようやく16cm程のアマゴを追加!
さらに、そのすぐ下流側にあるヨレでも、

13cm程のアマゴを追加・・・おかしい、サイズが落ちています。(苦笑)
そして先ほど良型を釣った区画を再度攻めてみますが、ここはアタリ無し。
さらに、まだ釣っていない2か所も、期待していたもののアタリゼロでした。
こんなはずではないと思いながら、最後の場所に到着
残念ながら流れが強すぎて定位で切る場所がないと思いきや、
ほんの僅かなヨレからこのアマゴが飛び付いてきました。
あと1匹釣ったらツ抜けだったのですが、残念ながらアタリは出てくれず、これにて納竿です。
野生の三つ葉、発見!
退渓しようと、ふと足元を見ると・・・

探し求めていた(?)、野生の三つ葉を発見!!これにはテンションが爆上がりです!!
しかし、ほんの少しパラパラ生えているだけだったので、この場所は本来の産地ではないと判断。
一度道路へと退渓し、山の斜面に注目して歩を進めてみると・・・ありました、明らかに「(小規模ながら)産地」と呼べそうな自生地!!
これ幸いと葉をちぎって香りを嗅いでみると、見紛う事なき三つ葉です。
似た形の葉っぱ(!)も時折生えているので、きっちり選別して香りを嗅ぎながら採集してから帰路につきました。
帰宅後、丁寧に洗って選別していると。

右端の物だけ、様子が違うのがお判り頂けるでしょうか。
持ち上げてみると・・・三つ葉とそっくりですが、どこか変です。

三つ葉はそれぞれの葉が完全にくっついているか、中心の葉だけ柄が伸びるのですが、この葉は3枚とも伸びています。
採集時、香りを嗅ぎながら取り分けているつもりでしたが、この葉っぱ(無臭)がシレっと4本ほど混入していました。
「なるほど、こうして誤食が起こるのか」と思いつつ、嫌な予感がして調べてみると・・・この草、なんと毒草のようなのです。
確証はありませんが、おそらくは悪名高いトリカブトの仲間であるキツネノボタンという植物のよう。
触るとかぶれる他、食べると粘膜が爛れて嘔吐や血便などが出るとか・・・。
今回私は素手で触っていましたが、どういう訳かかぶれる事は無く無事。
おそらく小さな葉が数本だったのと、採集時はフィッシンググローブを着用しており、左手の指で摘んでいたので無事だったのかもしれません。

本職がギタリストの為、指の皮(主に親・人指)がメチャ厚いので無事だったのでしょうか。(苦笑)
流石にちょっと怖かったので、採集してきた三つ葉の茎を1本1本手でちぎり、改めて香りを確認してから鍋へダイブ。
さっと1分程度塩水で湯がいて、ポン酢と紅葉おろしで頂くことにしました。

子供の頃から三つ葉が大好きな私ですが、この野生の三つ葉、一口食べて驚愕!!
ウンーーマーーーー!!!!(゜Д゜)
新芽が中心だったという事もあるでしょうが、柔らかいのにしっかりと歯ごたえはあり、かつ爽やかな香りが強烈に来るのです!
市販品とは比較にならないくらい旨味も強く、これはこの三つ葉を採るためだけに通いたくなるレベル。
毒草は怖いですが、しっかり見分ければ大丈夫!
と言う事で、渓流釣りの楽しみがまた一つ増えました。(^^)
野草採りの趣味が高じて、TSURINEWSではこんな記事も執筆してますので、是非ご一読ください。(笑)↓
この日の纏め
この日の最終釣果は、25.3cmまでのアマゴが9匹。
キープは2匹でした。
この数字だけ見ると「本流解禁!!」と言いたくなりますが、4区画を訪れて、実際に釣れたのは1区画だけ。
しかも20cmを超す良型は2匹で、後はシーズン序盤に支流で釣れるようなサイズばかりです。
本流も明らかに魚影の薄さを感じるレベルなので、もう今シーズンはこんな感じだと諦めるしかないのかもしれませんね・・・!
かたや千種川ですが、インスタを見ていると・・・(↓をタップすると見れる・・・はずです)
・・・揖保川とは比較にならないレベルで釣れており、既に27cmの良型も出ているようです。
正直、揖保川と千種川で迷っている方がおられたなら、即千種川をオススメするレベルですね・・・。
一先ず無事に引原本流が解禁した(と思われる)ので、これからは本腰を入れて良型を探していきたいと思います!
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